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【PS4】「よるのないくに」ゲームレビュー、クリア感想(ネタばれあり)

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PS4「よるのないくに」のゲームレビュー。個人の感想、ネタバレあり。

某ブックオフで480円で買ったが、お値段以上のゲームではあった。2015年発売でPS4以外にもPS3やPS Vitaにもあるらしい。

ゲームジャンル的には百合もの的なダークファンタジーのアクションRPGで、ペルソナっていうか女神転生的な魔物っぽいのと一緒に戦うようなシステム。ラスボスが女セフィロスでかなり強い。

序盤~中盤はチュートリアル、気づいたらラスボス

今どきの大作RPGはクリアに100時間くらいかかったりして社会人だとクリア不可能だったりするが、「よるのないくに」は普通にプレイしても15時間くらいでストーリーをクリアできるはず。

従魔という魔物的な味方を4体引き連れて戦うが、序盤から中盤にかけては色々なシステムが徐々に開放されていくチュートリアル。

チュートリアルが終わって何となく、ゲームの進め方やシステムが少しわかってきた頃にはラスボス最終決戦。早えぇって。

色々なシステムがあって、従魔の育成や装備の吟味なども追及できるけど、ラスボス以外は基本的に物理で殴れば何も考えなくても倒せる。

ぶっちゃけ、ラスボスで無残に何度もセフィロスに殺られるまでは、深く育成やデッキメイク、女主人公アーナスの育成とかも適当だったけど。

よるのないくには夜しかない世界観

タイトルの「よるのないくに」というのは、FF15の後半みたいな夜間は魔物がうろつくから、ゆっくり過ごせる夜がないという意味。

もちろん昼もあるのだろうげと、ゲーム的には夜の時間しかプレイできない。途中から昼時間の行動を指定できるようになるけど、ショッピングを楽しんだとか、テキストと1枚絵が表示されるのみ。

RPGではあるけども、普通のRPGみたいに街で情報収集したりする要素はない。

拠点となるホテルで、ごく少数の登場人物から行先を指示されたり、システム画面でのメッセージで次に行く場所が提示される。

しかし、唐突に「(ゲーム進行に必要な)〇〇のアイテムは△△にあるようだ」というメッセージだったりして、しかもゴミ箱に捨てられていたり、何の変哲もない通路の奥にあったりする。攻略情報なしだと手当たり次第に探さないとならない可能性もある。

危険な魔物が多数うろついているダンジョンの奥の方に一般人の丸腰の学者がいたり、世界観的には細部まで作り込まれているわけではない。世界観的には雰囲気ゲーである。

噂の強すぎるラスボス「ルードゲート」の倒し方

見た目や言動は女セフィロスなんだけど、散々持ち上げられている割には、そこそこ育成していれば言うほど強くはない。RPGで育成要素があるゲームだから、装備の吟味やパラメーター上げは必須。

おすすめのアーナスの装備は1回死んでもワンチャンで生き返るやつと、スタンを防ぐやつ、SP回復系、HP回復系の4つを付ける。

従魔の装備は無難なステータス上げのやつを適当に付ければよい。

アーナスはLV10まで上げて、最終ダンジョンの店で最強の従魔(25万Bloodくらいのスティールハデスというバハムート)を金で買って育成すれば、普通に誰でも倒せるくらい弱い。目玉みたいなクルクル回るやつも実は強い。

25万Bloodのバハムートはメガフレアを放ってくれるから、火力で押し切らないとならないラスボス戦にはぜひ参加させたい。

ラスボスが強く感じるのは、定期的に子分みたいなやつを召喚して回復しまくるからである。画面がごちゃごちゃするからよくわからんけど、自分でも回復してるのかもしれない。

子分みたいのが出てきたら速攻で始末して、なるべく回復させないことが大事である。アーナスがLV9に上がった時に新しい武器を入手しているので、その最強の剣を使って戦うとリーチが稼げてよい。コントローラーの方向ボタンで装備を変えられる。

セフィロスのHPが残り半分を切ったら、バハムートにメガフレアを放って貰ったり、デモンフォームで一気に畳みかければ回復する暇を与えずに闇に葬ることができる。

ダラダラ戦っていてもどんどん回復しやがるので、火力がとっても重要なのは間違いない。

ラビットフォームとか可愛いけど、セフィロス戦では全く使い物にならないであろう。

ストーリークリア後の追加ボスたち

ルードゲートを倒せばエンディングを迎えて一旦ゲームクリアとなるが、フィリスのアトリエよろしく、よるのないくにはクリア後が本番である。

キャラ育成やアイテム集めをして、ダンジョン使いまわしで2種類の追加ボスたちと戦うストーリーが追加される。

せっかく育成要素をふんだんに盛り込んだのに本編では生かしきれなかったため、スタッフたちによる粋な計らいとでも言えよう。

ストーリークリア後にはナイトメアフォームという新しい変身が追加されるので、アクチュアライズのマラソンをしたり、育成に励むことになる。

基本はどっちのボスもナイトメアフォームのゴリ押しで倒せる。

ミミック的な宝箱から稀に出てくるダーンスレイヴというクリティカルしか出なくなる武器と、状態異常を無効かする精霊の盾を装備するのがポイント。

にしても、従魔のレベルを15までに引き上げる解放の魔印というアイテム全然出ないのが辛すぎる。まぁ、なくても追加2体のボスは余裕で倒せるけれど。

追加DLCダンジョンと闘技場の最終課題の攻略

本編のボスであるルードゲートに惨敗した人には残念なお知らせだけど、ルートげーどが雑魚に思えるほど凶悪なのが追加のDLCダンジョンと闘技場の最終課題。

個人的にはどっちも同じくらい高難易度で、本編クリア後に育成と装備などの研究を進めて15時間くらいかかったかな。うん、本編よりクリア後のやり込みがエグイのはフィリスのアトリエと同じだ。

やり込んでいて思ったのは、このゲームは装備やデッキの吟味で50%決まり、残りの50%はプレイヤーのアクション操作で決まる。

闘技場の最終課題は特に苦労したが、アーナスが最大レベルの11なのは当然として、デッキ2編成はレベル15のメンツで固めた。

攻略情報を調べると人によって戦略は色々だが、自分が最終的にとったのはヨルドの血剣の特殊技を連続的に出して敵に一切身動きさせない方法。

DLCダンジョンで強力な装備がガンガン手に入るので、アーナスとバハムート君と目玉にSP回復系の装備を付けて、連続的に特殊技を出せる状態にするのは楽チン。変身は一切使わなかった。

まぁ、楽チンと言ってもステータス上げと指の連打が大変なのだけど、星3つの最高評価でクリアーできた。

よるのないくにはプレイ時間が短いというけれど、ここまでやり込むと30~40時間くらいかかるから、まぁまぁなボリュームで480円にしてはお得なゲームかと思う。ただステータス上げてもアクションが苦手だと倒せない気がするので、アクション苦手じゃない人はぜひやってみてね。

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