東亰ザナドゥ

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【PS4】閃の軌跡の親戚「東亰ザナドゥ eX+」のレビュー(ネタバレあり)

PS4「東亰ザナドゥ eX+(えくすぷらす)」のゲームレビュー。個人の感想、ネタバレあり。

閃の軌跡シリーズを手掛けた日本ファルコムによるアクションRPGで、元は携帯ゲーム機のPS Vitaで2015年に発売。

間髪入れず、2016年にPS4で完全版的なリメイクを施して登場したのが今作。

PS4初期から存在しているタイトルだけど、筆者もそうだったが、名前だけ知っていてプレイしたことない人は、意外と多いのではないだろうか。

閃の軌跡とは血が繋がっている

開発元が同じというのもあるけれど、閃の軌跡が属している「英雄伝説」も、東亰ザナドゥが属している「ザナドゥ」も、元をたどれば「ドラゴンスレイヤー」という同じシリーズのゲームだった。

「ザナドゥ」の1作目はドラゴンスレイヤーシリーズの2作目であり、「英雄伝説」の1作目はドラゴンスレイヤーシリーズの6作目なのである。

「ドラゴンスレイヤー」は40年以上前の古典的なPCゲームだけど、元が同じというのを考えれば、雰囲気やグラフィックなどが閃の軌跡と瓜二つなのも納得できなくもない。

てっきり、閃の軌跡3のシステムを使い回して、アクションRPG化したのが東亰ザナドゥだと思っていたけれど、実は閃の軌跡3の方が後に出ている。

日本ファルコムのPS4初タイトルらしいし、むしろ「東亰ザナドゥ eX+」が閃の軌跡3のタタキ台だったのでは、と思うと意外。

閃の軌跡より楽しい閃の軌跡

比較対象として閃の軌跡3を例にするけど、戦闘がアレだった「ストーリーRPG」よりも、アクションRPGなので戦闘はだいぶ楽しくなっている。

序盤こそバランスが悪い感じがして、こっちが全然スキル使えない状態なのに、ザコがえげつなく殺しにかかってくるので苦戦しがちだったけど、中盤以降は色々な技を使えるようになって、テンポもいいし、ヨソのアクションRPGと同じかそれ以上に楽しくなってくる。

閃の軌跡だと戦闘では似たような戦い方のキャラが多い。数値的なスペックで「使えるキャラ」と「使いたくないキャラ」が二分されがちだったけど、東亰ザナドゥは剣使いだったり、銃使いだったり、素手だったり、弾みたいの出す人だったり、それぞれのキャラの戦い方に面白みがあって工夫されている。

主人公補正は閃の軌跡ほどではないので、キャラを切り替えながら戦うという、本作の特徴的なシステムは良い方向に機能している。

戦闘の難易度は昔の「龍が如く」と同じ。回復アイテムを買い込んで回復しながら戦えば、どんな敵にも理論的に絶対に負けることはない。

戦いの基本は閃の軌跡と同じで、「殺られる前に殺る」スタイル。ガードがなく、避ける操作も微妙なので、打撃連打でゴリ押しする戦い方になる。

中盤以降は技が充実するし、プレーヤースキル(ボタン連打スキル)も上がるから、そこまで回復しまくらなくても大丈夫なはず。

ペルソナシリーズの影響を強く感じる

温泉旅館でのイベントはペルソナ3ののようで、霧に包まれた街が異世界と繋がる様子はペルソナ4、何かをきっかけとして異世界に人物に取り込まる様子はペルソナ5のよう。

学園モノの共通言語のようでもあるが、特に霧の場面はオマージュと言えるくらいペルソナ4であった。

逆に、閃の軌跡っぽさを薄めることに役立っていて、むしろペルソナっぽいゲーム。

キャラとの交流を深めるとバトルが有利になるのも、閃の軌跡やペルソナと全く同じ。

似たようなダンジョンの連続は閃の軌跡より酷い

元が携帯機向けのゲームだからというのもあるけれど、街中のアドベンチャーパートとダンジョン攻略がワンセットでゲームは進んで行く。

ダンジョンは完全にテンプレ化されていて、どのダンジョンも終盤に中ボス、最奥にボスがいるフロアが設置されている。ダンジョン自体は序盤~中盤くらいは、意味ないレベルの猫でも解けるギミックを解除しながら進んで行く。

テンプレ化は凄まじく、またかよ! と思いたくなるウザいだけの滑る床や、毒床、マグマのダメージ床などが頻繁に出てくる。

終盤やアフターストーリーのイラつくアクション性

閃の軌跡シリーズと違って、ダンジョン攻略にはアクション性が求められる。

動く足場をタイミングよく、現実では絶対できない2段ジャンプを駆使したながら飛び乗ったりする操作が必要。

PS4版の追加要素のアフターストーリーでは、面倒くさい足場のギミックがあり、アクションが得意な人は何でもないレベルだけど、苦手な人にはちょっと厳しいレベルのプレーヤースキルが求められる。

気力があれば何度でもやり直しはできるものの、時間制限のあるマグマの上の足場とか、冷静に考えれば何でもないんだけど、終盤になって急にアクションの難易度が跳ね上がったのはびっくらこいた。

本家“ザナドゥ”との関連性

40年以上前にザナドゥが発売された時代は、高難易度なゲームの方が主流。攻略しがいのあるゲームが喜ばれる時代だった。

東亰ザナドゥには特別に難易度を上げる設定をしない限りは理不尽な難易度もないし、解くのが難解なギミックも存在しない。

共通点を強いて挙げれば、攻略に必須の2段ジャンプなどであろう。

東亰ザナドゥ eX+の舞台、モデル

日本ファルコムがある東京都立川市がモデル。

首都圏以外の地方出身者や地方在住者からしたら、東京=23区、つまり澁谷とか新宿とか銀座とかなので、東京の市部はイメージが沸かないと思うけれど、要はベッドタウン的なところ。

学園モノや中2っぽいゲームをやりたい人にオススメ

閃の軌跡3あたりも学園モノに数える場合もありがちだけど、東亰ザナドゥの方が現代日本の高校が舞台なだけに、こっちの方が学園モノしている。

主人公は8割リィン(笑)だし、閃の軌跡で見たことあるヤンキーとか、同じような感じの女性キャラばっかり。トワとか全く同じ人も出ているし。

近年になって続編の話もあるそうだけど、俺は続編はやりたくないが、一部の高難易度アクション操作を除けば、閃の軌跡シリーズよりも楽しかった気がする。

ポリゴンはPS4にしてはカクカクだけど、そのぶん、デカい敵が沢山出てきてもフレームレートが落ちない利点がある(笑)。爽快感だけなら他のゲーム以上。

想定よりはだいぶ売れたゲームらしいけど、「閃の軌跡外伝 -東亰ザナドゥ-」とかのタイトルの方がもっと売れた気がする。雰囲気は閃の軌跡と同じなんだし。