病気と健康

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なぜ逆流性食道炎の診察料(処方箋)は病院によって600円~1500円と幅があるのか考えてみた

最近、インスタントラーメンで胸焼けする人が多い(当サイト調べ)ように思うが、逆流性食道炎で内科に処方箋を出してもらうと、いつもの同じ薬を出して貰うだけなのに病院(クリニック)によって3割負担で600円~1500円くらいとかなり幅があることに疑問を感じることがある。

明細を見ても細かな意味は全然わからんが

毎回毎回、同じ薬を出して貰うだけで、こうも料金に差があると安い病院(クリニック)を探したくもなる。

しばらく通っていた胃腸内科Aだと4週間までの処方で一度の診察料が1500円台と高額であった。処方箋を貰うだけで1年あたり1万8千円にもなる。大金だ。

その後に別の胃腸内科Bで処方箋を出して貰ったら、そこの先生は儲け主義ではないからか1度の診察で6週間分まで処方が可能で、診察料は600円だったのである。

保険診療の仕組みを熟知していないと明細を見ても何の料金なのかさっぱりわからないが、病気の種類によって「なんとか管理料」といった名目で診療報酬が加算されていくようである。

クリニックによって違うように感じるが、逆流性食道炎でも「なんとか管理料」が最大まで加算されたりすると1500円台になってしまう。

カレンダーで言うところの同じ月に2度通うと2回目は1200円くらいになったり、保険診療の計算方法は素人には理解不能である。

処方日数ですらクリニックによって違う

毎日飲むような薬の場合、小刻みに何度も通うと診察料が馬鹿にならないから長めに出して貰った方が客としてはありがたい。

ただ、儲け主義のクリニックだと3週間や4週間など短めの期間にしている場合がある。

頻繁に通って貰った方が儲かるからというのは理解できるし、まぁ、私がクリニックの経営者だったら短めにすると思う。

でも、いくつかのクリニックに行くと6週間とか2か月とか、もっと長い期間で処方して貰える場合もある。

厳密にはダメらしいが、受付に言えば診察を受けなくても前回と同じ処方箋を出して貰える所もあるので時短になる。

クリニックや調剤薬局の選択肢が多い地域に限られるけど、逆流性食道炎のPPI処方で3週間ごととかだと短すぎると思うし、ジェネリックを置いていない調剤薬局も利用すべきでないと思うから、そういう場合は明らかに通うところを変更した方がいいと思う。

門前薬局とつるんでいるクリニックも注意

私の経験では、儲け主義のクリニックだと調剤薬局とつるんでいる気がして、出さなくてもいいような薬も大量に出す場合がある。

隣接した場所に全国チェーンなどではない調剤薬局がある場合、経営元がクリニックと同じ場合があるような気がする。

最近は過剰に薬を出して儲け主義にならないように院外処方が一般的だと思うけれど、そのあたりを見極めないと無駄な医療費がかかるし、飲まなくていい薬を飲む羽目になってしまう恐れがあるだろう。

たまに違うクリニックに行って今出されている薬が別の医者から見てどうなのか意見を聞いてみるのもいい。「この薬は意味ないから減らした方がいい」と言ってくれる医者の方が個人的には信用できる。

経営元が同じであろう門前薬局がクリニックのすぐ隣にある場合は、薬を過剰に出してくる傾向を感じる。

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発達障害の「業界」は嘘だらけ!? 健常者も10人に1人が発達障害と診断される恐ろしい仕組み

画像は秋田駅構内にある秋田犬のモニュメント (記事とは関係ありません)

発達障害という言葉を聞いたことはあるだろうか?

たぶん、一般の人の感覚からすると、発達障害の人は日常的な社会生活が出来なくて、そういう特別な施設で暮らしていたり、特別な学校に通っていたり、行政などから福祉的なサポートを受けて暮らしているイメージではないかと思う。

ところが、最近は「発達障害バブル」というものがあり、製薬会社や医療業界などのビジネスに利用されているという。発達障害者が増えることによって懐が潤う業界人に言わせると、もはや地球上の人間の10人に1人は発達障害なのだという。

はぁ・・・そうなんすか(笑)

それってもう、単なる普通の人の一種なのでは? という疑問もあるし、ゼノギアス的に言えば、今の時代の人間はゼウスの部品として欠陥品だから早々にリセットすべきなのではないか? という疑問が湧いて調べてみたのが本記事である。

あなた本人、または周りに必ず発達障害者がいる計算

発達障害と言ってもいくつかの種類があるが、かつてはアスペルガー症候群と呼ばれていたASDを例に挙げると、判定基準が恐ろしいほどに健常者ホイホイだったりする。

ちなみに、この業界の用語はアメリカの権威ある団体の都合で、コロコロと診断方法や診断名、定義などか変わるという特長がある。

現在、日本において診断などに利用される権威あるガイドラインは2013年に公開されたDSM-5というもの。前バージョンにあたるDSM-Ⅳ(ローマ数字の4)から20年ぶりの刷新で、診断方法や分類が大きく変わっている。その時の気分でローマ数字だったりアラビア数字だったり、とても移ろいやすい権威だ。

それまで長い間、アスペルガー症候群と呼ばれていたものは名称ごと消え去り、ASD(自閉スペクトラム障害)という概念に変更された。今現在でアスペルガー症候群と呼称している場合は、すでに10年以上も前に消え去っている診断名なので、疑ってかかったほうがいい。

まぁ、とりあえず日本の某大手製薬会社が運営する発達障害のセルフチェック表を例にして、大きな矛盾を指摘してみよう。

チェック項目は様々あるが、下記2つが主要な発達障害の「症状」らしく、この2つに当てはまるとASDの疑いありってことになるらしい。

特定の物事に強いこだわりがある

この専業化が進んだ現代社会において、何かの専門分野を持っていたり、特定の分野に強いこだわりがあるのは生きていく上で必要不可欠なことではないのかと考える。

一流のスポーツ選手やミュージシャン、世界的な成功を収めている経営者などにもASDとされる人が多くいるとされるが、現代社会で生きていくには大物でなくても「強いこだわり」は必要な能力である。

「強いこだわり」があることを障害としてレッテルを貼ることに違和感を感じる。

有名人でなくても、料理人だとか、IT系職種の人たちやプログラマ、デザイナーなどは強いこだわりがあるのが普通だと思う。むしろ、強いこだわりがないと職種的に成立しないし。

彼らに言わせれば、ゲームとかで時間を忘れるほどハマった経験があったり、マンガや小説をシリーズ通して持っていたり、何らかの収集趣味がある人も、大体みんなASD障害らしい。

狭い興味、雑談が苦手

上記の「こだわり」を言い換えているだけで、実は全く同じことを2回言っているだけであることに注意。

何かにこだわるということは、相対的に他の対象に興味を持ったり、情報収集する時間が減少するという、至極当たり前なことである。

雑談が苦手なのも、その「スイーツ」とか「芸能人の離婚」だとか、クソどうでも話題の情報収集にかける時間がないだけで、そんな無利益な情報交換をしているよりは、取り組んでいる専門分野の仕事に集中したいというだけのことである。

つまるところ、このおかしな2つのチェック項目によって、大体がASDであると診断しようとするのが、発達障害を取り巻く業界の異常さである。

医療業界の人にとっては患者=金という式が成り立つ

私は常日頃から医療というものに疑問を抱いている。

病院や調剤薬局を後にするとき、「お大事に~」などと言われるが、病気や怪我をする人がこの世からいなくなったら、この人たちは間違いなく失業するのではないかと。

歯医者に行けば延々と定期健診の案内をされるし、一説では虫歯のワクチンがすでに開発されているものの、歯科医や歯科衛生士が失業するので闇に葬られているとも聞く。

つまり、医療業界の人間からすると「患者=客」であり、「患者=金」という式が成り立つ。

日本は国民皆保険の国ということもあり、少し不安を煽ってやるだけで「患者」に出来るというのも背景にあるだろう。

そもそも、精神医学の分野には科学的な診断基準がない

調べていくと驚いたが、インフルエンザやコロナの検査だったら、検査キットによって「あなたはインフル」「あなたはコロナ」みたいに明確に診断できるけれど、精神医学の分野においては、本人の自己申告と医者のフィーリングによって診断されるという。

同じ患者であっても、複数の精神科医が診断すれば、診断名が異なるというのも精神医学の分野では当たり前のことだという。

かくいう私も、大昔に「(鬱病でもなんでもないが)失業中で仕事が思ったように決まらず不安で食欲もない」と心療内科で訴えたら、「それはきっと鬱病ですね」とされて精神系の薬をいくつか出されたことがある。体質に合わなくて具合が悪くなるだけだったのでほとんど飲まなかったが、風邪薬などと比べて、精神系の薬は値段がかなり高かったと記憶している。

レントゲンを撮ったり、血液検査とか脳波を調べるわけでもなく、本人の自己申告と医者のフィーリングで診断されるのだから、発達障害と診断されましたと言っている人も本当に発達障害なのかどうかは誰にもわからない。

まことしやかに非科学的な診断である。

日本の精神医学はアメリカの権威ある団体が作っているDSMというのが基準になっているらしいが、イギリスの権威ある団体からは「非科学的である」と批判されているという。

健常者自らが発達障害になりたがるケースも存在する

意味がわからないかもしれないが、私も最初は意味がわからなかった。

整理整頓が苦手だったり、朝起きてから会社や学校に行く支度に時間がかかったりする人が、自分のだらしなさを棚において、生まれつきの病気のせいなのでは・・・と精神科や心療内科を受診するケースが近年増えているという。

もちろん、これは悪質な製薬会社などの業界関係者によるセルフチェックサイトや、YouTube動画、ネットの情報、業界が裏に絡む悪質なTV番組などがきっかけとなっている。

健常者を病気にさせる情報操作である。

発達障害バブルというものが存在するという

私は強いこだわりで普段テレビを見ることを拒否しているが、世の中は発達障害バブルだという。

NHKが発達障害の特番を組んだり、大手製薬会社がマーケティングのために発達障害セルフチェックサイトを作ったりしているのもバブルだからであろう。

図書館のデータベースで「発達障害」と検索すれば、腐るほど書籍がリストアップされる。

10人に1人が発達障害というくらいの勢いだから、その通りだとすると、日本には1200万人も発達障害者がいる計算になる。

仮に1200万人も発達障害者がいたら、施設がどうのとか、福祉がどうのというレベルじゃなくなるだろう。

ちなみに、発達障害者は精神障害者の一種として扱われるが、2025年度からは精神障害の障害者手帳を持っているとJRの長距離列車や新幹線が半額で乗れるようになるという。

自己申告とフィーリングで半額になるんだったら、そりゃお得だ、申請しようって考える人が大勢いるんじゃないかと思うけれど、1200万人も半額で特急や新幹線に乗れるようになったら、全国のJRは大赤字に陥るのではないかと思っている(笑)

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「大学病院で全身麻酔」と20年脅され続けていた親知らずが街の歯医者で10分で余裕で抜歯できた話

画像は実際のレントゲン写真

何もやる気が起きない気だるい日曜の昼下がり。

こういうブログなんて書くと小さな自由と平和を感じて心地いいわけだけど、悟りを開く境地に至って来てるんではないかしらん、などと脳裏に薄っすら思うわけ。

医療利権への不信感と親知らず抜歯

ところで先日の話。

20年前から歯医者に行くたびに「厄介な親知らずがありますよ」「大学病院を紹介しますよ」と散々脅されてきた親知らずがあった。

去年、大学病院は自宅からアクセスが悪いのと、金持ちボンボンの医学生の実験台に利用されるイメージがあったので、プロの医者しかいない総合病院の歯科口腔外科に紹介された。

CT撮るだけで1時間も待たされたり、1時間も待って10分の説明を聞くだけで終わる回があったり、そもそも平日の昼間しかやっていないから普通の社会人は仕事休まないと通えないじゃん、という大問題もあったのだが、そのときは紆余曲折あって抜歯しなかったのである。

担当した医者が何となく乗り気じゃなかったのと、病院の建物は建て替えられたばかりで綺麗なものの、街中の歯医者に比べて雰囲気が悪い。街の歯医者だったらクラシック音楽とかオルゴールのジブリの曲が流れていたりするけれど、そういったものが一切ない。

専門用語を捲し立てながら「全身麻酔の方がいいんじゃないかなぁ」などというワードが飛び交うものの、それが医学的根拠のあるものなのか、それとも病院からしてみたら入院代や手術代を多く取れるからなのか、一般素人には診断が難しいというのもあった。

まぁ、総合病院とか大学病院だと、生死に関わる大病で入院したり通院している患者が多いというか、通常は街の小さなクリニックでは手に負えない人たちが多いわけで、お気楽な雰囲気はあまりないわけである。

水平埋伏智歯はそれほど珍しくはない

上の写真みたいな厄介な親知らずは医学的には水平埋伏智歯と言う。

これはハンバーグやすりおろしリンゴ、マシュマロなどに代表されるように、柔らかいものばかりを食べている現代人の退化した骨格の影響で、正常に生えるスペースが与えられなかったために、歯茎の中で悶々と水平に埋まったままの残念な状態の親知らずのことである。

完全に埋まっていれば放置しても問題ない場合もあるが、微妙に歯茎から顔を出していたりすると細菌に感染して歯茎が晴れたり痛んだり、周辺の歯にダメージを与えてしまう場合がある。

実際、上のレントゲンは少し昔のものだから隣の7番の歯が写っているが、親知らずが全ての原因ではないにしろ、7番の方が先にダメになって抜歯しているのである。

ハンバーグばかり食べている現代人は、むしろ正常に親知らずが生えている人の方が少数派で、大多数の人は斜めに生えていたり、水平に埋まった状態で生えているのである。

神経に近い場所にあるから、そのへんの歯科医では神経障害のリスクを負いたくないからと大学病院に紹介されてしまうことが多い。

実際は1千人に数人とかのレベルの確率的には低いリスクらしいが、矯正とかインプラントなど金になるものばかりに注力している歯科医からすると、金にもならずにリスクがそれなりに高い水平埋伏智歯の抜歯は、問答無用で大学病院送りにされてしまうことも珍しくない。

入院して全身麻酔のはずが、そのへんの歯医者で抜歯成功

総合病院では入院して全身麻酔を提案されたものの、信頼できる別の歯医者で相談したところ、「30分もあれば抜歯できる」との話だったので乗ってみることにした。

結論を言うと、総合病院では入院や全身麻酔を勧められた親知らずが、歯科治療で一般的な局所麻酔のみで、ものの10分程度で抜歯することに成功したのである。

その歯医者は以前、別の歯の抜歯をスムーズに成功させている実績があるのと、提携している口腔外科の専門医が日程限定でやってくるのがポイントであった。

大学病院や総合病院と違って、予約に3か月も待たされないし、口腔外科の先生の出勤日次第では「来週でも出来る」という素早さもポイント。最寄り駅から徒歩1分だし、平日だけでなく、土日も夜遅めの時間もやっているし、10分の説明を聞くだけで1時間も待たされる面倒っちい総合病院とは大違いの利便性だ。

むしろ普通の歯の抜歯よりラクショー!?

完全な個人の日記だから、他の人間が参考にするにはちとアレだけど、世間一般でネット検索すると、かなりしんどい書き込みにもヒットするから、入院レベルと言われる症例でも、実は街の歯医者で10分程度で抜歯できる場合もあると受け取って貰えると幸い。

ちなみに、拙者が水平埋伏智歯の抜歯体験をネット検索した場合は、大学病院で1時間や2時間かかったとか、入院して入院食を紹介している記事とかもヒットした。

でも、自分の場合は水平なうえに、専門医から見ても、ちょっと斜めに入り組んでて「珍しい症例」と難色を示すようなやつだったけど、やってみたら10分足らずで抜歯完了。

抜歯中や抜歯後のしんどさも、普通の奥歯の抜歯の方が精神的なダメージも含めて2倍はしんどかったら、あえて言えばラクショーだったよ。

水平埋伏智歯で大学病院送りにされそうで心がミニチュアモデルみたいになっちゃってる子羊は、口腔外科を掲げていたり、親知らずに力を入れている街中の歯医者も当たってみるとよいかも。

個人的に思うに、街中の歯医者でもほぼノーリスクで抜歯できるのに、やたら大学病院に送られそうになるのは、学会だとか、学閥だとか、医療業界や歯科業界の利権が絡んでいるような気がしなくもない。

余談 抜歯中の様子はこんな感じ

いくらラクショーと言ってもビデオとかは回していないのだけど、担当の口腔外科の女医はやたらと実況中継してくれる人だった。何も言わずにやられるのもビミョーだけど、実況は好き好きあるかな。

やり方としては、水平埋伏智歯は歯茎に埋まっているから、まずは歯茎を切開して露出させ、そのままでは引き抜けないので骨を少し削って、歯を何分割かにして抜くというプロセスを経る。

「歯茎切りますよー」ビロビロ!!!!

「骨削りますよー」ゴリゴリ!!!!

「歯割りますよー」バキバキ!!!!

やってることはかなり大変だと思うけど、手際のよい専門医なら10分くらいでやってくれる。事前の説明とか麻酔とか糸で縫うのもいれて全体で正味25分の素早さ。

麻酔でほぼ痛みはないけれど、音のリアリティだけは半端なかった。顔の骨を通じて聞こえる音だからだと思うけど、最新の映画館の音響効果を上回るほどだった(笑)

ちなみに、費用は3割負担で4700円くらい。別途、薬代が700円くらい。

以上、一般人の親知らず抜歯日記をお届けしてみた。