これまでも1泊2日の自転車旅行なら経験がある。行先は自宅のある埼玉某所から100Km前後の街が多い。具体的には、群馬県の前橋市、茨城県の水戸市が代表的だ。
埼玉や北関東に土地勘がない方にはイメージしにくいかもしれないが、群馬~埼玉~東京の間は、通勤電車が1時間に何本も走っているようなエリアである。東京近郊である。道路に関しても国道17号線という大きな道路がJR高崎線とほぼ併走して走っている。
旅程は大まかにしか考えていない。「新潟まで行ければいいな」という程度のイメージだ。そう、遥か彼方の新潟まで行ければいいな、と考えていた。前橋までの道がどんなものかは経験があるからわかる。
しかし、その先は未知の世界だ。群馬県と新潟県の間には大きな山脈がある。川端康成の『雪国』にも出てくる。『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。』で知られている山脈だ。太平洋側と日本海側の世界を隔てている山脈だ。列車でなら何度も通ったことがあるが、自転車でどうにかなるものなのか・・・。
旅行期間としては、5日後に予定があるので5日後には帰ってこなければならない。新潟までは300Km以上あるから、1日100Km走るとすると、どこかを輪行しなければならないだろう。まだ実際に使ったことはないが、輪行袋もアマゾンで買ってある。
今回用意した輪行袋は最近トレンドの前輪を外すだけのタイプだ。後輪は外すのが少し面倒で、適切な処置をしないと故障を招くが、これなら初心者でも簡単に扱える。ラフな自転車旅行には打ってつけだ。
天気予報を見る。明日から1週間程度、おおむね晴れが続くようだ。明日、出かけよう。
※地図はイメージです