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新潟は佐渡に伝わる「いごねり」という謎食品を食べたぞ

たぶんハンドスタイルで食べるものではない気がする

3か月前に新潟に行った際、スーパーで見かけた謎食品がある。

「えご」という意味不明のこんにゃくのような食品だ。新潟では「えご」と言って、佐渡では「いご」というらしい。

えごもいごも、どっちも謎だらけの食品だが、いつか食べてやろうと思っていたが、ついに佐渡で「いご」を食べる機会に恵まれた。

原材料はエゴ草という海藻

元は九州にルーツがあるらしいが、北前船で佐渡や新潟に伝わったという。

原料はエゴ草という、昆布とかに着生する海藻なのだという。

日本海側や東北地方などではポピュラーらしいけど、俺は半世紀近く生きてきたが全く食べる機会がなかった。

控えめに言って海藻風味が漂いまくる不思議な食品

価格は200円か高くて300円くらい。

新潟や佐渡のスーパーでこんにゃくが売っているような場所に、当たり前のように並んでいることが多い。

当たり前のように並んでいるから、えごやいごを知っていないと存在に気付かないかもしれない。

パッケージ裏を見ると、食べ方は様々らしい。

プリンとかだったら人によって圧倒的に食べ方が違うことは少ないが、えごやいごはスライスしたりと食べ方は様々。

基本的に海藻の風味しかしないので、そのまま食べるとあまり美味しくない。いや、拘りがあればそのままの方がいいという人もいるのかもしれないが、ワサビ醤油やみそだれなど、各自で味をアレンジして食べるのが一般的らしい。

リピートはしないが奥が深い気がする

たぶん、えごやいごはタレで決まるような気がする。

食べた後も息が海藻臭くなるくらい海藻風味だから、味付けはしっかり考えた方がいいだろう。

おでんの具とか料理に使うのもアリなのかもしれないけど、新潟以外ではそう簡単に手に入らないので試す機会があるかはわからない。

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なぜオシャレなカフェや飲食店の料理はマズいのか仮説を立ててみる

画像はイメージ。オシャレなカフェの椅子は大体座りにくい

某グルメサイトを運営する某企業はポイントをばら撒くのが大好きなのか、妙に1500円分のポイントを送り付けてきて、指定のいくつかの店で飲食して来いよと言ってくる。

3分の1の確率で美味しい店でタダ飯を食べられる一方、3分の2は「こりゃ、ポイントばら撒かないと客が来てくれるわけない」というガッカリな店だったりする。

普段は健康と気兼ねなく食べられるのがいいということで自分で作った料理がメインなので、外食産業自体、旅先くらいでしか利用することはないが、ポイントばら撒きの対象店というのは、3分の2は存在できているのが不思議な味のレベルのことが多い。

外観や内装はオシャレなのに料理のレベルが低い

あの企画経由で訪れる店は、決まって味が残念な一方で、外観や内装はオシャレなことが多い。

その視点からオシャレなカフェや飲食店はなぜマズいのか仮説を立ててみよう。

雰囲気重視で味を求める客が来ないから

雰囲気さえ良ければ、飲食物は空腹と喉の渇きを癒されればどうでもいいという客がメインという説。

そもそも、オシャレなカフェなんかはカレーはレトルトが当たり前らしいし、それが外食産業に近寄りたくない理由でもあるが、カレーなんか頼んだ日には100円のレトルトカレーが1000円の料理になっているのだから、もはや雰囲気料が9割ということになる。

雰囲気すらそんなに良くない所だと何に金を払っているのかもわからず。

女子会向けの施設だから

クーポンを使う時に避けた方がいいのは、女子会というキーワード。

女子会向けの施設の場合は飲食物は空腹を満たすだけのものだから、オマケみたいなもの。経験的に味は全く期待しない方がいい。

イタリアンの店でもオススメメニューに挙げている1200円もする小さなグラタンの具がジャガイモ程度ということも珍しくない。そもそもグラタンはイタリアンじゃないし。

外観や内装にコストと労力を使い切っているから

日々、料理のレベルを上げるのにエネルギーを注いでいたり、新鮮な食材を入荷するためにコストを使っているとしたら、外観や内装は程々のところに収まるはず。

もちろん、高級店などでは外観も内装も飲食物もレベルが高いというのもあり得るだろうが、それは飲食物の値段が高かったり、老舗や有名店である場合だろう。

そのへんの住宅街や寂れた郊外の駅前にあるようなオシャレ店舗の場合は、味はとにかく期待しない方がいい。

400円もするジンジャーエールの炭酸が抜けているのがその根拠である。ペットボトルから注がず、せめて缶にしてくれとも言いたくなる。

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新潟の車麩で沖縄料理「フーチャンプルー」を作る夢のコラボ

新潟で買ってきた三回巻き車麩

世間的にフーチャンプルーという料理がどの程度知られているのか未知数だけど、知らない人はゴーヤーチャンプルーのゴーヤーの代わりに麩が使われているものと思って貰えばよい(たぶん)。

沖縄の定食屋や沖縄の家庭、沖縄料理系のランチバイキングではポピュラーなメニューである。

ちなみに、本土で麩と言うと、味噌汁で器の端に浮かんでいる小さいやつだったり、酷い場合だと金魚の餌のイメージかもしれないけど、沖縄では主役級のメイン食材である。

沖縄の麩は本土では入手しづらい

そんな主役級の麩だけど、本土ではおいそれとそのへんで手軽に買うことができない。

通販や沖縄物産の店とかだと買えるけれど、送料のぶん割高になってしまう。

でも、よくよく考えると形状こそ沖縄の麩は本土の麩と違うけど、新潟とか、或いは他の地方に存在する車麩も、割と沖縄の麩に近いのではないかという疑惑があった。

新潟三条の三回巻き車麩で代用してみた

この間、新潟に行った時に買ってきたのは、新潟県三条市のマルヨネというメーカーの商品名「ぜにふ」という車麩。

見た感じは沖縄の麩に少し近いような気がする。

実際に手にもって水に漬けてみると、沖縄の麩がほわ~んとしててやる気がない感じがするのに対して、ぜにふは密度が高い印象だ。

それでも構わず、いつも通りに卵を絡めてフーチャンプルーを作ってみた。

新潟の車麩で作ったフーチャンプルーの味は・・・

良くも悪くも惜しい線まで行っていたと思う。

思ったことは、フーチャンプルーの美味しさを決定付けているのは、沖縄の麩が持つ独特のやる気のないほわーんとした感じにあるのだと思った。

新潟の車麩で作るのもアリではあるが、どうしても芯が強いしっかりしたフーチャンプルーになってしまう。

揉んだり水を徹底的にしみ込ませたり工夫すると変わるのかもしれないが、特段の工夫をしなくても美味しいフーチャンプルーが簡単に作れるという意味では、やはり沖縄の麩がフーチャンプルーに向いていると思う。

麩は全国色々なので、もっと沖縄の麩に近い麩もどこかにあるのかもしれない。