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【味やコスパは?】シャインマスカットを初めて食べた冷静な感想

人は無意味なモノに憧れる儚い生き物だが、皆さんも憧れているシャインマスカットという、スーパーの入り口付近で妙に輝いているブドウ、その名もシャインマスカットを先日、人生で初めて食べたのである。

激安スーパーの特売日でも1パック1千円くらいするし、まともなスーパーだったら2千円以上する高級なブドウである。

シャインマスカットは雰囲気込みの料金

シャインマスカットは別名「ぶどう農林21号」というくらいなので、広島生まれのれっきとした日本のブドウである。

ぶどう農林21号だと思って食べると、個人的には正直なところ、コスパが悪いブドウと言わざるを得ない。

1粒1粒を食べるたびに「シャリーン、シャリーン」と小銭が落ちていく音が聞こえてくる。

味はマズくはないが、値段相応の喜びがあるかというと微妙なのだ。

ブランド品や嗜好品のごとく、目で楽しんだり、雰囲気を楽しむブドウなのだろう。

激安スーパーでシャインマスカットを買っても喜びは薄い

駄目だとは言わないが、薄汚れたディスカウントストアでブランド品のバッグを買う感じに近い。

お誕生日パーティーとか、何らかのライフイベントで食べるようなブドウに感じたのである。

なぜ世間でこんなにシャインマスカットが持てはやされているか理解できなかったのは、一般世間の感覚を持ち合わせていないからだと思うと少し寂しかった。

ブドウ業界のことは詳しくはないが、この世にはシャインマスカットより美味いブドウがきっと存在するはずだ。

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日本人にとって一番旨い酒は日本酒ではないかという結論に達した終末(週末)

新潟の今代司酒造に見学に行った時の写真

日本人の酒飲みが最終的に行き着く酒の終着点は、日本酒なのではないかと思う。

筆者も安酒として出回っている酒は大体全部飲んだが、そう思わざるを得ない。

なぜ日本酒が日本人の終着点なのかの仮説

多くの一般~上級国民が主食として日常的に食べているであろう日本米が原料というのが大きいだろう。

世界ウルルン滞在記でアフリカかどこかの少数民族に手土産として日本酒を持って行って渡す回があったが、日本米を食べたことがない人達にも「素晴らしい!」と絶賛していたので、必ずしも主食が原料だからというのは断定できないが、当たらずとも遠からずではないかと思う。

もしくは、人類の味覚に近い所にあるはずだ。

米を原料にする酒は米焼酎とかもあるだろうが、あちらは蒸留酒だから米本来の風味は日本酒に比べると薄い。

日本酒はほどよいアルコール度数と手軽な飲み方がメリット

日本酒は実は酒の中でも飲む手間が極限までかからない。

ビールは冷やさないと飲めたものじゃない。

缶チューハイも冷やさないと飲めたものじゃないし、氷がないとものじゃないという人もいるだろう。

ワインも相応なワイングラスがないとものじゃないし、モノによっては栓を開けるのに一苦労する(主に高級ワイン)。

ウイスキーや焼酎、泡盛、梅酒などは人によるが、冷やした上に氷がないと飲めたものじゃない。

テキーラに至っては、塩とレモンがないとどうにもならない(個人の感想)。

ところが、日本酒の最も一般的な飲み方は常温だ。

ビールしか飲まないような人からすると異常に思えるらしいが、日本酒の場合は常温がもっとも風味豊かで味わい深いのである。

季節によっては少し冷やしたり、温めて飲むこともできるオプションもあり、日本酒の楽しみ方は奥深いのだ。

アルコール度数は世の中に出回っている酒の平均値くらいである13度~15度くらいのものが一般的。

ガンガンに度数が高いわけではないので、割ったりする必要もなく、ちょうどコップ一杯くらいで適量になるので食事を食べながら飲むにもちょうどいい手頃感なのもポイントだ。

日本で古くから飲まれてきた酒の実力

缶チューハイなんて安くて種類が多いのはいいけれど、冷静に考えると相当不味い。

果汁たっぷり使ったようなタイプのはまだしも、ほぼ香料だけで風味付けしているようなやつは、ウォッカや焼酎の炭酸割に香味料が付いただけの飲み物である。

そんな理科の実験室で作られたかのような飲み物が旨いわけはないが、アル中一歩手前で判断能力がなくなっている人には好まれるのだろう。筆者もそんな時期が長期間あったからわかる。

だが真実、つまり不味いことに気づける人はどのくらいいるのだろうか。

日本酒は日本の環境の中で長い間作られてきた日本独自の「地酒」である。

最終的に日本酒が終着点になるのも自然なことであろう。

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新潟は佐渡に伝わる「いごねり」という謎食品を食べたぞ

たぶんハンドスタイルで食べるものではない気がする

3か月前に新潟に行った際、スーパーで見かけた謎食品がある。

「えご」という意味不明のこんにゃくのような食品だ。新潟では「えご」と言って、佐渡では「いご」というらしい。

えごもいごも、どっちも謎だらけの食品だが、いつか食べてやろうと思っていたが、ついに佐渡で「いご」を食べる機会に恵まれた。

原材料はエゴ草という海藻

元は九州にルーツがあるらしいが、北前船で佐渡や新潟に伝わったという。

原料はエゴ草という、昆布とかに着生する海藻なのだという。

日本海側や東北地方などではポピュラーらしいけど、俺は半世紀近く生きてきたが全く食べる機会がなかった。

控えめに言って海藻風味が漂いまくる不思議な食品

価格は200円か高くて300円くらい。

新潟や佐渡のスーパーでこんにゃくが売っているような場所に、当たり前のように並んでいることが多い。

当たり前のように並んでいるから、えごやいごを知っていないと存在に気付かないかもしれない。

パッケージ裏を見ると、食べ方は様々らしい。

プリンとかだったら人によって圧倒的に食べ方が違うことは少ないが、えごやいごはスライスしたりと食べ方は様々。

基本的に海藻の風味しかしないので、そのまま食べるとあまり美味しくない。いや、拘りがあればそのままの方がいいという人もいるのかもしれないが、ワサビ醤油やみそだれなど、各自で味をアレンジして食べるのが一般的らしい。

リピートはしないが奥が深い気がする

たぶん、えごやいごはタレで決まるような気がする。

食べた後も息が海藻臭くなるくらい海藻風味だから、味付けはしっかり考えた方がいいだろう。

おでんの具とか料理に使うのもアリなのかもしれないけど、新潟以外ではそう簡単に手に入らないので試す機会があるかはわからない。