PS1初期のゲームとして懐かしい『JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻』と続編の『Jumping Flash!2 アロハ男爵大弱りの巻』を某中古店でそれぞれ100円で入手できたので、ゲーム内容紹介と簡単なレビューをお届け。ネタバレあり。
それぞれ1995年~96年の発売当時に遊んだタイトルであり筆者にとっては懐かしい。
プレステ開発のデモ用としての企画されたゲーム
今でもPS5/PS4などの現行機でもプレイできる環境があるらしいが、本作は元々はソニーがゲーム事業に参入するかどうかの判断材料にすべく作られた3DCGデモが元になっているという。
そういう意味ではプレイステーションというゲーム機自体よりも歴史がある。
もし、この作品がボツになっていたら、現在のPS5やPS4なども存在していなかったかもしれないと考えると感慨深い。
シンプルなステージ構成とアクション性
3D空間で自キャラを自在に操るというゲーム性は当時としては斬新な試み。
3段ジャンプができるウサギ型ロボットを操作し、シンプルな弾に攻撃と特殊兵装を使い分けながら、時間内にアイテムを回収してゴールを目指すルール。
終盤を除けば、1も2も6つのワールドに3つのステージがあり、それぞれの最終ステージにはボスが待ち受ける。
デモ作品という誕生の経緯もあって、基本的にそれほど難易度は高くないゲーム初心者も含めて、誰にでも楽しめる難易度となっている。
アクションが得意な人にはタイムアタックや上級者向けの隠し要素も用意されている。
ちょっとした旅行間のあるステージと歯ごたえのあるボス
ステージはリゾートや遊園地など多彩。
3段ジャンプを駆使しながら攻略するステージが大半だが、洞窟や建物の中などのステージもあり一筋縄ではいかない。
各ワールドの最後に待ち受けるボスは、油断しているとジリジリ体力を削られてしまい惨敗してしまうことも。
ムームー星人は当時のSCEのキャンペーンなどにも起用されていた記憶があり、PS初期のお祭りのような雰囲気が楽しめる作品となっている。
さらにロビット・モン・ジャという続編もある
1と2でいっぱいいっぱいになってしまう筆者だが、ジャンピングフラッシュには集大成としてさらなる続編のロビット・モン・ジャというゲームがある。1999年発売でPS1最後期の作品だ。
ジャンピングフラッシュ3と表記されていないので続編であることに一生気付かないで終わる人もいる(筆者もその一人)はず。
操作感は若干の変更はあるものの、基本的には前作までの雰囲気に近い。
ゲーム内容はこれまでと大きく変更され、それぞれのステージごとに「〇〇を回収せよ」的なミッションを達成するのが目的となる。
こっちのが面白いという人もいるかもしれないので紹介しておく。