H.265

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【有能】古いIntel Macはh.265のハードウェアエンコードマシンとして意外と活用できる

画像はイメージ

古いってほどでもないけれど2020年に買ったIntel Macの最終モデルのMacBookが手元あるのだけど、i3の1.1GHzで2コアっていう、とんでもなくショボいCPUなので、動画のエンコードなんて使い物にならないレベルだと思い込んでいたけれど、実はコイツ、H.265のハードウェアエンコードができる我が家唯一のマシンであることが判明した。

Intelお得意のQuick Sync Video

IntelのCPUはCore iの第6世代からH.265のハードウェアエンコーダーを搭載している。H.264はもっと前から搭載している。

対応している動画編集ソフトとか変換ソフトを使えば、CPUでソフトウェアエンコードした時の10倍くらい(適当)は早く処理できる優れもの。

速さ重視なので細かい画質の違いとかは多少あるらしいものの、どうでもいい動画しか変換しないから今回は言及しない。

過去に使う場面がなかった理由

IntelのCPUを使っている場合はWindowsだろうとMacだろうとQuick Sync Videoを使える可能性はあるのだけど、使用条件には重大なハードルがある。

それは画面をCPUに搭載されているビデオ機能で出力しないとならないということ。つまり、マザーボードのビデオ端子で出力しないとならない。

外付けでまともなグラフィックボードを使ってたりするとQuick Sync Videoは使えなかった記憶がある。

昔よりはマシとは言え、オンボードとか内臓のグラフィック機能ってショボいから、ゲームやったり、多少なりとも画質に拘る人は大体はグラフィックボードを使っているはずだ。

MacやノートPCの場合はQuick Sync Videoが使える

Macでグラフィックボードって存在するのかよく知らんけど、WindowsでもノートPCだとCPUのビデオ機能を使う人が多数派のはず。

その場合、ソフトさえ対応していればQuick Sync Videoが有効になるわけで、これはBoot Campで余命幾ばくもないWindows10を動かしている場合も同じ。

ショボいi3でも6コア最新CPU並みに速い

1.1GHzの2コアi3なんて、処理速度は動画エンコードなんてするレベルじゃねーけど、Quick Sync Videoは使った時はAMD Ryzenの4GHzの6コアCPUのソフトウェアエンコードに匹敵する(適当)。

Quick Sync Videoにも世代とかコア数とかクロック周波数とかあるのか知らないけど、実用的になるくらいに速いのは確か。

AMDとかNVIDIAにも同様の技術はあるけれど

Ryzenの場合、Intelより安いのがウリだからGPU機能が省略されたやつがよく出回っているけれど、この種の場合はハードウェアエンコードの機能もないらしい。

もっとも、Intelと同じでCPUのビデオ機能を使わないと有効にならない気がするし、対応しているソフトがIntelより少ない気がする。

NVIDIAのグラフィックボードにもハードウェアエンコードはあるけれど、そこそこ高い機種じゃないと対応していないのは腹立つ。

Intelのショボいi3でも対応しているんだから、安いNVIDIAにも搭載させてよ。

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動画を新規格のH.265(HEVC)でエンコードしてやればHDDの容量不足を解決できる

画像はHDDの中身イメージ

2TBとか3TB以上とかのHDDが容量不足に陥る原因は、クリエーター等でない一般ユーザーの場合で言うと、ほぼほぼ大量かつ大容量の動画ファイルのせいではないかと思う。

動画以外だとflacとかロスレス圧縮じゃないと気が済まない音楽好きか、PCであんまりゲームやらないから実情はよく知らないけどゲーム関係のファイルとかではないかと思う。

ここではHDDがパンパンになっている原因を動画だと仮定しよう。

普及型のH.264と新規格のH.265について

2000年代から現在に渡って広く使われている動画圧縮形式がH.264(AVC)である。

それ以前というか現在でもDVDや地デジなどに使われているMPEG2に比べて、同程度の画質を実現するのに半分程度の容量で済む優秀な圧縮形式。今どきのPCスペックの基準からすると処理が軽めなのもメリット。ネット上もH.264が使われていることが多い。

ただ、2013年くらいからはH.265(HEVC)という、さらに圧縮効率の良い後継規格が登場している。

この手の先進的な技術ではありがちだけど、Mac(たぶん)とiPhoneやAndroidのスマホは対応しているものの、Windowsは標準ではサムネイルを表示するのにHEVC拡張機能をインストールしないとならなかったりする。

新規格と言っても10年以上前に登場しているのだから、さすが標準対応して欲しいものだ。無料だけど一手間はかかる。

ちなみに、Adobe Premiere CS6が書き出しに対応しているのはH.264まで。

WindowsでH.265に変換する方法と視聴する方法

Windowsを利用しているのを想定して説明すると、H.264の動画をH.265に変換するにはフリーソフトで普通にできる。

フリーソフトの利用は自己責任だが、例としてはFormatFactoryなどで変換出来る。

H.265の動画を視聴するには、VLC Media Playerなどが対応している。Windows Media Playerだとシークでエラーが出たり不安定のようだ。

Macは知らん! 最近、俺のMac Bookは使ってないのにバッテリーがあっと言う間に放電していく現象があるし(笑)。

NECのノートPCなんて15年くらい前のやつでも普通に使えるというのに、繊細だからかMacだからか知らんが、Mac Bookは5年くらいで電源周りの不具合が多発するようになった。

動画をH.264からH.265に変換すると容量が半分で済む

理論的なことはいいから、実際問題としてH.265に変換すると、どのくらい容量を減らせるのかを教えてしんぜよう。

個人の感覚や、動画の内容(動きが多い少ない、実写、アニメなど)や、その動画の画質についての重要性などにもよるから、全国平均的には言えないことをお断りしておく。

容量削減目的でH.265に変換する時の個人的なビットレートは下記である。また、下記はオーディオは考えず、ビデオ部分だけのビットレートである。

フルHD(1920P)、HD(720P)は512Kbps~

H.264時代の感覚からすると信じられないかもしれないけど、512Kbps~程度でも案外問題ないことが多い。

そんなに見ないと思うけど、削除するのも勿体ないというような動画は512Kbpsで十分だったりする。

SD、DVD程度の解像度は384Kbps~

これもH.264時代の感覚からすると信じられないけど、384Kbpsとかでも問題ないことが多い。

画質重視の内容だったら調整は適宜必要だけど、低容量で済むH.265は素晴らしいと思う。

H.265のデメリット、注意点

今どきのPCやスマホだったら問題ないと思うけど、H.265にはデメリットもある

PS3など古い機器では再生できない

PS3はUSBメモリ経由でコピーすれば、手軽な動画プレイヤーとしても使えるが、H.264は(大抵)再生できるものの、H.265には対応していない。

その他の動画プレイヤー的なデバイスでも、10年以上前の製品は対応していない可能性が高い。

PS4でも再生できない

PS4はUSBメモリから直接再生させる方法で動画プレイヤー的に使えるが、H.264は(大抵)再生できるものの、H.265には対応していない。

まだ半分現役な機種だしソフトウェアのアップデートとかで対応できそうなものだけど、PS3がPCに対抗したホームエンターテインメント路線だったのに対して、PS4はゲーム機に原点回帰したから、そもそも対応させる気がないのだろう。

古めのPCや低スペックなPCだと変換に時間がかかる

第4世代core i5(4コア)を使っていた時だと変換する気が起きなかったけれど、古めのPCや今どきのやつでも省エネタイプのCPUを積んだノートPCなどでは、変換が長時間の大仕事になる可能性がある。

今どきの6コアとか8コアのCPUだったら割とスムーズに変換できて、アホほど時間がかかるようなことはないと思う。グラボのハードウェアエンコードが使えればもっと速いと思うが、フリーソフトで対応できるかどうかは期待できないと思うのと、今どきのならCPUでもそんなに遅くはないと思う。

余談 すでにH.266という後継規格がある

さらに圧縮効率が高まって、変換の負荷も相当高くなるようだけど、すでに後継規格が存在しているという。

互換性の問題等もあるし、現状、H.265ですらWindowsで標準対応できていないレベルなので、研究目的以外では手を出さない方がいいと思う。