
すがすがしいほど90年代DTMな見た目のSinger Song Writer
Sound CanvasとかSinger Song writerとか聞いてピンと来ちゃう人は、90年代にDTMをかじってたかなんかの人だと思うけれど、外付けのハードウェアMIDI音源のデファクトスタンダードだったのがRolandのSound Canvasシリーズである。
90年代に作られたMIDIファイルをなるだけ忠実に再生したい
90年代当時のインターネットやパソコン通信(というもの)では、今みたいに光回線とか5Gとかの常時接続なんて存在しないから、夜中にテレホーダイ(というもの)を使ったりして、ちまちまファイルをダウンロードしたものだけど、90年代に作られたMIDIファイルの大多数はSound Canvasで再生することを想定している。
Sound CanvasにもSC-55などの入門機からSC-88Proなどの憧れの高級機まで、様々な機種があるから忠実に再生するのは難しいのだけど、なるだけ忠実に再生したいと思うわけである。
幾度かソフト音源化されるも短命に終わっている
90年代当時のPCスペックでは、今みたいに数GB以上も容量があるソフト音源なんて考えられなかったが、90年代後半~2000年代前半くらいのPCスペックだと、16MBとかせいぜい数十MB程度の容量だけど、Virtual Sound CanvasとしてSound Canvasがソフト音源化された歴史がある。
製品としても販売されていたり、Windows XPくらいからだったと思うが、WindowsにもSound Canvasを元にしたソフトMIDI音源が内蔵されたりした。
OSのオマケ機能くらいの扱いだから、そんなに音質もよくないし、DTMの音源として使えるレベルではないという印象だけど、今のWindowsでもMIDIファイルを何の気なしに再生できるのは実はSound Canvasのおかげだったりするはずだ。
Singer Song Writerの内蔵音源はSound Canvas
ちゃんとした楽器やDTM音源としてのバーチャルなSound Canvasは、単体製品としては販売終了しているようだけど、一番シンプルにSound Canvasのソフト音源が使えるのはSinger Song Writerを使うことである。
なにしろ、デフォルトの内蔵音源がVSC(Virtual Sound Canvas)なのである。
昔からミュージ郎とかミュージ君とかのSound Canvasの入門セットとかを買うと、Singer Sing Writerがセットで付いてくるくらいだったけれど、現在では逆にSinger Song Writerを買うとSound Canvasが付いてくるのだ。
あくまでもSinger Song Writer専用の内蔵音源なので、単体で動かしたりはできないけれど、音質的にもクリアーだし、昔のGS音源対応のMIDIデータなんかもすごく素直に再生してくれる。
もちろん、DAWだからWAVやMP3の音声データとして書き出しもできるし、昔のMIDIデータを持っている人は試してみるとよいかもしれない。







