
沖縄通の人が書いている書籍に出てきたり、コアな沖縄旅行者に好まれている沖縄市(コザ)の「デイゴホテル」に朝食付きで宿泊してきたぞ。
語弊がないように言うと「憧れ“だった”」というのは、すべての憧れというのは、経験した瞬間に憧れでも何でもなくなるというだけの一般的な意味である。
目次
デイゴホテルの雰囲気

フロントの雰囲気はちょっとした観光ホテル風
デイゴホテル、デイゴホテルと名前だけはよく知ってるのだけど、どんなホテルか概要を改めて調べてみた。
と言っても、チェックアウト時にフロントに置いてあったホテル紹介のリーフレットを貰ってきて、後でじっくり見ようかなと思っていたのだけど、「観光に、ビジネスに、そしてご家族で」というキャッチコピーがあるという程度で、さらっとした設備紹介くらいしか載っていない。ディープなコザの街と同様に、このホテルも表面だけではわからないディープさが漂っているようだ。
ネットで調べた方がわかるようで、創業は1966年らしく、俺が誕生してからの歴史よりだいぶ長いことディープなコザに鎮座しているようだ。
那覇の街から歩いて4時間、ホテルに到着してまず思ったのは、ちゃんとしたフロントがあるということ。安いビジネスホテルとかだと「フロントってなんですか?」みたいな立ち飲みカウンターなのしかない場合もあるけれど、ちゃんとしたフロントという空間が設けられている。観光ホテルという趣に近い。
部屋の雰囲気

暖色系の間接照明がナイスな室内
部屋のタイプは何タイプかあるけれど、たぶん一番安い普通のシングルだったと思う。
上の写真はレンズの画角(35mm換算で28mm程度)の関係で窮屈に思えるかもしれないけど、クソみたいな安ビジネスホテルと違って、実際にはヨガかなんかできそうな程度のスペースがある。

ベッドサイドからだとこんな感じの景色
北谷のほうの海沿いにありがちな、こじゃれた系のホテルに近い感じ。安ビジネスホテルだとデスクと人間一人分の細い通路とベッドという3段構えのレイアウトが定番だけど、部屋の中にちゃんとした空間がある。

ユニットバスじゃないバスルームは今の時代は珍しい
デイゴホテルには宿泊者は無料の大浴場もあるが、部屋にもちゃんとしたバスルームがある。
日帰りで外来者も利用できるそうで、この大浴場もデイゴホテルの人気の理由の一つらしいけど、朝方にちょろっと入りに行ったら、北海道とか本州とかの温泉街にあるような大きな温泉ホテルとかに比べると、そこはまあ街中にあるホテルの大浴場だよね、っていうのが正直な印象だった。
それでも昔行ったことのあるルートインとかスーパーホテルとかの、3人も入ったらぎゅうぎゅう詰め状態になる“なんちゃって大浴場”よりは、ずっと広々としていた。

窓の外は妙に沖縄っぽい風景
案内されたのはフロントと同じ2Fにある部屋。
回廊構造みたいになっていて、中庭ってわけではないけど、中庭的な方角に窓がある部屋だった。都会の安ビジネスホテルだったら、窓の外は隣のビルの壁ってことも多いから、これはこれで悪くはない。
朝食は有名なフレンチトースト

洋食のオムレツとかのセット
フレンチトースト一択なのかと思うくらいフレンチトーストが有名な印象だったけど、実際には朝食は和食と洋食が選べて、その種類や卵の焼き方すらも、スクランブルエッグやオムレツ、忘れたけどもう一種類選べたりと、組み合わせやバリエーションが豊か。
朝食のメニュー表は受付のレジカウンターみたいな所にしかなくて写真は撮れなかったが、朝食単品だと1,200円くらいするみたい。ドリンクはセルフだけど、安ビジネスホテルと違ってバイキングではなく、個別に調理して席まで持って来てくれる。
安ビジネスホテルの感覚だと、そんなんじゃ、朝は込み合って30分くらい待つのでは? と思っていたが、チェックイン時に朝食時間の目安を個別に希望を聞いて割り振っているからか、安ビジネスホテルだったら一番混む時間帯である7時にしたものの、他の客は2組いるだけで、むしろ空いていた。
那覇のホテルと違ってキャビキャビしたグループとかファミリーは目に入らず、しっとりした熟年夫婦や、こなれた旅人風が主な客層のようであった。

フレンチトーストは薄いタイプで3カット分
俺がフレンチトーストを食べるのは、新潟の万代シルバーホテルに泊まった時だけではあるものの、フレンチトーストほど、メタボと糖尿病が心配になる料理はこの世にないと思う。
万代シルバーホテルのフレンチトーストは厚切りもっちりタイプだけど、沖縄のフレンチトーストというか、デイゴホテルのフレンチトーストは薄切りタイプのパンを使っているのが特徴。
フレンチってくらいだからフランス発祥の料理かと思ったがそうではなく、やっぱりというかアメリカ発祥の料理であって、諸説あるものの、アメリカの「ジョーゼフ・フレンチ」さんっていう人が名付けたという説が有力だという。
朝からフレンチトーストを3カット分食べると、満腹感や満足感というよりは、個人的には“やっちまった感”の方が勝る。
場所はディープなコザの中心あたり

夜にぶらつくのは抵抗を感じるほどのディープさ
ディープなコザとか言ってるわりに、そんなにはコザに詳しくないのだが、“趣がある”というのとはちょっと違うような、ディープな雰囲気が漂う場所にある。
立派なアーケード街はあるものの、沖縄県内で2番目の規模の街の割には那覇のアーケード街のような人混みはないし、そもそも営業している店が昼でも夜でもあまりない。
自分の時は朝食付きで1泊5,200円くらいだったが、北谷のような解放感やリゾート感はないものの、コロナが緩和されて北谷のホテルよりコザの方が安く泊まれたりするから、選択肢としてはいいんじゃないかしらん。









