PS4のRPG「ペルソナ5」の2周目をプレイしてみた。
別記事では1週目プレイ時のレビューを書いたが、ダンジョンは長いし、ザコ敵もボスも割と強くて、普通にプレイして攻略に100時間以上もかかったりと、2週目やるのはちょっと・・・と思っていたが、「女性キャラの9股プレイが出来る」とのことで2週目をやってみた。
ネタバレありなので気になる人は閲覧注意。
プレイしているのは無印版だけど、今からやるなら完全版(誰もが感じる不満点の改善版と言った方がいい)のロイヤルがオススメ。
ペルソナ5は部分的に強くてニューゲーム可能
1周目を無事にクリアすると、主人公らのレベル以外は大体引継ぎ可能。
主人公らのレベルこそ1に戻ってしまうが、1週目で作ったペルソナや装備品、人間パラメーターなどが引継ぎできる。序盤~中盤くらいだと、レベルが低くても終盤の装備品の恩恵でサクサク敵が倒せる。難易度SAFETYにすれば、ボス戦も苦戦することはない。
2周目はコープ活動がサクサク進む
何といっても2周目の良いところは、コープ活動で壁になりやすい人間パラメーターを引き継げるのが大きい。
1週目はコープ解禁するためのパラメーター上げが大変だったキャラも、すぐにコープ活動に入ることができる。コープ周りは1周目とは全くプレイ感覚が違うのだ。1周目でもクリアまで進めれば、適当にやってても人間パラメーターはほぼMAX状態だと思うので、女性キャラを恋愛状態にするためのハードルがかなり下がる。
ペルソナ5は周回前提で作られている
1周するのに100時間もかかるガチRPGが周回前提だとは信じられなかったが、2周目じゃないと絶対作れないペルソナがあったりするし、2周目以降に解禁される要素がある。2~3回くらいは周回プレイしてくれっていう前提で作られている気がする。
だいたい、攻略サイトを見て自由度ゼロで行動しない限り、1周目でコープキャラを何人もMAXにするのは無理ゲーすぎるゲームデザインだし、何よりも、1度クリアしていてストーリーやダンジョンの仕掛けも何となくわかっているという余裕があるから、2周目の方がじっくりマイペースで楽しめるのだ。
前回のプレイでコープをMAXにしたキャラは、アビリティ引継ぎ用アイテムも入手できるので、そのキャラのコープ解禁時点からバトルで有用なアビリティが使えたりする。2周目は1周目よりもサクサクプレイできる利点もある。
ペルソナ5を1周だけクリアして放置している人は、ぜひ2週目も挑戦して欲しいと思う。1周目を唸りながらプレイした人でも、1周目よりもサクサクプレイできて本来の楽しさを発見できる気がする。
9股目指して女性キャラばかりと毎日過ごした
ペルソナ5はそのへんの恋愛シミュレーションゲームに負けないくらい恋愛要素が充実している。
なんと9人も恋人にできる女性キャラがいるのだ。それも同時に。「ときメモ」とかギャルゲー、恋愛ゲーでも9股なんて普通はできないと思うけど(汗)。ジャッジアイズのキムタクですら、4人までしか恋人にできないのに、P5の主人公はタダモノではない。
1周目のカツカツプレイだと無理ゲーだけど、そこは2週目だ。最初から人間パラメーターが全部MAXだから、余裕でどのキャラもコープ解禁ができる。ゲームの進め方の要領も掴めているから、ダンジョン攻略もそこそこに女性キャラのコープを最優先で進めていった。
まず担任の女教師を攻略して自由時間を増やす
1周目はモルガナの「もう寝ようぜ」攻撃に悩まされたが、女教師(川上貞代)のコープアビリティによって自由時間を増やすことができる。
9股などコープ活動優先プレイの場合は、まず担任の女教師を最優先に進めよう。
恋愛関係にはならないが、男性キャラで優先すべきなのは竜司だ。ザコ敵のバトルを回避できるアビリティを覚えられるので、バトルが面倒な場合は竜司のコープも進めた方が効率的。ペルソナ5はザコ戦が鬱陶しいのでサクサク進めるために重要なのだ。どうしてもストーリー(パレス攻略)を中盤~後半まで進めないと、どのキャラも恋人まで進展できるランクにはならない。
竜司以外の男性キャラは9股プレイをするにあたっては、まぁどうでもいい。渋谷の街頭演説のオジサンや、ゲーマーの小学生とか話が面白いキャラもいるので、1周目に進展できなかった人は、渋谷駅前や秋葉原のゲーセンで探してみると良い。
ちなみに、海外のゲームならLGBTが導入されていて同性も恋愛対象だったりする場合もあるが、ペルソナ5は異性しか恋愛対象にはならない。
とりあえずエロい女医を彼女にしてみた
女医は序盤からコープ活動が解禁されるし、好感度上げも難しくない。普通にコープのランクを上げて行けば、ランク9前後の選択をそれらしいものにするだけで簡単に恋人にできる。
恋人になると特別にスチルとかムービーとかは流れたりしないが、クリスマスイブとバレンタインのイベントが追加される。恋人じゃなくても男性キャラでもコープMAXになると後半のストーリーに所々チョロっと絡んできたりする。
あと、忘れちゃいけないけど、それぞれのキャラのアルカナの最強ペルソナが解禁される。ペルソナは集めるのが面倒なので放置していたが、解禁された時点でベルベットルームで「ネットワーク機能」を使って合成したらあっさり手に入った。あのへんの仕様はよくわからないけど、強いペルソナを持ってるかどうかでボス戦の難易度が全然変わる。
1周目は主人公の性能が終盤までゴミザコだったので回復役に徹していて、女性キャラに攻撃して貰ってたけど、あれはどう考えてもペルソナを放置していたのが原因だなぁ・・・。ペルソナ育成を放置するとゴミザコ主人公になってしまうらしい。
年齢の近いキャラを恋人にするのは簡単だけど・・・
主人公と年齢が近いキャラと違って、女医とかの社会人の年上キャラは単純にランクを上げていくだけでは恋人にできない。内部的なパラメーターで好感度が管理されていたり、ランク8→9の会話の選択肢で恋人にできるかどうかのフラグになっている。
今回は9股プレイを目指していたが、占い師(御船千早)だけは好感度不足のためか、終盤の選択肢を正しく選んでも恋人にできなかった。かなり序盤からやり直さないといけない気がしたので8股に甘んじたわけだが、それでも8股である。
ちなみに、女性キャラに限らないが好感度の上がり具合は選択肢の後にキラリーンという音と一緒に出る「♪」の数で3段階で管理されている。コープを進めるにあたっては、会話の選択肢は慎重に選ぼう。確実に進めるにはプレゼントのアイテムを仕込んだり、新宿の占い師の女に5千円払って好感度を上げて貰うのも有効。
お約束の修羅場イベントは必見www
ペルソナ5の主人公が「屋根裏のゴミ」呼ばわりされても、そりゃ仕方がないと思えるイベントがある。
複数人の女性と付き合っている状態でバレンタインデーを迎えると、前日にそれぞれの女性からチャットでお誘いが届くが、1人の女性にしか返事を出せない(そりゃそうだ)。
これはもう、修羅場の予感しかしないな・・・。
一応、健全なゲームなので「二人っきりの時間」は画面が暗転してメッセージが出るような演出になる。
バレンタイン翌日の修羅場
これは実際にプレイしてのお楽しみということでw
ストーリー本編は長い割に盛り上がりや見せ場が微妙だったペルソナ5だったけど、修羅場イベントを見ていない人は、ぜひ周回プレイをオススメしたい。個人的には本編攻略よりスリリングだった。
余談 最強ペルソナ「サタナエル」を作るには
2周目特典として主人公の最強ペルソナ「サタナエル」を作れるようになる。
攻略サイトを見てもパッと見では必要なペルソナがわかりにくいが、最強の名にふさわしく、作るのがすごく面倒くさい。前週かその周で複数人の味方キャラ(恋愛、星、月)のコープを進めてMAXになっていないと最後の最後で作れなくなる。完全やりこみコースだね。
最強(?)の隠しボス「双子の看守」はヨシツネあたりで、こっちのレベルを上げて難易度設定を下げれば倒せるので、サタナエルは必ずしもいらない。やりこみフレイではラスボス付近の敵も大したことなくなるし、これのために膨大な時間を費やすのもどうかと思う。
FFシリーズみたいな手軽さで最強の召喚獣が手に入ったりしないのがペルソナシリーズだと思い知った。