
画像は雪虫(記事と関係ありません)
正直に言うと、俺はロスレス音源をありがたがっていた。
理論的にCDと同じ音質のままPCに取り込めるというのがロスレス音源で、Flacなどが代表的なロスレス音源である。
ロスレスとMP3の320kbpsの違いは全く分からない
ほとんど分からないというか、むしろ全くわからない。音楽のジャンルにもよるかもしれないが、騒がしいポップスやロックとか、よくわからんダンスミュージックとかでは違いなんて何もない。
ロスレスの方が原音っぽい気がするだけで、実際には違いがわかったことがない。いや、違いが分かる人間なんて人口の0.1%いるかどうかのレベルだ。生まれ持った才能とか、そういうレベル。
しかも、その0.1%は視聴環境がやたら整っているという条件付きである。ロスレスを本気で聴き分けるには、ヘッドホンもスピーカーもアンプも、部屋の吸音も全部整えないといけない。つまり、ファイル形式だけの話ではない。
ロスレスのファイルサイズは重すぎる
数TBのSSDが何個も搭載されているマニアのPCとか、iPhoneやスマホのスペックに人生を全振りしている人間は別にして、普通の人のPCやスマホでは、ロスレスは音質的に意味がないだけでなく、容量がデカすぎる。
4分くらいの曲だとしても1曲あたり30〜40MBくらいになり、これはMP3の320kbpsと比べて3~4倍にあたる。アルバム2枚で1GBくらいになるのだから溜まったものではない。しかも、音質が3~4倍良いならまだしも、容量がデカいだけで普通の人の耳には全く同じに聴こえるのだから、無駄としか言えない。
特にスマホで聴くメリットは全くなくて、再生の負荷が高いからバッテリー消費も上がる。
そもそも時代は音質なんかどうでもよくなってる
マニア向けのロスレスのストリーミングサービスとかは別にして、一般人が普通に使う音楽配信サービスやYouTubeなどの音質がどうかというと、これは明らかにCDより音が悪い。
だが、99%の人には何の問題もなく不満を感じることはない。そもそも、一般人が使う普通のワイヤレスイヤホンは音がカスカスだ。音の出口がカスカスだから、元の音質が良くても意味がないわけで、合理的とも言える。
それでもロスレスで保存する理由
CDなどの光ディスクは半永久的に使えそうでも、保管状態やプレス品質などが悪いと、80年代や90年代に発売されたものは、2026年現在、ぼちぼち寿命を迎えてきている。
もう二度と手に入らないかもしれないCDは、漬け物みたいな圧縮音源にするより、ロスレスで保存したくもなる。これが理由かな。
それはそうと、VHSのビデオテープがデッキの生産終了だかでDVDにダビングする業者が盛況だと聞いた。だが、光ディスクの方がモノによっては、よっぽど寿命が短いのだから、このムーブメントは疑問に思ってたりする。そのダビングした光ディスクが読めなくなるころには、人間側の寿命が尽きているから関係がないという話だろうか。








