Webデザイナー

WEB制作

Webデザイナーは使い捨て仕事の代表格 -華やかに見えても実態は消耗品扱い-

画像はイメージ

Webデザイナーという職業は、よく知らない人からすると資格や学歴が必須ではなく、世の中の他の仕事に比べれば誰でも簡単に就ける仕事のように見える。

しかも、今はテンプレートがあり、ノーコードがあり、AIがあり、ツールが進化しすぎているせいで、「Webデザイナーってノリで誰でも出来るんじゃないの」という空気が生まれやすい。しかし、実際には情報設計も、心理学も、UI/UXも、ブランド理解も必要で、実際には相当な知識と技術がいる。

それでも“外の世界”から見たときのイメージが強すぎて、Webデザイナーは企業の組織図の中では軽く扱われることが多い。

Webデザイナーは成果が数字で見えにくいから評価が曖昧

営業は売上で評価され、エンジニアは動くコードで評価される。

しかし、Webデザイナーの仕事は成果が数字で見えにくい。「なんか違う」「もっとオシャレに」「若者向けにして」「とりあえず明るく」など、こうした“感覚の言語”で評価されることが多い。

そして、世の中では評価が曖昧な仕事は使い捨てられやすい。曖昧な評価は、曖昧な扱いに繋がり、理由が曖昧なまま切られる。

技術の進化が“価値の低下”として返ってくる皮肉

Webデザイナーは常に新しいツールを学び続けないとならない。

Figma、スマホアプリ、フレームワーク、生成AI、UIトレンド。学習コストは高いのに、ツールが進化するほど「誰でもできる」という誤解が強くなる。努力すればするほど価値が下がるという皮肉がWebデザイナーには常に付きまとう。技術の進化がデザイナーの価値を押し上げるのではなく、逆に“代替可能性”を強調してしまう。

派遣、業務委託、外注・・・雇用と将来が不安定すぎる

Webデザイナーは正社員よりも派遣や業務委託、フリーランス、外注といった不安定な働き方が多い。これらの働き方は「合わなければ切る」「企業の都合が変われば切る」「予算がなくなれば切る」「プロジェクトが終われば切る」という構造が前提となっている。

それにも関わらず、国が税金を使ってWebデザイナーを養成する職業訓練を大量に行ってきたのも、また一つの事実だ。

Webデザイナーが使い捨てられやすいのは個人の能力の問題ではなく、社会の構造そのものが“消耗品扱い”を前提にしているからである。

それでもWebデザイナーが消えない理由

使い捨てられやすいのにWebデザイナーが消えないのは、人間の感性が必要な仕事だからだ。

テンプレートでは作れない世界観があり、AIでは拾えないニュアンスがあり、クライアントの“言語化されていない要望”を形にする力は、結局のところ人間にしかできない。そのため、使い捨てられやすいのに必要とはされ続ける。この矛盾こそが、Webデザイナーという仕事の本質だ。

WEB制作

Photoshopの最新AI機能で底辺Webデザイナーの失業率が99%以上になりそうな予感

AIの進化で様々なITやWeb分野にいる底辺労働者の失業率が上がる

サラリーマンがAIを勉強したり、AI推しの企業に勤めていたりすると、最終的には自分が会社に必要ない人間であることに気づくケースが多いと思うが、AI社会の行きつく先は人間が生きていけない、あるいは生きるのが難しい社会である。

AIと共存とか生ぬるいことを言っていられるのは、せいぜい2025年末くらいまでであって、分野によってはすでにAIに仕事を奪われる、もしくはAIと熾烈な戦いが繰り広げられていたりする。

クリエイティブ分野も実はAIの餌食にされている

少し前は一般事務家の仕事がAIに奪われるとか言っていて、Webデザイナーなどのクリエイター系職種は、人間のクリエイティビティ(笑)が売り物だからAIに仕事を奪われないとか言われていた。

しかし、それは油断させるための嘘である。

これは某大手企業で重役の人が話していたことだが、「最近のクリエイティブ系アプリにはAI機能でクリエイティブスキルがない一般職の人間でもクリエイター同等の作業ができる」というようなことで、クリエイターを雇う代わりにAI機能が充実したアプリを導入する動きが盛んになっている。

Edgeとかのクソブラウザに搭載されたCopilotをはじめ、Microsoft製品をメインで使っている職場では、業務をいかにAIで効率化させるかが重要な「業務」になっていることも少なくない。

あなたがクリエイターとして雇われている場合、毎日のようにAIがどうのと囁かれている職場では、いつAIに仕事を奪われて契約が切られてしまうことを念頭においたほうがよいのである。

実際5年前まで1時間かかった作業がAIで5秒で完了(泣)

経営者とか個人事業主だったら超時短で仕事が完成するのは自分の利益だけど、時間を売って稼いでいるサラリーマン全般の場合、仕事が超早く終わるというのは、自分の労働者としての価値が激減したことを意味する。

実際問題として、5年前のPhotoshopだったら職人的なスキルで1時間かかった作業が、最新AI機能を使うとたった2回クリックするだけで、時間にして5秒で完了してしまったのだから、底辺Webデザイナーの失業率が今まで以上に上がると確信したわけである。

嘘のような本当の話でフィクションではないのだけど、1時間の作業が30分で済めば「仕事の早いやつ」で評価が上がるものの、1時間だったのが5秒で終わってしまうと、AIで置き換え可能なやつになってしまうから、AIというのは恐ろしいものである。

AIにあまり関心のない俺でさえ知っているレベルの機能だから、世の中のあらゆる分野で、この手の失業が増えるのではという懸念がある。

すでにMATRIXみたいに人間 VS AIの壮絶な闘いになっているのが現実だ。

WEB制作

吐き気がするほどFigmaが嫌いだった自分が今ではサムネやバナーもFigmaで作るほどになった理由

Figmaなら10秒でこんな画像を作れるぞ。速いは正義だ

2024年現在のWebデザイン界隈では、Figmaという新顔のデザインツールを使えないと昭和のオジサン扱いされるという空気をひしひしと感じていた。

11月の冷たい夜風を浴びながら思うに、実をいうと、俺はFigmaのことが吐き気がするほど嫌いだったのだ。

単に食わず嫌いだったのだけど「なぜAdobeがXDを見放したからと言ってFigmaを覚えなければならないのか?」という気持ちもあるし、どいつもこいつも、肩で風を切りながらFigma、Figma言うのが気持ち悪かったというのもある。この世に多様性は認められないのか、という想いもある。

とは言っても、この先いつ消滅するかわからないXDを使い続けたり、田舎の頑固ジジイみたいにPhotoshopでデザインカンプを作り続けるのは限界があると思うし、Figmaを導入している案件に参画したことをきっかけにFigmaでWebデザインをやってみたのである。

FigmaはXDやPhotoshop経験があれば1か月で覚えられる

基本はXDの競合ツールだから、XDなど競合ツールの経験があれば、割とすんなり初心者や中級者が使う機能程度は覚えられると思う。

とりあえず解説動画を見るのもいいし、習うより慣れろで触っていれば覚えられる。

レイヤーとかの概念は独自のものが多くてPhotoshopとはだいぶ操作感覚は違うけれど、デザインを作るという意味ではPhotoshopでカンプを作るときと似たようなものだし、ベクター周りの機能はIllustratorを簡略化したような感じ。

それほど身構えるほどのものではなかった。

Figmaの特徴はクラウドで動作するオンラインツール

Figmaの特徴はGoogleのスプレッドシートだとか、オンライン版のエクセルみたいにリアルタイムに共同作業ができるということ。

つまり、同じデザインファイルを複数人で開いて同時に作業ができる。

チャットとかコメントでやりとりもできるし、一人で作業してダメ出し担当にビクつきながらPhotoshopでデザインしていた昔と比べると、ずいぶん時代が変わったと思う。

一人でジメジメとデザインしても煮詰まったらどうしようもないことが多いが、決裁者なり先輩や上司なりに、オンライン上でリアルタイムで意見を聞きながら作業できる。

デザイナーなら誰しも経験する辛い状態を早期に抜け出せると思うので、最初は気持ち悪いけど、リアルタイム機能はいいんじゃないかしらん。

結局、どれだけセンスのいいデザインを作ろうと、決裁者のセンスが悪ければ同じセンスに合わせないとならないわけで、そのことに気づくのはプロのデザイナーとして生きていくためには大事である。

WebデザイナーがFigmaを使うメリット

FigmaはWebデザイナー専用ツールってわけではなくて、UIUXの領域とか、アプリデザイナーとか、非デザイナーの人も使うと思うけれど、いったんWebデザイナー目線のメリットを書いてみよう。

二度とPhotoshopでWebデザインしたくなくなる快適性

俺は相当昔においてはIllustratorでWebサイトのデザインカンプを作るという、今では気が狂っているとしか思えないこともやったし、少し前まではPhotoshopでデザイン作業をしていた。

でも、Figmaのサクサク感を思い知ったら、二度とPhotoshopでデザインする気が起こらなくなると思う。

Photoshopは動作自体が重いし、罫線を作ったり、パーツを作ったりするなど、デザインに使うようなツールがいちいち面倒くさい。デザインツールとしてはクソすぎる!

やがてXDが出てくるとサクサクとデザインカンプが作れることを思い知ったわけだけど、PhotoshopはWebデザインに使うには重装備すぎるのであった。

Figmaは依頼者や決裁者に確認を取るのが楽チン

Photoshopでデザインカンプを作った場合、依頼者のPCにはPhotoshopが入っていないことが多いので、確認を取る時には都度、画像で書き出さないとならない。必要なレイヤーだけを表示させたりとか、面倒な操作もあることだろう。

ところがFigmaの場合はデータがクラウド上にあるので「共有ボタン」からリンクURLを取得して、チョロっとメールやチャットで貼り付けるだけでよい。

セキュリティ的に閲覧者を限定する設定をする必要はあると思うけれど、「確認お願いします」と言った後に微妙な修正の必要性に気づいたとしても、ちょろっとこっそり直せば済む。ファイルやリンクを作り直す必要はない。

文言修正とか微妙な修正があったとしたら、その場でちょろっと直せばいいから、確認作業の手間が削減されるのがデザイナー的には嬉しいポイント。

持論だけど、出来るデザイナーは出来るプログラマと同じくして怠惰であるべきだと思う。より理想的なデザイナー像に近づけるのだ。

コーダーが別にいる場合は画像書き出ししないで済む

Photoshopでカンプを作ると、いちいち画像のパーツとかを書き出して渡さないとならないと思うけれど、それなりに小回りの利くコーダーなら、Figmaのリンクだけ渡してやれば勝手に画像パーツのエクスポートもやってくれる。

そんなに難しくないので一回だけ手順を教えてあげれば、レイヤーの構造とかをミスってない限り、後は寝転がっているだけでサイトが出来上がる・・・はず。

もちろん、自分でコーディングする場合は自分で書き出さないといけないけれどね。

Figmaは無料でもかなり使える

企業で使う場合は有料プランに入るのが一般的だと思うけれど、記事執筆時としては無料プランでもそこまで大きな制限はない。

ページ枚数とか共有作業に制限があるくらいで、1枚ものとかのLPやバナーをデザインして共有するくらいなら問題なく出来る。

Photoshopだと体験版を除けば現在では有料でアドビ奴隷にならないと使えないから、無料でも業務レベルで使えるのは偉い。

さすがXDをメッタメタにしただけのことはある。

Figmaにはデメリットもある

よいことばかりのように思えるFigmaにもクソだと思う部分もある。

クラウド専用ツールなのでネット環境がないと使えない

ローカルに保存もできるが、データは基本的にクラウド上で管理するし、デスクトップアプリをインストールしていたとしてもログイン操作しないとマジで使用できない。

ローカルに落としたバックアップを復元しようとしたけれど、30MBくらいのそれほど重くないはずのデータだったのに何分待っても正常にアップロードできず、画像部分が表示されない不完全なデータとしてしか読み込めなかったことがある。

サーバーとかデータの複雑さなどにもよるかもしれないが、基本的に有料の業務用アプリなんだし、ブラック企業の案件だとサイトリリース前は2時間後に修正ファイルを納品しろ、とかアホみたいなことがよくあるので、データ読み込めないとか、これどうすんのよというレベル。

移動中の電車とか、飛行機や新幹線で作業しようと思ってもネット環境がないと使えないってどうなのよ、って思う。

デザインのファイルだからそこそこ重たい場合も多いだろうし、自宅やオフィスでもネット環境が調子悪いと一切作業できないってことだから、ちょっと怖いね。

リアルタイムに作業を見られているのがやっぱ気持ち悪い

デザインって自分との闘いであったり、内面が見え隠れする精神作業みたいな部分が多いと思う。

GoogleとかMicrosoftのクラウドの事務アプリも作業がクソみたいな同僚や上司に見られることはあるけれど、あっちは事務作業だから精神世界までは見られない。

だけど、Figmaは支離滅裂なダメ出しをしてくるクソ上司や仲の悪い同僚にも、ダメ出し修正作業の様子までばっちりマウスカーソルの動きまで監視されてしまう。

自由を求めてデザインとかクリエイティブ職に就く人は心砕かれるツールだと思う。昔でいうSNS疲れにも似たような感じになる。

精神的に参っている時とか、一時的でも作業を見せないモードとかがあればいいと思うけれど、いっそPhotoshopでカンプ作る時代に戻るのもアリかと思ってしまう。

Photoshopとの連携が悪い

Illustratorからはベクターデータをコピペできるけれど、写真とか画像をPhotoshopで開いたり、PSDファイルを貼り付けたりはできない。クラウドで管理しているからファイルが重くなるし仕方ないか。

Figmaだけで完結させる場合はいいけれど、写真とかをPhotoshopで細かく加工しながら様子見るって場合はちょっと面倒。

デザイン専用ツールなのでコーディングは別途必要

XDにも似たような機能はあったけれど、プロトタイプ機能を使いこなせば、ヘッダーを固定したり、実際のWebサイトの動きに近いものを再現することはできる。

だが、そのままWebページとして書き出すことはできない。

Figmaをどれだけ作りこんでもHTMLとして書き出すことはできないので、Webページにするにはコーディングが別途必要なのである。

ノーコード、ローコードのツールが世間ではそれなりに幅を利かせているけれど、いっそ、そのままWebページに出来たら嬉しいのにな、って思う。

いずれノーコードのデザインツールに座を奪われる気がする

予言だけど、Figmaがノーコードツールに進化するか、デザインするだけでノーコードでWebページが登場したら新ツールに座を奪われる気がする。

あっさりXD派をメッタメタにしたけれど、すでにXDの競合ツールの新顔が出てきているようだし、デファクトスタンダードがあっさり切り替わる業界なだけに、昭和のオジサンから令和のオジサンになっただけで、未だ将来の不安は拭い切れていない。

Figma初心者が必ず躓くポイントを解説

なんつっても俺自身が最近までFigma初心者だったから、初心者が絶対躓くであろうポイントはわかっているぜ。

フレーム、グループ、セクションの使い分けはフレームだけで十分

Figmaでややこしいのはレイヤー的なものの種類が妙に多いということ。

フレームやらグループやらセクションやら、似たようなものが3種類くらいある。初心者泣かせだ。

個人的には、それぞれに役割や使い分けがあるのだけれど、使い分けの必要性を感じるまではフレームだけ使っていれば十分だと思う。

グループ派の人もいればフレーム派の人もいるけれど、フレームが万能調味料的で、Figma的な機能も使えるし、初心者でも使い勝手がいいような気がする。

思ったように動かせない時は制約やインスタンスのせい

先輩とかが作ったFigmaのデータをいじる時にぶち当たるのが、何かを動かそうと思ってもなぜか動かせないパターン。

「どこかを差し替えて」って言われても動かせなくて困っている人は、制約かオートレイアウト、またはインスタンスという日本語にすると「関連付け複製コピー」みたいな機能が使われているせい。

どっちも使いこなせば便利だけど、Photoshopにはない概念だから、いきなり理解するのは難しいし、中級者以上向けの機能なので初心者がすぐに使わないとならないものではない。

1枚もののLPとか、数ページ程度の案件では、オートレイアウトやインスタンスをバリバリに使う意味はないに等しいので、右クリックして解除してやるとよい。面倒臭いけどね。最初はかなり苦戦した。

先輩が作ったデータだったらブチ切れられるかもしれんから、確認した方が安全だけど(笑)。

応急処置的にはWindowsの場合はCTRLキーを押しながら操作すると解決できる場合も多くて、FigmaではCTRLキーは頻繁に使うということを覚えておくとよい。

CTRLキーはFigmaの救世主だ。