
2025年の秋に北海道で大量発生したマイマイガ
2025年の夏から秋にかけて北海道各地でマイマイガが大量発生し、街灯に群がる光景が話題となった。見た人は「蛾は光が好きなんだなぁ〜」と思いがちだが、それは科学的に見ると誤解である。彼らは光を好んでいるのではなく、人間が作った人工的な太陽に翻弄され、制御不能に陥っているのだ。
光に群がる理由は「走光性」
昆虫には光に向かう「走光性」というものがあり、蛾類は特に強くこの性質を持つ。
本来は月明かりを利用して飛行方向を調整しているが、人工的な街灯は蛾にとって「制御不能な人工太陽」となり、結果として群飛や大量集結が起こる。研究によれば、特定の波長の光がマイマイガを強く誘引することが確認されている。
彼らが街灯に群がるのは好きでやっているのではなく、人間が作り出した光環境に翻弄されている結果である。
人間社会の被害者としてのマイマイガ
街灯に群がるマイマイガを「アホな虫」と笑うのは簡単だ。しかし、科学的に見れば彼らは人間が作った人工光に翻弄される被害者である。大量発生は自然の周期的現象であり、街灯に集まるのは人間社会が作り出した光害の副作用なのだ。
マイマイガは光が好きなのではなく、人工的な光に行動を狂わされているだけである。北海道の夏に見られる大量発生は自然の周期だが、街灯に群がる姿は人間が作った環境の影響を映し出す。彼らは「アホ」ではなく、むしろ人間による被害者なのだ。








