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「ライザのアトリエ」はつまらない? 旧来のアトリエファンが思う率直な辛口レビュー(ネタばれあり)

PS4「ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」の辛口ゲームレビュー。個人の感想、ネタバレあり。

大事なので2回言うが、個人の感想として、ライザのアトリエはつまらないゲームだった。

ライザのビジュアルに注目されて売れに売れたタイトルだけど、過去のアトリエシリーズと同じ感覚で遊ぶと、各所に違和感ありまくりで、言ってしまえばアトリエシリーズ屈指のクソゲーだと思った。

異例の3作品も同じ主人公で作られたアトリエ

アトリエシリーズはプリキュアシリーズと同じで、基本的に同じ主人公の作品は1作しか作られないのが原則。ただ、例外的に人気が高い主人公の場合は、商業主義として同じ主人公で続編が作られる場合があり、その最たる例がこの「ライザのアトリエ」である。

1作しか作られないのが基本のアトリエにして、なんとライザは3作品も作られているのだ。この数字だけをみると、ライザはアトリエの中で異常なほど商業的に成功しているゲームであることがわかる。少なくとも、商業的には成功しているということに間違いはない。

ちなみに、ライザがどのくらい売れているかというと、ライザ3作品の売り上げの合計は、なんと無数にあるアトリエシリーズ全部の3分の1程度に相当するのだという。他のアトリエが大した売れていないのか、それともライザが売れすぎているのか。どっちなのかはわからないが。

そんなライザを頑なにプレイしていなかった理由

アトリエシリーズの中でも特に人気の高いアーランドシリーズなどにおいては、主人公や味方女性キャラは、ほとんどがロリ、スレンダー、かわいい系が中心。

だが、ライザはその対極にあり、ムチムチした太ももをはじめとした、肉感的な造形が特徴。

人気が高いせいで中古価格が高止まりしていて買いづらかったというのもあるけど、ライザのビジュアルが好みではなかったというのが、手を出さなかった理由としてかなり大きい。

序盤は退屈なパシリの連続

周回プレイを除けば、アトリエシリーズをプレイするのは結構久しぶり。

アトリエシリーズは、見るからに荒廃した世界で悪に立ち向かうようなRPGにありがちな壮大な話ではなくて、女の子の日常生活そのものがテーマとなっているのが特徴。つまり、序盤どころか下手したら最初から最後まで、お使いの連続なのがアトリエだ。

「〇〇を取りに行って来て」「〇〇を調合して納品して」ということを延々と繰り返す。むしろ、お使いというより、これはパシリに近い。昔、大手広告代理店の「電〇」に採用説明会に行ったときに「3年間はパシリをやって貰います」みたいなことを言われて、その場で辞退したことを思い出す。

話しが逸れかかったが、うん、アトリエシリーズってこんな感じだったなぁ、と懐かしさを覚えるものの、だからこそ、主人公を魅力的に感じるかどうかは大事なのだ。

延々とライザの尻と太ももを見ながら、パシリ、いや、お使いをこなしていくのがライザのアトリエの序盤である。

ライザの両脇には取り巻きの男が2人

ライザのアトリエを初めてプレイした時の違和感を一言で表現すると、なんだ、この田舎のガキ大将構成は・・・という呆れにも近い感覚だった。

アトリエシリーズのパーティーは、必ずしも女子ばっかりってわけではないけど、幼馴染とか、いじられ役とか、物理攻撃担当の男キャラが2人か3人くらいはいたりする。だが、旧来のアトリエシリーズでは、男キャラは良くも悪くも影が薄いことが多い。

女子同士の濃密な絡みはあっても、男性キャラはクリアしてからしばらく経つと、みんな空気みたいな存在で、顔も名前も全く思い出せなくなってしまうくらいに影が薄いのが普通。あくまでも、彼らは主人公を引く立てる脇役に徹しているのだ。

しかし、ライザのアトリエの男性キャラたちはメインストーリーに濃密に絡んでいて、自分たちが本当は空気であるべき存在であることを忘れている。男性キャラが女性キャラと同じように対等に扱われているという、アトリエとは思えない描かれ方をしているのだ。

ちなみに、ライザの取り巻きは男2人で、ガタイのいい男と、コナンみたいな男の子。

唯一の女子がムチムチのライザだけで、残り2人が男ってどういうアトリエ? 俺の知ってるアトリエと違う。そもそもスレンダー女子ひとりもいないんだけど? と思いつつ、パシリをこなしていく。

序盤~中盤は本当にライザと男2人という固定パーティーがずっと続く。イベントも戦闘も、精神的にかなりキツい。中盤~終盤にかけて女性キャラが2人加入するけど、1人目はともかく、2人目は戦力は高いものの、キャラとしてはアクが強くて救済にはなっていない。

素材集めの難易度が序盤から結構高い

アトリエのゲーム的なメインは、素材集めと調合なのはよく知ってるけど、パシリとして納品しないとならないものを作るための素材集めが序盤から結構しんどい。

後半の重要アイテムの調合とかだと、素材集めに苦労するのはわかるけど、まだプレイ開始数時間のレベルなのに攻略サイトを見ないと集めにくい。

ルルアとかリディ―とか、他のアトリエシリーズだったら、スレンダー女子や横乳のビジュアルがあるから何時間でも耐えられるけど、ライザとエグザイルとコナンだと、このメンツの一体何に楽しさを感じるべきなのかと、哲学的な疑問が沸いたりもした。

いや、序盤というより、俺のアトリエ経験と野生の勘だと、最後までずっとこの感じの気もするから、かなり気か滅入ってくる。

戦略性と味が失われたリアルタイム風バトル

アトリエシリーズでは歴代初となる、リアルタイムで待ったなしに時間が流れるタイプのコマンドバトルが採用されている。昔のSFC時代のFFシリーズから戦略性を根こそぎ全部そぎ取った感じのリアルタイムバトルだ。

過去のアトリエシリーズのように、女の子のビジュアルを隅々までじっくり鑑賞しながら、状況にあわせて戦略を一つ一つ立てつつ攻略するというよりは、他の仲間がAIで勝手にリアルタイムで戦う中、自分も雰囲気でボタンを連打していくだけのような感じ。とにかく、もう戦っている雰囲気だけ。

独特のバトルシステムが心底つまらない

最初の頃だけは「もしかしたら、ストーリーが進むと超爽快感のあるバトルに化けるのでは?」と思ったけど、そんなことはなかった。

中盤になっても終盤になっても、カメラは遠目の固定アングル中心で、迫力も爽快感も何もない。リアルタイムでスピード感はあるはずなのに、なぜコマンド選択のたびに時間が止まっていた過去作よりこんなに迫力がないのか・・・。

アトリエシリーズでは調合した強力な爆弾などをバトルで使うのが重要になるが、スキルやアイテム使用には、それぞれ「行動ポイント」というような独自の回数制限の仕組みがあり、これがかなりウザい。本当にウザすぎる。

アイテムは物理の法則を無視して、どれだけ使っても量が減らない一方、行動ポイントが枯渇するとスキルもアイテムも封印されて、地味な通常攻撃しか行えなくなる。

このポイント制の仕組みがあるせいで、バトルでは地味な通常攻撃を眺めることが多くなり、過去作のような必殺技ラッシュみたいのがあまりなくて、ラスボス戦くらいになっても、チマチマと通常攻撃で戦うことが多くて、全く盛り上がることなくラスボスを淡々と撃破した。

スーファミのFF5とかですら、ラスボスのトドメは無駄にバハムートを召喚してメガフレアをぶっ放していたけど、ライザのアトリエにはメガフレアに相当するものがない。少なくとも、俺のライザのアトリエには。

終盤のバトル難易度は過去作より優しい

育成でやりこみ領域に踏み込む場合は、きっと武器や爆弾に色々な特性を付けたりして、短期決戦を狙うような方向になるのであろうが、普通にクリアだけを目指す場合は、店売りのアイテムと、ほどほどの錬金アイテムだけでラスボス撃破ができる。

過去作みたいに、当たり前に最強の爆弾を複数作って全員に持たせたり、品質999とかのチート行為真っ青の通常装備作成は必要とならない。

それどころか、回復アイテムや蘇生アイテムもレシピがなくてロクに作れなかったし、爆弾もレシピを出すのが面倒で、一番初期型のショボい爆弾しか作れなかった。それでも難易度を下げれば普通にクリアできる。

レシピを出すのが過去作より面倒

アトリエシリーズの調合周りは、作品ごとに毎回違うが、ライザのアトリエはレシピを増やしていくのが面倒な仕組みになっている。

過去作だと店売りとかイベントで手に入る本を読むだけでレシピが覚えられたけど、ライザは本だけではなく、調合作業の中でレシピを増やしていくような方式になっている。

その作業に必要な素材を集めるのが、これまた面倒すぎるという欠点があり、仕方ないからレベル上げしつつ、金貯めて店売りのアイテムで何とかする・・・という、アトリエらしくない普通のRPGみたいなスタイルに切り替えたが、普通のRPGのような攻略が通用するバランスのようでもあった。

これはアトリエシリーズ風の育成や攻略手法になれていない新規参入者への配慮だろう。

それでもある程度は育成や強化が必要

「ネプテューヌ」や「閃の軌跡」みたいに、ゲームバランスの雑さを主人公補正でどうにかするような救済はなく、難易度を下げてもラスボスや一部の敵は、調合でキャラ強化を頑張らないと勝利が困難であった。戦闘は単調であるがこそ、うまく立ち回れないと苦痛に感じる場面が多い。

ポイント制のため短期決戦型であり、「閃の軌跡」と同じタイプのバトルなのかなと最初は思ったけど、閃と違って必殺技ラッシュみたいなのはないし、ライザのアトリエのバトルはひたすら地味なくせに、ただポイントでやれることが縛られているだけ。要するに、プレイヤーのストレス耐性テストであった。

そもそも、AIバトルとかロールとか、どっかでこういうボタン連打的な戦闘のゲームやったことあるなと思ったら、FF13とかFF15とかのタイプだった。画面がごちゃごちゃしていてよくわからないけど、適当にボタン押してるだけで、いつの間にか勝ってるか死んでるかしているだけ、というやつ。

ライザ、FF13、FF15に共通しているのは、育成した結果をプログラムに打ち込んで、結果だけ確認するタイプの戦闘だ。今までのアトリエとはあまりにも違い過ぎる。

ファストトラベルで冒険感は薄い

フィールドの移動は過去作ではゲーム内の日数が進んだり、作品ごとに様々だけど、ライザのアトリエではサザエさんとかと同じで、日付や年月という概念がない。

そのわりに「部屋で3日ほど待つ」みたいな進行フラグが頻繁にあって、意味のないゲームデザインだと思った。

街や拠点の移動は序盤からファストトラベルが可能で、中盤以降は全ての移動がいつでも可能な完全ファストトラベルとなる。普通だったら移動に何日もかかる場所に、一つの素材を手に入れるためだけに各地をファストトラベルで回ったりするのは、いかにもゲーム的すぎる。

シビアな日数制限に縛られていた過去のシリーズとは違って、新規プレイヤーに受け入れやすい方向にシフトしたとも言えるだろう。

朝、昼、夜とか時間経過が面倒臭い

日付の概念はないけど、時間帯の概念は存在する。

夜中は店で買い物で出来なかったり、イベントの進行に関わったりするのだろうけど、ファストトラベルで移動している間に時間が経過していて、買い物に行ったら夜中になってて出直す、とかストレスの原因になっていた。

採取道具の切り替えが面倒臭い

ソフィー2の天候操作とかも面倒臭いだけだったけど、ライザのアトリエでは、素材を採取する時の道具で手に入るものが変わるという面倒な仕組みがある。

植物を間違ってハンマーで叩くと植物エキスになってしまったり、採取アイテムの切り替えが地味に面倒だった。

新規参入者に優しい場面もあれば、変に複雑さにこだわっている部分もあったりする。

隠しボスが色違いで手抜き量産型

過去作の隠しボスはちゃんと個別にデザインされていたが、ライザの隠しボスはどいつもこいつも色違い系。

ストーリー上は倒す必要もないし、そもそも序盤から意味ありげに存在する「緑色のつむじ風」に乗れる作成が面倒な錬金アイテムがないと挑戦できならから、全員完全スルー推奨。

難易度設定を下げれば弱くなるし、攻略サイトでも推奨されているけど、腕試しの要素を弱くして挑戦するってなんか矛盾している。

どことなくソシャゲ的要素が多い

発売後のアップデートで時間をかければ誰でも簡単に武器強化できる機能が実装されたり、ソシャゲやスマホゲーム感が満載。

ソシャゲやスマホゲームに慣れている新規層をターゲットにしているのが明白だけど、攻略に大きく関わる部分をガラッと変えてしまう後出しアップデートを実装してしまうソシャゲ仕様。

探索地をパスワードでネット上の知らない他人と共有できたり、過去作にはないソシャゲ的なゲーム性が漂う。

キャラ人気や売上は高いがゲーム性はいずこに

ライザのアトリエはキャラクターの人気や売上は高いが、アーランドシリーズや不思議シリーズなど過去作の経験者からすると、調合という同じシステムを共有しているだけで、別シリーズのゲームのように思えてしまう。

過去のアトリエだと、ロリ、スレンダー、かわいい系の女性キャラが中心で、男性キャラが味方に加入しても、あくまで添え物扱いだった。

しかし、ライザのアトリエでは、そのアトリエの女子中心である伝統文化を継承せずに、新規プレイヤーに向けてラノベ風とでもいうべきノリで、男性キャラも普通にストーリー的に重要なキャラとして描かれている。

同じメーカーからBLUE REFLECTIONという、女子パーティーに全振りしたアトリエから派生したようなゲームが出ているからか、アトリエ本体は男女平等的になったのかもしれないけど、個人的には過去作からのアトリエファンとして、やはり同じアトリエシリーズとしては、ライザは受け入れられないなぁと思ったのであった。

戦闘や調合がバチクソ楽しいならまだしも、戦闘も調合もお世辞にも過去作より楽しくないし、特に戦闘は壊滅的だと思った。世間的にもキャラの評価だけが先に立ってしまっているぶん、戦闘とかゲームシステム自体の評価はあまり聞かないし、もしくは埋もれてしまっているというのもあるのだろうと思った。

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【断捨離】今年葬ったゲーム達とその思い出や処分した理由を一言ずつ語ってみる

2023年の今年、処分したゲーム達を処分した理由や思い出などを一言ずつ紹介してみたい。

処分とは物理的なディスク等のを手放すことと、セーブデータを抹消して、再プレイすることが今後の人生でほぼないであろうということである。

ちなみに、内容に飽きてしまって2~3周目以降の再プレイが難しいというだけで、1周目においてのゲーム自体は基本的に全て良ゲーである。

ペルソナ5

なにぶん再プレイするにもプレイ時間が長すぎる。

セーブデータの途中から再開しようにも、元々複雑な育成システムのため、何が何だかわからず、再プレイしようというモチベーションがわかなかった。

ストーリーやテーマ的にも中高生のプレイヤー目線のため、多くの大人かがそうであるように汚い大人社会に甘んじて生きるしかなかった“元中高生”に再プレイさせるほどのモチベーションが湧くものではなかった。

子供時代は確かに長く遊べるゲームというのはありがたかったけど、大人になると逆になるから不思議なものだ。

ソードアート・オンライン フェイタル・バレット

クリアして育成やキャライベントを大方コンプリートすると、もうそれ以上やる面白さがない。

クリア後も難易度設定を上げるとゲームとしては一応機能するが、この種のFPSのゲーム性が相当好きでないと、そこまでして再プレイするモチベーションが湧かない。

キャラゲーがゆえに、キャラや世界観に愛着がないと断捨離の対象になってしまう。

新次元ゲイム ネプテューヌVII

ネプテューヌのRPGとしてはよく出来ている方だけど、トゥルーEDルートのフラグ経てがわかりづらい印象ばかりのタイトル。

イベントなどもネプテューヌのRPGとしてはよく出来ているけど、ゲーム進行の面倒臭さを考えるとキャプチャーをみれば十分というのもあり、再プレイするぼのモチベーションは湧かなかった。

FINAL FANTASY XV

日本のゲームを代表するようなビッグタイトルゆえにグラフィックは今でも最高峰にあるとは思う。

ただ、ノーマルPS4だとマップ切り替えでの読み込みがお湯が沸きそうなくらい時間かかるし、各所にバグがあって所定の場所に行ってもイベントが進まなかったり、再プレイ中にモチベーションが崩壊してしまった。

強くてニューゲームでプレイすると敵はほとんどザコだけど、時間制限のあるイベント戦闘的なものや、尾行、ジャンプ(ワープ?)しながら進むようなやつは、妙にアクション性が要求されてダラダラ再プレイするのには向かないゲームであった。

インストールしているとPS4本体の容量が相当圧迫されるので断捨離することにした。

FFの新作が出てもプレイヤーとしての興味がわかずプレイする気はないのだけど、ブランドを背負って大金を使って開発されているゲームというのも、社会人としてのビジネス的な視点での興味はないわけではない。

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【ネタばれレビュー】 Xbox360 大作RPG ロストオデッセイ

Xbox360単独の大作RPG「ロストオデッセイ」のネタバレありのレビュー。

FFテイストなロードの長いムービーゲー

ゲーム本編のみなら、ラスボスまで倒せる程度のキャラ強化含めて、クリアまで35~40時間くらいのボリューム。

DVD-ROMでディスク4枚だが、基本的にかなりのムービーゲー。ディスク交換は面倒。同世代機のPS3がブルーレイを当時としては先進的に採用したのは正解だったのである。容量の大半を数分で通り過ぎる街や民家内部の作り込みに費やしている。本体に取り込んでも読み込みは遅く、ムービーはリアルタイムレンダリングが中心。

スタッフがFFシリーズと共通なだけに、全般的にSFCやPS、PS2時代のFF作品をごっちゃにして、マイクロソフトの金で似た雰囲気のゲームを作ったという印象。特にFF6の世界観、文明と言われるけど魔導がどうののという話なので、大体そんな感じ。

ディスク1枚目

オープニング付近の演出はFF7的な緊迫感、格好良さがあり。ムービーだと思ってたら、そのままバトルに突入する。プレイ可能な大作ハリウッド映画のようだ。ゲーム中で最も気合が入っている。

この時点では主人公のカイムはどこの馬の骨かわからないが、口数少なくシブいタイプ。FF8のスコールは青臭い青年だが、カイムはネタバレすると不老不死の宇宙人みたいな存在。

序盤はアイテム集めをしっかりしないとボスがキツいバランス。物語が進んでくるとFF7やFFXを彷彿させるミニゲーム、イベントあり。プレイ時間6~7時間くらいで、ストーリーの区切れというよりは、容量の都合で唐突に2枚目に変わる印象。

ディスク2枚目

このあたりで物語の黒幕がはっきりしてくるというか、序盤から怪しい動きをしていたガンガラがそのまま悪役確定。

味方キャラも増えてくるが、1枚目に比べると演出はトーンダウン。予算か開発期間の都合か、中だるみ感のプレイ感覚になる。ダンジョンは面倒くさい仕掛けが増えてきて、FF7を彷彿とさせるイベントあり。どんなイベントかはお楽しみ。

ディスク3枚目

1~2枚目はFF世界そのものだったが、後半の3枚目になるとスタッフが全員リストラされて入れ替わったのかと思うくらいアナと雪の女王になる。ディズニー映画的。呆然としながら、遠くから映画を見ている感じ。

ダンジョンの仕掛けが意地悪、難解になり、画面が見づらいうえに操作性悪く、ストレスフルなものが多い。

ディスク4枚目

乗り物のタイタニックみたいな船はBGMが無音だし、操作性は絶望的に悪い。どうしてこうなった。

ノーヒントだと、どこに行けば良いかわからず。あの操作性ではストレスが溜まって、FFシリーズの飛空艇みたいな爽快感などない。終盤の世界観はFF7のメテオが落ちてくるイメージだが、ファミリー映画というか、ディズニー映画的な描写。地味にミニゲームの戦闘は育て方によっては詰むくらいシビア。

エンディングはディズニー映画的。ロストオデッセイは日本風RPGだが、世界各国で販売されるということで世界で好まれるような演出、ストーリーを目指したのだろう。

まとめ ロストオデッセイの感想

エンドオブエタニティのプレイ後でもあり、あまりぶっ飛んだキャラが登場しないのと、早い段階で終盤の展開が予想できることもあって、中盤以降から中だるみ(飽きてきた)感が襲い掛かかった。それでも、まぁまぁな王道RPG的な要素はあって金ピカ王子とかの人間ドラマだとか、Xbox360独占で移植されていないのが惜しい作品。

割と低評価っぽく書いたけど、動作するXbox360を持っていてRPG好きならプレイして損はないゲーム。そこそこバトルに歯ごたえもあるし、レベル上げとかすればそれほど苦労なくクリアできる。ただ、ダンジョンは嫌らしいギミックあったりするけど、攻略サイト、攻略動画を見れば何とかなるレベル。

良い点

・スタッフがFF関係の人達なので演出などがFFテイスト(好みの問題)
・音楽はFF的なフレーズもあったりして、クオリティは比較的高い(良い曲あるのに、曲の割り当てが良くない)
・戦闘難易度は高くない
エンドオブエタニティだとボス戦で毎回20回くらいリトライするのは当たり前だったが、序盤のイモムシみたいなやつと、終盤のミニゲーム戦闘はリトライが必要だった。全体としては、普通にプレイして成長するLV50付近で全キャラが全スキル覚えるので、普通にやってれば、ラスボスまで余裕で倒せるくらいの戦闘難易度。

悪い点

・ダンジョンの仕掛け、謎解き、ミニゲームがFFを彷彿とさせる(正直、毎回面倒)
・主人公はじめ、キャラに好みあり
・ただし戦闘は長期戦になりがち
序盤から終盤まで、打撃より魔法の方が火力が高い世界。強い魔法は発動まで時間がかかるので、戦闘はすぐに終わることが少ない。打撃はボタン押す、離すタイミングで威力が変わるシステムだが、属性もあるし、練習しても運任せな所もあって、魔法の方が高威力に感じる。

・成長システムが独特で微妙
スキルや魔法の種類は豊富だが、クリアまでプレイして思ったのは、意外に使えるものや役に立つものは限られているので、無理して全部覚えようとする必要が全くなかった。
・見方キャラが結構微妙
良い歳した大人達と小学生程度の子供という、RPGとしては異色なメンツ。しかも、ほとんどが家族とか親戚とかの身内。このメンツを気に入るかどうかで、ゲームが楽しいかどうかが変わる気がする。
・小説が微妙
ゲーム中に小説のような長い文章が所々出てくる。読んでも読まなくてもゲーム進行に支障はないが、ストーリーや世界観にも関わるので微妙。

キャラクターについて

・カイム
設定上、喜怒哀楽なく、口数が少ない。

・セス
攻撃系女性キャラ。プリレンダムービーでは若く見える。

・ヤンセン
普通の人だが、貴重な攻撃魔法担当なので終盤まで活躍。空気を読まないムードメーカー、トラブルメーカー的存在。

・クック
ロリ担当なのに、大人の声がする。

・マック
サポート魔法担当だが、半端に打撃もできる。

・ミン
魔法担当。この人に限らないが、国際基準のキャラデザインだから成人女性キャラは妙にグラマー。

・サラ
魔法担当。既婚者だが、一応ヒロイン? 登場の演出は良くなかった。ヒロインが既婚者というのも異色な気もする。

・トルタン
金ピカ王子。無能呼ばわりされてたが、初登場時は主人公カイムよりも強かった。普通に戦えるキャラ。

・セド
終盤付近で加入するが、バランスブレイカーな高性能キャラ。ずっと旅してきた他のキャラがザコに思えた。