キャンプ

旅モノ

飛行機でのキャンプ旅がやりづらくなった昨今を嘆く ~ぜんぶ安物モバイルバッテリーのせい~

こう見ても俺は意外とANAとJALだったらJAL派(笑)

近年、様々なことが“やりにくい世の中”になりつつある。

普通に炊き立てのご飯を食べるという、日本人なら当たり前のことすらもやりにくいし、飛行機を使ったキャンプも以前よりやりにくくなったことの一つだ。

10年前と比べて、どのへんが近年やりづらくなったかを見ていこう。

キャンプで沢山持っていきたいモバイルバッテリー

人里離れた場末のキャンプ場でキャンプをするとなると持っていきたいのが沢山のモバイルバッテリー。

10年前だったらスマホ依存症の人はそれほどいなかったら、モバイルバッテリーというものが重症の人しか持っていなかったと思うけれど、近年では大容量かつ低価格の粗悪品のモバイルバッテリーを誰しもが持つようになった。

この粗悪品のモバイルバッテリーというのは危険物扱いで、現代では粗悪品かどうかに関係なく、全てのモバイルバッテリー全般が危険物として扱われている。

世界的に起きていると思うけれど、近隣国では韓国で乗客が航空機内に持ち込んだモバイルバッテリーが炎上して火災事故が起きている。

そのため、日本の航空会社や運送会社がモバイルバッテリーにピリピリしているのが現状。

航空機ではモバイルバッテリーの預け入れは不可なので、うっかりスーツケースに入れたりはできない。

機内に持ち込む場合も目の届く場所に置かないとならない。

ヤマトの宅急便で送る場合も超面倒臭い

飛行機キャンパーなら事前に荷物をヤマト運輸などで送っておきたいものだが、色々なものに寛容だったヤマトすらも近年ではモバイルバッテリーやリチウムイオン電池を内蔵した物品にはビビりまくり。

送ること自体は可能ではあるが、型番的な番号を書いたりとか、もはや気軽に送れる物品ではなくなったようだ。

キャンプガスとかの類を送るのは実質不可能

当サイトのメインコンテンツである自転車旅行記を読んでくれている諸君なら知っての通りだが、10年以上前だと普通に宅急便で往復ともにキャンプ用のガスコンロ(ストーブ)やガスボンベとか燃料を往復で送っていた。

ヤマト運輸は割と最近まで認められていたけれど、モバイルバッテリーの件もあってか、新品以外のガスボンベの類は送れなくなってしまった。

ゆうパックはそもそも遅れない物品とされていたけれど、ゆるい郵便局だとガスボンベと品名に書いても送れてしまっていた・・・昔は。

ところが、ゆうパックは「アウトドア用品」とか「キャンプ道具」とか品名に書いてあると、全部の内容物を書き出せ!と言われてしまう始末(笑)

以前は普通に送れていたものが、こうも変わってしまうのは不思議なものである。

ちなみに、このへんの法律が改正されたらしく、やりづらい世の中だからと言って無申告でこっそり危険物を送って事故が起きた場合は送り主の責任を負うことになる。やりづらい世の中だが、自分のためにも絶対にこっそり送ってはいけない。

比較的マシな方法はJALで持ち込みだと思う

国内のクソみたいなLCCを100回くらい乗っている俺からすると、預け入れ手荷物がある場合とか、窓際じゃないと嫌だとか、1か月以上先の予約でも問題ないという場合は、節約派でも無理してLCCを使わずにJALに乗った方がいいと思う。

1か月先の予定がわかるのだったら、行先にもよるけれど預け入れ手荷物の追加料金とか、窓際席の指定料金とかを考えたら、LCCもJALもそんなに変わらないし、場合によってはJALの方が安い場合すらある。

キャンプ用品はガスコンロの類は機内持ち込みも預け入れも不可だから諦めつつも、最低限のテントとか寝袋とか、ハサミとかナイフ類は預け入れできるから、割り切って上手いことやるしかない。

モバイルバッテリーも普通にスマホ用として売られているようなものは機内持ち込みとしては複数個持っていけるから、頑張って持っていくしかない。

キャンプガス関連は諦めた方がいいけれど、100均で固形燃料も買えるし、現地調達で金をかけずとも意外とちょっとした料理はできたりもする。

ちなみに、固形燃料も危険物扱いだから飛行機は無理だよ。

てか、ゆうパックで送るの辞めたけれど、割と距離のある郵便局までキャンプ道具の箱を徒歩で持っていったから、まだ腕がプルプルするよ(笑)

どうしてもキャンプ用品を送るのだったら絶対ヤマトがオススメ!! ゆうパックは内容物ぜんぶ書かされるよ(笑)

コネタ

最近増えている“ホテル仕様”の至れり尽くせりなキャンプ場には違和感を覚える

地面と水と空気があれば俺は十分(画像はイメージ)

近年はキャンプブーム。

キャンプを題材にした漫画やアニメが人気になったり、コロナ禍だけどアウトドアだったら比較的安全と思った人も多かったというのが背景にあるだろう。

もっとも、屋外でコロナに感染した私に言わせれば、アウトドアだから安全というのは全くの誤解なのだけど、それまでキャンプに興味がなかったインドア派の人間を中心に初心者キャンパーが急増殖したのは間違いないと言える。

都心からアクセスしやすい“ホテル型キャンプ場”が増えている

キャンプというのは本来は文明社会からはみ出るための試みである。

面倒臭い人や社会とのしがらみや、文明全般から離れ、解放するための時間である。

ところが、近年増えている初心者キャンパーは文明を捨てることをしないのが特徴だ。

ゆとり世代、Z世代、なんたら世代・・・という区分けが世間ではよく使われるけど、人前でこういった区分けをすると間違いなく昭和のオジサン扱いされるから気を付けないとならないものの、現代の初心者キャンパーは文明を捨てないのが特徴だ。

そして、そうした文明を捨てない初心者キャンパーを主要ターゲットにして誕生しているのが、近年多い都心からアクセスしやすいことをウリにしたホテル並みの設備を備えた都市型キャンプ場である。

JR秋葉原駅近くの山手線の高架下だったり、ホントの都心にキャンプ場が出現していたりするのはもちろん、政令指定都市級の街の河川敷なんかにもポツポツとキャンプ場が誕生しているのが近年の傾向だ。

もちろん、その多くはブームの終焉や初心者キャンパーが文明キャンプに飽きたタイミングで閉鎖されるものと思われる。

WiFiにヘアドライヤー、キャンプにそんなもん必要か

初心者キャンパーの受け皿として誕生したホテル仕様のキャンプ場では、電源やWiFiはもちろん、ヘアドライヤーまで用意されている。

ベテランキャンパーであるスタッフのサポートも受けられるので、何をどうしたらいいかわからないという初心者でも安心、というのが売り込み文句だ。

すげえ、至れり尽くせりだ。

これではまるで「おしっこしたいけどどうしたらいいかわからない」と言ってる小さな子供の飼育係ではないか。

もちろん、利用者は子供じゃなくて成人した大の大人である。

ちなみに、料金は1泊5千円前後が相場であり、料金的にもホテルと同じだ。

それでも“キャンプごっこ”という遊びができるのだから、少なくとも数か月程度では廃業しないところをみると、キャンプごっこがしたい初心者からは一定の人気があるようだ。

まずは野宿から始めてみよう

至れり尽くせりが求められているのは、何も初めてキャンプをする初心者からだけではない。

車で乗り付けられるオートキャンプ場の類は大体が電源などの設備が整っているし、グランピングなどという豪華仕様のキャンプもジャンルとして確立されている。

ホームセンターのアウトドアコーナーに行けば、キャンプギアと呼ばれるよりキャンプを充実させるためのグッズが沢山売られているし、キャンプは企業からしたらビジネスであるから、その延長線上にキャンプごっこができるキャンプ場が出来上がるのであろう。そう考えるのが自然だ。

でも、筆者は思う。

ぶっちゃけキャンプは野宿なんだから、野宿らしく質素に過ごせないものかと。

キャンプをする時くらいスマホの電源は落とすべきだし、キャンプギア自慢に花を咲かせるのはやめようぜ、と。

タワマン住まいで犬コミュニレーションをしている富裕層じゃあるまいし、って思ってしまうのだ。

というようなことを、自宅近辺の河川敷に最近出来たキャンプ場が“キャンプごっこ用”のキャンプ場だったことに落胆しつつ、思うがままに綴ってみた。

俺は地面と水と空気(あとできればトイレも)があれば、キャンプ場としては完璧だと思うよ。

コネタ

現場でテントポールが折れて心も折れたがダイソーのアイテム2つだけで即修理した話

リベンジを重ねに重ねて2年ぶりのキャンプだけど・・・

キャンプの現場でテントのポールが折れてしまって途方に暮れて焦っている人の参考になるかと言えば微妙だけど、割とに100均一のアイテムだけで即修理できる場合もあるという話。

前提条件としては、修理用の予備のポールのパーツを持っているということ。

普通は予備のポールのパーツなど持っていないと思うが、筆者は同じテントを過去に2つ持っていて、1つ目は一部のパーツを残して処分したために、予備のポールを持っているのであった。

だから、予備のポールを持っていない場合はこのページの内容では修理できない可能性があるが、ありもので何とかするという心意気は窮地に追い込まれた貴方を勇気づけるかもしれない。

そもそも強風の中でキャンプをするのはリスキー

2年ぶりキャンプでわざわざ飛行機で北海道まで来ているから、少々無理してでもテントを張るという気持ちが良くなかったと思う。

そして最大の失敗要因としては、この安物テントは無風状態でもポールが自然に折れるという素晴らしい特長があるのだけど、2年ぶりだからそのことをすっかり忘れていたのだ。

北海道は3日前から低気圧接近によって大雨の地域が続出。1週間前に見た天気予報では本当はこの日は天候が回復するはずだったものの、複数の天気予報ソースで確認しても、風速6~8m程度と風が強い。

それでも夕方から深夜にかけては天候が穏やかになる予報であったので、小雨の中、女満別湖畔キャンプ場に繰り出したのである。

3連休の初日だから、天気予報を見てこれから天候が回復することをアテにしたガチなキャンパーが5~6組程度いた。

“ゆるキャン”がしたいなら風速5m以上はNG

エベレストの登山隊が使うようなテントはどうだか知らないが、拙者が所持する1万円しないような安物ゴミテント(自虐的だがあえて言い切る)の場合、無風状態でもポールが折れるくらいだから、風速5m以上ではゆるくキャンプすることは不可能。

一般的には風速6~7mくらいを超えたら“ゆるキャン”ではないとされているようなので、そこそこな値段のテントだとしても風対策の知識やスキル、ど根性や肝っ玉がないとガチキャンプになってしまう可能性がある。

一般的にはキャンプで嫌がられるのは雨と認識する場合があるけど、もっと恐ろしいのは風なのである。

まぁ、小雨でも雨漏りするレベルのテントを使っていた筆者からすると、どっちも恐ろしいけれども、今となっては雨漏りくらいはまだ救いようがあるほうで、無風で物故割れるテントの方がタチが悪い。

悪天候の中、テントを立てるのが間違いだった

無風状態でも壊れるテントを風速5m以上の中で設営するのが間違いだったのだ。

ペグもしっかり用意しているし、立ててしまえば何ともないと思っていたけど、ここは女満別湖畔キャンプ場。

典型的には湖の方から街中より数段強い風が吹いてくる。

地元勢は湖に向かって真ん中から右側のエリアを好むが、ヨソ者の筆者は人気のない左側エリアを好むけど、ここの利点としては湖から少し距離があることだった。船のガレージっていうのかな、建物の影あたりだと風も少し弱まるのでそのへんに狙いを定めてテントを建てた。

教訓、テント設営に焦りは厳禁

どんな物事でも焦っていてはロクなことにならないが、テント設営も同じである。

焦って設営すると人の力でポールを折ってしまうこともあるのだ。

テント設営は入るべきところに入っているか、ハマるべきところハマっているかを確認しながら、ゆっくり確実に行うこと。

とは言っても、雨風の中で設営すると並の人間では焦ってしまうから、そもそも雨風のキャンプは設営にもリスクが伴う。

折れたポールを直すにはショックコードを探せ

ポールを直すには色々な方法があるだろうが、筆者の場合は代わりのパーツを持っているため、いったんバラバラにする必要がある。

一般的にはテントのポールの中には設営や撤収を容易にするために、ショックコードと呼ばれるゴム紐のようなものが入っている。これのおかげで手作業でポールを組み立てる必要なく、手早く設営や撤収ができるのである。

ショックコードが劣化などで切れてしまうというケースもあるだろう。筆者の場合は折れた部分が複雑に絡まってしまいショックコードを切るというのを意図的(焦っていたというのもある)に行ったため、代わりのショックコードを現場で探す必要があった。

運よく近くに大きいホームセンターやアウトドアショップなどキャンプ用品を豊富に扱う店があればショックコードを手に入れることができるだろう。もしくは自宅にいたりして時間的に余裕がある場合はネット通販で買うことができる。

ただし、地方のキャンプ場の現場にいたりすると手に入らない場合がある。

筆者も地元で有名な大手ホームセンターで探したものの売っていなかった。そのため、代わりになるようなものを探す必要があった。

要はそれっぽく修理できればよい

応急処置的に直すという意味なら、手に入る素材でそれっぽく修理できればよいのではないかと思った。

なるべく大きめのダイソーに向かったが、修理に使えそうなものは次の2点であった。

1つ目は梱包用の細いビニールひも。テントのポールの中を通す必要があるので細いものでなければならない。筆者の場合は3mmで大丈夫だった。

これは何に使うかというと後述するゴム紐は柔らかいため、ゴム紐だけで真っすぐ入れていくのが困難なため、ビニール紐をまず先導するのである。したがって、ある程度ピンと硬さのあるビニール紐でないとならない。

次に用意したのがゴム紐。これこそショックコードの代わりとして使えるものである。

裁縫コーナーを探せば見つかるだろうが、失敗した時のために長めのものを買った方が良い。

破損したポールを取り換えて、この2つ、計220円で修理することができた。

で、実際どんな感じに修理できたか

元々がテント用ではないので完璧に同じ状態になるではない。

ぶっちゃけショックコードがなくても設営や撤収が大変なだけでテントの設営自体はできると思うので、いくらか楽にしてくれるのがゴム紐の役目である。

テントポールもモノによっては順番などが決まっているらしく、バラバラになったポールを現場で組み立てるのは結構大変だと思う。緩くないわけである。

ガチなキャンパーだったら修理用のアイテムとかも持ち歩いているのかもしれないけど、ゆるキャン派や初心者だとテントかせ壊れる想定はしていないはずだから、いざという時はありもので修理するという心意気があると、随分と精神的に大きくなれる気がする。