
画像はWebデザインで全員必須科目のHTMLコーディングの例
「未経験からWEBデザイナーへ!」
「職業訓練でスキルを身につけて再スタート!」
そんな甘いキャッチコピーに惹かれてWEBデザインの職業訓練校に通う人は多い。だが、そこで待っているのは、現場経験の乏しい講師と、使い回しのカリキュラムだったりする。
その背景には、運営会社の構造的な問題がある。
俺はWeb業界で仕事をして10数年になるが、かつてはその手のスクールに少し通っていたこともある。だからこそ、改めて言わせて貰いたい。
目次
Webデザイン職業訓練のよくある実態
典型的なWebデザイン職業訓練校の実態はこうだ。
・現場経験の少ない低スキルな講師
・古い教材で現場で使われないツールの自習
・就職支援という名の放置
この状況、誰が作ってるのか?
講師だけじゃない。運営会社も、そして受講者自身も、それぞれに自己批判が必要だ。
講師は現場で通用しない人間のことが少なくない
受講希望者は説明会に参加する前に、職業訓練の講師が一体どこから湧いてくるのかを知っておく必要がある。
答えを言うと、大体の職業訓練の講師は、受講生と同じ「(元)失業者」である。
職業訓練は6か月や3か月程度の期間で行われるが、訓練期間に合わせて、職業訓練の実施会社に雇われるアルバイトや契約社員のことが多い。
東京近郊の某Webデザイン職業訓練校を例にすると、時給2000円程度で某求人サイトにて講師の求人がされていたりする。
失業者に現場の仕事を教える講師が(元)失業者というのはおかしくないか? というのに気付かないとならない。
講師より普通に働いた方が高収入
期間限定の職業訓練の講師なんかより、普通にWeb制作会社などで働いた方が高収入なのが通常。
未経験の失業者を数か月でプロに育てられるほどのスキルや実績が本当にあるとすれば、Web制作会社などでは役職が付いたり、部下が何人かいて当たり前のはずである。年収にしたら500~700万くらいは見込めるだろう。
なのに時給2000円程度の講師を希望する・・・
それ、スキルがないから“教える側”に逃げたんじゃないか?
と疑う必要がありそうだ。
「昔現場で触ってたから」
「教えるのが好きだから」
「もっと人の役に立ちたいから」
これだけで講師を名乗る人間は危険だ。講師自身が“教えること”に慣れていないことも少なくない。
現場で使われないツールや古い知識を教えても、受講者の役には立たない。
職業訓練校に通う前に、「その講師、本当にWEBデザインできるのか?」と疑わないとならない。
運営会社は利益より人材育成を優先しないとならない
講師の質が低いのは、運営会社の方針にも原因がある。
補助金で運営される職業訓練校は、“教育の質”より“座席を埋めること”が優先されがちだ。
・講師はコスト重視で採用
・実務で通用しない時代遅れの技術や手法を教える
・現場で使われない“教えやすい”ツールで実習
・就職支援といいながら就職できるのは一部だけ
これでは、受講者の未来に責任を持つ教育とは言えない。教育じゃなくて“制度の悪用”に近い。
受講希望者は「通えば何とかなる」という発想を捨てよう
「無料だから」
「ハロワ職員にも勧められた」
「とりあえず通ってみよう」
その姿勢では何も変わらない。
本気でスキルを身につけたいなら、訓練に頼りすぎず、自分でも学ぶ努力が必要だ。
“学ぶ覚悟”がなければ、訓練はただの時間潰しになる。
結論 職業訓練校に通うなら、それに見合う覚悟を持て
職業訓練は、人生の再スタートを支える場だ。
だからこそ、講師も運営会社も、そして受講者自身も、「この訓練は本当に役に立つか?」と問い直すべきだ。








