
画像は味噌ラーメン(記事と関係ありません)
RUN-DMC、Notorious B.I.G、Snoop Dogg、Mary J. Bligeなど、これらは世界のHIPHOP史を語るうえで欠かせないアーティストたちだ。このジャンルのファンにとっては王道中の王道であり、現代の若手アーティストたちもこぞってサンプリングするほどに愛されているという。
だが、俺にとっては違う。こうした王道HIPHOPを聴くと、なぜか身体の奥がざわつき、眩暈と吐き気が込み上げてくる。これは単なる好みの問題ではなく、音楽的、そして神経科学的な理由が存在している。
目次
単調なコード進行が俺の脳に不快感を与える
HIPHOP系楽曲の多くは、1〜2コードのループで構成されている。これはジャンルの特徴であり、ラップを際立たせるためでもある。
しかし、脳は音楽を聴くときに常に「次に何が来るか」を予測している。コードが変わらない音楽は、脳にとって予測が簡単すぎるため、刺激が不足し、退屈を感じやすくなる。退屈が続くと自律神経がだるくなり、そのだるさが蓄積すると身体的な不快感として表面化する。
つまり、単調さが脳の刺激不足を引き起こし、結果として気持ち悪さに繋がってしまう。
過剰な反復が脳に閉塞感を生む
HIPHOPのビートは反復が命だが、反復は脳にとって諸刃の剣でもある。
反復は安心感を生む一方で、過剰になると閉塞感を生む。特に、構造の変化や展開を求めるタイプの脳にとって、同じリズム、同じコード、同じフロウが延々と続く音楽は、出口のないトンネルに閉じ込められたような感覚を引き起こす。
これは単なる飽きではなく、脳がストレス反応を起こしている状態に近い。ジャンルの特徴であるHIPHOPの反復構造は、この閉塞感を強く誘発しやすい。
外国語ラップが脳の負荷を増やす
英語を解さない俺にとって、英語ラップは脳が理解しようとしても理解できないというストレスを生む。
ラップは語数が多く、情報量が非常に多い。意味がわからないまま大量の英語が流れ込むと、脳は処理落ちを起こし、音の洪水に押し流されるような不快感が生まれる。これは「分からない言語を高速で浴び続ける」というストレスであり、特に意味を重視するタイプの脳には負担が大きい。
強い低音が自律神経を乱す
HIPHOPは低音が強く、低音は耳だけでなく身体全体で感じる周波数帯だ。
低音は内臓を振動させ、心拍とズレると不快感が生まれる。一定の低音が続くと身体が揺らされ続ける状態になり、酔いに近い感覚が起きることもある。これは音楽的な好みとは別に、身体的な反応として気持ち悪さを引き起こす。
俺の脳とHIPHOPの構造が合っていない
結局のところ、俺の脳が求める音楽の構造と、HIPHOPの構造が根本的に噛み合っていない。
俺は変化や展開、構造の明確さ、意味の理解を重視するタイプだ。一方、HIPHOPは反復と単調さ、意味よりノリ、構造よりグルーヴを重視する音楽である。俺の脳の理想とHIPHOPの設計思想が根本的に違うため、脳が拒否反応するのは当然の結果だ。
気持ち悪くなるのは合っていないから
HIPHOPが悪いわけではない。ただ、俺の脳の構造とHIPHOPの構造が根本的に相性が悪いというだけの話だ。
単調なコード、過剰な反復、意味のわからないラップ、強い低音、展開の少なさ。これらが組み合わさると、脳は刺激不足と情報過多という矛盾した状態に追い込まれ、結果とし“気持ち悪さとして表れる。音楽は身体の反応がすべてであり、合わないものは合わない。それだけのことだ。







