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Fifth Stage ひがし北海道 ホタテフライ夢ロード編

自転車旅行記 ひがし北海道 ホタテフライ夢ロード編 12日目

ホタテフライ夢ロード

最終目的地であった釧路に辿り着いた私は、これから先、帰路へと進むことになる。

今回の旅では色々な人と出会った。江別のキャンプ場で出会った熊本のおじさんは、山に行っているのだろうか。何か、探しているものが見つかっただろうか。宮城の大学生はまた元の学生生活に戻ったことだろう。それぞれの旅が同時進行で進んでいるのだ。

ここが釧路に向かう時に間違えてしまった分岐点らしかった。復路では美幌峠経由で、とりあえず今日は北見方面まで行くことにする。

美幌峠に臨む前に、屈斜路湖を見学。ここは和琴半島というところで、キャンプ場もあるらしい。60代くらいの男女の観光客グループに声を掛けられる。

「自転車で来たの? 爽やかでいいわね」

と言われたが、テントの中で考えることはロクでもないことが多いし、洗濯とか入浴もできたりできなかったりで、そんなに爽やかではないと思った。札幌方面に向かうというと、大雨で道路が冠水しているとかなんとか。天気予報は今後、チェックしたほうがいいと思った。

美幌峠から見る屈斜路湖。美幌峠を登り切る直前、路肩にバイクを停めて湖を見ながら休んでいるアホ面のライダーが、珍しく峠を自転車で登ってきた私に「ヨオ」だか「ハイ」だかわからないが、小さく声を掛けてきた。モータースポーツだか何だか知らないけど、峠を登る切る直前だったこともあって、このライダーが長野や茨城のライダーを彷彿とさせたので、イラっとして無視する。

美幌峠を登る途中では、20歳くらいの若い男性トホダーを見た。

美幌の街へ向かう途中、野生の北きつねを発見。もっと写真を撮りたかったが、でかいバイクが爆音で走ってきたので、きつねは逃げてしまった。

美幌の街に到着。美深、美幌、美瑛、美唄、美寄など、北海道には美Xという街が多い。それぞれの違いがわかるようになったら、内地の人でも半分くらい道民になったようなものだ。ちなみに美寄は映画・鉄道屋に出てくる架空の街。

シティ美幌店で食事。ここでも旭川で買ったキッコーマン特選丸大豆醤油が役に立つ。埼玉のスーパーなんてセコイものだが、道東のスーパーは焼肉とか唐揚げとかウインナーとかハムとか、平日でも豪華な試食を提供していることが多い。

このまま勢いで北見まで行こうとした所、雲行きが怪しくなり大雨になった。本降りになるまでの猶予はほとんどなかったが、偶然、近くに東屋のある公園があったので、1時間くらい雨宿りをする。雨が止んでから、再び北見方面へ向かう。

北見の街にも名残惜しいものがあった。私にとって北見は間違いなく特別な街だ。子供の頃の私は、手の届きそうな都会と言えば北見であり、札幌でも東京でもなかった。どっちも最短で4時間かかるくらいに遠い場所にあっただからだ。日本という国では基本的に都会の人間が得するようになっている。だから、大都市に生まれたり、大都市が近くにあるというのは、大抵の場合は幸せな境遇なのだ。

この日は、天気が悪かったらネットカフェかホテルに泊まろうと思ったが、明日、遠軽や湧別方面に戻ることを考えると、温根湯のあのキャンプ場まで行こうと思った。暗くなってしまうが、一度行ったことがあるキャンプ場だから、それほど心配しなかった。

とは言っても、北海道ツーリング最大の苦悩は、毎度毎度、走行距離が長いこと。釧路市動物園の時も思ったが、10Kmという距離でも、家の近所でぶらぶら走ってればあっという間だが、何時までに辿り着きたいとか、目的があって走る場合は10Kmでも非常に遠く感じたりもする。

えーい、今日も酒池肉林やー!と思い、途中のスーパーで色々買う。このへんは完全な車社会だが、24時閉店とか、24時間営業のスーパーが多い沖縄県や新潟県などと違って、21時くらいでスーパーは閉店する。絶対的な人口が少ないからだ。

テントの中では、大体いつもこんな感じ。家にいる時の3倍くらいは酒を飲むし、普段、嫌煙家で煙草なんて吸わないのに煙草も買ってしまう。ジャンクフード、コンビニ弁当、つまみばっかりで、いくらカロリー消費の高い自転車旅行中とはいえ、不健康極まりない。私は旅行中、毎日これだけ食べても体重は維持できているし、むしろ少し減っている。

あとで熊本のおじさんに聞いたが、ツーリングライダーの中にはアル中になって、テントで冷たくなって死んでしまう人も結構いるとか。リアルな話だけど、だろうな、と思った。

Fifth Stage ひがし北海道 ホタテフライ夢ロード編

11日目 青春18きっぷで最果ての街・根室へ

港町・釧路に朝が訪れた。

この日、自転車はそのへんに放置プレイして、鉄道で最果ての街・根室に行くことにした。自転車のオフ日、わかりやすく言うと休息日である。毎日毎日、自転車に乗っていると、体があちこち痛くなるし、特にケツの痛みは深刻なものとなる。

元々、こういう日を作ろうと思って、1日分だけ残した青春18きっぷを持ってきていた。何かトラブルがあった時のためにと、お守り的に持っていたのだが、明日で使用期限が切れるので、今日、根室までの往復で使ってしまうことにした。

釧路駅始発の快速はなさきに乗ると、2時間くらいで根室に到着。

札幌からの特急は釧路が終着で、釧路から根室までの区間は特急列車が走っていない。そのため、ローカル線としては例外的に、小奇麗な身なりの旅行者やビジネス客が多い。

ルパン三世のラッピング車両なのは、この沿線が作者の地元だからだ。しかし、同じ時刻の列車でもラッピング車両が割り当てになるかどうかは日によってまちまちで、一般人にはわからない。鉄道マニアはきっと、ラッピング車両に乗るためにマニアの情報網で下調べしてからやって来るはずなのに、何の気なしにノホホンと乗れるのはラッキーなことだろう。

ちなみに、私は青春18きっぷや北海道&東日本パスでほぼ毎シーズン旅をするが、時刻表という電話帳みたいな分厚い本を買ったことが人生で一度もない。基本的に、マニアの方は時刻表を持って旅している。鉄道マニアの中には、時刻表マニアなる人達もいて、時刻表を買わないヤツはけしからん!と仰る方もいる。

しかし、私は頭の中にあらかた必要な路線の時刻表データが入っている。だから、あの分厚い本を必要としないのだ。私は仕事道具でも何でも、本質的なものだけに価値を感じ、モノというもの全般に執着することがあまりない。

典型的な分かれ道。根室は北海道本島の最東端にあたる街で、一般人が行ける日本最東端の街だ。北海道の他の沿岸都市と比べて、すっきりした綺麗な街並みが印象的だ。

根室の名物は花咲ガニと、このエスカロップ。昨年はドリアンという根室で有名な喫茶店でエスカロップを食べたが、定休日なのか時間の問題なのか開いていなかったため、大通りのイーストハーバーホテルのレストランに行った。朝食時間帯には提供していないので、ランチ時間帯まで公園で酒などを飲んで過ごす。

根室のスーパーで朝食用の酒やつまみを選んでいる時、ロシア人っぽい女性に『ここのメンチカツ、すごく美味しいんですよ』と薦められた。試食があったので食べてみたが、ちょっと塩コショウが強いというだけで、普通に美味しいと言うレベルだったから買わなかった。その女性は何枚もメンチカツを買っていた。

根室はいい所だ。綺麗な風が吹いている。

帰りの列車では車窓から沢山のシカを目撃する。一般観光客の中年女性グループが歓声をあげる。

釧路の街に戻ると虹が架かっていた。列車の中でこれからのプランをざっと考えた。私は釧路には何度も来ているが、釧路名物とされる勝手丼だけは食べたことがなかった。

勝手丼とは、釧路駅近くにある和商市場で提供されている海鮮丼の一種である。ご飯を買って、好きな具を乗せて作る、バイキング形式の海鮮丼だ。市場ってあまり好きじゃないんだけど、今日で釧路が最後になるので挑戦してみる。

和商市場=勝手丼というくらいの勢いで、市場には勝手丼を提供している店がいくつもあった。街中にあまり活気のない釧路にあって、意外にも活気のある市場内。市場を一周し、30歳くらいのお兄さんの店で頼むことにした。

今は15時45分くらいで、16時半くらいの列車で茅沼駅まで輪行してキャンプ場へ戻ろうと思った。時間に余裕がないため、持ち帰りにしようと思った。お兄さんに聞くと、向かいの店でご飯だけをまず買うらしい。まだあまりお腹か減っていなかったから、ご飯も具も少な目の構成で頼んだ。合計500円ちょっと。これはうまくやると、300円くらいで新鮮なイクラ丼が食べられるのでは?と思った。

輪行の準備が終わり、列車を待っている間に作成した勝手丼を食べる。これは・・・旨い。今回の旅行中で食べたもので、ベスト5に入る旨さだ。観光客用だから、と侮ってはいけない。ぜんぜんいける、旨い。

そういえば、注文している最中に店のお兄さんと会話を交わした。なんでも、お兄さんは私が住んでいる所の隣町である埼玉県春日部市に7年住んでいて、割と最近、地元の釧路に帰ってきたらしい。時間がなかったので話し込めなかったが、海のない埼玉県で海鮮丼を売る仕事はしてなかっただろうし、考えて、考えて、考え抜いた末の帰郷だったに違いない。

釧網本線で茅沼駅へ向かう。茅沼は結構遠くて、45分くらいかかった。自転車だと釧路市街との間に小さな峠を2くらい越えないとならないから、距離的には30キロくらいだけど、やる気がないときには辛い30キロだ。列車も空いていたし、輪行して正解だ。

キャンプ場の管理もしている、憩の家かや沼。日帰り温泉、売店、レストラン、宿泊施設などもある。ツーリングのライダーも泊まっているようだった。温泉はパコと同じような塩辛く、熱い温泉。450円くらいと安くて設備もそこそこ充実している。家の近所にあれば、頻繁に利用するのに・・・と思った。

温泉から出たら、ここに住んでいると思われる猫が。器用に自分で自動ドアを開けて遊びに来てくれた。

ほとんど鳴かない大人しい猫だった。

私は、湧別で食べたあのホタテフライの味が忘れられなかった。ホタテフライのことしか考えることができなくなっていた。

明日以降、あのホタテフライを食べるために、湧別に戻ることを決意した。

Fifth Stage ひがし北海道 ホタテフライ夢ロード編

10日目 長野のライダー

ホテルでぐっすり休んでから、7時過ぎに出発する。ロビーは作業服姿の工事関係の人が沢山いて、現場事務所のようだった。

玄関前には荷物満載のツーリングライダーのバイクが停められていた。40歳くらいの中肉中背の色白男性のバイクで、ホテルの送迎バス運転手のおじさんと「今日は摩周湖の周りを走るんです」などと、ノホホンと話している。

釧路まで70Kmくらいだから昼過ぎには着けるかな、と思った。そして、摩周温泉も悪くないな、機会があったらまた来てみたいな、と思いつつ自転車を走らせる。

鉄道だと釧路の先に根室がある。そもそも、自転車でこのへんを走ることは人生で2回目とはいえ、そう頻繁にあることではない。釧路の先に根室があるという先入観が邪魔して、『根室の標識に従って走れば、必然的に釧路に辿り着く』という間違った考えを生んだ。

たぶん、どこかに分岐点があって、釧路方面と別海経由の根室方面に向かう道路が分かれたのだろう。道路標識から釧路の表示が消えてずいぶん経ってから、道を間違っていることに気づいた。

本来なら国道391号線に進まないとならないところを国道243号線を突っ切ってしまった。去年、こんなホルスタインばかりいる道は通らなかったような気もしたが、やっぱり違う道だった。本来の391号線に戻れる道路があったので、そこを進む。アップダウンの多い道だったので、かなり体力を消耗した。

勉強になったのは、別海の読み方はべつかいでもべっかいでも、どっちでもいいらしい。

途中、道でホクレンの旗を拾う。

これはホクレンのガソリンスタンドで売っているらしく、ツーリングのライダーが記念に買っていって、バイクの後ろに挿して走ったりする。落としても気づかず、ツーリングの時期は道に落ちていることが多い。緑は道東とか、地域によって色が違うらしい。

ホクレンは正式名称をホクレン農業協同組合連合会という。農協の一種のようなものだが、ホクレンは全農の下部組織ではない。札幌駅前の一等地に大きな本部ビルがあり、東京、大阪、名古屋、福岡などにも事務所を構える超巨大組織だ。その事業は農業関係に留まらず、ガソリンスタンド、コンピュータシステム開発、建築、運送など、ほぼ『ゆりかごから墓場まで』。

昼過ぎには釧路市内に着けると思ったが、遠回りしたせいで12時頃にやっと茅沼駅近くのシラルトロ湖キャンプ場に到着。走りながらプランを考えたが、有料だが1泊300円台と安いし、とりあえず2泊分払ってテントを張らして貰い、釧路地区探索のベースキャンプにしようと思った。

受付を済ましてテントを張っていると、正体不明の40代くらいの男性に声をかけられる。

Unknown「コンニチワンコ」

こちらの様子を伺ってくる男性。最初、このキャンプ場の管理担当者が設備などの説明に来たのかと思ったが、フルフェイスヘルメットやライダー用のスーツを着ている風貌から察するに、この人も今日ここに泊まるのだろう。わざわざ挨拶に来るなんて律儀な人だ。

「あなたも今日ここに泊まるんですか?」
「いやいや。あんたは、こんなところに泊まるの? 湿っぽいしさぁ、熊が出そうじゃん」
「私は北海道で生まれ育った人間ですが、JRの駅がすぐ近くにあるし、そこでおばさんたちがパークゴルフをやっています。こんな人が沢山いる所には熊なんて出ないと思いますよ」
「ふーん。あれ、君はチャリダーさん?」

私はチャリダーと言われるのが嫌いだ。サイクリストと言って頂きたい。語源を調べればわかることだが、チャリというのは子供のスリのことを指す。

「まぁ地元ですし、どうなんでしょうね」
「俺は長野から来たんだ。北海道ツーリングは2回目で、テントは持ってきているけど、ずっとライダーハウスかホテルに泊まってるよ」
「どうしてテントを持ってきたのに使わないんですか?」
「だって、こんなところで寝るの寂しいじゃん」
「でも、人の多いキャンプ場ってうるさくて眠れなかったりするから、私は寂しい所の方がむしろ好きですけどね」
「ふーん。俺は無理。やっぱ釧路のホテルに泊まるわ」

と、言い残して彼はホテルに向かった。

「軟弱だから俺は釧路のホテルに泊まる」とキャンプ場を去っていくライダー。

そんなことをいちいち言いに来るような人も、広い世の中にはいるのだと思った。

なんか、道外から北海道にツーリングに来ているライダーって、しょうもない人間ばかりのように思えてならなかった。私はバイクの免許を持っていないから、バイクを運転できる人をすごいと思っていたし、メカにも強くて、ロマンとか何かしらの哲学を持って行動している、孤高な人達だと勘違いしていた。

しかし、実際には茨城のライダーといい、この長野のライダーといい、尊敬に値するような人達ではなかった。

この件があってからは、私はライダー全般に対して悪い印象を持つようになった。エンジンの爆音で動物が逃げるし、空気が汚れる。40くらいにもなった大の男が寂しくて1人ではキャンプ場にも泊まれないとほざいている。長野に帰って、おやきでも食ってなさいと思った。私はこれ以降、ライダーのことをゲイダーと呼ぶことにした。

気を取り直して、私は私で、釧路の街に向かう。まだ寝るには早いし、あくまでベースキャンプを設営しただけである。盗まれたりしてもいいような、そう重要でない荷物はテントに置いていく。街のコインロッカーに預けるより安い。

釧路に向けて走る。しかし、さっきのライダーのことを考えるとイライラする。なぜ、あんなライダーに心が乱されるのか?

釧路の街までは小さな峠を2つくらい越えていかなければならない。アップダウンが激しい。荷物をほとんど積んでいない、クロスバイクに乗った地元と思われる若いサイクリストにあっけなく登りで抜かれる。速えぇ・・・バッカじゃねえの。峠の登りをあんなに速く走れるなんて、すげえよ。尊敬のまなざしで見送る。私の分まで頑張ってくれ・・・。

釧路市内に入る。まだ日が沈むまでは時間があるし、最悪、キャンプ場まで戻れなくても、適当に街で夜を明かせば良いと思った。少し遠いが、釧路市動物園に行くことにした。動物園は街の北西の方にある。しかし、今は15時30分頃で、16時までに入場しないとならない。まだ10キロくらいある。

したがって、ぶっ飛ばさなければ間に合わなかった。

テントを積んでいないので高速走行しやすく、15時59分に到着。ぎりぎりで入場する。

しかし、この釧路市動物園はなまら広い。北海道内ではマイナーな動物園だが、贅沢なほどの広さを誇っている。爬虫類とかの動物の種類ごとにゾーンが別れているが、ゾーンを移動する時に軽い登山道みたいな所を通ったりする。動物の種類も多く、30分で見て周るのは正直厳しい。ゆっくり周れば半日くらいは過ごせるくらいの規模がある。

したがって、1種類の動物を見れる時間は4秒と見積もった。








見る時間がないので主要な動物の写真だけパッパッと撮って、早足で周って、あとでゆっくり写真を見て楽しむ作戦にした。しかし、シャッターチャンスを狙う時間がないので、完璧な撮影とはいかないけど、これはこれでいいだろう。

16時29分に退園。

ふぅー。疲れた。まじで疲れた。もうエクストリーム動物園という感じで、動物園を出てからたっぷり30分は休憩した。教訓。なるべく動物園は時間があるときに、ゆっくり来たほうがいい。

また来た道を戻ると考えるとゲンナリする。そこに釧路市街まで続いていると思われるサイクリングロードを発見。なんだよ、来るときは普通に道路を通ってきたが、隣接してこんな素敵なものがあったとは・・・。

このサイクリングロードは、釧路阿寒自転車道「湿原の夢ロード」と言うらしい。

釧路は北海道では札幌、旭川、函館に次いで4番目に大きな街だが、道都の札幌から遠いこともあって、上位3つの都市より相当寂れている感がある。私は情緒があって釧路が好きなのだが、もし釧路に住むことになっても、どうやって生活の糧を稼いだらよいか、北海道の他の都市以上に想像ができない。こんな素敵なサイクリングロードがあっても利用者は少なくて、釧路の街に着くまで、たった1台しか自転車とすれ違わなかった。

釧路に着いてからはインデアンでカレーを食べた。みよしののカレーなんかとは比較にならないくらい美味しい。

釧路中心部では、くしろ川リバーサイドフェスタ2014というイベントを開催中。

「君は~♪」

10年以上前にラジオで流れていたような歌謡曲。しかし、音程が凄まじい。市民参加のカラオケ大会のようなものが行われていて、街中に凄まじい音量で、お世辞にも上手くはない歌声が響いていた。札幌にも東京にも大阪にも、どこに行くにも遠いという、この釧路ならではの風情を感じる。

MOOにある港の屋台という居酒屋の集まりみたいな場所に行き、以前から気になっていた釧路ラーメンを頼む。40歳代くらいの綺麗な女性が「醤油ラーメンでいい?」と聞き返す。釧路ラーメンにも醤油、味噌、塩とあるらしいが、青森のラーメンみたいのを想像していたので、醤油にする。600円だったかな。

居酒屋なので当然お酒も勧められるが、そんな気分ではなかったので「お冷でいいです」と言うと「あはは」と美人ママ。

釧路のシンボル、幣舞橋の夜景。綺麗な月夜だった。もうテントに戻る気力がなくて、近くのパコで日帰り入浴。仮眠して夜明けを待つことにした。