WEB制作

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ダブルチェック(クロスチェック)が完全に無意味な理由を経験者が語る

画像はイメージ

ダブルチェック(クロスチェックとも言う)とは、ミスが許されない場面において複数人で確認作業を行うことである。

医療現場とか、戦闘機のミサイル座標とか、それこそ人の命に直結する場面ではダブルチェックは重要だとされるけど、人の命には直結しないことが多いWeb制作の現場でもダブルチェックはよく行われる。

だがダブルチェックに意味なし!

医療現場で働いたことはないけれど医療ミスは起きるし、戦闘機の訓練で座標の入力ミスがあって民家にミサイル投下された事例もあることからわかるように、人の命に関わる場面でさえも、ダブルでヒューマンエラーが起きている。

戦闘機のミサイルを打った経験はないけれど、俺に関して言えばWebの制作現場でダブルチェックを上司や自分より上位にある関係者に依頼して、ダブルチェックでミスを見抜いてくれなかった経験は数知れず!(笑)

いや、笑いごとではないのだけど、それなりの大手企業のサイトとかでミスがあると、場合によっては始末書モノだったり、会議で見世物みたいに吊し上げされてボコボコにされたり、障害報告くらいは書かされることも少なくないから、本人にとっては致命的なのだ。

ダブルチェックのミス確率計算式

人間という不完全な生き物が2人でチェックすることを計算式にすると、「不完全✕不完全=不完全」という結果になる。

10回に1回ミスする人を「0.9」とし、10回に2回ミスする人を「0.8」として、上の式に当てはめると、「0.9✕0.8=0.72」となる。なんと1人でチェックした時より、ダブルチェックすると逆にミスの確率が上がるのだ。

これは人間によくある性質で、お互いが他人をアテにしたせいである。

ミスすり抜けの主要因が自分にある場合

そもそも他人を信用するのが間違い。他人をアテにするという甘えが原因である。テメエで考えろじゃないけど、自分で100%チェックするのが超大前提だ。

特に、それなりの役職についていたり、同じ会社に長年しがみついただけで偉くなった人とか、雰囲気だけで仕事しているような若手にダブルチェックを頼むのは無意味。

後輩とか自分と同じ立場や境遇にある人間は、割とちゃんとチェックしてくれる傾向にあるけど、自分より上位ポジションで、蘊蓄と独自理論を展開する能無し人間はとくかく信用しない方がいい。

職場によっては、能無し人間だとわかっていてもダブルチェックを依頼するフローになってたりするから、厄介なのはよく知っているけれど。

ダブルチェックする他人に問題がある場合

俺の経験上、ダブルチェックを他人に頼むという愚行は、ほぼ全く意味がないし、むしろ逆効果だったりする。

上の公式が全てを物語っているけど、他人側の原因は以下の通り。

3秒チェックしているから

「確認します!」とか言っておいて15分後くらいに「問題ないです!」とか言われるけれど、実際には14分56秒は別のことをやっていて、チェック自体は3秒だったというケース。

俺は3秒チェックって呼んでいるけれど、Webページが開けてザっとスクロールできたらOKというレベルのチェックである。これはかなり危険。

マウンティングのネタ用にわざとミス誘導

長くいるだけで偉くなっているしょうもない人間に多いが、説教するネタを探したり、ポジショントークやマウンティングのネタ探しに使われているだけ。

制作物のチェックというよりは、本人の荒探しをしているため、肝心の制作物チェックができていないパティーン。

総合考察 ダブルチェックの考え方

他人をアテにするなというのが基本。

そもそも、人生の全てにおいて他人というのは自分が期待するほどは何の役に立たないものである。

ちなみに、ダブルチェックというのは自分で2回チェックすることもあれば、2回目は他人に依頼することもある言葉の意味で、クロスチェックは2回目は他人に依頼するニュアンスらしい。自分のチェックなんて重要なやつは自分で5回くらいチェックするけどね。

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Web制作でのプロジェクト管理ツールとしてSharePointを使っている会社はイタすぎる

プロジェクト管理ツールの大事さをわかっていない会社はイタイ(画像はイメージ)

Web制作におけるプロジェクト管理ツールとは、優等生的な言い方をするとプロジェクトを円滑に進めるために必要なものである。

プロジェクト管理ツールとは

AI時代らしくCopilot(Microsoftの回し者じゃないよ)に聞いてみたら以下の回答だった。

『プロジェクト管理ツールとは、プロジェクトの計画、実行、監視、制御、完了までの各段階を効率的に管理するためのソフトウェアやアプリケーションのことです。チームの作業を整理し、進捗を可視化し、期限を守るために欠かせない存在です』

俺から補足するとすれば、企業や組織におけるWeb制作やWebサイト運営では、依頼者や制作者、承認する上司や管理部門など、役職や雇用形態、所属会社まで違う様々な人間が関わることになる。

きちんとしたプロジェクト管理ツールがあれば、「いまどんな状況?」「誰がボール持ってる?」「そんな話聞いてないよ」みたいな、時間のロスや卓袱台のひっくり返しを避けることができる。

代表的なプロジェクト管理ツール

代表的かどうか知らんが、俺が実際に複数の大手企業などで使ったことのあるWeb案件のプロジェクトツール一覧。

Asana

最近使っている企業が多い印象。

メッセージのやりとりとかの基本機能はもちろん、進捗や状況などをわかりやすく管理できる。インターフェースもオーソドックスで必要な機能も十分で、奇抜さがないのでオススメ。回し者じゃないよ。

Backlog

少し古典的な部類になるけど、アイコンとかインターフェースがカジュアルで、硬くなりがちな職場でこそ使ってほしいタイプ。

Webの現場では中小企業から大手まで、昔からよく見るプロジェクト管理ツール。

Questetra(クエステトラ)

設計とか工業製品とか自動車メーカーとかの分野でよく使われているっぽいけど、webの現場でも上の方針でBacklogからの乗り換えで一度だけ遭遇した。

Web制作の管理ツールとしてはそんなに使いやすかったイメージないけど、クエステトラポッドという呼び方をしている人がいた。

Redmine

大抵のプロジェクト管理ツールは月額いくらみたいな感じで使うのだけど、Remineに関しては無料で自前のサーバーとかに組み込んで使う。

技術志向の会社とかでは、エンジニアさんが導入してくれたりする。

有料製品に比べるとインターフェースなどがシンプルだけど、関係者と案件の進捗をやりとりしたりとか、基本的な機能は完備していると思う。

オープンソースでRubyを動かせる環境(LinuxとかMacとか)があれば個人でも使える。インストールは専門的だけど。

Trello

付箋紙というかカード型で案件を管理する。

Webデザイン系とか、ビジュアルシンカーの多い環境では使われている気がするけれど、個人的にはあまり使いやすいと思わない。個人のメモ用とかならいいんだけどね。

SharePointで案件を管理するとブラック職場になる

SharePointはMicrosoftの製品で、最近ではよく社内のイントラサイトの制作に使われていたりする。

ノーコードのCMSみたいに、ちょっとした社内向けのWebサイトの制作にも使わるから、阿波踊り大会とかのくだらない社内イベントの告知とか、どうでもいい社内部活動の部員募集ページとかの作成にも使われたりする。

それ以外にもWebページの更新依頼とか、新規ページの作成とかの依頼を投稿するようなページを作ることもできて、これが上記で紹介したようなプロジェクト管理ツールの代用として使われてしまうケースがある。

SharePointはプロジェクト管理ツールとして機能不足すぎる

俺は今まで2か所の職場でSharePointをプロジェクト管理ツールらしくものとして使わされたことがある。

SherePointの設計には詳しくはないのだが、上手に設定されている場合は依頼があった時にメールが飛ぶようになっていたり、案件が終了した時にポチっとチェックボックスを入れれば、依頼者に案件完了のメールが飛ぶようになっている。

案件画面から関係者にやりとりできないのが致命的

SharePointをプロジェクト管理ツールとして使っている職場の何が致命的にクソかというと、案件画面からメッセージのやりとりができないことである。

プロジェクト管理ツールを名乗っている他のツールだと、案件画面から進捗を報告したり、確認事項や画面サンプルの投稿をしたり、関係者全員にスムーズに連絡をすることができる。

しかし、SharePointではそんな基本的なコミュニケーションすらできないので、関係者のメールアドレスを調べてコピペして、Outlookで新規メール作成、TOに依頼者、CCに関係者をポチポチ入れて、「〇〇の案件でご連絡しました」とやらないといけない。

これだけで10分はかかるし、毎回、Outlookとかメーラーでやりとりするから、どの案件がどれだったかわかりづらいことになる。

大体の場合、ExcelとかGoogleスプレッドシートとかで依頼を受けた側(つまり俺)が自分で別途管理表を作るハメになるから、この段階で30分はロスすることになる。

web制作やサイト運用の現場では、複数の案件が同時に動くことが多いから、重要な返信を見落とす可能性もあるし、抱えている案件の数が増えるとOutlookとTeamsのチャットとSherePointを行き来しないとならないから、脳を無駄に消耗することになる。

誰がSharePointで管理しろって言ったのか

Web制作のブラックな事情を知っていたらSharePointで案件を管理するという発想にならないけれど、なぁなぁのトップダウンの組織だとありがちである。

すでに月額いくらで導入しているSharePointがあるんだから、これで管理すればいいじゃん、という安易な発想である。

Web制作とかサイト運営をまともにやったことがないんだろうけど、大企業とかで社員数が多くて、依頼者になる可能性になる人の数が多い場合、プロジェクト管理ツールだとユーザー数に応じて料金がかかったりするから、SharePointで経費削減するんだろうね。俺の想像だけど。

それだったらオープンソースのRedMineがあるじゃん、ていう話だけど、こんなデスマーチ的な職場は上がパワハラ野郎だったり、お局だったりして、基本アホ過ぎて破綻しているからどうにもならない。

案件に入る時にプロジェクト管理ツールを確認しよう

俺の経験上、プロジェクト管理ツールは何を使っているか聞いて口篭もったり、ShrePointだったりする場合はデスマーチ的な職場だと判断できる。

すんごい暇な職場ならいいけど、毎日数件以上の案件が依頼される職場でShrePointだったらストレスでおかしくなるから注意。

ShrePointではプロジェクト管理はできないってMicrosofが公言すべきだとも思う。

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AdobeのAEMというマイナーなCMSの妙な使いづらさについて語ってみる

AEMはそこらのノーコードツールよりノーコードだけど

AEMってAdobeのスポンサー広告が最上位に出てきたけど、あとは取り扱っているベンダーとか、技術的な解説をしている人が少数くらいで、「AEMでこんなの作った~」とか言ってる人はまず見かけないCMSがAdobeのAEM、Adobe Experience Managerである。

個人的な感触ではマイナーなCMS

CMSのシェアって統計の仕方とかによって国内でも世界でも数字がバラバラすぎて信用がおけない。

WordPressが80%以上でAEMは2%くらいでDrupalが名前すら出てこない場合もあれば、AEMが半分くらいのシェアになってたり、信用が置けるソースがない(笑)

肌感覚で言うとオープンソースが主流なのは間違いなくて、ベンダー系というかメーカーが管理しているようなのは昨今主流ではない気がする。

日本の大手有名企業でも2020年代になっても日・・・なんとかとか、コピー機とかの大手企業とか、何千ページもあってどう考えてもCMSで運用してるだろってサイトでも、実はプレーンなHTMLだチマチマ手作業で更新していたりする。なんでわかるかというと、俺が更新作業を担当していたからである。

国絡みのサイトの一部とかもセキュリティとか保守管理などの面からCMSを使ってなかったりするから、大規模なサイトでもCMSを使っていないことは意外と多いと思う。

そんな前置きをしつつ、何が言いたいかというとAEMは俺の15年くらいのWeb界隈の仕事では名前を聞いたのはたった3回しかない。

AEMの名を聞いた3回の内訳

Photoshopとかで有名なAdobeのCMSにして、たった3回である。

非公表だが導入費用が高く、世界的な大企業や、外資系などで導入していることが多い。たまに日本企業でも頑張っちゃって導入している場合もあるけれど、インターフェースが英語ベースだし、日付の表記とかも英語基準が基本だから、日本企業が導入する意味が少ないのはすぐわかる。

そのへんはDrupalとかも同じだけど、オープンソースだからカスタマイズとか小回りが効くけれど、AEMは小回りが利かないから日付表記とかが海外仕様のまま運用している日本のサイトもあったりする。

AEMの使いづらさはまず重たいこと

今どきのIT事情というか、時代の真価を考えると、AEMで日常的にサイトを運用する時の重さはハンパではない。

AEMには自前でサーバーとかを用意するオンプレミスと最近主流のクラウドがあるけれど、要求するサーバーのスペックが高いからか、モノホンのJAVAで動いているからか、特にオンプレミスだと重いことが多い。

10年くらい前に関わっていたグローバル組織だと、AEMでページを編集しようとすると重たくて固まってしまうことが多かった。

「クロムを使え」って言われて、えっ?と思ったけれど、Chromeのことだった。Chromeを使ったからどうなんのよって話ではあるけど、AEMの重さはそこらのCMSの比ではないことが多かった。

大昔のDreamWeaverとか並みのノーコード

DrupalとかWordPress(の少し古いバージョン)とか、中小系のベンダーCMSだと、ページを作ったり、全体のデザインとかは割とHTMLで書くことが多いから、更新担当レベルでもHTMLの知識は必須だと思うけれど、AEMだとテーブルレイアウトしていた時代のDreamWeaverとか、PowerPointレベルの操作感覚でページを作成する。

ただし、超重たいのと、操作に癖があったり、管理側の設定次第でバージョン管理が封じられていたりする。

プレーンなHTMLのサイトと違って自由にバックアップもとれないのに、バージョンアップも封じられて、ゴリゴリ片道切符でページをいじらないとならないのはストレスが溜まる。

企業によってはバックアップやバージョン管理が社則レベルで義務付けられていることも多いのに、文化の違いを感じるレベルである。

まぁ、こんなので編集しているとAEMのニッチなスキルは伸びても、Webのスキルが全く伸びないという状態になるが。

AEMでも一応HTMLでコードを書くモードもある

Drupalで言うサイトスタジオ的なモードというか、パーツ単位でHTMLコードを自分で書くこともできる。

ただ、AEMで運用している職場は、運用担当が普通の広報担当者とか、マーケティング担当者とかで、HTMLのHの字も知らない場合が多いから、あまり使われていないと思う。

もしくは、特殊な仕様にしないとならない場合に、システム担当者とかが作っているページとかだろうか。

個人的には個人で勉強がてらの自分のPCとかレンタルサーバーに入れて試せるようなCMSじゃないから、企業の社内システム的な立ち位置なのがAEMな気がする。

あと、AEMで作られたサイトって、ものによるけどカスタマイズの幅が少ないからか妙にシンプルなデザインだったりするから、なんとなくAEMかなってわかる場合があるから不思議。

海外企業とかグローバルっぽい会社のサイトが多いっていうのもあるし、海外大手っぽいデザインのサイトは大体AEM製に思えたりもする(笑)

デベロッパーツールが効かないクソ仕様

WordPressとかDrupalとか、PHPで動いているような一般的なCMSだとデベロッパーツールでHTMLやCSSの状態を確認しながら作業ができる。

ところが、AEMは普通のWebデザイナーやコーダーには縁のないJAVAでバックエンドで処理されて、画面が吐き出されているっぽい。

だから、普通のHTMLとかCSSで書き出されないので、何かおかしい部分があったり、コードを確認したい場面があったとしても、ブラウザのデベロッパーツールでサクッと確認、調査ができない。

サクッとどころか、オープンソースでもないし、JAVAで内部的にどんな処理してるかなんて、普通のWebデザイナーには想像するのも無理なレベル。

ベンダー制のCMSが廃れていった理由だなと思ったりした。