キムタクが如く

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【PS4/PS5】LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶のプレイ記録、感想

PS4/PS5「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶(ロストジャッジメント)」の個人的なプレイ記録、感想、レビュー。基本、ネタバレなしだけど、プレイの感想自体がネタバレだったりするので気になる人は注意。

前作にあたるジャッジアイズはストーリーの完成度とバカゲー要素満載のサブストーリーに引き込まれて、プレイ時間は200時間越え、4~5周くらいメインストーリーをプレイ済み。

前作が好きだったから、果たして続編的な本作は楽しめるのかどうか不安だったが・・・。

60/100点程度、色々と中途半端な印象

龍が如くシリーズや前作ジャッジアイズは、本編とは別にサブストーリーが充実しているのが特徴だけど、ロストジャッジメントは今どきのゲームとしてはメインストーリーがあっさりしている。メインストーリーのみだとプレイ時間は15~20時間程度。

PS3時代の龍が如くとかもそんなもんだった気がするから、ある意味、昔の龍が如くをやってるような懐かしい感じがした。

ただ、中盤以降はグダグダした同じような話が続くのが気になった。連続ドラマとかアニメみたいに、同じ話でグダグダ時間を稼ぐような。

探偵としての新ガジェットを使った要素は追加されているけど、前作で特長的だったドローン調査やサムターン回しは削除されている。

マップは神室町、横浜、高校内の3つ

舞台は龍が如く7の使い回しマップが基本で、神室町と横浜(7より行ける範囲は狭い)が舞台。横浜には後で述べるユースドラマの舞台、拠点ともなる誠陵高校という、都会のマンモス校(?)的な1つの独立したマップとも言える施設がある。

最初はキムタクで横浜の街が散策できると楽しみだったが、ユースドラマという高校内のサブイベントがメインストーリーと同じくらいにボリュームたっぷり過ぎたせいか、前作や龍7みたいに、街中の人とのサブイベントは相当少ない。

なんと有料DLCを買えば彼女イベントとかも追加されて過去作と同程度にはなるが、リアルマネーを払わないと街中のイベントは少ないのでがっかりした。

アスレチック要素は厄介者ポジション

体験版の段階で知っていたが、攻略には壁を登ったり、壁を走ったり(?)するアスレチック的な要素が追加されている。

特別難しいわけでも特別簡単なほけでもないが、メインストーリー中に結構な頻度でやることになるので、ただただテンポが悪くなっているだけに感じた。

面白みを感じた部分はなく、登る操作をする前に登れそうな場所を見つけないとならないのだが、ゲームの中のキムタクの運動能力がよくわからないので、登れそうな場所を見つけるのに苦労した場面が多かった。アスレチック要素は面倒なだけの要素だった。

ユースドラマのボリュームがありすぎる

メインストーリーは高校内のイジメという社会問題をひたすら扱っているが、メインストーリーとは別に「ユースドラマ」という、高校の部活動に絡めたサブストーリーが用意されている。

全くやらなくてもメインストーリーには支障がないが、ユースドラマはやり出したら全部クリアするまでにメインと同じく15~20時間くらいかかってしまった。さすがに力を入れるところを間違っていると思った。

しかも、ユースドラマはロボットコンテスト的なロボ部のシミュレーション的なゲーム、暴走族のバイクレースゲーム、格闘アクションなボクシング、バーチャファイターそのものでプレイするeスポーツ部、そんなに難しくはないがリズムゲームなど、ミニゲーム要素をクリアしないとならない。

ジャンルの得意、不得意でクリアするのが苦痛だったり、時間がかかってしまう場合もあるだろう。

ストーリーの内容的にはバカゲー要素もあったり、真面目だったり、どうにも中途半端な印象が残ってしまった。

ロボットコンテストは熱い!

暴走族もビジュアルだけは面白かったが、似たようなレースが多くて飽きてしまうのが難点だった。ボクシングも似たような内容で時間だけかかるのが難点。リズムゲームも過去作に出てきたような感じだけど、中途半端な印象があった。

そんな中、ロボットコンテストは過去作には登場しなかったタイプのミニゲームだし、戦略やパーツの吟味など、楽しめる要素が多くて白熱した。

難しすぎず、簡単すぎずの難易度だけど、要はブロックが出て来る場所がランダムだから、パーツを強化して、何度かプレイしていれば、いずれ運で勝てるようになっている。

気になったりは、ロボットを強化するのにゲーム内マネーがかなりかかること。高校内でパーツの素材を買うこともできるが、高校の外に出て買わないとならない場合もあり、移動がとにかく面倒。

高校の中はファストトラベルができないし、快適性を追求してきたシリーズのはずだけど、妙に快適性が実装されなかったのがロストジャッジメント。高校内からタクシー呼び出しくらいできてもいいと思うけどね。

2周目プレイする気が起きないメインストーリー

前作ジャッジアイズはストーリーがよく出来ているし、悪と正義の構図がわかりやすいものだった。

しかし、ロストジャッジメントは序盤からビジュアル的に胸糞悪いものや、そもそもイジメ現場をリアルに描いているので、学校というものに良い印象や良い思い出がない人には、繰り返しプレイしたくなる要素がない。

謎解き要素にしても、基本的にはキムタクやゲーム内のキャラが解決してくれるし、フィクション要素の強いものだから、プレイヤー自身が謎解きする気も起きない気がする。

中盤以降は似たような話のズルズルがラストまで続くし、いまいちゲームとしての切れ味が足りてない気がする。

まとめ 前作が好きなら買ってもいいけど過剰な期待は×

基本的にはキムタクはじめ、前作の要素の使い回しが何かと多いけど、メインストーリー本編と、ユースドラマのミニゲーム集で合わせてプレイ時間は40時間ってところ。

ユースドラマのミニゲーム集だけでも1本のゲームになりそうなボリュームだけど、サブストーリーやユースドラマは有料DLCを買わないと楽しみ切れないような作りになっているのが気になった。

個人的には有料DLCは買わなかったが、ユースドラマ充実パックというのを買わなくても、バイクのレースもロボットコンテストも普通にクリアできるようになっているし、特に買う意味はないように思った。

ユースドラマのミニゲームはボリュームは多いけど、本編とミニゲーム集で40時間というのもフルプライスのゲームとしては微妙だなぁと思った。

ちなみに、執筆時だとPS5番よりPS4版の方が中古価格が高い。PS5って人気ないんかなぁ、という別の感想も持ってしまった。ジャッジアイズシリーズは諸般の事情で今作で打ち切りになるという話もあるので、前作が好きだったらやっても損はないと思う。

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【PS4】ジャッジアイズ(キムタクが如く)での彼女作りが本編より面白かったw

ピエール瀧の逮捕でピエール氏がモデルになっている重要キャラがいることで、新品の販売が自粛されて一時的に中古価格が高騰したキムタクが如くこと、PS4のジャッジアイズ。

本編は本編でサスペンス仕立てで熱い展開が最後まで楽しめるのだが、ジャッジアイズはシステムを流用した「龍が如く」よりサブイベントが豊富で、しかも面白いことが判明。

特に面白いのは彼女を作るシステム。サブイベント中で知り合った女性をデートに誘い、一定回数のデートを繰り返すと告白イベントが起き、以降は彼女にすることができる。

彼女にできる女性は4人登場し、一般人だと人道的(?)にまずいが、ジャッジアイズの主人公はキムタクなので4人同時に彼女にすることも可能!!

今回はネタバレありで、ジャッジアイズで彼女にすることができる4人の女性を紹介する。

彼女1人目 早乙女月乃

変態に好かれやすいため、変態に襲われたり、変態絡みのイベントが多い彼女。

彼女にするまではサイドケースや複数のフレンドイベントをこなす必要があり、彼女にするまでが一番大変。

大学生の月乃さんをゲットした八神氏。

彼女2人目 美浜さな

ストリートミュージシャン的で実は家庭的な彼女。

仲良くなるとカレーも作ってくれる。

どの女性もLINE的なメッセージアプリでやりとりする。

スーツ姿が見たいという彼女のリクエストに答える八神氏。

彼女3人目 あまね

占い師的な、あまねさんも彼女にできる。4人の中では一番、異色の存在。

あまねさんとのデートでは将棋対戦ができる。

彼女4人目 松岡七海

イベントや演出的に一番力が入っているのが松岡七海。誘拐されたのを助けたのがきっかけ。

詳細は実際のプレイで確かめて欲しいが、ドラマティックな展開が待っている。友人のゆっこは彼女にできないのが残念。

彼女にしたあと出来ることは?

付き合う前のデート中でもできるが、ダーツや将棋など、ミニゲームを楽しむことが可能。

逆に会話シーンやお散歩はできないので、彼女にした後にできることが少なくてちょっと寂しい。

個人的には彼女にするまでのイベントは、本編よりも面白いくらいだったので、こっちをメインにした続編が出たら買う。できたら、販売停止とかは嫌なので、キムタク以外は芸能人を使わないで欲しいけど!!

ストーリー上の恋人候補である真冬にバレた(?)イメージ。

実際には4股がバレることはないけど!!

余談 ジャッジアイズの続編が出るらしい

まさかのキムタク続投で学園(?)を舞台にした『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶(ロストジャッジメント:さばかれざるきおく)』という続編が出るらしい。

個人的には1作目がなんだかんだ言って良かったので劣化しないか続編については微妙だけど。気になる人はチェックしてみるとよいかと。