女満別

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【うわさ】ピーチの成田-女満別、釧路便が実質的に廃止目前という風の噂が耳に入って悲しい

希望の星はいとも簡単に打ち砕かれる現実を噛み締めろってか

当方、北海道は道東地方のド田舎の出身でございます。小学校の社会科見学ではホタテの加工工場に行ったでございます。

ホタテの風味が風に載って運ばれてくるわけだけど、ありがたくない噂も入ってくるわけで、今回、小耳に入ったのはピーチの成田-女満別、釧路便が廃止になるという噂である。

夏限定でパリピ達が押し寄せる北海道(特に道東)

日本の陸地の約1/4を占める北海道には沢山の空港があるが、東京-札幌みたいな世界一のドル箱路線を抱える一方、地方のド田舎空港だと夏場のパリピみたいな観光客が押し寄せるたった3か月間を除けば、カニやホタテの缶詰工場に嫌々出張するサラリーマンくらいしか旅客がいないのが基本。

とは言っても、地元の行きつけのラーメン屋に行くだけで、東京からANAやJALだと正規運賃だと往復8万円くらいしてしまうものだから、節約派云々言う前に航空運賃をなんとかしないとならないわけで、そこに数年前に救世主のごとく登場したのがピーチ航空の成田-女満別、釧路便であった。

AIR DOもあるけど、LCCに比べたら、大手よりちょっと安い程度だから、筆者はよほどじゃないと利用しないし。ちなみにAIR DOは北海道出身とかで北海道に本籍があると道外に住んでいても道民割引というサービスが受けられる。そんなに大幅に安いわけではないけど、ちょっとした優越感には浸れる。

2023年3月26日以降は運休、路線検索には残されているが・・・

女満別や釧路便は地元でも鳴り物入りのビッグニュースとして登場したが、なんとこの両路線、長引いたコロナ禍とコロナのピークアウトによる海外路線へシフトする同社戦略により、年間トータルで考えれば大した儲からない(むしろ赤字?)からか、運休扱いとなっているらしい。

筆者も1年くらい前から検索の路線にはあるのに、常に「空席なし」になっているから、パリピが急増して何か月も先までびっしり予約がいっぱいなのかなぁ、と不審に思っていたものだ。

2022年の冬スケジュールも年末年始だけの期間限定として運行していたというし、このままフェードアウトするかのように路線廃止になるのではと噂されている。

LCCの場合は所有する航空機の数が限られているから、儲からない路線を継続するより、国際線など儲かる路線に機材を回した方がいいに決まっているから、地元民と一部のパリピのために女満別とか釧路便を継続する義理なんてないのだろう。

余談 コロナ禍では実際20人くらいしか乗っていなかった

地元万歳のパリピである筆者にしてみたら(パリピなのかよ笑)、日本の会社として地域に貢献する気持ちがあるなら成田-女満別便と成田-釧路便路線は残して欲しいものだけど、実際のところ、コロナ禍の冬に成田-釧路便に載ったら多めにカウントして20人くらいしか乗っていたのである。

そんな空気を運んでいるような日々だったら、今まで続いていた方が奇跡ではあるのだけど、北海道というか道東の性質上、夏場はがっつり貧乏旅行の若者や年金暮らしのパリピたちが乗るはずだから、夏場だけでも運航する意義は大きいと思うのだけど、ピーチ関係者の人が見ていたらガチで考え直してほしいなぁ。

それか、ピーチが徹底するならジェットスターが引き継いでくれれば何の問題もないので、手のひら返しするけどジェットスターさんにとても期待しております。

それにしてね、2023年の夏場の北海道のホテルの価格上昇は異常する。コロナ以前は1泊3千円クラスのボロホテルが普通に1泊1万とか正気じゃないけど、正気じゃない値段でも泊る正気じゃない観光客がいっぱいらしい。いつからそんな高級リゾートになったのだろう。コロナピークアウトで世界がここまで変わってしまうとは。

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【レポート】女満別湖畔公園キャンプ場&無料の野営場・・・駅と温泉が徒歩3分!!

2019年キャンプシーズンの記録とレポート。女満別湖畔公園キャンプ場編をお届け。

さようなら、シラルトロ湖キャンプ場

在りし日の憩いの家かや沼

いつも利用していた釧路湿原のお気に入りキャンプ場「シラルトロ湖キャンプ場」が隣接する宿泊施設「憩いの家かや沼」の経営破綻によって、巻き添えを喰らう形で2019年シーズンは休止されることになった。

もっとも、かや沼は以前から赤字経営と言われていたし、今さら驚くことでもなかったのだが、キャンプ場は国内有数の自然の中にあって、自転車はもちろん、駅から歩ける距離なので徒歩キャンパーにとっても意外と利用しやすいこともあり、超お気に入りのキャンプ場だった。

しかし、かや沼の日帰り温泉やレストランが利用できないのでは、キャンプ場としての価値はかなり下がってしまうので、何らかの形で、施設とキャンプ場をいつか営業再開して貰えれば個人的には嬉しいのだが、現実的には当面利用する代わりのキャンプ場を探さなくてはならない。

条件は駅や市街地から近くて、自然が多くて、もちろん日帰り温泉もあること。

そんなキャンプ場は実は以前から知っていたが、それが今回レポートする女満別湖畔公園キャンプ場だ。割と色々なキャンプ情報誌などに紹介されているので、知っている人も多いのではないだろうか。

1泊300円、駅近、温泉近、市街地近し!

ロケーション的にはJR女満別駅のすぐ裏。

ここは7月~9月の期間だけ営業していて、受付は近くにある観光案内所。窓口でキャンプがしたいというと親切に色々教えてくれて料金を払うと、テントに付けておき札を貰える。ゴミ袋は10円からで、缶とかはスーパーのビニール袋で回収して貰える。

駅裏というか、網走湖側から撮影した女満別駅。

JRで訪れると当然すぐわかるが、市街地側からは坂を下りた位置にあり、所見だと女満別駅は場所が結構わかりにくい。無人駅で通学の高校生とかを除けば、あまり日中の利用者は多くない。女満別空港の最寄り駅だが、北見や網走からバスや自家用車でアクセスする人が多い空港なので、駅は建物の割りに人も設備も寂しい。

さて、キャンプ地は網走湖の湖畔と、その近くの平地のやや湿った林となる。クイが立てられた場所より陸地側であれば、自由な場所に建てられる。人気があるのは湖側。

7月頭の平日の昼間だから閑散としているが、もっとハイシーズンになったり、土日で天気の良い日だとかなり混むと予想される。3泊したが、夕方や暗くなってから到着するライダー等の旅人や、クルマで乗りつける地元キャンパーがかなりいた。

このへんの地帯全体が網走湖の周辺地域なわけだが、網走市内をを経てオホーツク海までが網走湖なのである。朝はシジミ(たぶん)の漁船が出入りする。

砂は沖縄の海岸みたい(?)に白っぽくて綺麗。湖なので基本的に波が来たりはしないと思うが、湖のすぐそばには規則でテントは建てられない。

というより、指定されるキャンプ地と湖の間に利用者や漁師のクルマが通る道路がある。ガチなオートキャンプ場ではないが、一応、クルマで乗り付けることも可能。静かに過ごしたい一人旅の人も多いから、ガチにやりたい場合はオートキャンプ場にいくのがよろしいだろう。

私みたいに一人で湖岸でラーメンやジンギスカンをやるのが好きな人は、一時的に浜に移動すればよろしい。小さい椅子があると良い。基本的にここは一人旅とか放浪の人も多いし、あまり派手にバーベキューとかやるキャンプ場ではない気がする。

JRに乗って近隣の美幌駅の産直売所で買ったミニトマトとイチゴ。地元のものは美味しいね。

ちなみにトイレはこんなふうな建物が2箇所ある。男性で言うと和式、洋式、小便器ありで清掃も行き届いている。朝に清掃が入る。

数百メートルにセコマ、1Kmくらいにスーパーあり

徒歩や自転車の場合、重要なのが食材を調達できる場所。

キャンプ地からホテル山水方向をさらに進んで線路を渡るとセイコーマートがある。コンビニと言えど、地元コンビニなので北海道食材が意外と手に入るし、酒が豊富。タバコも扱っている。

セコマをさらに突き進むと市街地に出るが、空港通りという街で一番綺麗(?)な道沿いにシティマートめまんべつ店というスーパーがある。惣菜類も充実しているが、大型スーパーではないので、あらゆるものが手に入るわけではない。

ただ、ひとつ個人的に苦言を申し上げたいのは、ジンギスカンがカチカチの冷凍ものしかないのと、網走市内のスーパーより品揃え悪く、値段が高かったこと。

ジンギスカンのブランドや肉にこだわりがある人は、網走市内のスーパーで調達した方が良いかもしれない。私はこの店は1度だけ利用したが、結局、その後は網走のスーパーで食材を調達した。

シティマートの向かい側には大きいドラッグストアのツルハドラッグがある。ドラッグストアだが、アホみたいにインスタントラーメンや缶チューハイ、スナック菓子などを大量に扱っている。そういうので酒池肉林したい場合はどうぞ。

日帰り温泉は420円

人気のあるキャンプ場は温泉が近くにある場合が多いが、このキャンプ場の人気も温泉が近隣にあることと関係していると言えよう。

湖に向かって左側に進むと「ホテル山水」という小さめの温泉ホテルがある。その建物の裏側に「美肌の湯」という日帰り入浴可能なスーパー銭湯ライクの建物がある。券売機で420円だが、シャンプー等は備え付けられていないので注意。ロッカーも完備しているのでキャンパーにはありがたいだろう。ゆっくりできる。

地元の利用者も多い施設ではあるが、比較的ゆったり利用できる広さがある。休憩コーナーは申し分程度で、アイスとか軽食程度はあった気がするが、きちんとした食べ物はなかった気がする。

その他にも、駅裏の湖南荘という温泉ホテルと、シティマートから少し向こうに行ったところにある町の施設にも日帰り温泉があるという。長期滞在で色々楽しみたい場合は徒歩圏だけで3箇所も日帰り温泉があるのだから、すごいことだろう。

自転車やバイクがあれば、さらに網走方面の日帰り温泉も利用できるのだから、なおさら凄い立地だ。

謎が残る女満別野営場

上で紹介したキャンプ場より、湖で言うと北東側の奥まった場所に無料で利用できる女満別野営場というのがある。

奥まったというよりも、駅裏から歩いて5~10分くらいだと思うのだが、こちらは事前予約が必要だからか無料なのに利用者が全然いなかった。

普通に観光案内所でキャンプがしたいと言うと300円の方を紹介されるが、混んでいるわけでもないし、言えば利用させて貰えるのではないだろうか。

300円の方の炊事場は古くて簡素な作りだが、無料の方がしっかりしている印象があった。ただ、区画割されているので、吟味して好きな場所にテント張りたいという人は300円のほうがいいだろう。

利用者少なめがよかったり、少しでも節約したい人は利用する価値はかなり高いと思われる。