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数年ぶりに一眼レフで動画撮影の仕事をして思い出したこと色々

画像はイクラ。あまり記事本文とは関係ありません

10年ちょっとばかり前の昔話。デジタル一眼レフ、特にCanonのEOSで動画を撮影することが流行った時代があった。

EOSムービーと言っていたと思うが、火付け役だったのがEOS 5D Mark IIという機種。静止画撮影用としても優秀なカメラだったが、フルサイズCMOS搭載で動画撮影ができるとあって、ボケ味などの一眼レフ特有の高い描写力を生かした映画のような表現が安く実現できる機材として、映像業界から高く注目されたのである。

写真の仕事にあぶれたフォトグラファーが動画の仕事に手を出すきっかけする機種として使われることもあったであろう。

2008年からの5年くらいの間がEOSムービーの全盛期だったように思う。個人が制作する映像作品はもちろん、ドラマやTVCM、映画、成人モノビデオなど商業作品でもEOSムービーを見ることができた。

ひっさびさの動画撮影の仕事

仕事としてちゃんと動画をやっていたのは10年以上前のこと。

個人ではEOSムービー中心だったが、仕事では会社の業務用ビデオカメラを使っていた。

一眼動画は元々が写真用の機材なので、写真的な表現は得意な一方で、動画専用機であるビデオカメラに劣る部分はかなり多い。

ビデオカメラとして考えた場合の一眼レフの主な欠点を挙げてみよう。

オートフォーカスがゴミ

機種にもよるけれど、ビデオカメラと比べるまでもないくらいにゴミであることが多い。

そもそもオートフォーカスを使わない絵作りを考えた方がいいレベル。

モアレ(シマシマ模様のアレ)が出やすい

10年の時がモアレの存在を忘れさせていたが、一眼レフで動画を撮ると人間には何でもないようなシマシマのパターンとか壁紙とかの僅かな凹凸によって、絵作りが崩壊する。

写真用にはモアレ回避のローバスフィルターというものが機能するが、動画撮影の時は機能しないために大抵の一眼ムービーはモアレが深刻なことになる。

自然の風景を撮っているぶんには、それほど気になることは少ないものの、愚かな人間が作った人工物には規則的なパターンが多いので、室内や街並みで撮影する時はかなり注意。

厄介なことにカメラのモニターではモアレを確認できないことが多いので、「おつかれしたー」と撤収した後にビールを飲みながら大きいモニターで確認した際に背筋が凍り付くパターンが典型的。

音声モニタリングができないことが多い

写真メインで動画もちょろっと撮るくらいのユーザーが大多数だから需要がないのかもしれないけれど、プロの映像制作の現場では音声モニタリングしながら収録するのが当たり前。

音声モニタリングとはテレビとかのヘッドフォンしてマイクをやっているような音声スタッフのアレのこと。一眼レフだと録画中にどんな音が録音されているか不明なので、雑音が入っていたり、マイクに異常が起きていても後の祭りになってしまう。

モニタリングするにはミキサーを使ったり、一眼レフカメラ用のPCMレコーダーというものがあるので、こういった音声機器を噛ましてからカメラに音声入力する。

長時間録画できないことが多い

最新の機種とかは知らんけど、29分とかの制限がある。

センサーが熱を持つと録画できなくなるし、バッテリー消費やデータ量が大きいので1カット数分くらいを想定した方がいい。

セミナー収録とかで2時間くらい回しっぱなしみたいな使い方はできない。

動画では天井バウンスはCeiling Bounceという

写真の場合はストロボを天井にバウンスさせると、ぶっちゃけ手抜けだけど比較的簡単にプロっぽい写真が撮れるので自分は多様してきたけれど、動画の世界ではどうなんだろうと調べてみた。

動画用のライトはストロボに比べると光量が小さいことが多いので、写真ほどは使われないっぽいけれど、海外の映像制作の現場ではCeiling Bounceと呼ばれているらしい。

日本だと写真の現場で天井バウンス(天バン)のことをセーリングバウンスと言っている人は一人も見たことがないけれど、映像の世界ではセーリングバウンスなのだという。やっていることは基本的に同じ。

同じ意味でJoleko bounceとも言うらしい。これは機材のメーカーかなんかが由来らしいが、狭い日本の写真の現場では全く完全に聞いたことがない。

現状の一眼動画ってどうなんだろうね

EOSムービーが流行った初期の頃だと、スマホもそんなに普及していなくて多くの人はガラケーだったし、手軽に高画質で動画撮影できる機材が一般人の手の届くところになかったというのも流行った要因としてあっただろう。

一眼レフも時代はミラーレスが上級者向けにも主流となりつつあり(たぶん)、個人的にはミノルタのイメージしかないがソニーが幅を利かせるようになっているらしい。

今どきの機種だと4K動画とか5千万画素とか、どっちも個人的には大宇宙過ぎるスペックになっているけれど、やっぱり5千万画素になるとレンズの性能に左右されたり、半端な腕では解像度の高さを生かせないから扱いにくいのだという。

4K動画なんて、ちらっと調べた範囲だとデータ量がバカでかくて、4分で16GBとかだってばよ(笑)。

いくら画質がよくても旅行とかの記録用には全く使いもんにならないじゃん。

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【2024年版】Adobe CS6を体験版として新規インストールできない原因と対処法

画像はイメージどころか、もはや空想や妄想の類である

PhotoshopやIllustratorなど、クリエイター職種ではデファクトスタンダードとして使われるAdobe製アプリは、もう10年も前にクソみたいなサブスク方式へと移行している。

拙者は、このご時世に蔓延るサブスグ全般が死ぬほど大嫌い。もう本当に死ぬほど嫌いで、小学生の頃から食べられないセロリよりも嫌いなくらい。

だから、買い切り型というオプションがある製品やサービスについては、今回の人生では絶対に買い切り型を選択するようにしている。(手持ちのカネで買えるものだったらね)

当然、プライヴェートで使うAdobe製品は、最後の買い切り型であるCS6をメインで使っている。

ちなみに表題の件だけど、そんなニッチな悩みを持つ人間がどれだけいるのかは未知数だが、3時間かかって辿り着いた結論を先に言うと、Adobeの認証システムが変更になったためなので、インストールする時だけWiFiをオフにするとかLANケーブルを引っこ抜くとかして一時的にインターネット接続を解除すればよい。

たったそれだけのことに3時間って(略)

何度も危うくなったCS6のライセンス認証システム

買い切り型のクセに、なんで認証がこんなに面倒なんだよ!! と思いたくもなるだろう。

それは20年くらい前だと、学校や職場のパイセンどもがCD-Rとかに焼いて、シリアル番号のメモとセットで先輩風吹かしながら後輩に配ったりしていたからである。

確かCS2くらいまでは“先輩風方式”で普通に起動できていたが、CS3くらいからネット認証が必要になった気がする。

未だにCS6も最後のパッケージ版ということで、それなりに需要があるはずだけど、2021年くらいの段階でライセンス認証用のサーバーが終了して、新規インストールができなくなりそうな事態になっていたらしい。

すでにライセンス認証を済ませていればよいけれど、PCを新しくしたり、何らかの事情で再インストールした場合は、家宝であるCS6が使えなくなってしまうかもしれないのだ。

記事執筆時点としては、AdobeがCS6を使い続ける人間のヘイトが高まることを恐れてか、救済手段的に新しく用意された方法でライセンス認証できるようにはなっているけれど、この調子だと2050年や2100年以降にCS6がライセンス認証できる気はあまりしないな~。

その頃にはCS6を使っている人間の多くがアルツハイマーになっているか、老眼でPhotoshop作業なんてできなくなっているだろうし、生命体として絶滅を迎える時期だからである。

新しいライセンス認証は体験版までは対応してない

救済手段として用意された新方式のライセンス認証方式では、表題の『CS6を体験版として新規インストールする』という、ニッチなパターンにまでは対応していないっぽい。

なんせ、サブスク課金できないCS6をAdobeは現在は配布していないんだから。

CS6を体験版としてインストールしようとすると出てくるのは下記のメッセージだ。

『ブラウザーを更新 Adobe サービスを使用するには、Adobe アプリケーション、オペレーティングシステム、ブラウザーを最新バージョンに更新してください。』

ちなみに、Mac版のCS6は最新のMacOSがCS6をサポートしていないという、いかにもMacらしい理由でCS6が使えないらしい。Windowsは全然OKだけど。

死んでもCS6を使い続ける真っ当な理由

一応、仕事では会社が法人として契約している最新のAdobeを使っているから、最新の技術や機能に対応できてない時代遅れのジジイというわけではないので悪しからず(笑)。

あえて使わないというだけである。

最新バージョンは不安定だから

CCになってからのPhotoshopは、これってクソベータ版じゃねえかと思うくらい、不安的な機能が所々にあって困る。

急いで納品しないとならない時に限って、1pxズレるとか謎のバグで使い物にならなかった経験がある。最新機能はできるだけ使わずに、CS6にもある“枯れた機能”だけで制作するのが毎日定時で帰るコツだ。

最近何かと話題のクソAI機能も試したけれど、AI切り抜きとかはマジで使い物にならない。結局、全部手動でやり直すハメになり、完全に時間と脳みその無駄だった。

まぁ、これでもPhotoshopなんてまだマシな方で、イラレとかPremiere、AEあたりはバージョンによって当たり外れがもっと酷い。

納品前に軽い気持ちでバージョンアップなんて絶対してはいけないのがAdobe Creative Cloud製品である。

なんせ古いデータを活用する必要があるから

仕事でやってる人は特にこれが大きいと思うな。

古いバージョンで作った化石みたいなファイルを扱わないとならないけれど、最新版で開くと問題が起きたりするからね。

Photoshopはまだマシだけど、イラレとかは見るも無残な状態になる場合もある。

期待のAdobe代替アプリがてんで使い物にならなかったから

Adobeのサブスクに反発する勢力は世界的に多いけれど、代替アプリとして開発されたアプリたちは、妙にクセが強かったり、機能や使い勝手がイマイチで、代替アプリとして使い物にならなかったのである。

校舎裏で煙草をふかしている田舎の反抗期の高校生みたいな、見かけだけで中身スカスカの未熟者!! というのが代替アプリたちの個人的な感想だ。

モノホンのAdobeで作ったファイルが代替アプリでは正常に開けなかったり、その逆もできなかったりするから、そりゃ、替わりにはならないよね。

パチもんよりは、古くても本物の安心感を選んでしまう。

Adobeの奴隷になりたくないから

サブスクが死んでも嫌な下りと同じ。

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なぜ最近のノートPCのデザインはMacBookのパクリ、模倣、インスパイアなのか?

画像はイメージ。最近はMacBookインスパイアなノートPCばかり(?)

1999年、時は世紀末。

カラフルで透明感ある斬新なデザインで人気だったiMacと、それをインバイアしたソーテックというブランドのe-oneというWindowsのデスクトップPCが販売差し止めになった。

ソーテックというブランドは後に消滅して、オンキヨー自体も2022年に経営破綻した。

DELLのノートPCはMacBookそっくり!!

上記のような1999年当時の出来事を考えると、パソコンのような工業製品であろうとデザインをことごとくパクったり、模倣、インバイアの類をすると、圧倒的な圧力で叩き潰されると思いがちである。

少なくとも、日本の中小企業がアメリカの巨大企業の製品をインスパイアすると叩き潰されるのは歴史から考えると明らかだ。

だが、最近の主流なノートPCのデザインをみるに、アメリカの巨大企業同士だと、どうもインスパイアどころか、丸々パクっても問題にならないらしい。

拙者が検索力を駆使した範囲だと、少なくとも日本語で言及している記事は何もヒットしなかったことから、それほど誰も気にもしてもいない。

特にDELLのなんとかノートPCの主流シリーズは、拙者が愛用はしていないが所持しているMacBook Airと90%程度が同じデザインである。

横に並べたら軽く酒をひっかけたら見分けが付かないくらいにそっくり。キーボードの左右にスピーカーの小さいメッシュ状の穴があって、指紋認証を兼ねた電源ボタンや、大きめのタッチパッドなどもそっくり、クリソツ。

タッチパッドの右クリックの仕方もMacと同じで2本指の同時押しである。

これはVAIOとかの一部を除く世界のノートPC全般らしいが、Macに行き着いているが何も問題になっていないらしい。

よくよく考えるとAndroidもiPhoneインスパイア

何もこれは今更な話であって、ノートPCだけではなく、Androidのスマートフォンもことごとく機能やデザイン、コンセプトがiPhoneインスパイアだったりする。

世界はよくわからことが多いが、UI/UX、つまりはデザインやユーザー体験の領域においては、奇抜なものは淘汰されがちな傾向があるため、MacやiPhoneのコバンザメをやっていた方がよいということだろう。

2流や3流のなんちゃってデザイナーが独自の路線を開拓しようという無駄な努力は程々にしておかないと、世界の流れから取り残されてしまうというケーススタディでもある。

我々みたいな、底辺なんちゃってデザイナーとしては、デザインや世界経済の流れが1流のインスパイアであることは、日ごろから胸に深く刻んでおく必要があるだろう。