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MacにWindows10を入れるのをオススメしない理由~不幸への片道切符~

Intel製CPUが搭載されているIntel Macには標準機能のBootCampという機能を使うことで、Windows10をインストールしてWindowsPCとしても使うことができる。Windowsのライセンスは別途必要だが、公式機能のみでMacとwindowsが共存できるのだ。

しかし、ちょっと待った。

基本的にMacはMacとして使うのが幸せなのである。

中途半端にWindowsを入れると不幸に一直線になるというのが持論だ。自分に似合わない派手な洋服を着こんで街を練り歩くようなもので、Macとして開発されたハードならMacとして使った方が幸せなのだ。今回はその理由を述べたい。

Windowsを入れると簡単に容量不足になる

Aplle公式によると、Windowsを動作させるには最低64GB、快適というか普通に使うなら128GBのストレージ容量が必要とされている。これは特に誇張もなく、実際それくらいの容量が必要だと筆者も思う。

しかし、2020年に発売された最新のMacBookでさえ、ストレージ容量は最低価格帯のモデルだと256GBしかない。

これでもマシな方で、それ以前に発売されたモデルだと128GBというモデルも多いのだ。特別に金を注ぎ込んでカスタマイズしたり、お金に余裕がある人のMacでもない限り、Windowsを入れると大体がカツカツになってしまう。

Windowsを入れる目的は人それぞれだろうが、何かWindowsでしか動かない専門的なソフトやゲームなどを入れたいからだろう。それらはソフト自体の容量が大きいだろうし、Windows10で頻繁に行われるクソアップデートの時には、裏で大容量のアップデートファイルがダウンロードされるから、もっと容量がカツカツになる。

Windows10の領域を広げれば、本来使いたかったはずのMacが使いづらくなるし、何のためのMacだかわからなくなる。

キーボードがMac仕様で使いにくい

MacとWindowsではキーボードの配列や機能が違う。当然ながら、MacはMac用のキーボードがハードウェアとして用意されているので、Windowsで使おうとすると対応するボタンがなかったり、ボタンの配置に戸惑うことになる。

MacBookのトラックパッドにしてもMacで使うことを想定して設計されているので、Windowsで使うと使い勝手や設定が微妙だったりする。

Windows用のマウスやキーボードを別途用意すれば解決するけど、デスクトップタイプならまだしも、MacBookの場合は魅力が減ってしまう。

Windows10のアップデートなどで不調になりがち

Windows10は頻繁に小さいアップデートや大きいアップデートで設定が書き換わる。

実際に経験して頭に来たが、そのたびにWindowsが立ち上がらなくなったり不調になる。そもそもBootCampが無理やりMacでWindowsを動かすような仕組みなので、細かい部分に対応できないのだろう。アップデートだけでなく、Windowsの設定を変えて再起動しようと思ったら、それっきり起動できなくなって、初期化するしかなくなった(苦笑)

せっかく、ちまちまと環境を整えていたのに、初期化で全部消えてしまった。

いっつもマウスカーソルがモタつく

普通のWindowsマシンでは起こらないことだが、起動直後や複数のアプリを立ち上げている時など負荷が高い状況において、マウスカーソルがモタつく現象が頻繁に起きる。

たぶん、マウスカーソルの処理をソフトウェア的に処理しているからだと思うが、これが結構ストレス溜まる。

負荷をかけなければ起こらないのだけど。

Mac上のWindows10だと動作に不具合が出るソフトが多い

これはソフト個別の問題だが、普通のWindows機だと問題なく動作するものでも、Macのwindows上では不具合が出るソフトが多い。

最近のMacは低価格モデルでもRetinaディスプレイを搭載しているが、ソフトごとに互換性を設定しないとメニューなどが小さい表示されたり不具合が起きる。Macでwindowsを使いたい人に多そうだが、ゲームなんかも不具合が多い。そもそも純粋なWindowsではないから何でも動くわけじゃない。

まとめ MacはMacで使った方が幸せかな

自宅ならともかく、出先にMacBookとWindowsノートの2台を持っていくのは普通は厳しいと思うが、Macを使うなら腹を括ってMacだけを使った方が幸せだ。Windowsを使うとMacのシンプルな良さがなくなってしまうし、中途半端にWindowsを使う意味がない気がする。

ちなみに、2020年現在はともかく、将来的にはAppleはCPUをIntelからARM系に変更すると発表しているので、数年後にはWindowsのサポートがされなくなる。

Appleがボロボロだった時代にMac普及のために無理して対応したのがBootCampだもんなぁ。役割を終えたらなくなっちまうってことか。

補足 Windowsを入れた方が良いケース

とは言っても、以下の場合は容量に余裕があるならWindowsを入れておかないとならない。

Teamsでビデオ会議する場合

Mac版のTeamsでビデオ会議すると頻繁に落ちて使い物にならないから。

動作検証、プログラム開発など

同じ名称のアプリでもWindows版とMac版は中身が全く別物だったりするので、その手の職種や趣味の場合はWindowsが必要だったりする。

売っても二束三文にしかならない場合

MacBookを売り払ってWindowsノートを買い直そうと思っても、数年前のモデルなら残念ながら二束三文にしかならない。

Macとしての役割に不満足な場合は、Windowsとして使い倒した方が多少幸せかも。

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Macの『ミュージック』はaacは再生できずm4a形式が正解

Macの純正音楽プレイヤー『ミュージック(旧iTunes)』での覚え書きメモ。

結論

アップルやMacで音楽ファイルというとaacというイメージだったが、Macのミュージックではm4a形式じゃないと再生できない。

経緯

Windowsではmp3かwma(音質は優秀だけど汎用性がない)が基本だが、wmaはMacのミュージックでは再生できないのでaacに変換しまくった。しかし、いざMacに読み込ませようとするとライブラリに登録できないし、ファイル単独で開いても再生できない。Mac使えないと思ったが、よくよく調べるとm4aが正しい。

MacのミュージックアプリはWindows Media Playerとかと違ってコーデックの種類で分類できないし、技術的なことをユーザーに見せない宗教観が災いして、こういったことで時間を使うことがある。

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【破損画像あり】MacBook Air は衝撃に弱かった! 保護カバーとケースは必須かも!?

MacBookは薄型・軽量かつ、シンプルで洗練されたデザイン、そしてiPhoneやiPadと連携しやすいこともあって使っている人が多いオシャレなノートPCの代表格である。

特にMacBook Air2020は11万円台という低価格でありながら、Retinaディスプレイ搭載、256GBのSSD、一般的な作業には十分なCPU性能もあり、発売直後に筆者も買った。

最初は個人としては新品で買った久しぶりのノートPCだからと、外に持ち出さず家宝として家の中だけで使っていた。しかし、それでは1kgちょっとと薄型・軽量の良さと、程よい高スペックが勿体ないと思い、メーカー保証や旅行保険も入っているし~、とつい旅行に持ち出したのが間違いだった・・・かもしれない。

実際、MacBookは衝撃に弱かった

前提条件として、PCは精密機械だから精密機械として扱うべきなのはどの機種にも言える。

個人的には20年くらいの間にWindows機ばっかりだが様々なノートPCを持ってお出かけした経験がある。持ち運びで起こるであろう衝撃を考慮した設計になっていれば、落としたり、明らかにぶつけたりしない限りは、そうは壊れないとも言える。なぜなら、過去20年間で数機種のノートPCでは旅行で壊したことがないからだ。

WindowsのノートPCは米軍基準のタフさがあったりするが

WindowsのノートPCだと、機種によってはその頑丈さ、タフさがアピールポイントになってたりする。

米軍基準の耐久テストに耐えられました~みたいなアレだ。筆者がサブノートとして使っているMECの機種は、1mくらいのテーブルから3回くらい落としたことがあるし、ベットから落としたことも10回くらいある。それでも壊れないからどれだけ頑丈なのかと思ってしまうくらいに壊れない。もちろん、そんな使い方は良くないんだろうが・・・。

VAIOなんかもタフさがアピールポイントになっている。満員電車で潰された時の外圧に耐えられるようになっていたり、ボールペンを挟んでも大丈夫だったり、様々なテストをクリアーしているという。今になって思えば、外に持ち出して使うようなノートPCなら、こういったテストをクリアーできるようなやつであることが望ましい。以前はこんなテスト必要ないだろとか思っていたけど、実際にMacBookが購入2か月で壊れてしまうと耐久性はノートPC選びで重要だ。

PanasonicのレッツノートもタフなノートPCとして知られている。企業で導入されていることが多く、営業マンが使っていることが多いノートPCだ。デザインの好みはわかれるところだが、出張などの出先でノートPCが故障すると文字通り何にもできなくなってしまうから、丈夫であることは大事なのだ。

鞄に入れて持ち運ぶだけで壊れるMacBook

以下、Mac愛好家(?)にはショッキングな画像かもしれないので閲覧は自己判断で。

これも今になって思うが、MacBookはタフさをアピールしていなかった。薄さや軽さ、様々なエクスペリエンスが~とは謳っていたが、Windowsのタフさ謳っているノートPCとは違って、人が踏んでも大丈夫とか、満員電車で圧迫されても何ともないとか、そんなこと一言も書いてなかったな。

これが壊れたMacBookの液晶。

古いブラウン管テレビを彷彿とさせる砂嵐

完全にモニターがイカれている。ブラウン管テレビ(ナウいヤングはわからないかも)の受信状態が悪い時みたいのが、最新のMacBook Airで再現されてしまった。

そのうち映らなくなり・・・

特に何か特別に衝撃を与えたわけではない。ノートPCを入れるクッションの効いた専用スペースのある鞄に入れて、旅行で持ち運んでいただけで、いつの間にか衝撃か外圧がかかってヒビが入ってしまったらしい。

液晶の内部?が割れちゃってる感じ・・・

MacBookAir 2020はアルミボディだが、考えてみればアルミボディのノートPCが丈夫なはずがない。金属とは言え、アルミはビールの空き缶みたいにちょっとした力でクシャっとなるのだ。

見た感じ、薄型・軽量のMacBookAirにアルミを補強するようなアルミより硬い素材が外側を覆ってたりしない。モニター部分は手で少し力を入れただけでしなるくらいだ。iPadとかiPhoneはタッチパネルでそもそも力が加わるのを想定しているからモニタ周りの強度は高い方だが、MacBookのモニター周りは本当に弱い。

ネットで検索しても割とモニターを破損してしまったという画像を見かける。

MacBookを補強するカバーとケース

Macを長年使っている人からしたら常識なのかもしれないが、MacBookにはwindowsのタフさをアピールしているようなノートPCと同じ感覚で扱うと、ほんの数日で破損してしまうことがわかった。

気持ちの整理が少しはついたのでこれを書いているが、旅行や出張でモニターが壊れて写らなくなると、やりたかった作業が何もできなくてただ重たい物体を持ち運んでいるだけになってしまう。外圧となるとメーカー保証が利かない可能性もあるし、修理代も数万円以上とかなり高額になる。かといってモニターが壊れたままだと、ノートPCとしては全く使うことができない粗大ごみになってしまうし。

そこで、そんな壊れやすいMacBookを外でノートPCとして使うためのアイテムを自分のために探してみた。

本体の強度を高めるためのカバーなんてものがあるらしい。windowsだとあまりこういったカバーはないけど、MacBookには需要があるのが沢山の商品がある。機種にあったやつを探す必要がある。

鞄の中に入れて持ち運ぶ時もできるだけ衝撃が伝わらないようにするケースに入れた方がいい。ノートPCスペースがあるような鞄に入れてもダメだったので、気休めにしかならないかもしれないが、修理代ウン万円を毎回払うよりは買うに越したことない。

MacBookを使うのも楽ではないなぁ。