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【2021年版】デスクトップPCをWifi & Bluetooth対応させる最適な方法を考察してみた

スマホやタブレットPCはもちろんのこと、最近ではノートPCでもWifiとBluetoothは当たり前に本体の機能として存在している。

デスクトップPCもワイヤレスイヤホンや無線LAN、キーボードやマウスも配線なしでスッキリさせるにはどうするのが最良なのか考察してみた。

意外と今どきのマザーボードも対応していない

筆者が使っているマザーボード2015年頃の製品。ここ5年くらいはそんなに劇的にPCスペックが上がっていないから、スペック的な不満はないものの、唯一、時代背景的に無線系の機能が一切ないというのが気になっていた。

「今どきのマザーボードだったら、当たり前にWifiやBluetoothが搭載されているのでは?」と思った。

だが、調べてみると意外にも今どきの最新マザーボードでも、WifiやBluetoothに対応している製品は少数だった。少なくとも、某価格サイトでの売れ筋ランキング上位の製品にはWifiやBluetoothに対応しているものはなかった。

一応、対応しているマザーボードだと下記のようなものがある。

金属製のPCケースがネック?なのが理由らしい

ノートPCやスマホとかだって金属いっぱい使ってるけど普通にWifiなどが使えているのは、それなりの電波的な工夫をしているからなんだと思う。今のマザーボードやデスクトップPC周りの規格的に、そういった電波を通すようなことは想定されていないというのがある。

自作PCなどで一般的に使われている金属製のPCケースだと、マザーボードにWifiやBluetooth機能を内蔵させるとPCケースに電波が遮られて、接続が不安定になったりするという。Wifiに対応したマザーボードはアンテナをケースの外に出したり不格好だったりするのだ。

デスクトップPCを無線化するならUSBのアダプタが最良

最新の今どきマザーボードでも大多数の製品はWifiやBluetoothに対応していないことがわかった。そもそも、マザーボードを交換すると言っても、大抵はCPUやメモリとかも今どきの最新規格ものに交換しないとならないから、数万円以上の出費になるし。

結論的には、デスクトップPCをWifiやBluetoothに対応させるなら、USB端子に差し込む小さいアダプタが最良だろう。実売2千円台で買えるし、怪しいメーカーなら数百円で買える。

Wifiだけ

Bluetoothだけ

Wifi+Bluetoothタイプ

ノートPCでは当たり前なことでも、デスクトップPCでは事情が違うというのが調べていて意外だった。今どきはUSBもType-cが当たり前なのかと思ったら、オマケ的に1個付いているだけとか、5年くらい前とそんなに変わってなかったのも意外。MacだとType-Cしかなかったりした不便なんだけどね(ボソっ)

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【時代の進化】wifiルーターを11nから11ac対応製品に買い換えたら体感速度が爆速になった話

Wifiルーターというものを知っているだろうか?

住んでいる環境だとか物件、家族構成などによっては一切ノータッチで自宅でWifiが使えている人がいるかもしれないが、一人暮らしや、この手の製品を設定しないとならない立場だと能動的に最近の製品に買い換えた方が数千円で有り得ないくらい快適になる。

今回はアパート備え付けのChrome Castみたいな機器(wifiのアクセスポイントになる)から、11nという一昔前の規格、そして11acという最新ではないがリーズナブルかつ爆速なWifi規格に対応した製品の体感速度について語る。

結論を言うと、11nから11acに買い換えるとデータの転送速度ペースで3倍くらいになり、特に大きいデータの転送で圧倒的な違いがある。スマホゲームなどの小さいファイルの転送はそれほど体感できるほどは違わない。

前提 Wifiにも世代があり数年前のものは明らかに遅い

まず大事なのはWifiと一口に言っても実は様々な規格がある。最近の主流なのは理論値で最大300Mbpsの11nという規格と、理論値が866Mbpsまで対応した11azという規格だ。

ざっくり言うと、ここ5年くらいに発売されたスマホやノートPCなどのWifiなら11acに対応しているが、5年以上前の製品だと11aまでのこともある。Wifi6と言ってさらに速い規格も登場しているが、対応機器がホントの最新機種に限られて少ないのと値段が高いので今回は一旦忘れることにする。大昔(と言っても10数年前?)の製品だともっと遅い規格もあるが、それも一旦忘れる。

Wifiルーター側が11acに対応していても接続する側のクライアント機器がそれ以下の規格であれば、当然、機器側の限界までの規格で接続される。

大事なのは実際の体感速度

速度の数字よりも大事になってくるのは、実際に使って速くなるかどうかという点だ。

アパート備え付けのChrome castみたいな製品で繋いでいた時は、自室内のイントラネットも認識しなかったり、当時使っていたXbos360の接続も上手く行かない上に、今考えるとスマホゲームなどの速度も遅かった。

それが独立した実売3000円の11n対応のWifiルーターを買うと爆速になった。PC同士でのWifiを使ったファイル転送では、実測値で10MB/秒前後だった。PC同士で1TBのHDDを丸ごとWifi経由でコピーしたら、丸2日くらいかかることもあった。もっともこれはファイルの数や諸々の条件によるが参考としては、大きいファイルや大量のファイル転送では遅いと感じる。

11n→11ac対応Wifiルーター買い替えで爆速に

さて、本題になるが、11nから理論値で3倍近い速度がある11acに買い換えたところ、実測値でやはり3倍くらいの速度になった。

30MB/秒~45MB/秒くらいと有線LANやUSB直結並みのコピー速度!!

前述の1TBのHDDの転送では、30MB/秒くらいの速度が出るようになった。これはHDDをUSB3.0で繋いだ時と同等なので、ほぼHDD側の限界に近い速度である。2020年現在で実売4000円以下の11ac対応Wifiルーターもあるので、お得な買い物をしたと思う。ほぼ1Gbpsの有線LANで繋いだ時と変わらない速度である。

インターネットに関しては、アパート側の設備の問題で100Mbpsまでが限界のようで、体感できるほどの違いは感じられなかったが、自宅に複数台のPCやスマホがあり、機器間のファイル転送をする場合に11acは圧倒的な快適さを実感できるはずだ。

11nまでの対応の現行製品もあるので注意

この記事を読んで「そんなに変わるんだったら自分も買い換えよう」と思った人に注意がある。

現行製品でも11nまでしか対応していない製品も割とあるのだ。値段ねそんなに変わらないし、対応規格には注意しないとならない。866Mbpsまで対応した11acに対応した製品正解だ。というのも、今どき売られている製品なら11acに対応しているのが当たり前と思って、適当に買ったら11nまでしか対応していなくて早々に買い換えた・・・というのが裏話である。

2021年現在で11nは3世代前の製品だが、今でも安いWifiルーターは11nまでしか対応していない場合があるので、対応規格には注意しよう。この背景としてはアパートやマンションでは光回線が導入されていても建物側の設備の限界で100Mbps止まりのこともあるのと、スマホゲームや日常的なインターネット程度では差がわかりにくいからというのがあるかもしれない。Wifiと言っても建物内でのイントラネットを別にすれば、インターネットに関しては建物の光回線の速度が限界となる。

普通に使っているとwifiルーターみたいな“裏方”にあたる装置はあまり意識しないかもしれないが、ほんの数千円の出費で快適になる場合もあるので、数年くらいほったららかしの人は対応している自分の使っているWifiルーターの対応規格を調べてみよう。ぶっちゃけ11nまでだったら、買い換えた方が幸せかも!?

余談。さらに速い最新規格だとこういった製品がある。インターネットに関しては1Gbpsの光回線が必須だろう。