未分類

自転車用ヘルメット着用が「努力義務」になって急にかぶり出す人たちから思うこと

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

自転車用ヘルメットの例

2023年4月から自転車用ヘルメットの着用が「努力義務」になったことは、一般のニュースサイトなどでも取れあげられ、ホームセンターなどではここぞとばかりに自転車用ヘルメットを売り出すようになった。

実際に「自転車用ヘルメットを扱っているか?」と店員に質問している一般の高齢者なども目にした。

スポーツ自転車をやる人は自主的にヘルメット着用が当たり前だった人も多いかもしれないが、これまで全くヘルメットをしなかった一般の人まで努力義務に従う姿は、ある種、滑稽に見えなくもない。

今回は努力義務になってヘルメットを急にかぶり出す人たちを考察してみる。

そもそも努力義務はしょうもないものも多い

努力義務と義務の違いには大きな超えられない壁がある。

義務は従わないと何らかの罰則を受けるという強制力のあるもので、わかりやすいのは自動車のシートベルト着用や納税などがある。

それに対して、努力義務は努力さえすれば結果は本人に委ねるもの。個人の判断に任せるものであり、従わなくても罰則はない。

身近にあるしょうもない努力義務の例

努力義務はモノによるがしょうもないものも身近に溢れている。

新型コロナワクチンの接種も努力義務

代表的なのが新型コロナのワクチン接種だろう。

日本は世界でも有名な“ワクチン実験場”として利用されているが、海外ではWHOをはじめ、医療関係の有力者がワクチンは打たない方がいいという意見を出しているにも関わらず、日本では努力義務というよくわからない人からしたら強制的なものかのような位置づけであった。

自分で考えることを避ける従順な国民性もあって、海外では2~3回程度の接種が基本なのに、日本の高齢者なんかは全く自分の頭で考える習性がないため、5~6回もワクチンを打ちまくっているという。まさに笑いモノクラスの“実験場”に利用されているので、国の努力義務戦略は大成功したと言えるだろう。

まぁ、言うまでもないが、ご存じのように新型コロナワクチンに新型コロナを防ぐ効果はないし、大体の世の中のワクチンでそうであるように副作用や後遺症の危険などデメリットの方が上回っている。

派遣社員の直雇用も努力義務

世界一の少子高齢化大国で人口減少が進み、先行きが真っ暗な日本。

あらゆる業種が人口減少でビジネスが縮小に向かうことは必至。AIで労働者不足は補えたとしても、AIは食事をしたり旅行には行かないので消費者にはならないのである。

そんな中で日本企業が生き延びるためには派遣社員などの専門能力が高くて使い捨てできる非正規労働者の雇用である。

派遣社員は直雇用の努力が派遣会社や派遣先に課されているものの、実際には派遣社員から着雇用に置き換えられている例は数えるほどしかない。3年経ったら切られておしまいというパターンが大多数を占める。

経営基盤が危うい中小企業ならともかく、日本を代表するようなグローバル展開する大企業でさえも努力義務を守らないのだから、いかに強制力がないものかがわかるだろう。

4月になって急に危なくなったわけじゃないし~

自転車ヘルメットの努力義務化で滑稽なのは、4月になったから急に自転車の危険性があがったわけではないという点である。

そもそも、子供は以前から努力義務だったし、地域によっては学校などでヘルメット着用が義務付けられていたりもするだろう。

個人的には北関東の某県ではよく見かけていた。

経験的には自転車のヘルメットは意味ないことも多い

個人的には自転車から落車した経験から言えるのは、市街地に走るママチャリなどで一般黄な時速15Km前後の走行の場合、事故ったとしても頭から落車することは少ない気がする。

筆者が以前、ぬかるみで落車した時は時速15Kmくらいだったが、胸から地面に落ちた。

本能的に顔は避けるが、もう少し早い速度だと顔から突っ込む可能性はあるものの、頭から突っ込むのは20~25Km以上とママチャリにしたら相当早い速度の時が多いのではないかと思う。

または他の自転車や車との衝突事故の場合だろう。

自転車用ヘルメットは意味がないとまでは言わないけど、市街地を安全な道でゆっくり走るママチャリなどの自転車にとっては、大きく意味のあるものではないように思ったりもする。

それにマトモなスピードで車に突っ込まれたりしたら、あんなちゃっちぃ自転車用ヘルメットの有無程度じゃ、どっちみち致命傷を防げはしないと思うし。

自転車用ヘルメットなんかより危険な走行行為

自転車用ヘルメットもいいけど、それなりも日常的に見かける危険な自転車走行に罰則や改善をお願いしたい。

堂々と歩道を通行する自転車

いや自転車は車道走行が基本だから。

一部の自転車走行を認められている歩道意外は車道を走るのが基本なのである。チャリンチャリンと我が物顔でベルを鳴らすオジサンは道路交通法を学ばなければならない。

無灯火の自転車

こっちも道路交通法で義務付けられているが、無灯火かつ歩道走行は本当に危険なので義務を守ってほしい。

何らかの事情でライトを付けられないなら押して歩こう。スポーツ自転車だと自分で後付けするのが当たり前なので、ビギナーはついていない場合も散見する。

地域差もあるようで、沖縄の高校生とかはほとんど無灯火かつ歩道走行だった。

自転車ヘルメットの努力義務化の功績

それまでスポーツ自転車用のハデハデ仕様のものがほとんどだった自転車ヘルメット界隈だが、努力義務化してから一般人でも着用に抵抗感のないシンプルなデザインのものがホームセンターなどで普通に買えるようになった。

むしろ、普通の帽子っぽく見えるヘルメットもあるし。

視認性を考えるとハデハデの方が安全性は高いけど、ママチャリとかで普通の恰好だと合わないし、職場とか学校には着用しにくいというのもあるだろう。

一見すると国の権力と天下り企業が繋がっているのかなとか思ったけど、海外メーカーのものも多いから、そこまで天下りではない気もする。

【PR】いらなくなったPC、家電の回収サービス!!

国が唯一認定した『パソコン/小型家電の宅配便回収サービス』

ご家庭に眠っている不用なパソコン/小型家電を宅配便でご自宅まで回収に伺い、国認定工場にて適切にリサイクルを行っています。

詳しく見る