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マレーシアに行ってきたぞ ~失われたキットカット~ 3日目

3日目の朝、はじめて朝食会場に行ってみた。どうやら、日本の大手宿泊予約サイトから予約したこの宿は、毎日深夜3時くらいまで重低音が響くらしい。日本だったら返金して貰って出て行きたいところだが、言葉の壁、文化の壁でそういう交渉ができそうにない。

78時くらいの朝食会場となるフロント前に出向く。

「グッドモーニング」

食パンとインスタントコーヒーなどが置かれており、適当にトーストして食べる。コンチネンタルブレックファーストと言っても色々あるだろうが、かなり質素だ。

基本的には、アメリカンブレックファーストやイングリッシュブレックファーストの方が豪華で、ヨーロッパ大陸のコンチネンタルブレックファーストは簡素なものを意味するらしい。

旧市街(たぶん)の方に行く

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ブキッビンタンからクアラルンプールの中央駅にあたるKLセントラル駅まではモノレールがある。基本的にモノレールに沿って歩いていけば3Kmくらいで辿り着ける。

基本的にモノレールは街の中心部を走っている(そのわりに2両編成、たまに4両?)ので、沿線を散歩すれば街が把握できるはずだ。

バンコクなどに比べると人口が少ないので、日本の地方都市とかベッドタウンの街を歩いているのとそう雰囲気は変わらない。車が左側通行なのも日本と同じだし、マナーを大事にする国のようで、すれ違う人が皆親切に道を譲ってくれたりする。

KLは日本みたいにターミナル駅(東京駅とか札幌駅とか)付近がすごく栄えているわけではなくて、ブキッビンタンとかKLCCのような割と離れた場所の方が栄えている。東京というよりはソウルに近い。

空港からのバスや鉄道が発着するKLセントラル駅近辺に至っては、高層ビルなどもあるのだが、道路を1本渡ると国境沿いの街(イメージ)くらいの薄暗い雰囲気となる。

 

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中華街なども見たが、道が狭くて入っていく気がしなかったり、日本人にはそんなに心惹かれるものでもないように思った。

コネタ

マレーシアに行ってきたぞ ~失われたキットカット~ 2日目

コテージというかテラスハウスというか、こじゃれた部屋なのはいいが、金曜日の夜だったからか、下に入居しているバーだかクラブだかから重低音の音楽が激しく響き渡った。

朝7時ころ、朝食を取りにフロントに行く。フロントの前にテーブルが2つ3つ置かれていて、そこが朝食会場だと言う。チェックインの時にインド系のお兄さんが英語でチョロチョロ~っと朝食について説明していたが、7時ではなかったらしい。まだ準備中だった。

何時に朝食が始まるのかよくわからないし、そんなに豪華な朝食ではない気がしたので、適当にどっかで食べればいいと思って、そのまま出かける。外へと続く階段が鉄格子と南京錠で封鎖されていたので、受付の人に開けてもらう。マレーシアでは南京錠はよく使われている。

ペトロナスツインタワー

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マレーシアと言えばペトロナスツインタワーというくらい有名なランドマークである。事実、図書館で借りた3冊のマレーシアのガイドブックの表紙は、すべてペトロナスツインタワーの写真だった。少なくとも、日本人にとってはマレーシアと言えばペトロナスツインタワーなのだ。

日も昇らない朝(と言っても7時くらい)から見に行った。数年前まで世界一の高さを誇っていたというのもあるし、イスラム風のデザインを取り入れた外観により、美術的、文化的な価値が高いビルだろう。

450mくらいあるので、大雑把に言って東京都庁の2倍くらいの高さがある。東京のビルは何というか小さいな・・・。

KLCCの公園

ペトロナスツインタワーの周辺は、高層ビルが立ち並ぶ地域だ。KLCCという。東京で言えば西新宿みたいな地域だろう(たぶん)。

さらにその周辺は公園として整備されており、東屋など心惹かれるものが多い。マレーシアの水道水は一般的に日本人にとっては飲用に適さないが、飲める水が出てくる水飲み場も何箇所かあった。周辺はジョギングをしている人が多い。

 

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クアラルンプールは大規模なイオン的なショッピングセンターがいくつもある。KLCCにもタワーの下がショッピングセンターになっていて、ブランド品の店やフードコード、スーパーなどが入居している。

午前10時、朝食がまだだったので、3階と5階にフードコードが入っており、場末っぽい5階に行ってみた。

フードコードには10数店舗くらい店があった。ビピンパなどの韓国料理の店はKLの大体のフードコードにあるが、無視してチキンカレーっぽいものを頼んだ。

 

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13RMくらいだったと思う。マレーシアで食べたもので一番おいしかった。

マレーシアのフードコートの食べ物屋は、どうも写真と実物が全然違うことが多かったが、この店は大体同じだった。写真ではでっかい海老が3つくらい写っていても、実際はカップヌードルに入っている小エビ程度の大きさだったりするのは、マレーシアではよくある。

 

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マレーシアでは沖縄と同じで、休日に関しては日中よりも涼しい夕方以降に行動する人が多い。KLCC周辺は日中はそれほど人がいなくて、スーパーで食料を買ったりしながらのんびり過ごした。ただ、気温が30度以上で暑くて体力を消耗した。

午後3時間くらいになったら一旦ホテルに戻って、シャワーを浴びてエアコンの効いた部屋で再度のんびり過ごした。

ちなみにマレーシアでは夕方になると30分~1時間くらいスコールになるので、夕方に一旦ホテルに戻るというのは、ある意味、王道とも言える。

旅モノ

マレーシアに行ってきたぞ ~失われたキットカット~ 1日目

マレーシアの首都、クアラルンプール(KL)に行ってきたぞ。

 

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今回利用したのはエアアジア。正確にはグループ会社のエアアジアX。日本~マレーシアなどの中・長距離便を担当するのはエアアジアXという航空会社だが、普通にエアアジアのサイトから予約できるので、普通の人にはあんまり変わらない。料金は秘密だが、うまいことやって往復で3万円台。行きは成田発、帰りは羽田着というのは、普通の往復格安航空券ではでき
ない技だ。

エアアジアはマレーシアに本部がある。以前は、成田~札幌など日本の国内線にも路線を持っていたが、スカイマーク同様、客室乗務員のセクシーさを売りにしたせいか、日本の国内線からは1年程度で撤退。その後は、日本においては国際線のみで就航している。

成田空港に向かうぞ

前日の夜遅くまでお仕事だったため、情報収集など準備があまり進んでいなかった。今回はチケットの安い日を適当に選んだ結果、5泊6日の旅程だ。

ホテルはじゃらんで探した1泊2200朝食付きの所を確保。クアラルンプールはシンガポールに比べるとホテルの相場が半額くらいと非常に安く、バンコクと同じくらいの割安感で、とても素敵な所だと、この時は思った。

午前2時頃、PCで情報収集していたが、そのまま眠ってしまう。飛行機は午前10時に成田発だが、国際線で色々手続きがあるので、8時くらいには着いていたい。遅刻は絶対に許されないが、運がいいことに5時くらいに目が覚める。急いで準備をして、通勤ラッシュの少し前くらいの列車で成田に向かう。

8時くらいに成田空港到着。

以前は電車で来ると身分証明書のチェックがあったが、廃止されたのだろうか、この時はチェックがなかった。半年前に自転車で来たときはゲートでチェックされたが。

初めての国際線LCC

成田空港の片隅でチェックインなどを済ませる。他の国は知らないが、マレーシアKL専用のチェックインカウンターは、日本人の旅行先としてはあまり人気がないからか、マレーシア人などアジア系の人ばかりだった。日本人はほとんどいなかった。

あの狭いLCCで国際線なんて有り得るかと思ったが、7時間くらいの飛行時間だから、ぎりぎり可かなと思った。飲食物の持ち込みは基本禁止で、機内食などは別料金で予約時に手配する。予約しなくても機内で買うこともできなくはない。

おしいことに、4月8日からLCCターミナルが開業するが、このときはまだだったので、飛行機まではバスで移動する。このジョボい感がたまらん。

ゆったりした機内

平日だし日本人に人気がないからか、往路は特に座席に余裕があったため、ゆったりと過ごせた。

座席の幅は国内線のLCCと同様だったと思う。機内食は有料の割りにかなりショボかった。何のメニューだったか忘れたが、チキンライス的なアジアフードだったと思う。普通の広告会社だったら、機内食でライバルと差を付けたりするものだが、LCCにはそういう発想がないのだろう。コンビニ弁当とかの方が4倍くらい美味しい。

クアラルンプール到着

午後5時ころ、特にトラブルなく到着。東南アジアなので気温は30度くらい。

入国審査ではASEANとかかれた列があったが、日本がASEANなのかどうかわからんかったので、普通の外人向けの列に並ぶ。「お前はASEANの常識も知らんのか」と入国ブースで揉めるのも嫌だったからだ。

両手人差し指の指紋を採集され、マレーシアで悪いことが何もできなくなったため、時に何の質問もなく無事入国。

快適な特急列車で街に向かうぞ

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マレーシアの空の玄関口・クアラルンプール国際空港は、通称でKLIA(キリア)と言う。LCCのターミナル2で、他にお土産やフードコートなどかある建物がある。

空港から街までノンストップの特急列車が出ており、片道35RM、28分。1RMは32円くらいなので、1200円くらいだ。

モノレールとか色々な列車がある

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クアラルンプールの街には、モノレールやLRTと呼ばれる市内電車、郊外に向かうKTMコミューターなどの通常の鉄道があり、結構、交通機関が多彩だ。今回は街一番の繁華街のブキッ・ビンタンという所にホテルを押さえてあるため、KLセントラル駅からモノレールで向かう。

しかし、このモノレールはいっちゃ悪いがショボい。クアラルンプールは人口160万人くらいの都市だが、たった2両編成とかで街の中心部を走る。ガイドブックにもやんわりと書いてあったが、日本の電車よりもかなり狭い。

マレーシアの人は列車の入り口に固まる傾向があって、奥のほうが好いていても、絶対に一度決めた立ち位置から動かない。そのため、途中駅で乗ろうとする人がいても、乗れないので諦めるパターンが多い。東京人みたいに無理やり押し込んで乗り込む人はいないので、そこは好感が持てた。

ブキッ・ビンタン到着

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15分くらいしたらブキッ・ビンタンに到着。

初めて来たからわからないが、ここは街一番の繁華街らしい。と言っても、東京みたいに高層ビルが林立してるとか、バンコクの繁華街ほどの喧騒があるわけではない。デパートなどのショッピングセンターや怪しい雑貨屋、食べ物屋など狭い範囲に店などが密集している。

目的のホテルに到着。客室が10数部屋程度のこじゃれた感じだが、なにやら周辺がバーとか、ガチの飲み屋密集地。1階もクラブみたいな飲み屋。

しばらくここで過ごす運命なのでチェックインする。フロントに行くとマレーシア人の若い男性が。

 

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マレーシアはマレーシア語が公用語だが、多民族国家のため、別民族との会話などでは準公用語として英語を話す。自分目線で申し訳ないが、我々日本人に比べると英語力は非常に高く、流暢な英語を話す。ペラペラ過ぎて何を言っているかわからなかったが、何とかチェックインを済ます。