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【AI】話題のChatGPTを試して感じた危険性と使えなさ過ぎて泣けてきた話

むつかしいAI技術的な抜きにして、最近は一般のニュースにまで登場するようになったChatGPTという高機能チャットボット的な存在。

何年か前にAIブームになった途端に企業の問い合わせフォームなどに使えないAIチャットが搭載されたりしたものだが、そのかなり高機能に見えるようなものがChatGPTである。あくまで個人的解釈。間違っている説明はスルー優しく希望。

ChatGPTの何が問題なのか?

国によっては使用を禁止したり、IT企業の人間ですら開発の中止を求めるくらい話題のChatGPTくん。

使えないチャットボットなど、いくらでも過去に存在していたが、ChatGPTくんが他の使えないチャットボットと違うところは、おそらく仕組み的には、いいかげんな情報だらけのネット上から、あらゆる情報を自己学習するということ。このサイトも含むのかな(笑)。

もう一つ特徴的なのは、それっぽい自然な言葉で会話のキャッチボールをするかのようにコミュニケーションできるということ。日本語にも対応している。

とは言っても、ピンとこないので、無料で試せるとのことだし、自分で登録してやってみた。

試す場合の根本的な注意点

国や企業によっては使用を禁止されているほどのものなので、個人情報や機密情報などを入力することは避けよう。設定で保存の具合を変えられるともいうが、相手はやがて世界を滅ぼすかもしれない人工知能だ。

勝手にあなたの個人情報を学習して、開発会社の飯のタネに利用されてしまうのは想像に難くない。

だから、試す場合は「〇〇に行く方法」とか無難な質問にしておいた方がいいだろう。

登録方法やURLなどは変更になる可能性が高いから、自分で試したい人は「ChatGPT 登録」などと自分で調べてほしい。自己責任で。

登録にはメールアドレスのほか、認証コードを受信するための携帯電話の番号も必要。学習されなければいいのだけど・・・などと不安になりながら登録完了してみた。

東京から新潟に行く方法を聞いてみたけど・・・

登録が完了すると、シンプルなチャット欄のようなものが表示される。

普通に日本語で質問できるので、東京から新潟に行く方法を聞いてみた。まぁ、わかるんだけどね~、いじわるなものだから(笑)。

ChatGPTはたぶん、どこかの旅行サイトか時刻表のデータなんかを持っているのか、乗るべき新幹線などが表示された。

実際のChatGPTの回答はこちら

人工知能に回答されるのは実に虚しいものだけど、少しSF感は漂う気がする。最初だけだと思うけど、未来の子供は学校の先生や親に聞くより「AIに聞きなさい」と言われるのが当たり前なのかもしれない。

そして、以下はChatGPTの回答の抜粋である。

東京から新潟には、以下の交通手段があります。

新幹線(上越新幹線):東京駅から上越新幹線に乗り、新潟駅まで直通で約1時間30分~2時間程度で到着することができます。特急「つばさ」や「あさま」などが運行されています。

飛行機:東京国際空港(羽田空港)から新潟空港まで、約1時間程度で飛行機が運行されています。成田空港からも、新潟空港までの直行便があります。

ふむふむ、滑らかな日本語だね。日本に来て何年? どこで君は日本語を覚えたの? と聞きたくなるが、肝心の回答内容は間違いだらけであった。

新幹線「つばさ」は山形行きだし、同じく新幹線「あさま」は長野行きだね。

羽田から新潟空港に飛行機があったのは上越新幹線の開業前の話だし、成田発の便もないし。時期によっては乗り継ぎ用などで稀にあるらしい? けど、一般的なものではない。

ChatGPTというくらいだから、チャットのように返信のキャッチボールができるので、

「使い物にならん!」と一蹴してやったところ・・・

大変失礼いたしました。私はあくまでお役に立てる存在として、質問に答えることを目的としています。ご質問があれば、どうぞお気軽にお尋ねください。

マニュアル返答のコールセンターの対応でも学習したのだろうかという、開き直りの良さに逆に関心してしまった。個人的には二度と尋ねないけどね。

出来の良い優等生みたいな受け答えが逆によくない

東京から新潟の行き方を質問してみて、一瞬でChatGPTの問題点がわかってしまった。

ChatGPTは間違っていることでも、さも正しいかと錯覚させるようなキレイな日本語で返してくる。そのため、嘘や間違いを見抜けない人が使うと危険だということである。

AI技術への興味の範囲で使うのはいいとしても、ChatGPTに言われた通り、「つばさ」に乗ったら山形に行ってしまうし、羽田に向かっても新潟行きの便は飛んでいない。

時間や経済的な損失だけで済めばまだいいけど、信用や人命に関わるようなことで間違いを信じてしまったら、取り返しが付かなくなってしまうだろう。

そりゃ、使用を禁止する会社や国が出るわけである。納得。

個人的には、新潟に行くつもりが山形に行ってしまったら、割と取り返しが付かないけど(笑)。

人工知能ってむつかしいね。

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【中古で激安!?】JBL FLIP4 Bluetoothスピーカーの音質とか独断と偏見満載レビュー


泣く子も黙る老舗スピーカーメーカーと言えばJBLだ。

そのJBLによるBlutoothスピーカー「FLIP4」を近所の某中古店で税込み3000円(!)という破格で購入したので音質等々、独断と偏見でレビューしてみたい。

なお、最近聴く音楽ジャンルはジャズ、ボーカルなしのイージーリスニング、シティポップスwあたりなので、色々ご察し頂くのがよろしいかと。

いくらなんでも相場はもうちょい高い気がする

まずこのスピーカーを買った理由としては、夕食前のお散歩でたまたまブックなんとかという、某中古店のオーディオコーナーを訪れたのが最大の理由。ここは大型店なので本だけでなく、家電なども扱っているのだ。

付属品はストラップのみだけど、充電ケーブルは汎用のマイクロUSBだし、使い方も一般的なBlutoothスピーカーと同じで、基本的にボタン押してスマホなどとリンクさせるだけだし、天下のJBLなら公式サイトで説明書もダウンロードできるし、全く問題ない。

見た目もキレイなのでバッテリーも酷使されていないのが想像できるし、いざとなれば保証3か月あるから不良品だったら返品しようと即決したのである。

ちなみに、FLIPシリーズは後継機として見た感じが大体同じFLIP5やFLIP6があって、それらの新品だと1万5千円くらい。

スマホとかみたいに後継機が出ると中古が値下がりするんだろうけど、それにしても安すぎて、値段の付け方間違ってるんじゃ・・・と思いつ、日頃の行いの良さだと解釈して手にしたのだった。

音質の傾向は低音ブーストすぎ?

このへんはマーケティング的な理由が大きいと思うけど、FLIP4の音質は一言でいうと想像以上に低音がブーストされたサウンドである。

仕様的には4インチのスピーカーユニットが2つでステレオ再生(たぶん)で、左右にパッシブラジエーターがあり、再生中はパッシブラジエーターがぶんぶん振動する。

周波数帯域は下は70Hz、上は20KHzまで。この数字だけでいうと、ちゃんとしたピュアオーディオや音楽制作用のモニタースピーカーと同じくらいだけど、聴感的におそらく200Hz前後に低音のピークを作っている感じがある。100Hzや70Hzなどの本当の低音は、チェック用の信号を流さない限り、ほとんど聴こえないのではないかと思う。

モニター系のスピーカーの場合は、できるだけフラットなバランスだけど、この手のスピーカーはマーケティング的に「サイズを超えた低音ブンブン」なのが好まれるからだろう。

普通のなアパートや安いビジネスホテルなどの部屋の中で再生したら、そこそこ音量を上げると低音がどんどんブーストしてしまい、苦情が来るのではないかと思う。

質はともかく、低音(正確には中低音)ブースト気味なサウンドが好きで、ポリュームを気にしなくてよい人の場合は、低音の不足にがっかりするということはないと思われる。

ステレオだけど小さいから点で鳴っている印象

ネットでちらっと調べた範囲だと、なんでも後継機はモノラル再生だというが、FLIP4は2つのスピーカーユニットだから、ちゃんとステレオ再生しているのだという。(本当にそうなのかは詳しく調べていないので、らしいというレベル)

レコード時代のジャズなんかは、左右きっかりに楽器ごとに録音が分かれていたりするけど、そういう音源だと音質的に有利なのかしらん。

ただ、ステレオ再生と言っても、サイズ的にどうしても空間というよりは「点」でなっている印象にはなってしまう。

複数のFLIP4があればそれぞれを一つのスピーカーに見立てて、本当の意味でのステレオ再生ができるというか、JBL公式のスマホアプリを使って100台とかリンクできるんだとか。

公式の商品写真では縦置きで使われているのもよくみるし、縦置きの方がスマートに設置できる気がするけど、そうなるとステレオもクソもない気がする。後継機がモノラル再生だとしたら、そんな理由かな。

実際、この手のポータブルスピーカーが本当のステレオっぽく音を出すには、2台買って左右の間隔を開けて設置する必要があると思うし。

FLIP4に向いているジャンル

JBLといえばジャズ向きのスピーカーというイメージがあるが、FLIP4などポータブルタイプのスピーカーだと、ポップスやヒップホップ、ダンス系などが主戦場の気がする。

音楽制作系の視点でいうと、ポップスやヒップホップ、ダンス系などの楽曲はそもそもが低音~中低音を強調した音作りがされる。ダンス系だと耳に聞こえないレベルの超低音を入れたりするくらい。

低音~中低音が強調された音源をFLIP4で再生すると、さらに強調されることになるので、ジャンルが持つポテンシャルが引き出されるのだろうと思う。

ちなみに、ジャズを再生すると意外と心地よいサウンドだった。フルレンジの4インチスピーカーユニットにしては、中高域が繊細な音をしているので、生楽器の音がキレイなのである。

ただ、ベースやバスドラムが激しい曲だと、どうしても下が伸びないのでモワモワっとしてしまうのが残念な点であった。

静かめのジャズだったら、なかなかイケていると思う。

FLIP4の良さを生かす使い方を考えてみた

ポータブルスピーカーというくらいだから、出先やアウトドアなどに持ちだして使うのが基本だろう。

ダンスとかやってる人が練習の時に持ち出して使うとか。低音をズンズンしたいパーティー用とか。

もしくは今風の人だったら、部屋の中でメインスピーカーとして使うシーンも想像できる。

ただ、個人的にはそこそこのモニタースピーカーもあるし、あえてFLIP4をメインスピーカーとして使う理由は全く見当たらなかった。

バスルームで使うにしても低音がさらにモコモコっとしてしまうのが使いどころの難しさを感じる部分である。

FLIP4のサイズや重量に関して

ほぼ500mlのペットボトル満タンの時と同じ。

スーツケースを使わない旅行用としてぎりぎり持っていくこともできるけど、もっと小ぶりなタイプのポータブルスピーカーもあるので、個人的には微妙かなと思う。

防音設備がない安いビジネスホテルなどだと、低音ズンズンはマズいので、旅行用には難しいと思う。

JBL公式のスマホアプリではイコライザは使用できない(?)

これは自分調べだけど、iOS用のJBL公式のアプリを使ってみたものの、ファームウェアのバージョンアップなんかはできたものの、イコライザには対応していないようだった。

スマホ用の音楽再生アプリでイコライザが無料で使えるものは少ない(自分調べ)ので、低音ズンズンを何とかしたい場合に結構困ったりする。

FLIP4の総評、オススメ度は?

JBLがアメリカのメーカーなので、アメリカンピーポーの日常シーンに合わせた音質などの設計なのは容易に想像できる。まぁ、極東の島国に住む1億人程度の人間のために開発されたものではない。

低音好きでダンス系などの曲をアウトドアなどでガンガン手軽に楽しみたい場合には良いのではないかと思う。

筆者みたいに中古で探すと意外な低価格で買えることもあると思うので、新型のFLIP6とかを買うのは予算的に厳しい・・・という人は探してみるとよいと思う。

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プログラミング学習に挫折した俺様が挫折した理由を教えてあげるテスト

人間には理解できるものと理解できないものがある

2023年にもなって最近は少し落ち着いた感もあるけれど、少し前の時代では「これからはプログラミングだ」「プログラミングで人生変えよう」「人生はプログラミングw」というくらいに、プログラミングで人生一発逆転できるような甘い広告文句が飛び交っていた。

民間の怪しいプログラミングスクールはもちろんのこと、国が運営費を出している職業訓練校なども湧いて出てきたりして、「俺も、私も、プログラミングで人生一発逆転できるかな?!」とワクワクしている人たちも多いことだろう。

しかし、ちょっと待った。

プログラミングはそんなに甘いものではないので、プログラミング学習で挫折した俺様が、なぜあなたが挫折する可能性が高いのかを上から目線で説明してあげようというのが今回の趣旨である。

1日中、数式や英文らしきコードを見るのが超つまらない

プログラミングに向く人と向かない人の違いを一言であげるならば、数式やら英文らしきコードを1日中、見たり書いたりすることに面白味を感じるかどうかである。

意味不明なコードを見るより、好きなアイドルや好きな異性の写真、ゲームやアニメのキャラを見たり、小説や週刊誌を読む方が楽しいという人は、プログラミングのあまりの地味さ加減に音をあげてしまうことだろう。

逆に数式らしきものを見たり、処理の順番をいじくるのが楽しいと思える人は、ぐんぐんプログラミングが覚えられるのである。

一般的に10代や20代など若い人の方がプログラミング学習に向くというのは、学校での数学や英語の勉強も大した面白くもないけど、面白くなくても盲目的に勉強することができるからではないだろうか。

30代やそれ以上になると、数式やらコードやらを眺めるよりも楽しいことを色々と知っているから、なかなか勉強に身が入らないのである。全くもって個人的な経験ではあるが、周りにいた20代の若者がスキルをどんどん伸ばしているのを横目で見ていて本当にそう思った。

まともなプログラミングの仕事に就くのは20代が限界

あくまで一般論であるけど、誰もが言うのが職業としてプログラミングの仕事に就職するなら20代がギリギリといったところらしい。

もちろん、趣味としてやったり、個人で作りたいアプリを秘密裏に開発してゴニュゴニョするぶんには年齢制限はないが、事実上、20代が限界という説は間違っていないと思う。精神面というか気持ちの問題で30代前半でも何とかなるかも・・・というレベル。

30代後半以上にもなると、持病があったり、もうすぐ介護保険料も払わないとならないし、親が入院していたりなんなりで、集中して盲目的に数式やらコードやらを覚える気力がなくなってしまう場合も少なくないだろう。

プログラミングのエラーを修正するよりも、自分に起きている健康問題や身の回りのゴタゴタを修正することに時間と気力を使わなければならないため、20代よりもハンデが大きいのである。そのため、挫折する可能性が高いと言えるのだ。

プログラミング学習は年単位の時間がかかる

巷のブログラミングスクールは3か月とか4か月、下手したら2か月くらいのところもあるかもしれない。

以前、オンライン説明会を受けたことがあるオンラインスクールは4か月だったが、授業というよりは朝に課題を与えられて、事前に購入させられた市販の分厚いテキストを参考に一人で課題を行っていくというスタイルで、講師やメンターなる人物とはチャットで質問できるというものだった。

個人的にはそんな体制で習得できるモチベーションが想像できなかったので、通学型の職業訓練を申し込んだのである。

職業訓練の詳細は長くなるので割愛するが、その時の講師曰く、まともに業務レベルでオブジェクト指向などを駆使してプログラミングできるようになるのは5年くらいの歳月が必要だという。

HTMLとかのWebデザインだったら、2~3か月みっちり勉強すれば、ド素人でもプロに比べれば素人臭さはあったとしても、一応Webページっぽいモノが作れることが多いと思う。半年も学習を続ければ、社会人としての常識があり、コーディングやデザインセンスのいい人はどこかしらのブラックWeb制作会社には就職することができるはずだ。

ところが、プログラミングの場合は数か月程度の学習では、突貫工事にしかならないので、若さを期待されて就職後にスキルを伸ばしていくしかないようなのである。

プログラミングは20代までじゃないと厳しいと色々なところで言われるのが、このあたりにも理由がありそうである。

持病の通院や介護保険料を払い、家族とのゴタゴタを抱えながら、40歳以上の人がプログラミングで就職を目指して勉強するのは無謀に近いと考えるのが妥当なのだ。30代でも結構厳しいと思うよ。

まとめ 結局、楽しいと思えるかどうかじゃね?

筆者がプログラミングに挫折しそうになった時、「プログラミング 挫折」とかのキーワードで沢山ググったものだが、どれもプログラミングスクールの広告的な記事ばかりが引っかかった。

「だからプログラミングスクールで挫折しそうなんだってば・・・」という心の声は無視されてしまい、世の中にはプログラミングに挫折する人はいないのではないかという孤独感に苛まれたものである。

だから、あえて言おう!

プログラミングに挫折する人はトラウマを抱え込んで闇に葬られているのである。

筆者自身もプログラミングの挫折経験はトラウマに近いものだと認識しているが、数式やいみわからんコードを眺めているより、好きなゲームのキャラの画像を見ている方が幸せなのだから仕方がない。

プログラミング周到は年単位の長い道のりが必要だから、楽しいと思えないことを何年も取り組むのは、もう苦痛でしかないから、潔くプログラミングは外注で済ますことにしたのである。自分なんかより優秀な人にポンっと依頼したほうが、世の中的にもよいに決まっているから、あえて自分がやる必要はないと結論付けたのだ。