グルメ

大量に売れ残っていた「最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ」について考える

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札幌の中の島本店で食べたすみれの味噌ラーメン(2014年頃撮影)

「最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ」という税込み429円もする高級カップ麺が少し前に発売された。イトーヨーカドーやセブンイレブンで扱っている。

最高にうまいとか自分で謡っている商品でうまいものなのて出会ったことないし、最高にうまいなんて有り得ない。ても、騙されてみよっか・・・と思いつつも、429円では買う気が起きないのでパスしていた。

しかも、すみれのカップ麺は300円程度の通常版も展開していて、こちらは何度も食べたことがあるものの、429円の方は麺とスープを味わって貰うために“あえて”具を入れていないのだという。

そういうコンセプトの高級カップ麺があるから、真似ているのだろうと思ったけど、具がないのは経費削減で利益率高めのボッタくり商品なのでは? という疑念も沸いたのである。

近所のイトーヨーカドーで在庫処分セールをしていた

筆者はそんなこんなでスルーしていたが、特別おかしな思想の持ち主ではないようだった。

一般消費者も同じように考えるようで、近所のイトーヨーカドーでは大量に売れ残っていて、カップ麺として異例の割引セールを行っていたのである。在庫処分だ。

割引後の価格としては200円程度だけど、それでも筆者の食指は伸びなかったのである。

カップ麺として最高に面倒くさいのは致命的

仮に謳い文句の通り最高に旨かったとしても、カップ麺としては作るのが面倒なのは致命的だ。

なにしろ、このカップ麺はお湯を入れなおしたり、ちょっとした調理が必要なのである。

むしろ、高いし中途半端に面倒だったら、すみれは生タイプの袋麺も展開しているから、そっちを食べた方がいいのではないかと思える。

そんなような思惑が消費者は働くわけで、「最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ」は売れ残ってしまったのだろうと想像してしまう。

余談 本物のすみれの味はカップ麺と結構違う

筆者はその昔、すみれの札幌本店の近くに一時期住んでいたことがあるので、いつでも本物のすみれのラーメンを食べたい時に食べられる環境にあった。

店のラーメンもカップ麺も時期によってリニューアルされたりして味は変わっていくと思うけど、基本、カップ麺はカップ麺であって、本物の味とは似て非なるものだと思っている。

筆者は「最高に面倒で最高にうまい。すみれ 特濃芳醇みそ」を食べる機会は今後もないような気がするが、食べた人のレビューをざっと見ると、期待外れという感想が多いみたい。世の中、そんなもんだよな~。

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