グルメ

【東京】鰻丼が590円ですと!! 鰻チェーン「宇奈とと」のうな丼を初めて食べた感想

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

関東や関西などに展開する「宇奈とと」の秋葉原店

かつて北海道の田舎街で生まれた筆者。

田舎を離れて遠路はるばる東京に出てきたとき、衝撃を受けたことが2つある。

それは東京にはカツ丼専門のファーストフード店があることと、天丼専門のファーストフード店があることだった。

カツ丼とか天丼って普通はドライブインで食べるもんだべ~、と思ったのである。

筆者の地元には吉野家はおろか、マクドナルドすらないので、18歳か20歳そこらの可愛かったころの筆者からしたら、東京という街は都会過ぎると思ったものだった。

東京にはなんと鰻専門のファーストフード店まであった

時は20年ほど流れる。

2023年の東京には、なんと鰻専門のファーストフード店まであるのだ。

ファーストフード店という呼び方で合っているかわからないが、要は牛丼チェーンみたいにカウンター席中心で、安い、旨い、早いを謳うタイプの店である。

そして値段は、吉野家で言う「牛丼並」にあたるスタンダードなメニュー「うな丼」はなんと税込590円!! 外食で590円とは夢のように安い!!

筆者は懐具合に似合わず鰻が大好きな人間であるが、時々、鰻が無性に食べたくて仕方がなくなる時がある。

つい2週間くらい前にも“鰻スイッチ”のようなものが入ってしまった。

近所の激安スーパーで2食分880円で売っている冷凍のレトルト鰻を大量に買ってきて、3日間、朝、昼、晩と鰻を食べまくっていたくらいだ。

だから、それなりに鰻にうるさいと自分では思っている。高級店で鰻を食べたことは一度もないものの、(安い)鰻に関してはそこそこ語る資格があるように思う。

宇奈ととのシステム

まずお店のシステムとしては、筆者が訪れた店舗だと外の券売機で食券を買うシステムだ。

店は開放的でカジュアルなので、高級な飲食店にありがちな「値段とかメニューとかわかんないし入りにくい」というのは一切ない。

メニューは思いのほか色々あり、オススメマークが付いていたのは1100円の「うな丼ダブル」だった。これは名前の通り、うなぎが2つ分入っている。

宇奈ととのうな丼の味(個人の感想)

意外にも鰻は店舗で焼いているが・・・

味覚に関することなので個人の感想であるとお断りするが、590円のうな丼にどこまで夢を見れるか? というのも大事だろう。

客層は味にうるさい評論家のような人は皆無で、あくまで訪れた時は20代くらいの若い人が多かった。付近の牛丼店などよりも若い人が多い印象。マックやスタバと違って、女子高生など若い女性はいなかった。

訪れる前は価格重視だから冷凍の出来合いの鰻をレンチンしてるのかな? と思っていたが、意外にも店先で焼いていた。さすがに生きている鰻を捌いたり、生の状態から焼いているわけではないが、表面に焦げを付けたり演出的な面もあるのだろう。

鰻はスーパーに売っている安い冷凍の小さいものと違って、大きい鰻を焼いて何人かぶんに切り分けて出すような感じ。

ただ、590円のうな丼だと、値段が値段だからというのもあるけど、想像より一回り小さいような気も。

注文したタイミングによるが、一般的な牛丼店などよりは出てくるまでは時間がかかるようで、鰻の表面を焼く工程があるため、空いている時間帯でも5~10分前後くらいはかかるようだ。

不謹慎だが、昔流行ってあっと言う間になくなった「焼き牛丼」のことをなぜだか思い出してしまった。結構好きだったんだけどなぁ・・・。

話を戻すと590円のうな丼の場合、味噌汁などは一切付かずに極めてシンプルな内容。ご飯と鰻という2つの要素だけである。新潟のタレカツ丼に近い直球勝負だ。

味については、意外と鰻は良くも悪くも普通。激安スーパーの冷凍のレトルトパック鰻と同じか、少し肉厚で表面が香ばしいかなっていう違いはあった。

でも、激安スーパーの鰻もジューシーでかなり美味しいし、「つゆだく」みたいな頼み方があるのか知らないが、タレが少な目なのがちょっと残念だったかな。激安スーパーのだとタレだけはいっぱい付いてくるので好きなだけかけられるし。

山椒と七味はテーブルに付いているので好きなだけかけられるが、タレは備え付けられていなかった。

米とタレで量で激安スーパーの鰻に負けてしまうかなぁ

ダブルでちょうどいいくらいのサイズ感かも

激安スーパーの鰻に限って言えば、割と鰻はよく食べるからどうしても比べてしまうのだけど、鰻以上に気になったのは米の味。

新潟のタレカツ丼だと、米どころだけあって米だけでも食べられるくらいの美味しい米で出されることが多いけど、パサパサしていて安い居酒屋のランチメニューとか、そのへんの安い飲食店で出てくる米の味だったのが気になった。

自宅でも安い米を使っているけど、それでも炊き方などでそれなりに美味しい米になっているから、激安スーパーの鰻と自分で炊いた米とタップリのタレ作った自作うな丼の方が味も量も、つまりコストパフォーマンスが上に感じたのだ。

うなぎの量で言えばダブルサイズでちょうどいいくらいだと思う。そうなると1100円と、牛丼屋とかで食べる価格帯から大きく離れてしまうから、やっぱり外食でちゃんとした鰻を食べるのは現代日本では難しいのかもしれない。

外食で美味しい鰻を食べるのは3桁の料金では難しいのかもしれないと思ったのであった。

もちろんカジュアルに鰻を食べたいという時にはありかもしれないけど、家の近くに激安スーパーがあるとそっちになびいてしまうかなぁ、というのが気づきかな。

【PR】近場の温泉宿で癒されよう

自宅から近すぎず遠すぎず、あまりお金をかけずにリフレッシュできる・・・それが近場の温泉宿の魅力だろう。

日々に疲れてしまった人には、名前の知られていない温泉街の方が良いかもしれないし、意外な発見があることも。

楽天トラベルでは有名どころから無名(?)な宿まで、お得な価格で思い立ったらすぐ予約ができる。

楽天トラベルで近場の温泉宿を探す