北海道

グルメ

日本最東端の街、根室に行ったらエスカロップを食べに行こう!!

エスカロップという料理を知っていますか?

どこか外国の料理かと思ったかもしれません。実は北海道の根室市で食べられているローカルフードです。

広い北海道の中でも東の端の、根室でしか食べられていない料理です。根室と言えば花咲ガニが有名ですが、北海道で生まれ育った私でさえも、そんな料理があるとは最近まで知らなかったくらいです。近隣の釧路市でもエスカロップは見たことがありません。

エスカロップ発祥とされるモンブランという店の系列である『どりあん』にて。

バターライスの上にトンカツを載せたような料理です。根室の喫茶店やレストランでは大抵この『エスカ』があるので、道東に行く方はぜひ根室まで足を延ばしてみてください。根室はカニだけではありません。

Extra Stage 札幌近郊編

自転車旅行記 札幌近郊編 その2 ~定山渓温泉~

古くから札幌の奥座敷として知られる定山渓温泉。札幌市街から25Kmくらいと、自転車で行くにも、ちょうどいい距離の温泉街である。

札幌市街地からの道順としては「石山通」という名で知られる国道230号線を南に進む。かつての自分がそうだったが、地下鉄しか乗らないような地方から出てきた若い人を除けば、札幌市民なら誰に聞いても「石山通」くらいはわかる。それなりの態度で頼めば、石山通への道順はすぐ教えて貰えるだろう。

国内5番目の人口190万人を誇る大都市・札幌も、市街地から南に10Kmも離れれば、こんな感じの広々とした道路になる。ここまで来れば走りやすいが、市街地をパスしたい人は豊平川の河川敷にサイクリングロードがある。頃合いを見て、国道に移ってきたら良い。

というよりも、実は豊平川は定山渓のあたりから流れてきている。このへんに沢山ある小さな河川は豊平川に合流する。札幌市街に流れ着くころには、あれだけの勢いのある大河川となるのだ。

定山渓温泉の入り口を示す標識。しかし、写真には写っていないが、このすぐ手間にも分岐があって、直進すべきか曲がるべきか、迷ってしまう。

「温泉街なら、あっちですよ」

標識を前にして戸惑っている私に、バス停でバスを待っていた女性が助け舟を出してくれた。

ああなるほど、北海道の人が「優しい」なんて言われるのは、こういうことなのかと思った。北海道外だったら、ただ迷っている風に見えるだけの人に、そのへんの民間人が「どちらに行くんですか? 大丈夫ですかぁ?」なんていちいち声を掛けたりしない。風貌とか、声を掛けやすいor掛けにくいというのはあるけども、同じ私という人間であっても、北海道以外ではこんな経験をしたことは旅人生活10余年の間で、沖縄本島の山奥で迷っていた時の1度だけだ。

定山渓の温泉街を流れる豊平川。札幌市街地の豊平川しか見たことがなかったら、結構、感動的な光景ではないだろうか。私は感動した。

定山渓温泉は多くのホテルで日帰り入浴もやっている。温泉街の入り口付近にあるホテル山水が600円と安くてお勧めだ。自転車以外でアクセスする場合は、日帰り温泉とバスの往復を組み合わせたお得な切符もある。

Extra Stage 札幌近郊編

自転車旅行記 札幌近郊編 その1~白石こころーど(旧・白石サイクリングロード)~

この札幌近郊編では、札幌市内および近郊のコース(?)を紹介する。

札幌市内のサイクリングロードと言えば、札幌恵庭自転車道路とも言われる白石こころーど(旧・白石サイクリングロード)をまず紹介したい。

このサイクリングロードは東京近郊によくある街外れの河川敷を走るタイプではない。ほぼ札幌市街の東側半分の市街地を東西に走っているのが特徴。JR線や地下鉄東西線、国道12号線など札幌市の大動脈とも言える交通網と併走している。ところどころ、駅との乗り換え案内などもある。

首都圏のサイクリングロードはロードバイクに乗ったガチガチのサイクリストが危険なくらいの猛スピードで疾走していることもよくあるが、このサイクリングロードはそういった方は少数で、通勤通学や付近の住民の買い物の自転車などが多い。都心まであと2、3Kmというところで終了してしまうのが少し残念だが、郊外から都心方面へのアクセスにも十分使えるサイクリングロードだ。

多くの車道とは立体交差している(上の橋がサイクリングロード)。

首都圏にもこんなものがあったらいいのになぁ、と嘆いてしまうようなサイクリングロードだ。