自転車

Final Stage 真・北海道編 Excellent Hokkaido Native

6日目 モエレ沼公園、さとらんど

江別のキャンプ場から札幌都心に“通う”のが割りと負担なため、地図を見て市内でも通いやすい場所を探す。

札幌の北東の町外れにある、モエレ沼公園を目指す。北海道の道と書いて道道と読むが、道道を通ると負担を少なく、そこに行くことができる。

モエレ沼公園は以前も来たことがあるが、自転車がないとバスじゃないとアクセスできない。定山渓とかを除く札幌市内でも、モエレ沼公園付近は地下鉄や電車交通がなく、田畑が広がるようなエリア。信号があったりなかったりで、似たような景色が広がるため、十勝型事故が起こりやすいので、自転車の人は注意!

こっちが優先的な道路で、向こうに“止まれ”があるから大丈夫だと思うと、そのまま撥ねられる。というか、撥ねられそうになった。

北海道の人でも読めないような地名があったり、ある意味、ディープなエリアだったりする。

モエレ沼公園は芸術家の作品的な建築物があったりして、札幌市民の誇り、自慢でもあるという。広大な公園で市街地から遠いため、大規模な駐車場がある。公園用のレンタサイクルもあり。

モエレ沼公園に隣接して、札幌さとらんどという、自然、動物、農業体験施設のような公園が隣接してある。こちらも入場料無料なので、セットで行く家族連れが多い。無料バーベキュー施設もあるので、車庫でジンギスカンをやる北海道の人でも、バーベキューをやりにさとらんどに来ている家族連れが多かった。

2つの施設を見学してから、キャンプ場に戻った。

江別は札幌のベッドタウンのようなところだが、ローカルの私立大学などが多いため、家賃が安いアパートが多く、大型のディスカウントスーパーなどが充実している。ある意味、埼玉みたいなところで、実際、札幌市内より食料品などが安い買える気がした。

Final Stage 真・北海道編 Excellent Hokkaido Native

5日目 情熱

今日は札幌市内へと向かい、円山動物園などを見学する。

円山動物園は何回か来た事があるが、北海道の動物園だからか、屋内型の動物舎が多い。もっとも、象とか定番の動物がいなかったり、地方の動物園は大変なのだなと思った。

ちなみに札幌出身の人に“地方”と言ったら気分を悪くするので、できれば面と向かっては言わない方が良い。北海道の“地方”出身で、さんざん札幌人に田舎者扱いされた私が保証する。札幌人に言わせれば、日本の2大都市といえば東京と札幌。札幌人と友好的な関係を築きたければ、絶対に地方呼ばわりしてはいけない。

円山動物園の周辺は、東京で言えば原宿的なオシャレでアートな街(多分)。私は豊平区にしか住んだことはないが、安アパート中心の豊平区などと違って、円山には高級マンション的な建物が目立つ。

札幌市内を堪能したら、夜遅くに20Km向こうのキャンプ場に戻った。

Final Stage 真・北海道編 Excellent Hokkaido Native

4日目 急にキャンプがしたくなり

そんなこともあろうかと、自宅からテントや寝袋、調理用のキャンプストーブをあらかじめヤマトの配送所に送っておいた。

午前5時台、札幌中心部の某ネットカフェから厚別区某所のヤマトに荷物を取りに行く。しかし、これが楽なのかどうかよくわからない。荷物を送ったり、取りに行ったりする手間もあるし、まぁ荷物がない軽快な状態で走りを楽しめる時間が少し増えるとか、そんな程度の効果だろう。

荷物がなくて快適だったけど、しばらく自転車を離れていたせいか、筋力や体力が落ちているからか、以前より自転車が重く感じる。体重が2Kgくらい増えているせいもあるのかもしれないが、こんなに重かったっけ? という気持ちがつきまとっていた。モチベーションの問題も大きいのかもしれない。

ヤマトで荷物を受け取ったあと、去年も行った江別のキャンプ場に向かう。シーズン中は管理人常駐で、朝8時からチェックインできるらしい。世間も3連休だから、家族連れとかでいっぱいなのは覚悟するけど、もっとも、今回の旅行では札幌市内のホテルが高騰して全く泊まれそうにない。シーズン以外なら3千円で泊まれるホテルが平日でも1万円くらいしたり、休日だと1泊8万円の高級ホテルとカプセルホテルしか空き部屋がない状態。

あんなに腐るほどホテルがあるのに酷い状態だと思う。国内で特別に北海道旅行ブームとかは聞いてないし、台湾人とかの団体観光客が買い占めているのか・・・。ホテルはそんなんでも、ネットカフェは普通に空いているから、たぶん、外国人団体観光客が泊まりまくっているんだろうな。そのせいで、外人のツアー客が泊まらないような底辺安ホテルが一般の日本人ビジネスマンや旅行者で満室になるのだろう。

今回はエクセレントがテーマだから、全部ホテル泊でもいいくらいだったけど、そんな状態なので、ネットカフェと野宿の旅をしている。

家族連れとかでいっぱいになることが予想できたため、誰も来ないような一番遠い場所にテントを張る。最初は道内を周る予定もあったが、どうもモチベーションがわかず、とりあえず4泊分の宿泊チケットを買った。本州が台風だから、北海道でも雨がパラついたり不安感あり。きつねを見かける。

このキャンプ場は知っている限り、札幌市内から最も近い(と言っても片道20キロくらい)格安のキャンプ場。オートキャンプ場とか予約が面倒そうなキャンプ場は札幌市内にもあるが、私が泊まってもいいなと思う所で一番近いのがここ。

実は新千歳空港や苫小牧港からも割りとアクセスがよく、ツーリングの初日とか最終日に泊まるニーズがありそう。今回はツーリング客は誰一人いなかったが。

今回はエクセレントがテーマだから、こういう調理器具がある。ほとんど家にいるのと同じレベルの料理が作れるが、単純にお湯を沸かしてカップ麺を作ったりするのに便利だった。いや、便利過ぎて、今までの自転車旅行と何かが違う感じがした。

夜、雨がそれなりに降って、テントが安物で雨に弱いことをすっかり忘れていたため、テントのシート付近にあった衣類や寝袋の一部が濡れてしまった。