ネット界隈ではよく知られているのかもしれないけど、PCのモニターなどの液晶画面に付けてしまった傷は、なんとそのへんの消しゴムだけで消せるという裏技をご存じだろうか?
真面目な人ほどこの事実を知らない、あるいはデマだと思っているかもしれないが、実際に消えるのだから議論の余地はない。
ちなみに、俺は意外と根は真面目人間なので、つい最近まで全く信じることができなかった。
用意するのは普通の消しゴムと信じる心のみ
モニターの傷と言っても色々あるけど、不安定な足場でモニターを倒してしまったり、大掃除とかで屋根裏にどかそうと思って付けてしまった傷などが該当する。ちなみに筆者は後者。
よく見ると付いている程度の小さな傷はもちろん、画面のド真ん中で何をするにも目立ってしょうがない数センチ程度の傷でも消しゴムで無かったことに出来る場合がある。
まぁ、保証期間が切れたモニターや、どんなに安物のクソモニターだろうと、常時使っているモニターに傷が付くと、モニターの傷以上に意外と心にざっくりと傷が付いてしまうものだ。モニターに傷を付けてしまったことがある経験者なら、きっと共感して貰えると思う。
それが職場とかの借り物のモニターだったり、修理料金がハンパではないノートPCとかのモニターだったら、泣くに泣けない状況だろう。ご愁傷様である。
ホントにそのへんの消しゴムでOK
消しゴムというのは基本的に鉛筆やシャープペンシルの文字や落書きを消すのに使うアイテムだ。
小学生や中学生時代など日本のしょうもない義務教育を意味なく受けていた時代にはよく使ったという人も多いだろう。筆者もその一人だ。
ところが、社会人になると書類に何かを書く場合はボールペンが基本になる。誰に教えられたわけではないが、役所で健康保険の切り替えをする時も、宅配便のサインをする時もボールペンが基本だろう。
その延長線上に他人に見せられないような日常的な落書きさえもボールペンでするという、なんちゃって社会人も多いはずだ。
書類を書く用途においては、消せるがゆえに鉛筆は社会人に向かないアイテムとされてしまっているのかもしれない。
話を強制的に戻すと、モニターに付けてしまった傷を消すのは何てことない普通の消しゴムである。文房具店やスーパーの文房具コーナーに置いてあるものや、コンビニや100円ショップにおいてあるものでよい。
特別な用途の消しゴムは必要なく、ごく普通の消しゴムでよい。
やり方は適当に擦るのみ
俺は適当にやって傷が消えたから適当としか言えない。
どうせ安物で補償期限切れのモニターだから何にも考えないで擦ってみたが、借り物のモニターとかで心配な人は、まずは弱めに数回擦ってみるのがよいだろう。
以前、モニターを分解したことがあるが、液晶モニターというのは何層かの構造になっているので、ある程度の力を込めても大丈夫な場合が多い。
様子を見ながら傷が消えるまで力加減を変えたりしてみるとよいと思う。
なぜ消しゴムで傷が消えるのかはよくわからない
ネット界隈ではよく知られているらしいが、傷が消える原理について解説しているページは簡単には見つからなかった。
理系じゃないから細かく解説はできないが、想像するに以下のどれか、または複数の要因で傷が消えるのではないかと思う。
摩擦熱で傷が付いてしまった部分が馴染むから
消しゴムで擦ることによって摩擦熱が発生し、表面が馴染むことによって傷が修復される。
摩擦によって表面がミクロの単位で削れるから
子供の頃、ノートを消しゴムで強く何度も擦ると紙が削れてしまうことがあったが、あれと同じことがモニターの表面でも起きている。浅い傷の場合は傷の周りを消しゴムで削ることで傷を無かったことにできるという仕組み。
傷のように見えて実は汚れのようなものだったから
見た目的には傷のように思えるものの、実際に表面に何かが接触した時にできた汚れだったというケース。文字を消すのが本来の能力である消しゴムのお手の物である。
まとめ モニターに傷を付けて泣いている君にエールを
モニターに傷をつけてしまうと、そのモニターの価値以上に心に傷が付くことは前述の通り。
身近な消しゴムで修復できる場合が結構あることを知っていると流す涙も枯れ果てることはなくなるだろう。
なお、このページに記載の内容は個人的な見解によるものなので、さらに傷が深くなったりモニターをぷっ壊しても完全自己責任である。個人の責任でお試し願う。