ゴールデンウィーク真っ最中の現代日本、久しぶりに泊りがけでお出かけして自宅に帰ってきたはいいものの、ほんの数日いなかったというだけで異様にカビ臭いことに気づいて愕然とした方はいないだろうか?
人間の嗅覚とはいい加減なもので、香水臭い人は自分が香水臭いことには気付かないし、煙草臭い人も同様に気付かない。
そして、カビ臭い部屋に住んでいる人は鼻がそれに慣れてしまっているので普段は気付かないのである。だから、旅行で数日ぶりに家に帰ってくるとカビ臭さに愕然とすることになる。
今回はカビ臭い原因や、素人でも出来る簡単かつ現実的な対処法について実体験を元に解説する。
カビ臭い原因の99.95は実際にカビが存在するから
まずは悲しい現実を直視するところからカビ対策は始まる。
部屋がカビ臭い場合、それは気のせいではなくて、実際に部屋のどこかがカビているのが原因であることが多い。あなたの部屋はすでにカビているのだ。
「そこそこ掃除もしてるし、年末には大掃除もしたってばよ!」という反論もあるだろうが、現実を直視しなければならないのである。
人間という細菌の塊とも言える生命体が住んでいる以上、たとえ数か月前に大掃除をしたからと言ってカビない理由にはならないのだ。
リセッシュや消臭剤は気休めにしかならない
素人判断としてのカビ臭い部屋の対処法としては、ファブリーズや消臭剤などを近所のホームセンターやドラッグストアなどで買ってきて何とかしようとする場合が多い。
その手の商品を否定するわけではないし、一時凌ぎとしては有効とも言えるのも事実。
しかし、根本的にカビ臭さを解消するには、カビている場所を特定してカビを出来る限り取り除くことが重要だ。
リセッシュや消臭剤を使ったとしても、カビ自体がなくなるわけではないし、対処したつもりになって放置すると領域がみるみると拡大していってしまう。
カビやすい場所はこんなところ
基本的にカビは湿気が多くて風通しの悪いところや、埃や人間の汗など栄養分が存在しているところに発生する。
家や部屋の構造によっては、除湿器を導入するのも一つの方法。
部屋の隅、天井付近など
換気したとしても部屋の隅や天井付近、収納スペースなどは湿気が溜まりやすくカビが成長しやすい。
ロフトスペースなどがある場合、物置として使っている場合、カビが天井や壁に大量発生している場合があるので注意しよう。
カビ臭いレベルになっていると天井や壁がダメになっている可能性もあり、掃除だけで改善できない場合もある。軽度の場合は住宅用洗剤やカビキラーで対処しよう。
イ草、畳マット、ラグ
イ草を使った畳風のマットを使っている場合、食べ物とかの水気を吸ったりすると結構な頻度でカビる。
部分的に黒ずんでいた李する場合は領域が小さければカビキラーで対処できる。酷い場合は買い替えたほうがいい。
寝具、布団、マットレスなど
人間は寝ている時にかなり汗をかくので、頻繁に干さないとカビてしまうのは時間の問題。
買い替えるのも大変なので普段からカビ対策をするのが大事。
窓枠、台所、風呂場など
水気のあるところはカビがウヨウヨ発生する。
風呂場以外はピンポイントで発生することが多いと思うが、カビキラーで早めに対処するしかない。
まとめ アルコール消毒とカビキラーが比較的手軽
部屋がカビ臭い場合、大抵の人はかなり落ち込むと思うが、人間自体も細菌だらけなので仕方がないと割り切るのが精神的には良さそう。
24時間換気して湿度や温度をコントロールできればいいけど、電気代もかかるし一般家庭ではそうはいかないし。
手軽にできる対策としては、素材と相談しながらアルコール消毒やカビキラーを惜しみなく使うことだろう。カビキラーを使う時は換気や皮膚に付かないように気を付けよう。
※当記事は独自研究、独自考察によるものです