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【書評?】 あの「シーマン」の関連本、ジャン=ポール・ガゼーの日記-失われた24日間-

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1999年にドリームキャストで発売された会話ができる人面魚を育成する「シーマン」というゲームの関連本である。ネタばれ(?)あり。

ゲームの攻略本でもないし、歴史本でも科学本でもない。

シーマンの世界観に不思議なリアリティを与える本

図書館でこの本を手に取った時、さらっと目を通しただけではどういう位置づけの本なのかわかりづらかった。

本の体裁としては一見すると「シーマンは実在する」という前提で書かれているのが特徴。

フランスの科学者がどうのこうのとか、エジプトの文明がどうのこうの・・・という下りでは信じてしまいそうになる。

ただ、表紙や挿絵として挿入されているのが、あの「シーマン」なことから全てはフィクションであると考えるのが妥当であろう。

そもそも「シーマン」というゲームについて

元はドリームキャストで発売されたゲーム。

据え置き機でありながら、リアル時間で育成しないとならないので忙しい社会人や不規則な生活をしている人にはクリアが難しいゲームだったりする。まさに生き物を飼うのと同じような感覚。

今でこそ、そのへんのスマホやスマートデバイスに音声認識が当たり前のように搭載されているが、1999年の家庭用ゲーム機用ソフトとして発売された「シーマン」に音声認識が搭載されていたのは、当時としては革命的なことであったと思う。

音声認識の精度はあまり高くはないものではあったが、一度見たら脳裏から離れない姿のくせして人生相談を持ち掛けてきたりするものだから、当時はちょっとした社会現象にもなったという。

その後、ドリームキャストが製造中止になってからはPS2に完全版として移植されたりもしたが、シーマンはひょっとすると「OK Google」の先駆けではないかと思ったり思わなかったりする昨今である。

スマホに移植されたら、持ち運べるシーマンとして再ブームになりそうだけど、持ち運べるのもちょっと嫌かな(笑)

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