自転車旅行

自転車ノウハウ

【お金】そこが知りたかった! 自転車旅行の費用


自転車旅行にウツツを抜かしているようではお金持ちにはなれないでしょうが、初めて自転車旅行に行く人が気になることと言えば、まず費用ではないでしょうか?

自転車旅行と言っても色々ありますが、日帰り以外の場合は宿泊費が費用のほとんどとなります。ホテルに泊まるのか、ネットカフェなどで夜明かしするか、キャンプ(野宿)するかで費用は大きく変わります。

普段、実家に住んでてタダ飯を食べている学生さんとかを除いては、食費は自転車旅行に行こうが行かなかろうが、どっちみちかかるものですから、特別、考慮するほどのものではないかと思います。

ここでは、例として7泊8日の東京発、北海道行きとして見積もりを出してみます。自転車やキャンプ用品などは考慮していません。

全部ホテルに泊まる場合

往路の飛行機(ジェットスター) 約10,000円
ホテル代 3000円×7 21,000円
往路の飛行機(ジェットスター) 約10,000円
合計 41,000円+8日分の飲食代

全部ネットカフェに泊まる場合

往路の飛行機(ジェットスター) 約10,000円
ネットカフェ代 1500円×7 10,500円
往路の飛行機(ジェットスター) 約10,000円
合計 30,500円+8日分の飲食代

全部、野宿or無料のキャンプ場に泊まる場合

往路の飛行機(ジェットスター) 約10,000円
往路の飛行機(ジェットスター) 約10,000円
合計 20,000円+8日分の飲食代

以上が最低かかる費用です。

イメージできたでしょうか? 長期間になればなるほど、宿泊費が占める割合が増えるのが自転車旅行です。

自転車ノウハウ

【保存版】これだけは必要!! 自転車旅行の持ち物解説

自転車旅行に行く決意が固まりましたか?

自転車旅行では荷物の選定が重要です。経験者でも悩みます。初めてなら、何が必要なのかイメージすら浮かばないと思います。

自転車は車やバイクに比べて、積載スペースが限られています。わざと苦行を楽しむような趣味の人を除けば、荷物は極力減らした方が肉体的な負担が減らせるため、楽しい旅行ができます。

かといって、トラブルが起きた時などに必要なものがなければ、抜き差しならない状況に陥るでしょう。少なすぎず、多すぎずがポイントです。

では、宿泊を伴う自転車旅行では、最低限、何が必要なのかを見ていきましょう。自転車旅行の荷物はおおまかに、整備系、生活系に分けられます。

パンク修理セット+携帯式空気入れ


パンクは自転車の代表的なトラブルです。自転車旅行となると、おそらく人里離れた場所を走ることになりますから、自分でパンク修理できる技術が必要です。もちろん、出発前に使い方や修理方法を習得しておかなければ意味がありません。

現場では薄暗い雨風の中で直さなければならないこともあるでしょう。自宅で30分~1時くらいで修理できるようになれば、現場に出ても、まぁ安心できるでしょう。

念のためですが、空気入れも所持してないとパンク直せても空気が入れられず走れません。

予備のチューブ 1つか2つ

パンク修理セットがあるのになんでチューブもいるの? と思うのは初心者発想です。雨風、寒い暑い、暗い、ホコリっぽいとかの屋外の道端とかで、悠長にパッチ当てたりするのは大変なので、現場ではチューブ交換でやり過ごすのです。

自転車のチューブは対応するタイヤのサイズにある程度、幅が設けられています。基本的に自分の自転車にピッタリ合ったもの、指定されたサイズであるに越したことはありませんが、ピッタリなものは存在しない場合があります。

有名メーカーのものであれば大丈夫でしょうが、そういった事情のために取り付けづらいものがあったりしますが、何事も経験です。特にパンク修理は経験がモノを言うので事前練習が大事です。

サイズがよくわからない場合は、自転車丸ごとか取り外したチューブを持参して自転車専門店に行きましょう。但し、スポーツ自転車の場合、ママチャリがメインなスーパーやホームセンターの自転車売り場では「はっきりしたこと」を言って貰えない場合があります。

六角レンチ、各種スパナ等の工具

あるとないで天と地の差です。深海に潜る映画アビスで潜水艇の水漏れという致命的状況の時、「レンチさえあれば直せるのに・・・」という主人公の台詞を思い出して下さい。

輪行袋

飛行機や列車を使う予定がなくとも、旅行中は何が起きるかわからないので緊急時にはきっと役立ちます。

ケガや病気で走れなくなった時や急な悪天候の時にはお世話になるはずです。自転車旅行は行きと帰りがあるのですが、帰る気力や体力がなくなってしまった場合にも必要になります。

チェーンカッター

チェーンを交換する時に必要な道具です。新し目の自転車なら必要ないかも知れませんが、それなりに走っている場合は用意した方が安心でしょう。もしくは出発前にチェーン交換してしまう手もあります。

チェーン自体は色々な所で安く買えますが、チェーンカッターはネットで買った方が多分安いです。田舎では扱っている店を探すのが難しいです。

テント


そこそこ快適なキャンプをする場合に必要なのは、最低限、テントと寝袋の2つです。

テントは自転車旅行では数少ないプライベート空間であり、安息の場所です。雨風を防ぐだけの場所ではありません。

夏場の晴天時平地オンリーなら、ホームセンターの1~2人用の小型の安いもので十分でしょう。自転車旅行では「大は小を兼ねない」ので、間違っても大型のファミリーキャンプ用を買ってはいけません。

1人用のテントも世の中にはありますが、荷物を入れたりするスペースを考えると2人用テントの方がゆったりしているので、1人でも2人用テントを使う人が多いです。目的地について、テントの中で飲み食いしたり、着替えたりする場合は2人用の方が有利です。


初めてテントで1人で寝る場合は落ち着かないでしょうが、慣れたら自宅やホテル、ネットカフェより気楽で最高な感じになります。予算に余裕があれば、2~3万のテントがクオリティ的に安定していると思います。

山の中とか悪天候でもテント泊するつもりの場合は、アウトドア専門店でプロに相談のうえ、高いのを買ってください。基本的にホームセンターの安物テントはレジャー用なので、そういった状況は1ミリも想定していません。

寝袋

シュラフとも言います。これもテントと同じで高い方が高性能ですが、高いものの方が嵩張らずに暖かいです。7月と8月以外の北海道は朝夕寒いので注意が必要です。

テントには目安の気温が書かれていますが、北海道では9月だと普通に0度くらいまで下がる場合もあり、薄手の寝袋だと冗談じゃないほど寒いです。

寒い時は何やっても寒いですが、100均でカイロや災害用保温シートなどを買ってしのぐ方法も頭に入れておきましょう。

旅を彩る、その他のキャンプグッズ

□銀マット等の敷物
かさばるので、ないならないでいいと思います。良いキャンプ地であれば、なくても平気です。個人的には使ったことありませんが、使っている人が多いです。地面が冷たくて困る場合は、スーパーからダンボールを貰ってくる手もあります。

ランタン

荷物を減らすのであれば、自転車のライトが使えます。自転車旅行では荷物を減らしたいので各自、色々な物を代用してる気がします。

調理道具

野外調理を楽しみたい場合。凝り出したら果てしない。走りメインだったら、買ってきたり外食の方が手軽だし、大抵みんなそうしてる感じがします。ちゃんとした紅茶やコーヒーを飲みたい場合は用意した方が幸せでしょう。カップ麺も作れるようになりますが、旅行の雰囲気がだいぶ変わります。

まともな料理を作っていたらすぐガス欠になることを頭に入れておきましょう。

蚊取り線香

蚊の状況はキャンプ場や時期によりますが、自然豊かな場所、特に湖の近くなどは凄まじい蚊に悩まされる場合があります。スプレータイプの虫除けもありますが、おまじないみたいなもので、何やっても効かない場合もあります。諦めましょう。

耳栓

動物とか車、風の音、近隣の人のいびきを聞きたくない場合に・・・。

電池予備

電子機器、ライトなどに。

スーパーとかのビニール袋各種

ゴミとか衣類、雨で濡らしたくない物を入れるためのものです。

紐、ロープ

衣類とか寝袋を圧縮したり、自転車に荷物を括り付けるのに使います。

生活用品など


1泊2日くらいの国内旅行の時の荷物と同じです。1週間の自転車旅行だろうと1泊2日の荷物で必要十分です。下記は夏場から秋にかけての例です。

旅行用の洗面道具

石鹸と歯磨きセットなど各自で必要なもの。

下着類

着ているものと合わせて2セットあれば十分。

重ね着できる薄手の上着類2~3着

レイヤードシステムと言い、登山の世界では常識なんだ、これが。

方位磁石

これがあるとないでは大違い。

雨具

最悪、100円ショップのでも可。上を求めれば数万円の出費に。

筆記用具

出会った人に渡すプライベート名刺 (会社の名刺を配ると、まずドン引きされますよ~。

カメラ等の趣味用品

自転車じゃないと行けない場所が多いです。

スマホ以外にも紙の地図

人が住んでいない山間部は電波がありません。水濡れとか電池切れで役に立たない場合も。

リップクリーム(重要)

日焼け止め、目薬。特にコンタクトの人は走行中、目が乾くので重要。

まとめ

荷造りしてみるとわかると思いますが、衣類は意外に場所と重量食います。自転車旅ともなると、紫外線や汗などで旅から帰ってきた頃には衣類はボロボロになってるはずので、高級なサイリリングウェアやオシャレ系は避けた方が良いでしょう。捨てる寸前の服がベストですが、ない場合は古着屋とかで数百円で売ってるような服を適当に買って来ましょう。悩んでしまった場合は、どうせユニクロとか古着屋は日本中にあるので、適当でいいです。

自転車旅行を何度か繰り返すうちに、自分にとって必要なものが見えてきます。実はそれはすごく意味の深いことであって、自転車旅行で必要なもの=自分にとって必要なもの・・・だったりします。

Sixth Stage 沖縄やんばる Special Touring Style

12日目~最終日 オリオンビール&ネオパークオキナワ

沖縄本島一周という当初の目的を果たした私は、心に多少の余裕が生まれていた。

12日目は休息日。

13日目は再び名護へ。オリオンビールの工場見学に向かった。オリオンビールの工場見学は沖縄観光ではメジャーなものだと思っていたが、特に予約しなくても大丈夫なくらい、場末の感じだった。

9時30分頃に行くと、受付の人に「次の回は韓国人がいっぱいなので翻訳しながらになります。日本語の説明はシンプルになりますがどうしますか?」ということを言われる。時間に余裕のあった私は、20分待って次の見学会に参加することにした。

ところが、2階でツアー開始を待っているとボチボチと中国人が集まってくる。30代後半くらいのオリオンビールの説明のねぇねぇが来て、見学ツアーが始まる。

なんと見学に参加したのは中国人ばっかり。日本人は私一人のみ! 台湾人かもしれないけど、見分けが付かないので中国人と記載するけれど、まさか天下のオリオンビールにして、見学に来るのが韓国人と中国人ばっかりだとは思っていなかったので、ショックだった。

中国人7人くらいと私で、ビールが出来るまでの工程の説明を受ける。しかし、この中国人達は予約をしていないアポなし参加のため、ねぇねぇの説明は日本語のみ。日本人の私は言っていることが一部わからない所もあるが、大体わかる。しかし、中国人どもはチンプンカンプンだろう。英語で書かれたテロップをたまに出すけど『醸造』とか一言だけの説明なので、意味がわからなくて楽しくも何ともないと思うのだが。

せっかくの海外旅行で、こんな場末のビール会社に見学に来ているのに、ちんぷんかんぷんな説明しかできないオリオンビールのやり方を見て、私は中国人どもの待遇が気の毒になった。

製品の検査は最終的に人間の目でやるそうで、『女性の方が集中力があるから、今日は工場が動いていないけど、普段は15分交代で女性が目視検査している』と説明していた。沖縄に初めて来る男性はびっくりするかもしれないが、沖縄は昔から女尊男卑の社会なのだ。人間の全てにおいて、女性の方が優秀とされている。

見学中は質疑応答などは一切なく、ねぇねぇはエレベーターガールのごとく決められたセリフを喋っているだけのようだった。缶ビールの製造スピードを説明してる時、何本だったか忘れたが、1分間に沢山の本数が製造できるそうで『ビール好きの人が毎日10本飲んでも100年以上かかる』と誰も笑わない冗談を言っていた。

7人は日本語がわからないから何ともないが、たった一人のネイティブジャパニーズである私が一番困る。ローンサバイバー状態だった。

最後にビデオを少し見て、試飲へ。

ビール会社というのは、どこも最後に試飲があるらしい。何気なく受付の時に『どこから来たか?』『交通機関は?』みたいなアンケートを書かされたが、伊江島のハイビスカス園みたいに単にスペックを把握したいだけのものだと思ったら大間違い。

乗り物を運転して来た人は、自転車だろうとドライバーバッチを付けさせられる。

工場見学の締め括りとして、最後にビアホールに案内される。しかし、ドライバーバッチが付いていると、見学に参加した本当の目的が試飲ビールだったとしても、この先の人生で、一切ビールを口にすることができないのだ。

当たり前と言えば当たり前かもしれないが、お土産用に缶ビールを貰うとか、本当は歩いて来たんだけどアンケートは間違って書いちゃいました!・・・という苦し紛れの選択肢も用意して欲しいと思った。

私はドライバーなので、仕方なく、ノンアルコールビールで渡されたつまみのスナックを流し込む。詰めが甘いというか、何と言うか・・・やり直しのできない人生だ。

アドバイスじゃないが、ビール試飲目的で見学に参加する人は、歩いて来るがよろしい。ビールのためだから。はい。今日は大切なことを学んだ。

オリオンビールを後にして、今まで名護に何度か来たが、あまり評判が良くないのでずっと避けていたネオパークオキナワを訪問することにした。

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<p>名護市街から割りと近いところにある公営の動物園だ。行ってみると休日なのに、広い駐車場はガラ空き。お化け屋敷に入るつもりで、660円を払って入場する。</p>
<p>入り口付近はパイプ椅子など田舎の公民館みたいな雰囲気が漂っており、あまり楽しい動物園という感じはしない。薄い扉を開けると、いよいよ園内へ。そこには鳥が沢山いた。おばさんが『餌いかがですか?』と200円の餌を売ってくる。</p>
<p>この動物園は動物が放し飼いになっており、餌やりできることが目玉らしい。園内を進むと、動物の数は多いが、種類はどうも少ないように感じる。そして、ことあるごとに餌売りボックスがある。</p>
<p>ところどころ、有料の別施設が園内にいくつもあり、全部を見て回ろうとしたら3千~5千円くらいかかるのではないだろうか。餌やりも有料施設も行かなかったが、途中、アトラクションなのか、ジャングル風の何もない道を割と長い間歩かされたりもした。今まで色々な動物園に行ったけど、これはないな・・・と思った。</p>
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このクビワペッカリーは南米の方にいる動物で、食事シーンはあまり可愛いと思わなかった。宮崎駿監督の『もの○け姫』にも出ている。

ネオパークオキナワを後にして、最後に名護の町並みを見渡せるらしい、名護城跡に行ってみた。登り口がオリオンビールの真ん前にあるので、先に行っておけば良かったかもしれない。

頂上まで階段を登ると、特に何もなかった。広場みたいのがあったが、特に何もなかったと思う。見る人の感性に委ねられるのかもしれないが、私は何もないように思った。木が茂っていて、頂上まで登ってもあまり街は見渡せなかった。登ってる途中には多少、見渡せるところはあった。

ひんぷんがじゅまるを見てから、名護からキャンプ場に戻る。

キャンプ場に戻ると意外な光景が広がっていた。沖縄のファミリー数組がキャンプをしていた。沖縄の人達は週末キャンプをしないと思っていたが、普通にテントを建てて、バーベキューをしている。沖縄のキャンプ界の未来は閉ざされているわけではないと悟った。

休館日の関係でキャンプ場は最大で5連泊までしかできないので、その間はネットカフェで過ごした。

しばらくユルい日々が続いたわけだが、私の身にある重要な自体が起ころうとしていた。台風だ。私がノホホンとオリオンビールに行ったり、クソなネオパークに行っている間、台風が沖縄に向かってきているのだった。それで外か強風だったのか・・・。

出発する時の悪夢が蘇る。帰りの飛行機が飛ばなくなるのではないか・・・。不安になって一晩中、情報収集をした。一時は予定を切り上げて、追加料金を払って便を変更して帰ろうかと思ったが、予想進路の通りであれば、沖縄も関東も暴風域に入らないから、大丈夫かもしれないと思った。

次の日もその次の日も台風の進路ばかりが気になって、数時間置きに気象庁のサイトなどで確認した。南部の海辺でノホホンと過ごそうとしたが、台風の影響で風が強くて、せっかくだが、とても海辺にはいられなかった。

豊見城のトミトンで石垣島風をうたった沖縄そばを食べたが、あまり美味しくなかった。

豊見城の海辺にいると、上空を飛行機が那覇空港に向けて沢山飛んでいくので、あまり人がノホホンとしていられないような強風であっても、飛行機にとっては大丈夫なのだろうと思った。しかし、もう台風も沖縄そばも、沖縄も、しばらくはこりごりだ。

沖縄滞在の最終日の前日、北谷の北のほうにあるカレー屋まふぁぶに行ってみた。実に6年ぶりくらいの再訪で、6年前には失礼だが6年後にまだこの店があるとは思っていなかった。あやふやな記憶で、ぐめなびなどのマップを見たが、全然店が見つからず、閉店したのかと思ったが、実に2時間近く探してやっと見つけることができた。実は数日前にも探したけれど、そのときに見つからなくて結局ジミーに行ったのである。ふぁぶは海沿いの割りと北谷に近いの砂辺という住所にある。

800円台でインド風のカレーなど数種類が食べ放題。一番うまいのは個人的にはフライドポテトだが。このあたりはダイビングスポットが多く、平日の昼間でも沢山ウェットスーツに身を包んだ人達がいた。

帰る日の前日、あやかりの杜にもう一泊だけした。

前に泊まっていた時に生まれて初めて光っているホタルを見たと言うと、結構珍しいことらしくて、色々な職員にホタルの噂が広まって行った。まだ明るくて見えるわけないのに、キャンプ場にホタルを探しにきた人達などがいた。

ホタルの光は暗い星みたいなもので、暗くならないと見ることはできない。弱くて小さな光だった。自転車のライトで正体を調べてみると、幼虫のようだった。ホタルは北海道からオキナワまで日本中にいる。

最終日、風邪をひいたのか、疲れが溜まったのか、食べ物にあたったのか不明だが、体調が悪かったので、とりあうず風邪薬を飲んで、飛行機の時間まて空港近くのゆいレール博物館で過ごした。ここの1回はゆいレールの資料が中心だが、2階は北海道などを含む全国各地の鉄道コレクションが展示されていて、かなりチャンプルーな空間だ。渋谷パルコで展示したら、入場料700円くらいの内容だ。

風は強かったが、予定通り飛行機は沖縄を飛び立ち、この旅行の全行程は終了となった。

結び。

沖縄本島は自転車旅の人間にとって、魅力ある土地であることは間違いない。1周は約430Km程度だが、景観は実に様々。やんばると呼ばれる北部はハードな山道が想像以上に多い。各地を旅してきた中~上級者でも挑戦し甲斐のある土地だろう。

ただ、現状では安くて利便性の高いキャンプ地が各地にあるわけではないので、キャンプツーリングにはそれなりの準備、覚悟が必要だろう。観光を主要産業とする沖縄県だけあって、いかにそういった需要にどう応えるか、サイクリストとしては今後に期待したい所である。

END