新潟

旅モノ

電車で新潟県立植物園に行ってきたぞ

以前からいつか行きたいと思っていた新潟県立植物園に行ってきたぞ、電車で。

東京方面から電車乗り継ぎだと新潟市に着く30分くらい前にある古津駅で降りる。快速は停まらないのと無人駅的な駅なので注意。電車は日中も上下線ともに1時間に1本くらいはある。

とぼとぼ歩いて20分くらいなので電車でも割と行ける。

有料の温室と無料の公園エリア

全体マップはこんな感じ

新潟県立植物園は大人通常600円の温室などの屋内展示エリアと、普通の公園的な屋外エリアに分かれる。

有料エリアはマイナンバーカードの割り引きキャンペーンで300円で入れた。この記事が公開される頃には終了しているはず。

初めて観たオオオニバス

温室エリアは順路になっていて、様々な熱帯地方などの植物を見ることができる。オオオニバスなどの珍しい植物がある。小さい子供が乗れるような熱帯の植物。

植物以外にも企画展示などにも力を入れている様子が感じられた。

ハーブ園的なコーナーの例

屋外展示はいかにも花畑というような様相は感じないが、ところどころにハーブなどテーマごとに植物がまとめられて展示、植えられている。

周辺に他の博物館や植物の苗などを販売している施設などもあり、電車の旅で時間に余裕がある人は訪れていみると楽しいだろう。

旅モノ

【プチ旅行記】新潟の弥彦神社に行ってきたぞ

新潟市の新潟駅から電車で1時間半くらいで行ける弥彦というか弥彦神社に行ってきたぞ。

新潟は住んだことはことはないけど、昔、仕事の縁とか色々と20~30回くらい(よくわからないくらい)言ってるけど、弥彦に行ったのは初めて。

不勉強ですまんけど、たぶん弥彦神社とか山(?)とかが有名。

JR越後線で弥彦に向かう

乗り換え駅の吉田駅の雰囲気

白山とか関屋とか、新潟市の割と市街地の駅もあるJR越後線で向かう。電車は1時間に1本くらいはある。大学とかが多いエリアだからか、日中は学生さんが多いイメージ。

新潟市の場合は古町とか繁華街には電車の駅がないのでバス交通が栄えているけど、多くの地元の人は新潟駅~古町くらいは歩いていくイメージ。自分も歩くというか、バスに乗ったことは一度もなかったりする。

新潟っていう感じの景色

大体の場合、新潟駅から1時間くらいの吉田駅で乗り換える。乗り換えたら余韻も少なく、あっという間に弥彦に到着する。弥彦に向かう電車は観光客風の人が多い。年齢層は基本的に高いが、若い女性とかも多い。休日は知らないが、平日の昼間は空いている。

鉄道ファン必見、弥彦駅の雰囲気

弥彦駅に到着したら、その手の鉄道ファンお決まりのホーム撮影会(周りの迷惑にならないようにね)。

終着駅なので、北海道の根室駅とか稚内駅みたいな感じ。前者と違って日本の末端線路とかではないけど。

それでびっくらするのが駅舎。事前に知っていたが、知らずに来たら「これ自体が神社なのでは」と思ってしまいがちな外観。

何かが祀られているとかはよくわからないけど、こんな神社風の駅舎の駅に訪れるのは初めて。北海道とかだと昔風の古い駅舎が好まれる(?)けど、比較的新しそうな感じ。

Wikipediaで調べたら2013年にリニューアル工事完成とあった。

駅から街の散策へ

なんとなく弥彦に来たはいいけど、一般的には弥彦神社を目指して人は弥彦に訪れるっぽい。

観光マップを見ると弥彦神社までは駅から徒歩15分だという。一見すると街は広いのか狭いのかわかりにくいけど、徒歩2時間くらいで大体の街中はざっくり見て周れるイメージ。山登ったり食事しなければの話だけど。

駅の近くにいい感じの公園があるけど、時間と気力が少ない人はまずは弥彦神社に向かうのがよさげ。

駅前の光景はこんな感じ。温泉もあるらしい。

温泉まんじゅうを売っている店は多いけど、よくある温泉街っていうほど温泉街の雰囲気はない。

萌えキャラブームもあって、全国の観光地でも見かけるけど、弥彦も色々なキャラを見かける。

昔は大きい観光ホテルとかがあったらしい場所。

今は取り壊されて「おもてなし広場」という広場になっている。団子とかが食べられる。

時代の流れで弥彦に宿泊する人は激減したということだろうか。確かに1時間ちょっとで新潟市に戻れるだったら、人は無理して泊まらないかもしれない。

「大人とび出し注意」の看板。確かに駐車場がある場所で、向かい側に「おもてなし広場」があるし、横断歩道もないから大人も飛び出したくなる・・・。観光地風で心がはしゃぐしね。

厳かな雰囲気のある弥彦神社へ

特に参拝とか厄払いとかの目的はないが、せっかくだから弥彦神社にも行ってみた。いや、このところ災難続きなので厄払いはすべきかもしれないが。

最近の自分の旅行のお決まりパターンなんだけど、初めて行く場所は雨が降りがち。例によって今回も雨脚が強まってきた。

でも、さすがは弥彦神社。ド平日の真昼間で雨脚も強まるけど、こんな天気でも傘を差して訪れる観光客は多かった。

神社の近くはカフェとか土産物屋とかも何軒かあるけど、そんなに商売っ強い感じはなくて穏やか、厳かな感じ。

そんなに神社に詳しくない自分だけど、この神社には厳かさを感じる。弥彦の駅舎も雰囲気があったけど、弥彦神社と比べるとその差はかなりあるように思った。

新潟市に2~3日滞在するなら、半日くらいで行って帰って来れるので弥彦の旅はオススメだったりする。楽しかったよ。

旅モノ

新潟・佐渡島で1日路線バスの旅をしてきたぞ~両津・佐和田・相川の旅~

両津港に到着した「おけさ丸」の姿。ゲーセン、フードコートなどもある

新潟県の佐渡島で1日路線バスの旅をしてきたぞ。

佐渡島は日本では沖縄本島に次ぐ面積を誇る島で、佐渡島に行くのは4回目か5回目くらい。人生で一度も佐渡島に行かないで終わる人もいることを考えると、佐渡に何の縁もゆかりもない自分がそれだけ佐渡に行っているのは、なかなかではないかと思う。もう「佐渡マニア」と言っても過言ではないだろう。

佐渡には路線バスのフリー乗車券がある

佐渡には新潟市の万代島からカーフェリーで行くが、佐渡は大きい島なので徒歩ではフェリーが発着する両通港の周辺しか見ることができない。

5年前くらい前に初めて佐渡に行った時は、佐渡にある新潟県で一番大きい湖である加茂湖を一周したり、割と歩いてトキの森公園に行ったりしたものだった。でも、道中に徒歩で散策している観光客はいなくて、みんな何かしら移動手段を持っているようだった。

というよりは、港から迎えの自家用車が来ていたり、旅館かホテルかのバスに乗せられたりする人が多かった。レンタカーとかもあるにはあるが、どこかの車に乗せられる人が多かった。佐渡は沖縄みたいにわかりやすい観光地という感じではないので、自分で情報を取らないと堪能することは難しい土地だと思う。

前置きが長くなったが、佐渡にはそんな「移動子羊ちゃん」にありがたいものがある。

それが佐渡の路線バスのフリー乗車券「1dayパス」だ。1日用が1500円で、割引される2日用、3日用もある。日帰りだと1日曜しか選択肢がないので、2日以上のは佐渡に宿泊する人用だ。この乗車券は新潟市の佐渡汽船ターミナルの案内所でも買えるし、スマホアプリで購入することもできる。

今回は筆者の「佐渡人生」で初めて路線バスに乗って、両津港エリアの外に出ることにする。

佐渡~佐和田~相川に向かうのが本線

佐渡のバスは比較的わかりやすい(沖縄とかに比べて)

佐渡にはいくつかのバス路線があるが、本線と呼ばれていて本数が多い(1時間に1便程度)のが両津から佐和田を経由して相川に向かう路線だ。

この本線に乗って相川までを往復するだけでも、とりあえず1dayパスの元は取れる。佐渡=両津の筆者にはよくわからないが、佐和田や相川という所が佐渡の都会っぽいので向かってみた。

両津から相川に向かう

路線蓮の車内は大体普通な感じ

佐渡マニアとか言っておいてアレだが、佐渡のことは沖縄本島の次に大きい島ということくらいしか知らない。

佐渡のガイドブックなんかを見ると、相川というところが観光地っぽいのと上記のバス事情の都合で向かうことにした。

両津の小さな市街地を抜けるとバスは離島にありがちな細い山道的な道路を通っていく。路線バスの本線が走るくらいだから、佐渡を代表する道路だと思うが片側一車線だったり、自分では運転したくない道路だ。ペーパードライバーだから頼まれても無理だけど。

佐和田付近の車窓は都会的

道路沿いに広がる佐渡の水田

佐渡の内陸部を見るのは初めてだった。

幹線道路沿いには水田が広がり、ここが日本最大の米どころ新潟県であることを実感させる。佐渡には日本酒を作っている酒蔵が複数あるし、稲作が重要な産業なのだろう。

バスに揺られて20分~30分くらいだろうか、佐和田の市街地に近づくと道路沿いに本土でも見かけるようなロードサイド型の大手チェーン店をいくつも見る。おお、佐渡にもこんな本土と同じような店がこんなにあったとは。

ブックオフとオフハウス

吉野家

マツモトキヨシとヤマダ電機

ネットカフェの自遊空間

首都圏のベッドタウンや地方都市の国道沿いにありがちな風景が広がる。

ネットカフェと牛丼屋なんて両津港の近くにあったら、ぜひ利用したいけど、どうして新潟は新潟市にしろ長岡市にしろ佐渡にしろ、駅や港から離れた所に街の中心部があるのだろう。

途中、佐渡総合病院という大きな病院にバスは寄ったが、そこから高齢者の病院通いの人が何人か乗って来てバス車内は文字通り賑やかになった。走行中に立ち上がったりするので運転手の人が怒っていたけど、佐渡のバスは高齢者というか後期高齢者が多い。

10~20年後くらいは本土の多くの街がこんな後期高齢者だらけになるのだろう。

何があるのか知らないが相川に到着

相川のバスターミナル(?)

とりあえずルート的に佐和田は相川を見てから訪れるとして、そのまま相川まで乗車した。

バスターミナルっぽい「相川」という名のバス停で降りたが、市役所的な場所に併設されたバスターミナルっぽい場所だった。バスターミナルっていうほどは、バスが沢山出入りしているわけではない。

老人ホーム・・・ではなく観光施設のきらりうむ佐渡

相川のバスターミナルっぽい場所の少し手前には「きらりうむ佐渡」というバス停+施設があった。後で観光案内所や観光施設ということが判明したが、名前からして老人ホームか公民館みたいな施設だと思い、一見の観光客には無縁な場所かと思ったが違った。

なにやら相川という場所は金山が有名な場所だったという。「きらりうむ」も金にかけているらしく、相川にはで鉱山に関係した観光施設がいくつもあるのだとか。そもそもバスも金山行きみたいな感じだったし。

本当は昼時なのでランチを食べたかったが、ふらっと食べれるような店もスーパーも見当たらなかった。一応、街の方を行ってみたら、観光地っぽい歴史ある街並みだった。安く、サクッと食事ができそうな店は見当たらなかったが、探せばスーパーもコンビニも飲食店も歩ける距離に存在する。

このへんも相川の歴史ある街並みだと思うが、普通に民家の気がものすごくする。もっと足を延ばして散策すれば、ガイドブックに載っているような建物も見れたようだが、戻りのバスにそろそろ乗りたいので、適当に散策を辞めた。あまり観光案内みたいな看板は見なかったので、地図を片手に目的地を決めて歩かないと、ただ歩くだけになってしまう。

相川にあった「ホテル万長」は朝夕の食事付きで1~2万くらいの予算感。佐渡を満喫するんだったら、こういう所に泊らなきゃ・・・なんだろうけど。

伝統と風格の宿 ホテル万長 <佐渡島> 楽天トラベル

相川のバスターミナル付近で海を見ようとしたが、テトラポッドが凄くて海がよく見えなかった。

数百メートルほど移動すると海が見えたが、砂浜がある場所は限られている。島だから風も強めだし、5月下旬の佐渡は割と肌寒い。空腹だし、あまり観光できた気がしないが、時間もアレなので佐和田方面に向かうバスに乗ることにした。

きっと佐和田は佐渡の大都会

右の建物が佐和田バスステーション

今回の旅でも佐渡の全てが見れたわけでは全然ないが、おそらく佐和田というところが佐渡一番の大都会の気がする。それは来るときのバスからの車窓の風景を見て思った。

ちなみに、佐和田は「さわたまち」というのが由来だが、地元でも「さわだ」と濁って読む場合もあって、たぶんどっちでも正解。相川は普通に「あいかわ」で正解。細かい違いだが、佐和田バスターミナルではなくて佐和田バスステーションと言う。

佐和田には新潟県中越地方で展開しているマルイというスーパーもあった。ショッピングセンター群みたいなのは両津には見ないので都会的だ。ただ、マルイがそうなのか佐渡だからなのか、総菜なんかは少し高めなイメージだった。

佐和田バスステーションは海にも近くて、徒歩2分くらいで浜辺に出れる。天気が良ければ日本海の夕日を見れそうだが、この日はそんなに天気が良くなくて、風が強くて寒かった。結局、食事らしい食事は取らず、持っていたポリッピーとマルイで買ったシュークリームだけで過ごした。

昼頃に到着するフェリーではギリギリの時間

1dayパスを使って日帰りで佐渡を見て回る場合、のんびり昼頃に到着するフェリーで佐渡に着いているようでは行ける所がかなり限られる。これは反省だ。相川と佐和田をちょっと見て両津港に帰ってきたら、ほぼ最終のフェリーの時間だ。

と言っても、6時の始発のフェリーだとホテルの朝食が食べられないし、じっくり佐渡を見るとしたらホテルが新潟市より割高だけど佐渡に泊って2日か3日で回った方がよい気がする。

日帰りだったら、両津近辺で過ごすのも慣れているだけに良かった気もする。

両津港から歩ける距離に砂浜もあるし、バス旅をするにも入念な下調べは大切になるなと思った1日であった。