那覇

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【無料】那覇の沖縄郵政資料センターを見学してきたぞ

那覇の沖縄郵政資料センターを見学してきたぞ。

沖縄に通って15年以上になるが、街中にあるけど意外と全く存在を知らなかった。とある沖縄に移住して失敗したという人のブログを拝見して知ったので行ってみた。

それは那覇中央郵便局2Fにある

ゆいレール壺川駅近くの那覇中央郵便局2Fにある。外観はこんな感じ。普通の郵便局にしか見えず、特に博物館的なものがあるとは書いていないので、入る前にスマホで情報を2度チェックしたくらい。

壺川駅徒歩1分くらいで近いが、一般観光客が乗降する駅は次の旭橋か県庁前くらいからなので、壺川駅は観光客には微妙にスルーされる気がする。そもそも一般観光客はレンタカーの人も多いし、2~3泊くらいの短い滞在だと貴重な滞在時間を潰してまで、ここを見学しようという人はいないはず。

郵便局に入ったら、勇気を出して2Fに進もう。大きい郵便局なので1Fは人が何人かいるだろうが、2Fに行く人はいないかもしれないが大丈夫。

2Fはこの博物館しかないので、博物館に用事がある人以外は行かないだけなのだ。

無料ゆえに宣伝されていない気がする

一応、公式サイトはあるが、沖縄の施設というよりは東京の郵便局本部(?)が管轄している気がする。

沖縄にはこういった微妙な知名度な無料の博物館などの観光施設がいくつかあるが、無料ゆえに観光客の目に入る媒体などに広告が打たれたりはしないので、マニアックな観光客や事情通の人しか行かない気がする。

実際、筆者が訪れた時も見学者は他にゼロ。郵便局関係とかのOBみたいなおじいさんが受付にいたが、「郵便関係の仕事をしている人?」などと言われた。それくらい一般の観光客は来ないのだろう。

戦前戦後の沖縄の郵便事情が学べる

無料ゆえに展示は切手とかの小物や書類などシンプルなものが多い。

最近の有料の博物館とかみたいに巨大な展示物があったりはしないけど、戦前戦後の沖縄の郵便事情を学べる施設となっている。見学時間はじっくり解説を読めば1時間以上くらい。

平日の日中しか開いていない公務員みたいな施設だけど、沖縄旅行で天気が悪かったり、色々疲れてしまった時にのんびり見学できる施設なので、知っておくと良いかもしれない。

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【てだこ浦西駅】我田引鉄? ゆいレールの延伸部分を乗ってきたぞ

ゆいレールと言えば、長らく首里が終着駅だったが、令和元年(2019年)10月1日に延伸部分が開業した。

てだこ浦西駅が新しい終着駅である。

首里から先はジェットコースター

ゆいレールが我田引鉄なのかどうか断定できないが、どう見ても我田引鉄な気がする。

経済効率や輸送効率よりも、沖縄にいる地元の有力者に引っ張られている気がする。

那覇空港から那覇中心部を通って、古都(たぶん)の首里に行くのも我田引鉄っぽいし、延伸部分も沖縄本島の各地にあるショッピングセンター的なものが色々できるのか知らないが、あまりにも殺風景な住宅街が続く。

首里も高台の那覇市街を見渡せる場所にあるのだが、首里から先のゆいレールは、ジェットコースターに乗っているんじゃないかと錯覚するくらい、アップダウンやカーブが激しい。

モノレールだから走れるけど、一般の鉄道車両だったら無理だと思う。そんな路線なのだ。

覚悟せい!と言わんばかりに、グイグイと上に下に、左に右にと車両が振られていく。

沖縄は風が強いことも多いし、高所恐怖症の人はちょっと怖い思いするかも。

正直、俺は結構怖かった。

てだこ浦西駅は何もない

終着駅の様子。

札幌の地下鉄南北線の地上駅とか、タイとかシンガポールとかマレーシアとかの都市鉄道の高架駅に近い気がする。

割と短時間で折り返しするので、撮影目的の人は注意。

駅から出るとこんな感じ。沖縄ではあまり見ない感じの駅。どこだここ? みたいな。

いずれは沖縄の各地にあるような、(しょうもない)ショッピングセンターがここにもできるんだろうけど、訪れた時点ではタクシー乗り場とバス乗り場があるだけだった。

周辺に観光地とかもないので、今の段階では物好きな人以外は一般観光客が行くことはないだろう。

自動車からの乗り継ぎを考慮しているらしいが、ゆいレール自体の混雑が最近は問題になっているのに大丈夫なのか。

個人的には首里から北上し続けて、国道58号側に無理やり進んで、宜野湾や北谷方面に出れるように延伸すればよかったと思う。そうすればバスに乗り継ぎできるし、沖縄の公共交通がマシになる。

戦前は軽便鉄道が那覇から北谷や嘉手納あたりまで走っていたそうだし、本来の正しいルートのような気がする。将来的に米軍基地周りが何とかなれば58号沿いに嘉手納くらいまで延伸するのもアリだろう。

いや、とりあえず北谷までは行って欲しいな。技術的には何でもないと思うんだけど、やはり政治絡みなのか。

現時点の終点から一つ手前の浦添前田駅で降りて、北谷方面に歩いたことがあるが、宜野湾や北谷方面には有力者がいなかったんだろうか。

米軍施設とかもあるが、素直に国道58号線沿いに作った方が地元の車の交通量を減らしたり、観光客にも便利だと思うのだけど。

美栄橋あたりから頑張って分岐させてもいいよね・・・。

Fourth Stage 沖縄本島編

8日目 那覇市内散策

私は北海道に行っても札幌市内散策は最後、沖縄でも那覇市内散策は最後の方に持ってくることが多い。札幌駅周辺の人混みは、東京で言えば新宿駅までは行かないものの、池袋駅くらいのレベルだ。人、人、人でノイローゼになる。

特に、埼玉から東京を経由しないで、鉄道で真っ直ぐ札幌に向かうと、東京から遠ざかったはずなのに、なぜまた東京みたいなところに来ちゃったの~?という嫌な気持ちになる。那覇はそこまでのウンザリさはないものの、いつからか避けるようになっていた。

まずは沖縄の城下町、首里へと向かう。

首里への道は、今回の旅路の中でトップクラスのヒルクライムだ。当然、自転車を押して歩く。

首里からは那覇の街が見渡せる。太平洋戦争の時、日本軍は首里に司令部を設置したという。

首里は道路の色が他とは違う。

首里城近くの龍潭公園には猫が沢山いる。この猫の親の親くらいの世代から顔見知りだ。龍潭公園にはデカい鳥のバリケンも沢山いる。

高層建築物が立ち並ぶおもろまち。元々、米軍基地があった場所で、返還されてから新都心として開発された。本土資本のホテルやレストラン、サンエー那覇メインプレイスなどがある。

おもろまちに否定的な沖縄通の人もいるが、私は沖縄にだって、こういった都会的な新しい街は必要だと思う。

沖縄的な食べ物にどっぷり浸かってから、北海道を代表するラーメン屋チェーン、さんぱち新都心店へ。さんぱちは那覇以外にも名護や豊見城などにもある。

店内には何組かの沖縄人の家族連れなどがいたが、「わぁー美味しいそう」「美味しい」などと言いながら、アツアツ濃厚な北海道ラーメンを食べていた。北海道に来たら美味しいラーメン屋が沢山あるよ。

「熱くて食べれなーい」とも言っていたが、基本的に氷点下20度の中で食べる料理だから仕方がない。うちなんちゅに北海道の食べ物を美味しいと言って貰えると、店の人じゃなくても嬉しい。

味噌ラーメン680円。沖縄には京都の天下一品や、九州系のラーメンチェーンが多い。豚骨系など九州寄りの味が好まれるので、北海道系のラーメン屋はあまりない。スーパーでジンギスカンを見たことも一度もない。ホテルの北海道バイキング特集で見たことならある。

この旅さいごの夜ご飯。ロケーションはアラハビーチ。夏はともかく、冬は空いててすごくいい。メニューは、悩みに悩んだ結果、ジーマーミ豆腐、ドクターペッパー、泡盛、トレビアンの100円クッキーシュー。レジの若い女性にとっても不機嫌そうにされるものの、たかだか100円の買い物で愛想良くされても困るので、そんなの別にどうでもいいよ、と思う。

沖縄に来ると小さなことなんて、全てどうでも良くなる。どーでもいいね! ナンクルナイサー! 楽しいディナー。ジーマーミ豆腐は落花生で作った豆腐みたいなもので、プルンっとしている。

沖縄のサンエーなどに入居しているパン屋さんは、夜になって半額になると安くて美味しくて、それは良いのだけど、張り紙されていたアルバイトの募集要項をチラッと見て少し思ったことがある。

時給は地域の最低賃金レベルなのは北海道のパン屋「北欧」と同じだけど、店舗じゃなくてかなり離れた場所にある本社で面接をするらしい。アルバイトの面接を。この電車交通のない沖縄で、わざわざ本社に行くのは大変だなぁと思う。