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【レビュー】街作り箱庭ゲーム「Cities: Skylines シティーズスカイライン」

2020年においては街づくりゲー、箱庭ゲーの代表格とも言える「Cities: Skylines シティーズスカイライン」のレビュー。プレイ時間は10時間くらいで、やっと大体のゲームの全貌が見えてきた、くらいの時期のネタばれレビュー。

PS4などコンシューマー機にも移植されているが、Steamのセールで750円くらいで買ったSteam(Windows)版のレビュー。2015年のゲームだし、現代的なPCやグラボありのデスクトップPCなら、そこまで重くないのでSteam版がたぶんオススメ。Mac版は今の最新OSだと動かないっぽい。

PCというかSteamとかよくわからんっていう人は家庭用版がオススメ。

「A列車で行こう」ファンには馴染めない車社会がテーマ

Cities: Skylinesっていう箱庭ゲームはヨーロッパの会社が開発しているだけに、たぶんヨーロッパの大陸風な、高速道路ありきな街づくりがテーマ。あまりやったことないがシムシティシリーズを意識しているらしく、市長として市民生活の色々な問題を解決していくタイプ。

やることは、付近の高速道路につながる道路を敷いて、道路沿いに商業とか住宅とかを誘致設定する。A列車シリーズだとA列車で行こう6に近いのかな? 道路はA列車みたいに勝手にニョキニョキ伸びたりしなくて、プレイヤーが一本一本整備する。

水道、電力、ゴミ、火災、犯罪などの概念がある。道路、水道、電力は序盤では3セットなので同時に整備しないといけない。A列車シリーズで言う「厄介者」がものすごいあるイメージ。ただ、これはSteam版ではMODというチートみたいな機能をサポートしているので、無効にしたり簡単にできる。日本語化したり、勝手につく外国風の道路の名前も日本風にしたりできる。ワークショップというのがそれだが、再起動が必要になったり、Steamに慣れていないと少し手間取るかも、家庭版はやってないから知らない。

ここを最初にわかっていないと日本のアートディングが開発している箱庭ゲーム、A列車で行こうシリーズみたいな鉄道ありきな街づくりをイメージしていると、かなりのギャップを感じることになる。後半になると地下鉄や、鉄道も一応使えるようになるが、決して街づくりの中心的存在ではない。外部の鉄道を引き込むとかそんなレベル。

街づくりの課題が次々発生していく

A列車だと基本的に自分でやることを決めてひたすら街づくりしていく。対してCities: Skylinesは、ガイドみたいのが出て、これをやれ、あれをやれと指示される。RPGでいうとお使いゲーくらいなレベルで指示が出る。

指示がない時期でも次々と、水が足りない、電力が足りないなどの問題が発生するので、それを次々と解決していくゲーム。道路一本単位で自分で作る必要があるので、作業は細かくて、作り込むには時間がかかる。

MODを使えばお金を無制限にできるが、序盤はかなりコツコツしたプレイが要求される。コツがわからないとすぐ資金が枯渇する。

街並みはヨーロッパ風の低層建築がメイン

やりこみプレイとかは知らんが、A列車で行こう9みたいな高層ビルの摩天楼みたいな街並みというよりは、低層建築メインの街並みになるみたい。

鉄道網を張り巡らせてというよりも、高速道沿いの何もない平野にニュータウンを作る感じだからそうなるだろう。

グラフィックはそうでもない

Cities: Skylinesは海外を中心にプレイ人口も多くて、今でもアップデートされたりしているが、だいぶ前に発売されたA列車で行こう9とかの方がグラフィックは綺麗。Cities: Skylinesもズームで寄れば人が歩いていたり、消火活動していたり細かいが、街並み全体という意味ではそんなにグラフィック重視でもないのが意外だった。

シムシティシリーズが好きで、住民のお世話をしていくゲームが好きだったらやってみると面白いのではないだろうか。まぁ、Steamでセールなら750円くらいだしね。同人ゲームのノリで買える。

日本の高度成長期的な鉄道中心の街づくりなら、A列車シリーズが箱庭ゲーム一押しなのは間違いないが・・・。

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【PS4・他】『ヘッドライナー:ノヴィニュース』のレビュー マスゴミのキーパーソンを体験!?

PS4などで発売中のインディーズゲーム『ヘッドライナー:ノヴィニュース』のレビュー。ネタバレ要素あり。

このゲームはコンセプトが斬新で、謎の病が流行る架空の国家で新聞社の編集長を体験するというもの。やることは誌面に載せる記事を選ぶだけなのだが・・・。

プレイヤーの選択次第で暴動や上司が逮捕される

編集長にもボスがいて、給料を支払うのもボス。

舞台となる国では政府の方針に逆らった言動をすると逮捕されるのだが、新聞に載せる記事が政府に批判的な内容だと、度が過ぎるとボスが責任を取らされて逮捕される場合がある。それはそれで一つの展開なのだが、このゲームはマルチエンディングで周回プレイが前提。

現実同様、様々な選択肢が日常に待ち受けているのだ。

ベターバッズとかいうヤバい飲料

舞台となる国は人体の遺伝子操作などができるほどテクノロジーが進んでいる。そんな国で新しく発売される合成アルコール飲料がベターバッズだ。

これは普通の酒とは違って悪酔いしなかったり良いものである可能性もある一方で、何やらヤバイ副作用もありそう・・・。いや、絶対にあるだろう。

しかし、プレイヤーが勤務する新聞社とスポンサー関係にあるようで、あからさまに批判することもできない。現実同様、複雑な状況におかれて板場ささみになるシーンが多い。

ダウンロード版は1600円くらいから

パッケージ版もあるが、基本はダウンロード版になると思う。

一周あたり2時間くらいで、インディーズゲーム的なチープなグラフィック、音楽だが、独特の世界観がある。メーカー製のがっつりしたゲームをやる気合がない時でも楽しめるので興味のある人はプレイしてみては・・・。

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【PS4・ネタばれ】オメガクインテット 真EDクリアの感想と攻略のコツ

以前、挫折しつつもノーマルEDクリアを果たしたオメガクインテット。

その後、2週目に突入して、1週目で何となくこのゲームの攻略のツボを押さえたことで、真EDクリアを目指す気になった。

当記事はネタばれ要素もある。このゲームの場合はストーリー云々より攻略情報自体がネタバレ的であると感じるからだ。気にする人は注意。

バランスの悪い戦闘はシステムを抑えると楽

オメガクインテットはかなり攻略にクセのあるRPG。

端的に言うと、ファンドゥユニバール(通称ファンドゥ)を全員に使えるようにして、これを連発すればラスボスを含む、大抵の敵は簡単に倒せるようになる。

戦闘が始まったら、雑魚でもボスでも敵の行動ターンが来る前に、ハーモニーなんとかを発動して、ファンドゥを連発して終わり。

ファンドゥは中身は魔法スキルみたいなやつの組み合わせだが、セットさえしておけば、ボタン一発で出すこともできる。このへんのシステムが所見ではわかりにくいと思うけど、これを覚えないとボスが倒せないので投げ出す人が多いだろう。トロフィーなんかを見ると、古いゲームなのにクリアしてる人がすごく少ない。

倒しきれない場合はキャラ個別の武器を使ったスペシャルスキル(ファンタジーブリアントとか)を中心に使う。ボルテージだとか一定のタメみたいのが必要でそれらはうまく発動できない時もある。

にしても、何語ベースかわからんけど技の名前がとにかく覚えにくい。

DLC導入すればユルゲーになる

無料や有料のDLCでユルゲーにすることができる。

初心者パックみたいのは一度しか適用できないが、初回プレイでは導入した方がいい。終盤で敵が強い場合や、レベル上げとか面倒な人は最強クラスの武器(250円くらい)や能力アップできる防具やアクセサリー詰め合わせ(300円くらい)を買える。

このゲームは武器や防具や能力アップの有能アクセサリーは、ちまちま素材を集めたり、とても面倒くさい。昔のドラクエやFFみたいに新しい街に行けば、周囲の敵にちょうどいいくらいの性能の武器が売ってたりとかもない。

回復アイテムは戦闘はSP切れるたびに補充するスタイルになるので、安いビタミンサプリを大量買いすると良い。

2週目はマップ進行は楽

一度行ったことある場所なので、わかりにくいオメガクインテットのマップも進みやすくなる。

一週目はあんなに苦労したマップも2週目はなんともないので、ただ面倒なだけのマップだったということだろう。

真ED突入条件と楽な支持率稼ぎ

基本的にはメインミッションを進める前に、タウンによってクエストを受けるようにする。時限クエストなど取り返しのつかない要素だらけ。

攻略サイトを見ると外せないクエストが書いてあるので、その通りにやればよい。

9章の真ED条件になっているクエストの発生条件が支持率200万となっているので、足りない場合は訓練施設1Fの右上の部屋に行くと良い。

モルボルみたいな花風のシンボルがいて、一緒に出てくるビッグヴァーミンをファンド連発で倒すと1万~3万近く、一度の戦闘で稼げる。SPが足りなくなれば事務所に戻れば回復できる。

裏技的な戦闘の仕方で好感度を簡単に上げる方法もあるので、好感度不足で困っている場合は調べてみると良い。

レアMAD探しは意外と楽しい

真ED条件のクエストに、レアモンスター的なやつを探す要素がある。

攻略サイトを見ながら探すと楽で、シンボルに王冠マークが出ているのがレアモンスター。

扇系の武器の技はスティール(盗む、というかぶんどる)があるので、ドロップ頼みより併用すると楽。

終盤のレベル上げはDLCマップで

ラスボスは結構強い。というか、このゲームは能力差があると、どうやっても勝てない。殺るか殺られるかのバトル。

ラスボスに勝てない場合は、無料DLCのトリプレッツタワーズの入り口すぐ近くにいるサメを倒すと良い。ファンドゥ連発とスキル技で簡単に倒せるけど、一回で5~7くらいレベルが上がる。

というか、レベル上げすぎるとラスボスが雑魚になるので注意w

真EDクリア後はモモカを仲間にできる

というか、クリア後のおまけ要素で仲間に出きるのがコンパイルハートらしいダメさ。

ストーリー中に仲間にできて一緒にラスボスを倒しに行けたら良かったのに。クリア後も訓練施設やさらなるクリストもあるが、やりこみ要素。

大体、ストーリークリアに必要なレベルが100くらいで、やりこみ要素はレベル999前提とか。こんなゲームやりこみたくはないなぁ。時間の無駄。

でも、難解で不便でバランスの悪いゲームシステムも、コツを覚えると一瞬楽しく思えたりもした。とっつきづらいが、ハマれば面白いゲーム、かもしれない。