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【PS4】「超次元ゲイム ネプテューヌ Sisters vs Sisters」ゲームレビュー(戦略的撤退あり)

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PS4「超次元ゲイム ネプテューヌ Sisters vs Sisters」のゲームレビュー、ネタばれ、戦略的撤退あり。個人の感想。

直前に閃乱カグラのコラボ作品をプレイしたが、あちらは妹プレイが終始できないため、妹プレイがメインである通称ネプシスとも呼ばれる本作品に手を出したのであった。

それが全ての失敗の原因であった。

先に述べておくと、数あるクソゲーも含むネプテューヌ作品をプレイしたが、人生で初めて戦略的なプレイ中止を決断したタイトルである。詳しくは本文参照だが、よって、最後までプレイした上での感想でないことをお断りしておく。

本作品はPS4の他、PS5版などもあるがグラフィック面などはそんなに変わらないらしい。

PS3初期ネプテューヌを彷彿とさせる冗長感

一番最初のネプテューヌに当たるPS3での作品を彷彿とさせる要素が数多くある。

それは主にネガティブな意味である。

あの作品ほどではないが、違うダンジョンに行ってもデジャヴかと思うような、使いまわしに見える同じような構造のマップが連続する。

それがネプテューヌの伝統と言ってしまえばそれまでだが、仲間キャラのイラストや敵キャラ、音楽なども過去作の使いまわしが気になる。

前作の閃乱カグラのコラボ作品とか、Vチューバーのやつなどはスピンオフ的な位置づけだからそんなに感じなかったので、余計に違和感として使いまわしが気になってしまった。

2022年発売のゲームだから、コロナ禍真っ最中で活動に制限がある中で作られたというのも関係しているのかどうかはわからない。

バトルはアクションでジャンルもアクションRPGだけど

ジャンル的にはアクションRPGとなっているけど、四女神オンラインみたいな移動とバトルが同一フィールドで行われるわけではない。

無駄に広いマップに所々いる敵シンボルに接触するとバトル画面に切り替わる。

プレイヤーのアクションスキルに依存する部分も多少はあるものの、FFシリーズのアクティブタイムバトルみたいなゲージが溜まるまで攻撃などの動作ができない仕組み。そのため、アクションが基本でありながりも、コマンドバトルに近い中途半端なものとなっている。

雑魚は固く、ボスキャラはやたらに強い場合もある

そのへんに歩いているザコキャラでも新しく行くダンジョンでは急に敵が強くなったりする。

きちんと装備を整えたり、必殺技を連携したりと、独特の戦法や操作感を覚えないと雑魚にもボコボコにされる。

戦闘中に見方キャラが勝手に喋ったりするけれど、「弱い敵ばっかりだけど数が多くて大変ね」とか言っているわりには、雑魚にボコボコにされて全滅した時には思わず笑ってしまった。

最近は普通に戦っていればちょうどいいレベルに成長するRPGが多いが、レベル調整はきちんとされているようには思わなかった。

というより、戦闘がもっさりしていてテンポが悪く、アクションといいつつも上記の半コマンド式のせいで爽快感が皆無で楽しくなかった。そうなると敵シンボルを避けたくなるからレベルが上がらなくなってしまう。

ダンジョンは無駄に広くて扉のボタン開けるのが冗長

ダンジョンが広くてもバトルが楽しかったり、何かしらのやりがいを感じられれば問題ないが、この作品では初期ネプテューヌを彷彿とさせる冗長さがある。

毎回毎回、扉を開けるために遠回りしてドビラを開けるスイッチを押しに行かないとならない。

ギミックと言えば聞こえはよいが、遠回りしてボタンを押すだけの仕掛けである。「またかよ!」と思ったのが序盤だけで何回あっただろうか。

違うダンジョンなのに地形を使いまわしているようなのも多くて、初期ネプテューヌのパロディ(?)なのかなと思ったけど、そこは進化して欲しかった。

マップは広いものの、オープンワールド風でシームレスな処理をしているゲームが昨今多いものの、少しフロアを移動するだけでローディングのため暗転してしまう。

PS4なのにグラフィックはカクカク

いや、過去作にあたる四女神オンラインは突然フリーズする不具合はあったけど、グラも綺麗だしフレームレートも滑らかだったじゃん・・・。

四女神オンラインはゲームエンジン(開発ツール)にUnreal Engineを使っているが本作はUnityである。

個人的な認識だが、Unreal Engineはグラフィック品質の高い本格的なゲームに使われていて、プログラミング言語はC++である。

Unityは大手メーカーでも使われているが、プログラミング言語がC++に比べると比較的習得が優しいC#であることもあって、インディーズのゲームや個人制作のアプリなどでも使われていることが多い。身近(?)な例では、クソゲー界では名前が知られているファイナルソードもUnity製である。

このへんは特に知ったかで書くけれど、Unityも開発側の技術力次第だとは思うものの、クソゲーが生まれやすい土台になりかねない部分があると思う。

本作も調整不足かUnityだからかわからないが、PS4にしてはフレームレートは低い。

ダンジョンの移動では目に見えてフレームレート不足を感じるし、敵を倒したときに一瞬固まったり、1~5秒くらい止まってしまうこともそれなりの頻度で起こる。

メニュー画面を開く時もキャラのグラフィックが表示されるのに演出ではなくて、処理の都合で一瞬待たされる感じがある。

そしてPS4本体に異変が起きた

5年くらい前に中古で買ったPS4を使っているが、そこそこ年季が入っていると思うので、他のPS4で同じようになるのかはわからない。

ありのまま起こった事を話すと、ボス戦をはじめとして処理に異様な負荷がかかる場面があるようで、PS4本体の冷却ファンがフル回転で周りっぱなしになったのである。

他のもっとグラフィックが綺麗なゲームでもここまでファンが常時フル回転し続けることはなかった。

自分が楽しいと思えるゲームでPS4が壊れるならまだしも、このゲームのせいでPS4が壊れたり、寿命を縮ませるのではないかとゲームの戦略的中段を考えるようになった。

序盤のボスですら、こんなにファンが回りっぱなしになるなら、中盤や終盤ではもっと巨大なボスが出てきたりするだろうし、とてもじゃないが老体の我がPS4の体力が持たない気がした。

体に異変を覚え、戦略的撤退を決断した

プレイ時間にして数時間、地道にレベル上げをしつつ、なんとなく戦闘のコツらしきものを覚えてきた頃だった。

チャプターで言うと3の中盤~後半あたりだろうか。

自分はゲームで3D酔いすることは今までなかったが、このゲームだけは違った。

フレームレートが低くてカクカクするのと、似たような場面が連続するうえに、現実のビルとかによくあるような折り返し式の階段を登ったり降りたりするシーンで激しい眩暈を覚えた。

しかも、このシーンの前後にはSF風のネオンラインのような視覚効果で表現された長いダンジョンがあり相乗効果もあったと思う。

楽しんだり、ストレスを発散するためにゲームやってるのに、ゲームで体調悪くしているようではダメだな・・・と思い、戦略的なプレイ中止を決断したのである。

まとめ 楽しめる人には楽しめるのかもしれないけど

某通販サイトのレビューを見る限り、ネプテューヌのファンでも賛否がわかれていると思う。

途中でプレイを断念したというレビューもあるし、トロフィーコンプしたというレビューもあるのを見ると、人を選ぶゲームであることは間違いないと思う。

個人的にはプレイ断念せざるを得なかったけど、普通にフリーズバグ以外は完成度が高かった四女神オンラインのシステムで続編とかを作ってくれればいいのになぁ、なんて求めてみたりするけど、そうはいかない事情があるんだろうなぁ。

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