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【PS4/PS5他】「龍が如く8」ゲームレビュー、クリア感想(ネタばれあり)

PS4/PS5他「龍が如く8」のゲームレビュー、クリアまでのプレイ感想、ネタばれあり。シリーズ大体全部やってる人の個人的な感想。

感想を一言で言うと、事前に観ていたプレイ動画ではつまらなさそうだったけど、実際にプレイすると古き良き伝統的なJRPGの要素が各所に取り入れられていて、50時間ぶっ通し(もちろん寝ているけど)でプレイするくらいに面白かったー。

ちなみに、50時間というのはムービーとか飛ばせる所は全部飛ばしてメインストーリー中心にクリア一直線にプレイした場合の時間。まともに全部プレイしたらメインとサブストーリーで100~150時間、ミニゲームも含めたら200時間くらいの恐ろしいボリュームがある気がする。

意外や意外、春日と桐生のダブル主人公体制

桐生がパーティーにいるのは知っていたが、意外や意外、龍が如く4とか5みたいに章によって春日が主人公のパーティーで行動したり、桐生が主人公のパーティーになったりと、行ったり来たりする方式だった。

古くはFF6とかも複数の主人公パーティーを切り替えながら進めていったと思うけど、この進め方はとっても懐かしい。

パーティーが切り替わったら強い装備品を外して移し替えたりしたよね。この操作をやったのが凄い久しぶりな気がする。

今どきのRPG(というか自分がやっているアトリエシリーズとかだけど)だと、仲間が出入りするにしてもパーティーは1つのことが多いから、なんだか懐かしかった。桐生っぽく言うとエモい(笑)。

ラスボス付近はFF風に2つのパーティーが合流するような演出があるのかなと思ったけど、それぞれのパーティーごとにラスボスがいるのであった。

舞台は神室町、横浜、ハワイの3つ

神室町、横浜は過去作の使いまわしだけど、ゲームの半分以上を過ごすことになるハワイは行動できるのが都市部だけだけど、横浜を超えるくらいの広さがある。

ハワイのチョイスは個人的にはバブル世代っていうか、テレビ的というか、ミーハーで嫌だなと思ったけど、ゲーム風に湧くも悪くもゲーム風に落とし込んでいると思う。

桐生がバブル世代っていうのもあるけど、自分みたいにバブル世代より若い世代の人はハワイに憧れたりするのってあまりないと思うので、開発陣の声が大きい人たちにはバブル世代が多いということなのだろう。

ただ、龍が如くは日本の街並みだからマッチするというのもあって、ハワイのマップではそこいらの洋ゲーをプレイしているような錯覚に陥った。ハワイのマップに関しては、画面の感じが龍が如くじゃない(笑)。

自分はバブル世代でもないし、テレビ見ないし、ミーハーでもないから、実際のハワイの街並みは残念ながら知らないのだけど、コロナの規制が緩和されたタイミングに合わせてハワイというのがあるのだろう。

ハワイのマップでは日本企業とのタイアップとか、現地の旅行会社や航空会社のタイアップがテンコ盛りなのかなと思ったけど、全然そんなことはなかった。

そういう意味ではハワイである必然性はあまり感じなかったりする。

実際にはアメリカの厳しい入国審査で99%弾かれそうな人たちばかりだから、あくまでのゲームの世界の架空のハワイということになるのであろう。

ザコ敵は強いけどレベル上げちゃんとすれば楽しい難易度

龍が如く7に引き続く、コマンド式バトルのRPGで、少しだけ7よりアクション要素が増えている。

7の時はキャラの位置を動かせるのを除けば、いわゆるコマンド式そのものだったが、仲間の追撃(7にもあったっけ? 忘れた)とか、倒れ込んだ敵に間髪入れずに攻撃するとダメージが増えたり、敵との距離でダメージが変わったりするようになった。

キャラを育成したり、武器を改造して強くすれば、下手に技を使うよりも、ひたすら通常攻撃を出しまくった方が楽に敵を倒せたりすることもあった。

難易度設定はなく、ストーリーだけ追っていくとザコ敵が強くて詰まることもあると思う。

でも、それぞれの街に前作で評判の悪かった地下ダンジョンがあり、中盤以降は好きな時にレベル上げや武器改造の素材集めに出かけることができるようになっている。

殺るか殺られるかの戦闘バランス

敵が待ち受ける新しいダンジョンに行ったりするときは推奨レベルというのが親切に表示されるけど、自分よりレベルの高い敵はどうやっても歯が立たないことが多い。

レベル差が5以上の場合は何もできずにボコボコにされるのを見るだけになってしまう。

反対にこちらのレベルが高いとザコでもボスでもザコになってしまう。

自分同じくらいのレベルの敵と戦えば、わりとサクサクとレベルが上がるし、成長具合もわかりやすいので、レベル上げしながらプレイしていくのが楽しいと思う。

ラスボスは春日編も桐生編もレベル50くらいが適正だけど、あんまり強くし過ぎるとラスボスが温くなる場合もあるし、レベルが低いと鬼畜ゲーになる。まさに殺るか殺られるかの戦闘バランス。

ストーリーは人を選ぶけどストーリー抜きにしても楽しい

龍が如く7がどん底から這い上がるわかりやすく熱いストーリー展開だったのに対して、いきなり拠点が外国になったり、パーティーキャラが増えたこともあって、ストーリーは人を選ぶと思う。

自分はプレイ動画を見た時点でストーリーには全く魅力を感じなかったので、7みたいのを期待しているとストーリーにはがっかりするかもしれない。

何かと時流を取り入れるシリーズだけど、Vチューバーって今さら時流なのか~と面食らってしまったけど。

まぁ、ストーリーを無視してもゲーム部分は楽しい作りにはなっているのが救い。正直、過去の龍が如くシリーズでもストーリーはどうでもいいと思ってプレイしていたのも多いし。ストーリーどうでもいい人には楽しめると思う。

オススメのジョブは男性マリンマスター、女性ナイトクイーン

今作も7と同じように転職システムがあるが、オススメのジョブは男性の場合は序盤から転職可能なマリンマスター。ハワイが舞台なだけに海系の職業が優遇されているのかもと思うくらい優秀。

昭和時代みたいに一つの職業を一生やるのはオススメできなくて、ハワイに到着したら転職可能な男性キャラは全員しばらくマリンマスターにした方がいいくらい。

マリンマスターの良い所は、早い段階で味方の範囲回復の技を覚えるのと、敵への範囲攻撃を覚えること。中盤や終盤、ラスボスでは範囲回復や範囲攻撃は全員使えた方がいいので、序盤から使えるようにしておくとチート級に楽になる。

女性の場合は中盤から転職可能なナイトクイーンの状態異常を付与できる範囲攻撃が優秀。回復技はアイドルで覚えさせるとよい。

範囲回復と範囲攻撃さえ覚えれば、そんなにカツかツなゲームバランスじゃないので終盤は好きなジョブでダイジョウブ。

ミニゲームは力の入れ方が異様な気がする

本編でも急に少しやらされてびっくりしたのが「ドンドコ島」というミニゲーム。

あの手のゲームジャンルを何ていうのか知らないけど、島を開拓して箱庭風にしていくようなやつ。

都会のゴミゴミした集合住宅に暮らしている人でも、自然の中に土地が与えられて、架空の世界で自分なりの城が作れるというようなやつ。

これまたよく知らないけれど、どうぶつの森とか、マインクラフトとか最近流行っているゲームを意識しているじゃないかなと思うけど、どうぶつの森とマインクラフトが同じようなゲームなのかどうかは自信がなかったりする。

いやでも、あの手のゲームは金を貰ってもやりたくないので、ドンドコ島をメインストーリーでプレイすることになった時はゲームを終了して売りに行こうかと思った。

でも、不幸中の幸いでドンドコ島はゲーム内の時間で2日経過すれば、何もしなくても元のハワイでのゲームに戻れる仕様だったから助かったのであった。

7の会社経営みたいに、やりこめば本編で使える強力な技が手に入ったりするみたいだけど、こっちも不幸中の幸いで、それがなくてもクリアに支障はないので助かった。

会社経営を極めると貰えたサテライトレーザーの極みは、後半のボスではないと困るくらい重要だったから、そこだけは心配だった。

龍が如く8の場合は、ちゃんとレベル上げや育成すれば普通にクリアできる。

謎解きなんかも、プレイヤーが考えるものは何一つないので、マップの印がある場所に進んでいくだけでクリアできる。

デリバリーヘルプは早めに回収するのが吉

FFで言うところの召喚魔法がデリバリーヘルプ。中ボスからラスボスに至るまで、金さえ積めば大ダメージを与えることができる優れもの。

大体は春日のサブストーリーや桐生のエンディングノートを進めると増えていくが、逆にそれらを進めないと全然回収できないのが欠点。

強めのボスが出てきて対策用に回収しようと思っても、敵対組織から追われている状態などストーリーの状況によってはサブストーリーやエンディングノートを進められず、任意のタイミングでは回収できないこともある。

資金面もあるし一つの戦闘で呼び出せる回数にも限りがあるので攻略という意味では数種類あれば十分だけど、あるとないでは攻略難易度が大違いである。

やっぱつれぇわ、ドンドコ島をクリアまでプレイした

ストーリークリア後にチュートリアルだけで放置していたドンドコ島をプレイしてみた。

箱庭ゲーというよりは、島を開発してリゾート地としてのランクを上げるという目的がはっきりしていて、かなりの単純作業の繰り返しを10時間くらい延々とやる精神修行のようなゲーム。

序盤はひたすら貝を拾ったり、虫を採集するくらいしか進行させる手段がないのがツライ。操作性がよいとは言えない中で単純作業を繰り返すのは低賃金の賃金労働に値する苦痛であった。

『ぼくの夏休み』とかPS2の『いなか暮らし 南の島の物語』に近い。これ系のゲームに合わない人はひたすらツライ。

チュートリアル以降はDIYで飲み屋の看板ビル(上がりづらい人気度が上がる)とか、観光客の満足度が上がる車とかビルとかを作りまくって、開拓したエリアや自室に設置しまくる。結構な頻度で襲ってくる敵をバットで倒すアクション要素もある。ゆっくり自作した街並みを散策する余裕はない。

趣味でテーマを考えてきちんとした街並みを作ることもできるし、無造作に設置しまくっても問題なくクリアまで進める。ある程度進むとテレビCMで宣伝できるが思ったほど攻略に必要な人気度が上がらないため、ひたすら10時間以上も単純プレイを繰り返すことになる。

同じくミニゲーム要素のスジモンも絡んできたら、ミニゲームやりたくない人には結構な苦痛でもある。

本編のハワイが都市部のみで南の島を想像していたプレイヤーに南の島感を提供するゲームではあるけど、あまりにも単純作業の繰り返しで色々な所がマヒしてしまいそうだった。

ドンドコ島のクリア報酬はドンドコレーザーの極み

クリア報酬としては春日の強力な全体攻撃であるドンドコレーザーの極み。本編クリア後に貰っても仕方ないが、10時間をレベル上げや育成に費やした方が確実に強くなれるけど、ドンドコ島の解禁直後に手に入るなら戦闘難易度は下がるのかも。

でも、春日しか使えないし消費MPが大きいので、中盤以降ならそこらのデリバリーヘルプを使った方が同程度のダメージを与えられる。クリア報酬としてはかなりショボい気がする。

オンラインコで他ユーザーのドンドコ島に行ける

ドンドコ島をある程度攻略すると解禁されるのがオンラインコという鳥。ドンドコファームという離れ小島にいる。

オンラインコを使うと他のユーザーがアップロードしたドンドコ島に遊びに行くことができる。ネットワーク環境さえあればよくて、PSPlusとかの有料サービスに加入していなくても使える。

いくつかの島に遊びに行ってみたが、やりこみすると誰もが最終的には龍が如くの典型的な繁華街のような街並みに辿り着くようだ。

まぁ、設置できる建物とかオブジェクトが本編の使いまわしだから、他に作りようがないというのもあるだろうけど。

ドンドコ島が龍が如くの街並みシミュレーターだとは序盤のプレイ感覚からは思わなかった。

PS4版のハワイのマップは重くてカクつく

龍が如く8はPS4とPS5のマルチプラットフォームで発売されている。

世の中は高スペック派ゲーマーはPCへ、ライトゲーマーや普通の人はSwitchに流れて、PSというプラットフォーム自体が実質PS4で終了らしいので、将来性が無さそうなPS5は今更どうにも買いたくないという人でもPS4でプレイできるのはありがたい。某FF7リメイクの分割商法にハメられることもない。

しかし、神室町や横浜はPS4時代に作られたマップだから何ともないが新規に制作されたハワイのマップはヤシの木がいっぱい生えていたり、建物や風景が入り組んでいて、人がいっぱいいるせいでPS4では重たい。何もしなくてもフレームケートが1桁台にカクついたり、プチフリーズもあるわ、ファストトラベルではローディングに15~20秒くらいかかる。

夏場だとPS4本体に負担がかかるからか、ファンがブンブン唸ることも多い。老体のPS4にトドメを指すのではないかとプレイするのが怖くなる。

一番困るのはスジモンバトル。序盤から解禁されてハワイのマップで本編と並行して進められるミニゲームだけど、画面の切り替えにいちいち数秒~10秒以上も待ちされるからテンポが悪すぎてやる気が起こられない。

最近のゲーム開発ツールは同じものを複数の機種向けに書き出すような感じだから、PS5のスペックに合わせて作ったものをPS4に機械的に落とし込んでいる感じなのだろう。昔みたいにそれぞれのゲーム機向けに最適化して手作業で移植しているわけではないはず。

龍が如く8の感想まとめ

良くも悪くも、神室町(東京)と横浜とハワイ観光を疑似的に楽しめるようなゲームにまとまっている。

ハワイは洋ゲーにしか見えなくて、龍が如くっぽさは薄いけれど、過去作のファンサービスは多いので、コマンド式RPGに抵抗がなければプレイしても損はないと思う。

終盤に桐生が覚醒して従来作みたいにアクション方式で殴りまくる技にはびっくりしたけど、やっぱアクションの方が育成少なくてボタン連打するだけだから楽だよね。

ゲーム

【PS4】「リディー&スールのアトリエ」2周目プレイの感想(ネタばれあり)

PS4「リディー&スールのアトリエ」の2周目プレイの感想、ネタばれあり。

今アトリエシリーズでは最も盛り上がっていると思われる「ライザのアトリエ」シリーズにはイマイチ触手が伸びない。

その理由は太モモに触手が伸びないのと同義であり、小生としては横乳の方に触手が伸びるのだと考えて頂いて差し支えないであろう。

アトリエシリーズで2周目をやるのは珍しい

PS4以降などのむ最近のアトリエシリーズで2周目をやろうと思うのは例外である。

その心は、基本的にアトリエシリーズは面倒臭いから。

素材採集に調合、同じマップに何度も訪れるマラソン行為など、2周目をやるモチベーションが湧きにくいのである。素材採集や調合はランダム要素もあるので、同じようにやっても同じことができるとは限らないし。

ちなみに、最初にプレイしたのがちょうど1年前で、ストーリーは何となく覚えているけど、システムとかはわからんちんの状態。

2周目は武器防具など装備品が引き継がれる

それでも「リディー&スールのアトリエ」の2周目プレイに踏み切ったのは、もちろん横乳もあるけど、一応「強くてニューゲーム」に相当するサービスき用意されているのが大きい。

さすがにレベル1の最弱状態から武器防具を作成しながら再プレイするのはしんどいけど、2周目の引継ぎ要素として1周目クリア時の装備品が付き継がれる。

ザコ敵は一撃で倒せるからバトルで時間がかかることがないのはありがたい。

但し、素材などの持ち物はリセットされるし、調合の発想もリセットされる。

調合の発想はモノによってはかなり面倒臭いので、テイルズシリーズみたいに何を引き継ぐか選択できたらイイノニナ。

FF15みたいに好きな章からプレイできたらもっと素敵だわん。

DLC100円で経験値を一気に貰える巨大プにが出てくる

そこまでレベル上げは重要じゃないけど、ザコ敵や中ボスで死ぬのは面倒なので、一気にレベル上げできる100円のDLCを買っちまった。

このDLCを買うとレベル1の状態から一気にレベル41くらいまで上げられる。巨大プには固いが、2周目で最強武器を持っているので問題なし。

何日か寝ると掲示板の依頼に再登場するので何度も戦える。

何度も戦うと通常プレイでは必要ないくらいのでレベル上げできるけど、特にレベル上げするモチベーションはなかった。別にいらないDLCかなとは思うけど。

リディーの追加衣装はDLCでしか手に入らない

せっかくだから衣装周りについても記述しておこう。

リディーの衣装は初期状態の横乳服を含めて全部で4種類あるが、ゲーム内の攻略で追加衣装が手に入ることはない。

他のゲームみたいに、普通にゲーム内の店売りとか調合で手に入ればいいのに、なんでDLCでしか手に入らないのかと思う。

1つは有料300円で買えて、もう1つは初回特典、最後の1つは期間限定で現在は手に入らない。

権利関係の問題なのかわからないけど、ギャルゲーみたいなゲームで衣装は重要なのに、ただでさえ少ない衣装を期間限定で配信する意味がわからん。

ルーシャがやっぱり不自然に仲間にならない

序盤から中盤にかけては主人公たちに絡みに絡んでくる幼馴染のルーシャちゃん。

アンパンマンでいうとバイキンマンくらいストーリーの要所要所で絡んでくるけど、中盤くらいになるとプッツリストーリーに絡まなくなる。

でも、仲間になったような描写はないのにパーティーにはいつの間にか同行しているようだけど、バトルメンバーではないという不自然さが2周目は特に際立って感じた。

日本円で1100円払うとルーシャがバトルメンバーとして使えるそうだけど、かなり重要な部分を有料DLCにしてしまうのはおかしくないかなと思った。

まぁ、2周目で戦力的には全く必要ないし、装備品の作成が面倒臭いから導入しなかったけどね。

後半になるにつれリディーとスールの存在が薄くなる

リディー&スールのアトリエは不思議シリーズの3作目ということで、前作と前々作からフィリスやソフィーといった達人錬金術師が仲間になる。

レジェンドたちが加入すると、どうもリディーやスールの存在が薄く感じてしまう。

主人公補正としてリディーやスールしか使えない強力技があったりするけど、スールとアルトの何度も連発できる通常スキル攻撃が強力なので、FF8のスコールほどの主人公補正にはなっていないようにも思う。

イルメリアは師匠なのにDLCを買わないと不自然にパーティーに加入しないけど、イルメリアが加入しないのも微妙なポイント。

同じマップに何度も行き来するのはしんどい

1周目にも感じたけど、ストーリーを進めるのに同じマップを3~4回くらいひたすらマラソンするシーンがある。

「誰々に聞きに行こう」とか「もう一度会いに行こう」とかで、一度攻略したマップの最深部までマラソンとか。

ファストトラベルする方法があるのか知らないけど、道中に特にイベントがあるわけでもないし、ストーリー攻略時間の水増しのためなのかしらん。

最終章まで2周目をプレイしての感想

最近のアトリエシリーズで2周目やったのは例外だけど、リディー&スールはライトな雰囲気もあって意外と楽しめた。

ストーリーはあっけないというか、ストーリー中で大きな問題が起きてもサクッと一瞬で解決できてしまうのは、現実もこうであったらいいのになと思ったり。

最終章はアトリエランク上げたりするのめんどいし、1周目のプレイデータがあるしで、やる気は起きなかったけど、2周目プレイに耐えられるという意味では良い作品ではないかと思う。

ゲーム

【PS4/PS3】数年ぶりにFFXをHDリマスターでプレイしたら敵が強すぎた件

ゲーム史に残ると言っても過言ではない名作RPG『ファイナルファンタジーX(以下FFX)』のHDリマスター版をプレイした感想。一部、ネタバレあり。

元は2001年にPS2で発売された作品で当時としては最先端のグラフィック表現などに多くの人が感銘を受けた。

もう22年も前の作品になるが、今PS2のオリジナル版をプレイしたとしてもそんなにグラフィックに古臭さは感じないくらいのクオリティである。

とは言っても、時流や商業的な理由などもあってPS3やPS4にHDリマスター版として移植されている。

筆者はオリジナル版をリアルタイムでプレイしているし、何度か周回プレイはしているので今までの人生で4~5回くらいはプレイしたのだろうか・・・。

・・・みたいな背景のもとで、今回はPS3のHDリマスター版を今の感性のもとで“再プレイ”してみた。

敵が強いのとストーリー重視で一本道

まず言えるのは敵が強い!

え~、オリジナル版ってこんなに強かったってけ・・・、と唖然とするくらいに道中のザコに全滅させられることもしばしば。

HDリマスター版はオリジナルの海外向けであるインターナショナル版を元にしているらしいので、オリジナルとは戦闘のバランスなども違っているとは思うが、それにしても序盤の道中で全滅させられるとは。

そもそも問題でいうと、FFXは鳥とか飛んでいる敵はワッカ、硬い敵はアーロンなど、次々とバトルキャラを切り替えながら戦っていくのが基本なのだけど、それにしても敵が強かった。

少しレベル上げというか、スフィア盤という独特のシステムなので普通でいうレベル上げというのはないのでステータス上げという表現が正しいと思うが、ストーリーを止めてキャラ強化しなければならない場面が多数あった。

従来のワールドマップ的なものがあく、ダンジョンもフィールドもすべて3Dのシームレスなマップなのも特長。

ある意味、後半のナギ平原までは寄り道がほとんどできずに1本道なので迷うことはないけど閉塞感はある。シンという危険にさらされている世界観だから、閉塞感があるのは当然なのではあるが。

やっぱりダルい試練の間

FFXでよく言われるのが試練の間がダルいというもの。

序盤から後半までストーリーの要所要所でパズルゲーム的なものをやらされることになる。

バトルなどもなくてキャラの育成にも関係がないし、純粋にプレイヤーの知恵と根気が試される。

今でこそ攻略サイトで手順通りにやれば面倒なだけでクリアできるけど、昔はノーヒントで色々試しながらこんなのよくプレイしたなぁと思う。

RPGやゲームに慣れていない人で、試練の間がクリアできないがためにFFXのクリアを諦めたという人がいるのも知っているから、ゲーム内でもうちょっとヒントを出したりしてくれればなぁと思う。

どいつもこいつも初見殺しのボスばかり

知恵比べみたいな初見ごろのボスばっかりなのもFFXの特長。

物理で殴るとか魔法で殺るとか単純な戦法で勝てるボスは序盤の一部くらい。

アホみたいにやり込みしてステータスを上げれば押し切ることもできるのかもしれないけど、普通にプレイしていたらステータス異常の対策したり、色々しないと瞬殺されるようなボスばかりでストレスが溜まる。

結局は“召喚ボンバー”がボス攻略の基本

ネット社会の今は召喚ボンバーなんていう戦法が有名らしいけど、2001年頃にプレイしていた時も普通に召喚ボンバーやってたわ(笑)

そのくらいに召喚ボンバーはボス攻略に有効なテクニックなのである。

やり方は事前に召喚獣のオーバードライブのゲージを満タンにして、ボス戦が始まったら次々と召喚しまくってオーバードライブ技を連発するだけ。

これで上述の状態異常対策とか何もしないでも大抵のボスは瞬殺できる。大抵のはね。

まさに殺るか殺られるかの世界。

終盤は召喚ボンバーだけでは乗り切れない

今どきのスマホゲームとか親切設計のRPGに慣れているとFFXは20年前のRPGで基本的にガチ仕様。

筆者の今の感性で言わせると、ストーリーは優秀だけど、バトルやキャラ育成には相当クセがあるゲーム。あと試練の間もダルすぎるしゲーム的に面白くないからいらん気がする。

ナギ平原までは召喚ボンバーで乗り切れるけど、ナギ平原以降のボスは召喚ボンバーを全開にしても倒しきれなかったり、ステータス異常や即死攻撃持ちばっかりで何が何だかわからないうちに全滅することもしばしば。

基本的には一本道のFFXだけど、ナギ平原ではモンスター訓練所という本編の世界観をぶったぎるような凶悪モンスターを飼育している施設があったりする。そこに関連したイベントを進めると強力なアイテムが貰えたりするのだが、ラスボス近辺はナギ平原のやり込みをしないと歯が立たないほどに強い。

隠しボスとかだとさらに破格の強さだけど、ストーリーのボスも相当強いのがFFX。

上で4~5回くらいクリアしたと書いたけど、たぶん最後までクリアしたのは2周くらいかなと思う。時代的に強くてニューゲームもないし、こんなやり込みがデフォのゲームを何度もクリアするとは自分自身として思えない。

終盤のシーモアやラスボスはリュックが大活躍

100時間くらいかけてやり込みすればラスボスなんてチョロいんだろうけど、短時間でストーリーだけクリアしたい場合はリュックを大活躍させるのがいいと思う。

ナギ平原に行ってモンスターを捕獲できるようになったら、ナギ平原とマカラーニャの2エリアだけクリアしよう。そこまで大変じゃないので数時間~半日もあれば達成できるはず。

2エリア達成で貰える「光の魔石」はリュックの使うで6000程度のダメージを安定して与えられるアイテム。これを60個貰える。

さらに訓練所オリジナルモンスターのアースイーターから「勝負師の魂」というアイテムを盗める。アースイーターは倒す必要はないので2~3個盗んでおく。

リュックのオーバードライブ技で光の魔石と勝負師の魂を調合すれば、攻撃で与えるダメージを9999に固定できる。

うーん、やっぱFFXは今やるとバトルにクセがありすぎるなぁ。序盤からジャンケン的な弱点攻撃ばっかり求められるし、終盤は普通にレベル上げしてクリアできるような感じじゃないもんなぁ。

今でこそネットでエンディングみたりできるけど、昔はストーリーの続きが見たくて頑張って攻略したのかしらん。昔どうやってクリアしたか覚えてなかったりする(汗)

昔のゲームだからイベントスキップはなし

オリジナルはもちろん、PS3のHDリマスターに至ってもイベントスキップはない。

今の若い人は違和感あると思うけど、昔のRPGはイベントスキップなんてものはないのが普通で、ボスで死んだ場合は直前のイベントを何度も見ることになるのだ。これに懐かしさを覚えるのは30代や40代以上のゲーマーだろう。

FFXは初見殺しどころか攻略情報なしだったら5回以上も死ぬことになるからイベントスキップなしは結構ツライ。

まぁ、何度も殺されるのはストレスが溜まるし心身ともに病気になるから、心が折れやすい人や時間がない人はストーリーまとめ動画でも見るのがいいかも。

FFX廃人という言葉があるほど、やり込み要素はテンコ盛り

ゲームで廃人というとオンラインが相場かと思ったら大間違いで、FFXの廃人は昔から存在するという。

ストーリーのボスも普通にやってたら強敵揃いだが、FFXの隠しボスはさらに桁がゼロ3つ増えるくらいに強い。文字通り桁違いなのである。

そんな桁違いに強い隠しボスを倒すには、常人には取得が難しい七曜の武器というのを各キャラクターごとに揃える必要がある。

それが生半可な難易度や手間ではなくて、手に入れるためのミニゲームなどが頭おかしいくらい鬼畜なためにハマり込むと廃人になってしまうという。

まとめ FFXのHDリマスターの感想

ストーリー重視のRPGでストーリーを知っていると純粋に楽しめなかったりするってのが本音かな。

個人的にはFFシリーズ最後の傑作と言えるタイトルだけど、今やるとバトル面とキャラ育成にクセがあり過ぎると感じる。世界を救うって大変だな。

PS4版は公式チートが付いているらしいけど、PS3版はチートはない。PS3のは音楽がアレンジ版固定で、メロディがはっきりしているオリジナル版の方が音楽は良いと思う。

オリジナルプレイ済みの人が買うんだったらPS4版がオススメかな。安さ重視ならPS3でいいかも。

ちなみに、FFX-2も付いているけどこっちはスルーでごめん(笑)

あれはマトモにプレイしたことないからね。露出度の高いFFキャラって苦手過ぎてプレイできんもんで。

余談 FFX2.5という黒歴史的な小説もあるらしい

俺はFFX-2の段階でドロップアウトしたからその後のFFXの興味はなかったものの、さらに2.5という話の続きが小説で発売されているという。

FFX-2を許容できる熱心なファンでさえ悲鳴を上げるほどの黒歴史らしい。なんでもティーダの生首が飛ぶ描写があるらしいが、ゲームだったら表現不可能だし、仮にもプレイヤーの分身たる主人公のティーダの生首を飛ばすとは正気とは思えない(笑)

最近の話で言うと大した興味は湧かないがFF16がPS5で発売されたらしいものの、個人的にはファイナルファンタジーシリーズはFFXが最終コンテンツだと思っている。母最高の作品はブランド品をありがたがるような、ブランド志向の人間向きではないかと思う。