Final Stage 真・北海道編 Excellent Hokkaido Native

7日目 雷雨

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キャンプ場4泊目となるこの日、午前中から江別市内に出かけた。

埼玉と同じようなポジションだから、埼玉と同じくらい観光客が少ないと思われる江別にも、色々な魅力があるのではと思った。

私が江別でまず魅力的だと思ったのは、北のたまゆらという440円の温泉がある。ここはほとんどスーパー銭湯のようなところで、色々な風呂があり、休憩所があったり、400円台くらいで各種定食を食べることができる。

ここはキャンプ場の受付で「4泊もするなら温泉くらい行った方がいい」みたいなことを言われてリーフレット渡されて知ったのだが、札幌の江別に隣接した地域、厚別区にある森林公園温泉きよらと比較すると、同じ値段なのにとても豪華に思える。たまゆらはボディソープとシャンプーが備え付けだし、ヘアトニックやアフターシェーブローションも備え付けだ。

それらは、きよらにはない。きよらも好きな所で100回くらい行ったことがあるが、たまゆらの前ではとても色あせて見える。エリアが近いから温泉の質もほとんど同じで、真っ黒いタイプ。ドライヤーこそ3分10円のタイプだが、江別のキャンプ場を利用するなら、ここはお世話になった方がいいだろう。

住宅街の外れにあって、江別も五番の目の感じで始めての人は探しづらいだろうが、3番道りだかというところまで行くと、交差点のところにある。最寄り駅から歩くのは大変だが、足がある人は訪れる価値が大アリ。

江別はレンガや陶芸の街としても有名で、そういう博物館があるが定休日で訪れることができなかった。

また、情報図書館という名の図書館(アニメのDVDとかCDが充実している)は、この街の規模にしてはなかなか良い所だ。でも、北広島の図書館の方がガチで良いので、まぁ、普通レベルだ。ラーメン屋は味の時計台がある。

基本的な町並みは、埼玉の高崎線沿線の国道17号線のロードサイドショップ密集地帯みたいな感じに近い。

今回のキャンプではガスコンロを使えるので、料理に熱が入る。ジンギスカンを作ったり、イカを焼いたり、ソーセージをボイルしたりした。

ところが、最終宿泊日のこの日、夕方から天気が悪くなって、なかなか強い雨となった。翌日が平日のため、家族連れとかは皆帰って、宿泊者は私だけ。雷よけの避雷針があるとは言え、雷のときのキャンプは危険とされている。雷に打たれると7割か8割くらいは死亡するという。

18時ころ、テントで食事を終えて、覚悟を決めた。雨に備えてどうやったら浸水せずに夜を明かせるか、ビニール袋や折り畳み傘でテントの浸水しやすい部分を補強したりした。

それでも、3500円の安物テントは地面や、フライシートとインナーが密着すると、内部に水が滴ってくる・・・。高級テントや普通のテントは使ったことがないが、雨が止まない限り、この安物テントで浸水せずに過ごすことは無理だろう。特に寝る時に頭になる部分に小さな物入れの袋があるが、ここから特に水が滴るので、ハサミで物入れのポケットを切り落とした。

腹をくくったあと、外から呼び声がしてくる。

「今日は雨も強いし、雷注意報が出て危険だから、調理場か東屋で寝たらどうですか」的な、管理人さんからのドクターストップが出た。

ありがたいですが大丈夫、と言えばカッコいいと思ったが、私が事故に巻き込まれて迷惑するのは、このキャンプ場を管理している江別市。迷惑はかけたくないと思い、いや、こんな雨の中、キャンプなんかしたくないと思ったのも本当のことで、10往復くらいして、小分けして荷物を運び、キャンプ場の端から調理場にテントを移動した。

キャンパーたるもの、屋根の下にテントを張るなんてみっともない!と0.5秒だけ思ったが、テント内に雨がしたたることもないし、実に快適だった。心底ありがたい気持ちだった。

雨の中、安物テントでキャンプなんてできないことを思い知った。前言撤回するが、これからキャンプツーリングをする方は、お金に余裕があれば、それなりに雨に強いテントを買った方がいいと思う。安物は晴れの日しか使えないから。

深夜も風が強かった。夜が明けたら、キャンプ場を出る。

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