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【博物館】沖縄・豊見城市の歴史民俗資料展示室に行ってきたぞ

那覇の南にある豊見城市の歴史民俗資料展示室に行ってきたぞ。

公共図書館の1F部分にある展示室だけど、展示内容は説明文が詳しくて濃密な内容で豊見城や沖縄の歴史を学ぶのにオススメ。

場所は豊見城の住宅街

那覇などのメジャーな博物館は大きな道路沿いにあったりするけど、こっちは街の図書館の1Fに入っていて、場所的にはローカルという感じがする。豊見城でも観光客の場合に行きがちな埋め立て地の豊崎ではなくて、内陸側の入り組んだ住宅地にある。

沖縄本島は歴史的な経緯もあって国道沿いなどは割とスッキリしているけど、少し細い道に入ったり住宅地に入ったりすると細い道が入り組んでいたりするので、レンタカー等で訪れる場合は迷い込まないように注意。付近に高速道路的なICがあって平日の通勤時間帯は道路が混む。土日は土日でホームセンターのメイクマンやマックスバリューなどがあるので混む。

徒歩の場合、那覇のゆいレール最南端の赤嶺駅からトボトボ歩いて1時間くらいってところ(だいたい)。昼休み休憩なんかもあるので、到着時間を計算して早めに出発するなどの工夫が必要。ぎりぎりだとせわしないし、1時間くらいは経学できる時間を確保したい。バスで行く方法は知らん(ごめん)。

入り口は図書館の1Fだけど

初めて訪れると建物2F部分にあたる図書館に入ってしまうので、割と初見殺し。図書館に入ってしまっても涼しい顔で階段を使って1Fに下りて、一度外に出れば大丈夫。

展示室の入り口には魚雷がおいてあるので目印にするとよい。

豊見城の近年の歴史や沖縄の暮らしが学べる

豊見城といっても様々な地区があるが、最近だと豊崎という地区がおしゃれゾーン(たぶん)として栄えている。

DMM水族館が出来て観光客にも知名度が高かったり(たぶん)、色々な街のローカルイベントもやっている豊崎地区だが、埋め立て工事中の写真は初めて見た。今ではマンションが立ち並ぶ華やかな地区だが、ほんの20年前は農地があったり、長閑な景色だったのだ。

この展示室の良いところは沖縄の中でも豊見城という地域に焦点を当てていることだ。それぞれの地域にそれぞれの歴史があるのだ。行ったことがない沖縄の市町村それぞれの博物館的な施設に行ってみたくなった。

沖縄の家庭の風習など、観光客レベルではわからないことも学べるし、館内では戦争体系の映像資料も視聴できる(これは結構時間がかかる)。

ちなみに、豊見城ビギナーからしたら「とみぐすくなのか?」「とみしろなのか?」と言う問題もあるが、「とみぐすく」が歴史的に正式名称であり、公共施設などでは日本語的な読み方で「とみしろ」という読み方で使い分けているという印象。

沖縄に何度も通ってメジャーな観光施設や文化施設は大体行ったという人こそ、新たな発見があるのではと思う。見学無料だし。

近所には豊見城に拠点を構える忠孝酒造もあるぞ。記事執筆時点だとコロナで事前予約必須だけど見学もできる。泡盛を保管している蔵は、沖縄県内で最大規模の木造建築だとか。こっちも見学無料。

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【てだこ浦西駅】我田引鉄? ゆいレールの延伸部分を乗ってきたぞ

ゆいレールと言えば、長らく首里が終着駅だったが、令和元年(2019年)10月1日に延伸部分が開業した。

てだこ浦西駅が新しい終着駅である。

首里から先はジェットコースター

ゆいレールが我田引鉄なのかどうか断定できないが、どう見ても我田引鉄な気がする。

経済効率や輸送効率よりも、沖縄にいる地元の有力者に引っ張られている気がする。

那覇空港から那覇中心部を通って、古都(たぶん)の首里に行くのも我田引鉄っぽいし、延伸部分も沖縄本島の各地にあるショッピングセンター的なものが色々できるのか知らないが、あまりにも殺風景な住宅街が続く。

首里も高台の那覇市街を見渡せる場所にあるのだが、首里から先のゆいレールは、ジェットコースターに乗っているんじゃないかと錯覚するくらい、アップダウンやカーブが激しい。

モノレールだから走れるけど、一般の鉄道車両だったら無理だと思う。そんな路線なのだ。

覚悟せい!と言わんばかりに、グイグイと上に下に、左に右にと車両が振られていく。

沖縄は風が強いことも多いし、高所恐怖症の人はちょっと怖い思いするかも。

正直、俺は結構怖かった。

てだこ浦西駅は何もない

終着駅の様子。

札幌の地下鉄南北線の地上駅とか、タイとかシンガポールとかマレーシアとかの都市鉄道の高架駅に近い気がする。

割と短時間で折り返しするので、撮影目的の人は注意。

駅から出るとこんな感じ。沖縄ではあまり見ない感じの駅。どこだここ? みたいな。

いずれは沖縄の各地にあるような、(しょうもない)ショッピングセンターがここにもできるんだろうけど、訪れた時点ではタクシー乗り場とバス乗り場があるだけだった。

周辺に観光地とかもないので、今の段階では物好きな人以外は一般観光客が行くことはないだろう。

自動車からの乗り継ぎを考慮しているらしいが、ゆいレール自体の混雑が最近は問題になっているのに大丈夫なのか。

個人的には首里から北上し続けて、国道58号側に無理やり進んで、宜野湾や北谷方面に出れるように延伸すればよかったと思う。そうすればバスに乗り継ぎできるし、沖縄の公共交通がマシになる。

戦前は軽便鉄道が那覇から北谷や嘉手納あたりまで走っていたそうだし、本来の正しいルートのような気がする。将来的に米軍基地周りが何とかなれば58号沿いに嘉手納くらいまで延伸するのもアリだろう。

いや、とりあえず北谷までは行って欲しいな。技術的には何でもないと思うんだけど、やはり政治絡みなのか。

現時点の終点から一つ手前の浦添前田駅で降りて、北谷方面に歩いたことがあるが、宜野湾や北谷方面には有力者がいなかったんだろうか。

米軍施設とかもあるが、素直に国道58号線沿いに作った方が地元の車の交通量を減らしたり、観光客にも便利だと思うのだけど。

美栄橋あたりから頑張って分岐させてもいいよね・・・。

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沖縄で「やんばる急行バス」に乗ったぞ。那覇~名護方面の移動で最強クラスかも


那覇方面から名護や美ら海水族館など沖縄本島本部に向かう場合、いくつかの選択肢があるが、スピードや料金的に最強クラスなのが「やんばる急行バス」という新参者だ。

バスの外観は撮影タイミング逃したが、よくある高速バスを走るようなタイプの乗り心地のいいやつ。

那覇中心部~名護まで1500円、約1時間半


バス路線が複雑な沖縄本島。地元の有力な路線バスだけでも4社くらいあり、そこに主要ホテルや観光地直行のシャトルバスなども組み合わさっている。つまり、同じ目的地に向かうにしても、利用者は複数のバス会社のどれを使うか、まず考えないとならないのだ。うーん。

この「やんばる急行バス」は2013年から登場した。比較的最近できた新参者だ。那覇空港から那覇市内、中部は沖縄自動車道で街中はスルー、ただし所々のバス停には停車、名護まで約1時間半で行ける。美ら海水族館や運転港のあたりまで路線があるという。

那覇中心部(泊大橋)から名護市役所前まで片道1500円。従来からある路線バスだと2000円くらい?かかる気がするので料金が安い。

やんばる急行バスの乗り方

沖縄のバス業界はよくわからない部分もあるが、新参者で従来のバス会社から煙たがられている(?)のか、主要なバスターミナルには乗り入れしていなくて、事前に同社のサイトでバス停の位置は確認しておく必要がある。

1時間に一本くらいと利便性は良い。執筆時現在、予約や事前購入はなくて、乗る時に降りるバス停を告げて現金やクレジットカードで払う。Wikipediaを見ると以前は外人の観光客が中心だったらしいが、コロナで外人がいないから、そんなに混んでなかった。

ちなみにバス車内には千葉県という文字が。千葉から来たバスなのか、千葉県のバス会社が関わっているのか色々不明。沖縄は割と東京とかの会社がバスを走らせたりしているから、ちゃんぷるーだ。