LCCやJRフリーパスを使った北海道ヘビーリピーター旅行者にはお馴染み「Peach ひがし北海道フリーパス」だけど、筆者も2年くらい前に使った記憶があるが、物価高と世界の不均衡を迎えた2023年版は個人的には驚くような神変更点があった。
ちなみに、同じ内容のAIR DO版も存在する。フリーエリアがひがし北海道のものと、稚内方面のきた北海道のものがある。
改悪点は5日から4日への日数縮小
過去のものは日数が5日間だった。それが4日に変更されてしまった。1日当たりの料金が上がっちゃった計算になる。
しかも、帰りの機内販売用の1千円分のクーポンが含まれていて、そのぶん1千円ちゃっかり値上げしている。
まぁ、日数短縮については筆者が思うに、世間の需要や実情を反映しているのだと思う。
北海道を特急列車で旅する平均的な旅行者の滞在日数が3~4日くらいであると想像するからだ。定年退職の金持ち高齢者とかは旅行会社のツアーを使うことが多いだろうし、お金持ちでLCCに乗らないし(乗ってるのを見たことがない)、この切符のメインユーザーではない。
5日も時間が取れないけど4日くらいなら有給とかを使って調整できるような、若年層やお金と時間が中途半端な社会人をメインターゲットにしている気がする。
そうなると5日だと日数を持て余すかもしれないし、商売的には4日の方がよいという結論になったのだろう。もしくは世界的な情勢不安やイオンのトップバリュ商品の値上げに便乗しただけかもしれない。
神変更なのは“誰でも使える”切符になったこと
元々この切符はピーチ用だったらピーチに乗った証明書、つまりチケットを窓口で提示しないと買えなかった
まぁ、そりしゃそうだろう。誰でも買えたらピーチ搭乗者向けのスペシャルチケットの意味合いがなくなってしまう。
だがしかし! である。
2023年版においては誰でも買えるように変更された。
実際のところ、なんでだか2023年の夏~秋シーズンにおいては成田~新千歳においてはピーチが人気で、大体同じなのにジェットスターより軒並み2倍くらい高い不可思議なことが起きていた。
個人的にはピーチよりジェットスターの方が予約サイトやチェックインも使いやすいしサービスにも満足している。ジェットスターの回し者ではないが、夜遅い便で遅延した時は提携しているJALの便に振り替えで載せて貰えたこともあった。
そんなこともあり、今回も筆者はジェットスターで北海道に行ったのだが、ジェットスター派でも普通にPeach ひがし北海道フリーパスが買えて使えてしまうのである。
その場合、帰りピーチ機内でも機内販売チケット1千円分を捨てることになるが、何も確認がないというか、誰でも買える仕様となっているのだ。
ぶっちゃけ、新千歳空港の券売機まで行けば誰でも買えるので、札幌近辺に住んでいる地元の人でも買えるし、飛行機は関係ないフリーパスなのである。
まとめ 元をとるのは簡単で誰でも買えるのがポイント
基本的にかなりお得な切符なので元を取るのは簡単。新千歳空港から釧路か網走を往復するだけで大体元が取れる。
当日でも買えるし予約とかも必要ない単純明快なのもメリットだろう。
販売期間だけは注意で、ピーチやAIR DOのサイトやJR北海道のお得な切符ページで調べることができる。
今期においては2023年9月30日までは販売が終了するけど、定期的に出てくるはずなので使いたい人は頭の片隅に入れておくとよい旅ができるだろう。
追記~悲報2023年秋以降は爆裂値上げ~
今はこの記事を書いて約1か月後にあたるが、予言の通りというか、2023年10月以降は大人2万円に爆裂値上げをした。
誰でも買えるってのがピーチとかにしたら美味しくないからね。実際、ジェットスター乗ってる俺も買うわけで。
これだったらJR北海道本家の北海道フリーパスを買った方がいい気がする。旅程とかにもよるけどね。移動時間のかかる広い北海道の場合、4日って結構キリキリだからね。