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【沖縄】吉野家のご当地メニュー「タコライス」を食してみる

沖縄の吉野家は住宅街や微妙に郊外にあることが多い

全国展開している老舗の牛丼チェーン「吉野家」は意外にもご当地メニューがある。

この手のチェーン店は全国で同じメニューと思われがちだが、沖縄の吉野家には昔(少なくとも15年以上前)からタコライスがあるのだ。

主張するわけでもなくタコライスが存在する

メニュー表より(執筆時点)

店舗外観や吉野家の公式サイトからはタコライスがあることが伺えないが、ある時期だけ登場する期間限定でもないし、普通にメニュー表に混じっている。

ソースは辛口のサルサソースと、甘口のトマトソースが選べる。一般的なタコライスはサルサソースなので、辛いのが苦手でない人以外はサルサソースを選ぶのが良いかと思う。

値段は今どき(2021年)としては良心的な税込365円。少し前に成田空港の吉野家で牛丼並をテイクアウトしたら、10%引きでさえ380円もしたのに。

タコライスをテイクアウトしてみる

ハバネロソース付き

15年くらい前に初めて食べた時は店内だったのでメニュー表みたいな皿に盛られていたが、今回はテイクアウトを利用した。

テイクアウトの場合は写真のように「タイコライス丼」というような「どんぶり」として提供される。ハバネロソースが添付されていて、こちらはお好みで使うタイプ。

レタスたっぷりでヘルシー(?)

牛丼チェーンのタコライスというとジャンクなものを想像しがちだが、逆にご飯が全く見えないくらいレタスの層がある。関東のイオンで沖縄フェアをやっていてタコライスも売っていたが、そちらはレタスなんて添え物程度にしかなくて、沖縄に行ったことない担当者が想像で作ったのか?と思ったが、吉野家のタコライスはレタスがたっぷり。

レタスとサルサソースしか見えないので、食を進めつつ分解してみよう。

階層構造になっている

上から順に、サルサソース(トマトソース)、レタス、タコスミート、チーズ、ライスという構造になっている。チーズも割とがっつり満遍なく盛られているので、テイクアウトの場合は持ち帰っている間にチーズが溶けてライスと一体化する場合もある。

チーズの層が結構濃厚

チーズも割とたっぷり

タコライス発祥とされる金武町の店でタコライスを食べたこともある立場から少し意見すると、レタスと同じ回想にチーズがあっても良い気もする。チーズが溶けてライスと一体化するので、店内で皿に盛られている時とテイクアウトで食感がだいぶ違う気がする。

タコライス発祥の店だとチーズはトッピング扱いだったり、それぞれの具材が別料金だった気がするが、全部盛りで税込365円はとってもリーズナブルなのは間違いない。

専門店や観光地などのレストランで食べるタコライスはもっと高いし、スーパーで売られているのも400円くらいする場合もあるので、この値段で作りたてのタコライスが食べられるのは貴重。

タコライスは地元の人向けという印象がするし、旅行で沖縄に行って吉野家で食事というのも一般観光客の場合は微妙だと思うけれど、話題作りには良いかもしれない。

個人的にはレタスの層がたっぷりなので、サルサソースはもう少し多めの方が良い気がするのと、やっぱチーズはレタスの層でも良いかもしれない。

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【ブーム】マリトッツォが急に流行った原因を調べてみた-コロナ脳? SNS映え? –

画像はイメージだが、日本での典型的なマリトッツォ

スーパーの菓子パンコーナーや、同じくスーパーのパン屋さんの看板商品になった今が旬の「マリトッツォ(maritozzo)」というパンだかスイーツ。

ブームっぽいので、マリトッツォが何者なのか、そして今なぜブームなのか調べてみた。

正体はイタリア生まれのドルチェ

さすがにタピオカや白いタイ焼きに飛びつく層でもドルチェって言われてパッとイメージ湧かないだろう。ドルチェとは日本で言うところのデザートにスイーツに近いが、もうちょっとオシャレなイメージ。

高額生パン発祥で、粉もんの一種としてパンを扱っている関西の店が日本人向けにアレンジしたマリトッツォを2014年から販売していたのが日本での元祖だと言う。

直接的には輸入食品店の某カルディが2020年11月頃から売り出して、カルディでオサレを決めて混んでいる層がSNSで拡散してブームに至ったらしい。コロナでテイクアウトしやすいとか、おうち時間とかコロナ脳の産物だという。

ちなみに今(2021年6月頃)、日本のスーパーやパン屋で見るようなマリトッツォは、いかにも安い日本風のパン生地に安い生クリームをぶち込んだ「なんちゃってマリトッツォ」だが、イタリア本場のものだと香ばしそうなパンの本場ヨーロッパという美味しそうな見た目という大きな違いがある。

少なくとも、そのへんのスーパーとかで見るのは日本風のなんちゃってマリトッツォなので注意。

実際に食べた感想→まずいしグチャグチャになるw

あまりにも食べるのに難儀して写真を失念したが、山崎パンから発売されてスーパーのパン売り場に大量に売っている商品のうち、輸送中か販売中にその特徴である大量のクリームがグチャグチャになって半額で売られていたものを買ってみた。

パン生地はパサパサしてるタイプのよくある菓子パンの生地。もっちりタイプじゃなくてパサパサしている生地を使っているのはデザートっぽさのためかもしれないが、飲み物がないと食べられない。

生クリームは大量に使うから仕方ないけど、ミルクっぽさや甘みがなくていかにも体に悪そうな油を使っているような安い生クリームでまずかった。

なにより、菓子パンで売られているのはいいが、カバンにいれて持ち運んだりしたらクリームがグチャグチャになってしまうよ。売る前からグチャグチャになって半額になっている場合もあるし。

これからの日本の蒸し暑い夏では、そもそも向かないし、パンメーカーも冬場のうちにブームに気付けばよかったのにと残念な感じがする。

結論 高額生食パンやタピオカと同じ

少なくともスーパーの山崎パンのは味はまずいし、菓子パンの持ち運びしやすいとかいつでも食べれる利点が全くなくていらない商品。

日本でのルーツは高額生食パンと同じ関西発祥で、タピオカと同じく安い原料で大量生産して、ブームに乗っけてボロ儲けできる素質が備わっている。

日本の暑い夏には向かない。口元も汚れるし、人前で食べたくない。

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【新潟B級グルメ】みかづきとフレンドの「イタリアン」食べ比べ

イタリアンを食べずに新潟は語れない(?)

新潟のB級グルメと言えばイタリアン。

新潟のイタリアンとはサイゼリヤ的なメニューではなくて、ぶっちゃけるとミートソース焼きそばのことを新潟では誰もがイタリアンと呼んでいる。新潟に縁がある人は誰しもがイタリアンに何かしら思い入れがあるので、ソウルフードと言っても良いだろう。

新潟市の「みかづき」と長岡市の「フレンド」

気を付けないとならないのは、新潟県のどこに行ってもイタリアンが食べられるかというとそうではないし、イタリアンと言っても一言で語ることはできないのだ。

主に新潟市近辺のフードコートなどに店舗がある「みかづき」と、長岡市近辺に店舗を展開している「フレンド」がイタリアンの2大流派。出店している地域が違うし、それぞれのファン層も違う。

今回はそれぞれの店で代表メニューのイタリアンを食べ比べしてみた。

脱やきそば志向?な「みかづき」

若干乱れているのはテイクアウトで少し持ち歩いたため

新潟市近辺に展開している「みかづき」は、新潟市中心部だとバスセンターの2Fや、繁華街の古町にあるイトーヨーカドーに店舗がある。南限の店舗は三条市にある。

「みかづき」のイタリアンの特徴は、麺が太麺でもっちりしており、パスタっぽい麺ということだろう。脱焼きそば志向な印象を受ける。今回の記事を書くまでは筆者は「みかづき」のイタリアンしか食べたことがなかったので、筆者にとってはこれが標準的なイタリアンなのだが、フレンドに比べると良くも悪くも焼きそばっぽさが薄いのだ。

値段は税込み350円だが、購入時に貰えるクーポンのチラシがあると50円引きになる。クーポンは有効期限があるので定期的に通わないとならない。

ミートソース焼きそば全開な「フレンド」

ミートソースがたっぷりかかった焼きそば

長岡市内や中越地方に店舗がある「フレンド」のイタリアンは、惜しげもなくミートソース焼きそば全開というのが感想だ。

以前は長岡駅近辺には店舗がなかったそうだが、長岡の駅ビルにも店舗があるので乗り換えなどちょっとした空き時間でも購入しやすい。もっと以前(数十年前)だと山脈を隔てた群馬県の高崎市内にも男子禁制(!)の女性専用のフレンドがあったらしい。

「フレンド」のイタリアンの特長は、「みかづき」と比べるまでもなく、麺が少し細めで縮れていて焼きそば感が強いということ。ミートソースも多めにかかっていて、通常のイタリアンでも隠し味的に少しカレー風味がするような気がした。依存性というかクセになりそうな味で、これはこれでアリかもしれないと思った。

値段は税込み340円と「みかづき」より10円安いが、クーポンの類は配布していないようだった。新潟県で最大都市の新潟市には店舗がないので、フレンドのイタリアンを食べるには長岡に立ち寄らないとならない。

今までは「みかづき」のイタリアンしか知らなかったが、「フレンド」のイタリアンも全然アリだと思ったのが今回の食べ比べの結果だ。

ちなみに「みかづき」のイタリアンは通販でも買える。