網走市の北海道立 北方民族博物館に行って来たぞ。
クルマやバイク、自転車で行く場合は何でもないが、網走駅などから歩いていくと結構苦労する距離。1時間以上見込んでトボトボ歩いていけば、楽しいくらいの距離ではあるけど、普通の徒歩旅の人はバスで行くと思う。
夏場はクマが出る(?)領域で心細くなる時があるが、まあ歩けるとしても、冬場は山道で除雪などもままならないと思うから、無理せず行かないか、バスを使った方が良い。
北海道立のガチな博物館
網走には大中小と様々な博物館的な施設があるが、ここは運営元が「北海道」であり、博物館の規模としては大規模なもの。札幌の北海道博物館などに近いレベルで、アカデミックな研究施設と行ったところ。バブル期というか、アカデミックな資金で作られた施設なのだと思う。
客層はツーリング中の流浪の旅人とか、観光ツアーの人など様々。場所が場所なので、ざわついた感じもなく、静かに見学できるのが良い。
主な展示内容
ここは網走やオホーツクに特化した博物館ではなくて、日本の網走などオホーツク地方を含む、アラスカとかの海外の北国暮らす人達がテーマとなっている。
特に目を引いたのは、動物素材で作られた服。寒さに対応した服をその土地の動物を利用して作るわけだ。
これなんかアザラシの腸で作ったパーカなんだと。私はしばらく見入ってしまった。
イヌイトの住宅を再現した展示もすげえと思った。こういう家で暮らすのが理想ではある。
どこか入り口でどこがリビングなのかわかりにくいが、現地には説明資料も用意されているのでご安心を。
トーテムポールとか。
船とかの展示。
硬派でアカデミックな観光がしたい人にお勧め!
網走の観光施設は子供向けのものから、老人団体ツアー向けのものまで、様々なタイプがあるが、ここは硬派にアカデミックな施設を求める人に薦められる場所である。
じっくり静かに見学できるので、旅行の中盤、後半などの疲れ気味の時にもお勧めだろう。