午前6時、ネットカフェを出て北谷公園に行く。午前7時にちゅらー湯の朝風呂がオープンするので風呂に入って、そのあとにあやかりの杜に行こう。
ちゅらー湯は以前の旅行記にも書いたが、朝の時間帯だけは500円で利用することができる。沖縄本島で稀少な天然温泉だ。といっても、近くにあるデカいリゾートホテルの関連施設なので、内地の会社が観光客向けに作ったものと思われる。そのホテルに泊まっている人は無料でちゅらー湯が利用できるので、『外来』よりも、そこの連中の方が多い。
「沖縄には温泉がない」と思っている人もいるが、そんなことはない。基本的に沖縄の人は温泉に入る習慣はない。だが、年間600万人もの観光客の何人かは温泉に入りたがる。今でこそビーチリゾートとして有名な恩納村も、最初は温泉がウリだったとか。那覇空港近くで、歓楽街の辻町近くにあるリゾートホテルは現役で温泉がウリ。
「意志あるところに道は開ける(リンカーンほか)」とはよく言ったものだ。
温泉を探す人には沖縄にも温泉があるのだ。銭湯も探せばあるし、スーパー銭湯や健康ランド的なものも探せばある。だが、内地の住宅街みたいにブラブラしてるだけで見つかったりはしないし、北海道みたいに国道沿いにどかーんと温泉街が現れたりはしないだけだ。
午前10時頃、あやかりの杜の受付でキャンプしたい旨を伝える。あまり利用者がいないのか、「○○さんですね?」と名前を言わずとも話が通っているようだった。所定の用紙に記入し、5泊分で500円の利用料を払う。
顔パスで話が通るのは案外気持ちがいい。
キャンプ場の設備はとても上等だった。1泊2千円のキャンプ場を使用したことはないが、同等以上ではないだろうか?
しかも、ここは那覇から20Kmくらいの所で、坂を西側に下りていけば北谷やハンビーリゾート、東に進めば沖縄市という絶好のロケーションだ。Wifiが利用でき、沖縄関係の資料が揃った上等な図書館もあって情報収集も便利。他に利用者がいないのが不思議なくらいだった。
テントを建てて、不要な荷物を外して身軽になった自転車で、再び街へと出かける。
食事がまだだったので宜野湾のジミーのバイキングでたらふく食べた。6年くらい前は沖縄=バイキング天国というくらい色々な店がバイキングをやってたように思うが、値上げしたり、バイキングを終了したりしてて、今ではバイキング=ジミーだ。ジミーは観光客は皆無で、地元の家族などで賑わっている。ジミーに行けば間違いない。
この日は改めて那覇方面をゆっくり見て歩いたりして過ごした。