Fifth Stage ひがし北海道 ホタテフライ夢ロード編

16~20日目 エピローグ

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16日目~20日目までは札幌市内で過ごした。

16日目。午前4時過ぎ、30組くらいのテントが寝静まっている頃、私は札幌市内へ向かった。江別からは2時間くらいかかった。ある人に会ったが、ある人は私のことをあまり覚えていなかった。なんでそう思うのか自分でもわからないが、人に忘れられるというのは心地よい。

法華クラブの朝食バイキングでは、久しぶりに食べたまともな食事だっただけに、美味しすぎて食べ過ぎてしまい、しばらく動けないくらいだった。色白で可愛い女性店員がいた。

夜はキャンプ場のおじさんと晩酌できればと思っていたが、帰りが遅くなってしまい、キャンプ場に着いた時はおじさんのテントは消灯していた。家族連れはさらに増加していて、そこらじゅうでバーベキューをしている。おじさんはこんな家族連ればかりのキャンプ場に一人で泊まって嫌ではないのだろうか。ふてくされて、酒飲んで寝てしまったのかもしれない。私も酒を飲んでから寝た。

17日目。早朝にテントを畳んで出発する。もうここに戻ることはない。おじさんはテントの中でコーヒーを沸かしているようだったので、別れの挨拶をする。今度、九州にも来て下さい、と言われる。九州の峠は北海道と違って1本道ではなく色々な道があるという。ただ道路は走りにくいのだとか。

それから、帰りの飛行機がある3日後までは札幌市内のホテルやネットカフェに宿泊した。9月も中旬にもなると、本格的な防寒具がないとキャンプするのは難しい。自転車に大きなトラブルはなかったが、左のペダルがカチカチ変な音がするようになっていた。ペダルが駄目になったのだろうと思って、新しいペダルを買った。しかし、古いペダルをはずそうとしてもネジ山がおかしくなっていて、簡単には外れなかった。

旅の最初の頃、旭川に向かうときに走行中にペダルが緩み、閉め直したことを思い出す。後で調べると、自転車のペダルは基本的には走行中に緩まない構造になっているが、古くなってくると『緩まない構造』が正常に働かず、緩んでくるのだという。緩んだ状態で走行すると、ねじ山に支障をきたすことがある。

強引にレンチで付け替えることはできたので、とりあえず走行はできるだろう。網走でこの自転車も総距離が1万キロになった。ペダル周りはママチャリと同じパーツのようなので、もし駄目になっても変わりの部品はおそらく手に入るだろう。

もし自転車ごと買い換えることになったら・・・今度は安いロードバイクが欲しいかもしれない。

これで、20日間に渡る一夏のロングストーリーは終わり。

最後に言いたこと。

自転車旅をする理由は、面白くて、そして美味しいからだ。たぶん、それ以上の理由はない。

札幌の豊平川河川敷にて。

END

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