北海道を代表するご当地インスタント焼きそばと言えば、東洋水産の焼きそば弁当シリーズ。
シリーズと書いたのは、期間限定のものと定番系を含めて、その亜種が異様に近年多いから。筆者が子供の頃の30年以上前からあるスタンダードなものが一番旨いのだけど、旅行で北海道に行くと何かしら新しい亜種が売っているわけで気になってしまうのであった。
あんかけ焼きそばは地雷?
あんかけ焼きそばという料理があるが、個人的には焼きそばにあんかけはないだろうと思う。食べたこともなかった。長崎の皿うどん的な、九州の方の料理っていうイメージがあるが、北海道では小樽のご当地料理らしい。
いや、全然知らんかったがな。
Wikipediaを引用すると『昭和30年代より小樽市内に広まり、令和期まで小樽市民に愛好されている[1]。2010年代以降には過疎の進む小樽市のPRのため、市民団体により精力的な普及活動が行われており、ご当地グルメとして話題になっている』なんだそうだ。
小樽が札幌の隣でありながらも過疎っているのはわかるし、観光客向けのボッタくり飲食店の多さから観光客にも微妙になっているのは定期的に行くので肌感覚でわかる。でも、あんかけ焼きそばの街だっていうのは全然知らなかったな。
あんかけ焼きそばのインスタント麺とはいかに
そんなわけで、あんかけ焼きそばと縁のなかった筆者が初めて食すのがやきそば弁当になったあんかけ焼きそばである。
実は2020年の夏くらいにも「小樽あんかけ風」という名前で売られているのを見ていたがスルーしていた。小樽が外されて2回目の登場なのだろう。なぜ小樽はハシゴを外されたのだろうか。味が別物だったのかは知らない。
作り方はパッケージでも口うるさく書かれているが、中華スープは付いていなくて、湯切りをした後にお湯を足してあんかけのアンを作る。お湯が普通より多めにいるし、インスタントの割に一手間かかるわけだ。
さっそく食べてみるけど、インスタントじゃないあんかけ焼きそばを食べたことがないけど、普通にやっぱりまずい・・・。個人の好みだろうから、あんかけ焼きそばが好きな人なら評価が変わるかもしれないけど、とろっとしたアンが焼きそばにかかっている時点で個人的には有り得ない味だった。
シメのラーメン的に他のまともなものを食べてからこれを投入したからというのもあるけど、空腹は最高の調味料というから、空腹のときに食べたらまだ食べれた味だったかもとも思う。
教訓はやきそば弁当はスタンダードに勝るものはない! 亜種でリピしようと思ったものが一つもないもの。