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【バブル?】沖縄に増殖し続けるセブンイレブンについて考える

沖縄といえば、長らくセブンイレブンが存在しない県だった。

筆者は北海道の辺境の地にある田舎町で育ったが、30年くらい前の段階で街の一等地にセブンイレブンが出来た。北海道のコンビニと言えば、特に地方ではセイコーマートの存在感が大きいが、セブンイレブンやローソンも割と北海道各地にあるのだ。

話を沖縄に戻すと、沖縄はセブンイレブンが存在しない県だったのである。

2021年現在、各地でセブンイレブンバブル

沖縄にセブンイレブンがなかった頃の思い出がある。

当時、筆者はよく旅先のセブンイレブンのマルチコピー機を使ってLCCの航空券を印刷していたのだが、沖縄に限ってはそれができないので、わざわざネットカフェで印刷したりと一苦労だった。今ではジェットスターもピーチ航空もペーパーレスでスマホの画面でチェックインできるので、沖縄に今さらセブンイレブンができた所で筆者には意味がなかったりする。

沖縄にセブンイレブンが開業したのは2019年7月11日だ。日付に芸を感じるけども、せいぜい「と言っても。那覇の国際通り近辺とかの都心部だけだろう」と高を括っていたら、那覇のありとあらゆるところにセブンイレブンが増殖し続けているのだ。

那覇だけではなくて、中部の北谷や沖縄市、さらには北部の名護にまでセブンイレブンがある。ほぼ沖縄の主要都市にセブンイレブンがあるのだ。沖縄を歩けばセブンイレブンに当たるという感じだ。

ほんの1~2年でこの有様では、沖縄中がセブンイレブンだらけになる日もそう遠くないだろうが、こんなにセブンイレブンが必要なのか疑問に思わなくもない。

都心部なんかだと、ローソンの2件隣にセブンイレブンが出来たり、コンビニってそんなに需要あるのかよ?と思いたくもなる。



沖縄には沖縄らしいコンビニがない

沖縄のセブンイレブンに入ってみたことがあるが、売っているものは内地と大体同じ。セブンイレブンは北海道の道東地方だと名物のスパカツがあったり、その土地にちなんだグルメが売られていたりもするが、沖縄のセブンイレブンはあまり沖縄色がないのが残念だった。

沖縄で地元色のあるコンビニは、消去法でいうとファミリーマートだろう。かつては沖縄にもココストアも沖縄らしきがあった気がする。

と言っても、沖縄の場合は24時間営業のスーパーが多かったり、24時間でなくとも首都圏の住宅街とかより遅い時間まで営業しているスーパーも多いので、地元色を求めるならコンビニよりスーパーに行った方が良い気がする。無理

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旅行者も必見!? 沖縄4大地場スーパー ~勝手に総菜おいしいランキング~

沖縄に通い続けて10何年になる筆者の認知では、沖縄には4つの主要な地場スーパーがある。

そのどれもが特色溢れるもので、旅行者でもぜひ立ち寄って総菜コーナーを吟味して貰いたいものだと思い、独自考察でそれぞれの特色を紹介したい。

1位 サンエー 大型店でイオンにも対抗

大型店・サンエー那覇メインプレイスの外観(3F以上は駐車場)

沖縄企業でありながら、その株価は全国展開する内地企業イオン以上という驚異のサンエー。

那覇のおもろまち新都心をはじめ、沖縄各地の有名スポットに大型ショッピングモールを開業して、沖縄にも進出しているイオンと対抗している。住宅街などにくまなく小型店であるサンエーV21も展開するので、旅行者でも滞在先の近所にどこかしらサンエーがあるはず。

食品業界の全国コンテストで入賞したサバ竜田おにぎり

サンエーはその企業規模を生かして、様々なオリジナル総菜も展開する。その代表が食品業界の全国コンテストでも入賞したサバ竜田おにぎりだ。

総菜のラインナップとしては、沖縄系料理は何でもある。ゴーヤチャンプルー丼、ソーメンチャンプルー、フライドチキンのサンチキ、サーターアンダーギー、グルクルの唐揚げなど、沖縄料理店に行かないと食べられなさそうなものまで大体なんでもある。

北谷の大型店・ハンビータウン。すぐ裏にビーチがある。

ネックなのは総菜の割引率があまり良くないこと。店舗にもよるが、調査時点ではサンエー那覇メインプレイスだと20時半くらいまでは数十円程度の割引シールが貼られるのみ。半額シールが貼られるのは20時半以降だった。遅い時間だと食べたいものが売り切れている場合もあり、半額狙いだとシビアな状況になりやすい。

2位 ユニオン 24時間営業なのはユニオンですから

沖縄では「ユニオンですから」で通る(?)沖縄らしいスーパー。小型店主体で基本的に住宅街に多い。

店舗は那覇周辺だと赤嶺駅近くや美栄橋駅近くの前島店などがある。小型店中心で、ややドン〇ホーテ的な詰め込み感がある。総菜は「ですからチキン」をはじめ、オリジナルメニューも多い。総菜や飲食物は他のスーパーより安く、イオンと比べると同じような総菜でも半額以下の場合もある。

24時間営業だが、夕方などに総菜に割り引きシールが貼られることがあるが、元から安いので食べたいものがあったら、そのタイミングで買った方が良い。住宅密集地の店舗は地元の人に次々と買われていくからである。

ネックなのは時間帯によっては混雑していて買い物しづらいことと、専用の電子マネーカードでしかキャッシュレス支払いできないこと。スマホ決済やクレジットカードは使えない。

3位 かねひで 総菜の美味しさはトップクラス

沖縄企業のスーパーだが、店舗のゆったりした作りや雰囲気は、内地のスーパーにやや近い気がする。

那覇中心部だと、壺川駅の付近や旭橋駅からずっと西に行ったあたりにあるが、割と探さないと見つかりにくいのがネック。タコライス系など沖縄系の総菜が情実していて、夕方18時台くらいでも運が良ければ半額にありつける場合がある。

滞在先の近くにかねひでがあったら、ぜひ立ち寄ってみよう。那覇以外にもある。

4位 りうぼう デパートをはじめ、比較的大型店が多い

沖縄に現存する唯一(たぶん)のデパート

国際通り入り口あたりに、沖縄唯一のデパートりうぼうも運営している。地下に食品売り場あり。

デパート以外だと、おもろまちや栄町(ゆいレール安里駅が最寄)などに大きめのスーパーがある。24時間営業の店は総菜の割引タイミングの見極めが難しい。総菜はデパ地下のものだと高級志向で、あまり沖縄らしさを感じないのが微妙なところ。

番外編 イオン、マックスバリュー、ビッグなど

こちらは沖縄地場企業ではないが、イオン琉球という沖縄専用(?)の別会社が運営しているので、ついでに紹介。内地でイオン系の店を利用している人は寄ってみると良い。

那覇だとゆいレール小禄駅直結で大きいイオンがある。総菜は内地と微妙に違っていて、上記のような沖縄地場スーパーには正直負けるものの、内地のイオンとは微妙に違うラインナップだったりする。

トップバリュー系のアルコールやソフトドリンクも内地と同じ値段で売っているので、WAONを使ったりオーナーズカードを使いたい人は、まとまった買い物はイオン系の店ですると良いだろう。

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【無料】那覇の沖縄郵政資料センターを見学してきたぞ

那覇の沖縄郵政資料センターを見学してきたぞ。

沖縄に通って15年以上になるが、街中にあるけど意外と全く存在を知らなかった。とある沖縄に移住して失敗したという人のブログを拝見して知ったので行ってみた。

それは那覇中央郵便局2Fにある

ゆいレール壺川駅近くの那覇中央郵便局2Fにある。外観はこんな感じ。普通の郵便局にしか見えず、特に博物館的なものがあるとは書いていないので、入る前にスマホで情報を2度チェックしたくらい。

壺川駅徒歩1分くらいで近いが、一般観光客が乗降する駅は次の旭橋か県庁前くらいからなので、壺川駅は観光客には微妙にスルーされる気がする。そもそも一般観光客はレンタカーの人も多いし、2~3泊くらいの短い滞在だと貴重な滞在時間を潰してまで、ここを見学しようという人はいないはず。

郵便局に入ったら、勇気を出して2Fに進もう。大きい郵便局なので1Fは人が何人かいるだろうが、2Fに行く人はいないかもしれないが大丈夫。

2Fはこの博物館しかないので、博物館に用事がある人以外は行かないだけなのだ。

無料ゆえに宣伝されていない気がする

一応、公式サイトはあるが、沖縄の施設というよりは東京の郵便局本部(?)が管轄している気がする。

沖縄にはこういった微妙な知名度な無料の博物館などの観光施設がいくつかあるが、無料ゆえに観光客の目に入る媒体などに広告が打たれたりはしないので、マニアックな観光客や事情通の人しか行かない気がする。

実際、筆者が訪れた時も見学者は他にゼロ。郵便局関係とかのOBみたいなおじいさんが受付にいたが、「郵便関係の仕事をしている人?」などと言われた。それくらい一般の観光客は来ないのだろう。

戦前戦後の沖縄の郵便事情が学べる

無料ゆえに展示は切手とかの小物や書類などシンプルなものが多い。

最近の有料の博物館とかみたいに巨大な展示物があったりはしないけど、戦前戦後の沖縄の郵便事情を学べる施設となっている。見学時間はじっくり解説を読めば1時間以上くらい。

平日の日中しか開いていない公務員みたいな施設だけど、沖縄旅行で天気が悪かったり、色々疲れてしまった時にのんびり見学できる施設なので、知っておくと良いかもしれない。