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【PS4】「フィリスのアトリエ」ゲームレビュー、プチ攻略指南(ネタばれあり)

PS4「フィリスのアトリエ」のゲームレビュー、プチ攻略指南、ネタばれあり。

PS3時代のアトリエシリーズはロロナとかトトリとかやったけど、そういえばPS4時代のアトリエは初めて。

基本的にアトリエシリーズはキャラが違うだけで、見習い的な錬金術師の女の子がプロ(?)の公認錬金術師を目指すようなゲーム内容。

似たり寄ったりな内容なので、最近は積極的にプレイしたい気がおきなかったけど、訳ありで入手したためプレイ。

クリアまでのプレイ時間は10時間~くらい(?)

いやいや、ちょっと待てと思うけど、俺の知ってるPS3時代のアトリエだと、結構ガチでRPGしてて、それに加えて錬金術というやつでアイテムを合成したりするストーリーがあるから、もっとボリュームがあった気がするけど、フィリスのアトリエはメインストーリーを追うだけだったら10時間台弱でクリアできる気がする。

マップはうわさ通り広くて、プレイ時間に縛りがあるから初回プレイでは隅々まで巡ってサブクエスト的なものを回収するのは難しいと思う。

マルチエンディングだけどプレイヤーの知識が試されるw

エンディングはたぶん、バッドエンド、ノーマル、トゥルーエンドの3種類くらいあって、何の気なしに適当にプレイするとバッドエンド直行確実。

なんといってもエンディングの分岐はゲーム内のキャラの能力とかじゃなくて、むしろプレイヤー自身の「フィリスのアトリエ知識」と、プレイヤー自身の錬金術師としての腕前で決まるから。

例えば「〇〇のアイテムを合成するのに必要な素材は?」みたいな4択問題を20問も解かないとならない。適当に緩くやってたもんだから全然わからなくて余裕でバッドエンド直行して悲しかったわ。

だって、そんなの暗記しなくてもゲーム中では自動で必要な素材が表示されるし、なんなのこの仕様は。

バトルの存在感が薄い、とっても薄い

アトリエシリーズはRPGで普通にFFシリーズみたいにフィールドで敵キャラと出会ってバトルになるんだけど、メインストーリーの中で中ボス的なキャラと戦う場面が基本的にないし、普段のザコキャラにしてもシンボルエンカウントで全部避けることが可能。

クリア(バッドエンドだけど)までバトルらしいバトルをしたことはなく、キャラの3Dのキャラデザインはよくできている方だけど、バトルには面白味は感じなかった。

バトルに参加させられるサブキャラ的な人は多いけど活用できなかったし、やり込みすると楽しくなるのかなぁ。クリアまで主人公のレベルが10くらいだったんだけど。

ゲーム序盤から最終目的を知ってるのが大事

面倒だから攻略サイトを見ながらプレイしたけど、いまいち、ゲーム序盤からそのあとに何をするのかとうのが見えてこなかった。

ゲーム序盤は洞窟の中みたいな太陽の見えない村(?)で主人公は暮らしているけど、「腰が痛い」とか「具合が悪い」と言っている村人を助けると、洞窟みたいなところから外の世界に行けるようになる。

1年限定で外出を許可されるけど、その間にプロの公認会計士・・・じゃなかった、公認錬金術師にならないといけない。

で、公認会計士になるには、この世界で一番都会っぽい試験会場みたいな町にはるばる歩いて辿り着くのが目的だけど、道中で他の公認会計士から最低3枚の推薦状を貰わないといけないのだ。

つまり、最後の町に辿り着いても推薦状が最低3枚ないと「出直してこい」と言われる。まぁ、いつでも過去の町に戻ることはできる緩いシステムなんだけどね。

推薦状集めは序盤からやるのが大事

すでに公認錬金術師として活動しているから貰わないとならないんだけど、特に錬金術師の業界で有名な人から貰うとかじゃなくて、主人公の地元の近くにある町だったり、道中で偶然訪れた町にたまたまいた見ず知らずの公認錬金術師に書いてもらうことになる。行き当たりばったりすぎるな。

その町で「牛が逃げたから捕まえこい」とか「隣の店屋で普通に売ってるアイテムを買ってこい」とかのしょうもない依頼を解決して、公認錬金術師の人に気に入られると推薦状が貰える。

道中の中盤の拠点となるフルスハイムという港町があるが、フルスハイム前に2枚、フルスハイムで船を造って別の大陸に渡ってなぜか戻ると1枚、フルスハイム以降の後半に2枚貰える。後半のは難易度が高いらしいが、レベル10だし敵が強そうなところには行けないのでよく知らない。

町の人もストーリーに関わる人もそっけない

町にはモブキャラ的な町人や行商人とか、ストーリーに関わるキャラとか多いけど、どうでもいい話ばかり繰り返したり、ストーリーに関わるヒントが貰えそうで貰えないことが多い。

町では時間が朝~夜とすごいスピードで移り変わってくるけど、シェンムーの如く、特定の場所に日中の間に訪れないとならなかったり、一部、フラグ立てがわかりにくい箇所があった。

基本、適当にぶらぶらしていれば解決するけど、ヒントがわからず、同じようなことしか言わない町の人とかに嫌気が差しそうになった。

拠点間を移動するには部分的にファストトラベル(LPという探索の体力的なものは消費する)もあるけど、基本的には歩いて行かないとならないので過去の町に戻るのは面倒っちい。

あまり機会は多くないけど、特定の素材を探すために大幅に移動しないとならないことがあった。木材系の素材とか似ているものばかりでどこにあるのかわかりにくかった。

なんといっても公認試練が鬼畜過ぎた

自分はアトリエシリーズにそんなに思い入れはないけど、ラストのプレイヤー自身のアトリエ愛を試される4択の試験にはがっかりした。

アトリエ愛がないと得点を稼ぐのは無理だし、道中に中ボス的な存在がないためにバトルは全面回避できるだけに、ラストの試験でバトルの能力的なものを試されるのも唐突感が強かった。

バトルはおまけ程度なのかなと思ってたら、最後の最後のバトルの能力を試されてバッドエンドとはね。7点/100点という成績だったよ・・・。筆記試験は適当に答えて2問しか当たらなかった。

ゆる~くプレイさせておいて最後に叩きのめすゲームだったね。ノーマルエンド以上だとクリア後に世界の探索が続けられるそうだけど、バッドエンドはゲーム終了になってしまうから、バッドエンドになりたくない場合は真剣にプレイした方がいい。

実はノーマルエンド以降が本当の冒険(?)

フィリスのアトリエはバッドエンド直行でプレイしているとクソゲーにしか感じないけど、実は公認錬金術師に合格してからは楽しい冒険が待っているらしい。

なにしろ、合格までの旅はせっかくの広いフィールドも時間制限のためにゆっくり散策できないし、バトルも必然性を感じないから避けてしまいがちで、まるでRPG感がなかった。

せっかく加入したドロッセルという巨乳ボインキャラとの絡みも道中全くないし、可愛いロリキャラが登場してもイマイチ盛り上がりにかけるのが合格前までの話。

合格したあとは時間制限が撤廃されて、さらにイベントが複数用意されていたり、ファストトラベル的な方法が解禁されたりするらしい。

一発逆転!! ド素人でもサクッとノーマンエンドでクリアする裏技

アトリエシリーズのド素人であるワタシやアナタが適当にノホホンとプレイしてしまうと、まず試験に合格できないわけだけど、色々調べた結果、一つだけ一発逆転できる方法があった。

裏技というわけでもないが、それは「品質999の蒸留水を事前に作っておく」ことである。

だがしかし、ノホホンと試験会場までやってきた初心者クンにはどうやったらそれを作れるのかわからないと焦るはずだけど、攻略サイトなどで「品質999蒸留水」とかって調べたら作り方はなんとなく載っているはず。

基本的に店売りで手に入る素材だけで、数十分から1時間くらいで作成できる。それでも錬金術の特性引継ぎとかのシステムを大体理解していないとならないけど、そこは少し勉強すれば何とかなるはず。パズルもちゃんとやらないと特性引継ぎがうまくできないよ。

コツは水っぽい中間素材みたいなやつに特性を移行させて、何度か品質が上がるループを発生させること。4~5回くらいループさせれば、それだけで最強の蒸留水の出来上がり。

事前準備が済んだら、それを試験会場に持ち込んで「レヘルン」という爆弾みたいなやつを実技試験1で作るだけで合格ラインに達するはず。他の試験は得点0でも大丈夫。こんなザルすぎるクソ試験で一生モノの士業の仕事に就けるなんて羨ましい世界だけど。

その後に控えている他の錬金術師とのバトルには初心者じゃまず勝てないだろうけど、合格は合格なので、ノーマルエンドで時間制限が撤廃されたハーレムみたいな世界を巨乳ボインやロリっ子たちと楽しく冒険できるようになるぞ。

コネタ

現存する最安値(?)ポータブルCDプレーヤー「AudioComm CDP-850Z」の音質レビュー

年末に近い11月の寒い時期になると去年は中古のレコードプレーヤーを急に買ってしまったり、なぜだかちょっとレトロなオーディオに目が向いてしまうらしい。

近年は音楽鑑賞と言えば家でも外でも圧縮音源が主流。ヤングだとCDで音楽を聴いたことがなかったり、そもそもCDプレーヤーを持っていなかったりするはずで、筆者にしても数年前にaiwaのポータブルCDプレーヤーを処分してからは、オーディオ機器としてのCDプレーヤーは持っていなかった。

そんな背景があったわけだが、ふと急に「音楽を聴くならやっぱりCDで」とか「乾電池一つで動くポータブルCDプレーヤーこそ、ピュアに音楽を視聴する最適解だ」というメッセージを宇宙から受信したのである。

令和のご時世、CDプレーヤーは絶命危惧種

DVDとかは全然現役で新作の映像ソフトの記録媒体として使われているけど、コトがポータブルCDプレーヤーになると現行製品は限られている。

aiwaのポータブルCDプレーヤーなんて、もう新品では売られていないし、ポータブルCDプレーヤーを手掛けているメーカーが少ないのだ。だって、わざわざ買わなくても、もっと小型で色々なことができるスマホがポータブルCDプレーヤーの代用になるのだから。

語学学習用としては需要があるらしい

電気店やホームセンターなどに行くと、現行製品としてよく目にするのはパッケージ的に語学学習用としての利用者にアピールした製品だ。特定の部分をリピート再生する機能とかが充実しているっぽい。

ほら、英会話とかの本によくCDが付いていたりするでしょ。

あれをPCに取り込んでスマホに転送して・・・って結構な手間だったりするし、そもそも語学学習を一番やっているであろう若い世代はCDプレーヤーを持っていなかったり、今どきのPCには光学ドライブがなかったりするから、語学学習用としてポータブルCDプレーヤーが生き残る理由がわかる気がする。

最安値価格帯だったのはAudioComm CDP-850Z

世の中をくまなく調べ周ったわけではないけど、家の近所をざっと見て周ったらAudioComm CDP-850ZというポータブルCDプレーヤーが最安値だった。

家電店では在庫処分(悲しい)で2千円台前半だったり、リサイクルショップで中古良品っぽく見えるやつが1千円台弱だったりした。

語学学習用として売られているから、あまりオーディオ機器としては音質とかどうなのかな~と疑問に思いながらも、試しに買っても後悔しない値段だと思って買ってみた。

記憶の範囲では、昔持っていたaiwaのCDプレーヤーは4千円くらい(?)だったのに音質はすごくよかったのである。暗い部屋で目を閉じてイヤホンで聴くと、コンサート会場にいるようだった。

気になるAudioComm CDP-850Zの音質

じらしても仕方ないので結論を言うと、音楽鑑賞用としてはホワイトノイズ(何も音が出ていない時のサーっというノイズ)が気になるし、オーディオ機器としては厳しいかなぁという音質だった。

イヤホンが付属するがどう考えても高音質に見えないので、1万円くらいのオーディオテクニカの音楽制作用のモニターヘッドホンで視聴した。

語学学習用としては全く問題ないレベルの音質(使い勝手は知らない)ではあるけど、オーディオ機器として音質がどうの~と語るにはちょっとエネルギーの無駄に感じられる。安い価格帯のインスタントラーメンの麺について語るようなイメージだ。

世間的には今どき珍しい高音質の圧縮無しCD音源を聴いているはずだけど、SONYのウォークマンで192Kbpsに圧縮したMP3音源の方がずっとずっと高音質に聴こえる。

低音~高音までの情報量はCD音源の方が圧倒的に多いはずなのに、128kbpsくらいのMP3圧縮音源のように聴こえてしまうのだ。きっと、オーディオ部分のアナログパーツがあまり良いものではないのだろう。

まぁ、それでも値段を考えれば、乾電池だけで動くノスタルジーなアイテムとしては楽しめるかなと思えたのが救い。

スマホやウォークマンだったら選曲は一発だけど、CDだとディスクを入れ替える手間とか音飛びとかもあって不便だけど、ノスタルジーを感じるアイテムとしては楽しいような気がする。

音質重視の場合は正直、別の製品をあたった方がいいと思うけど、aiwaのCDプレーヤーは処分しなきゃよかったなぁ。

病気と健康

【イガイガ感】コロナやコロナ後遺症で喉が辛い時に試したことまとめ

画像はイメージです

コロナやコロナ後遺症で喉のイガイガ感や痛み、腫れのような症状で辛い時に個人的に試してみたことのまとめ、自分用メモ。

素人の独自考察であり、医療情報や治療情報ではないことに注意。

ただ、個人的な経験ではコロナやコロナ後遺症は、内科の看板を出しているクリニックでさえ堂々と「うちは診察しません」とか「ヨソをあたってくれ」と診察拒否する場合が多々あり、近隣のクリニックや病院では診察を受けられなくて、自分で何とかしないとならない悲しい状況があるのも事実。

体質や病状などにもよるけど、近い状況の場合はもしかすると少し参考になるかもしれないので共有するものの、ご利用はあくまで自己責任でお願いします。

飴、のど飴(食品)、のど飴(医薬品)、トローチ系など

スーパーやドラッグストアなどで売られている飴やトローチ系は数多くの種類を試したけど、喉が(一時的に)楽になるものと、逆効果になるものがあった。

結論的に効果で言えば、

のど飴(医薬品)= トローチ系 > のど飴(食品)

であり、のど飴として売られていない普通の飴(キャンディー)は後から喉のイガイガ感が増して来たことが多々あり、喉が痛い時には逆効果だと思った。それぞれの詳細や代表的な商品は以下で述べる。

のど飴(医薬品)の一例

・ヴィックス メディケットドロップ

コストパフォーマンスが比較的よく、喉のイガイガ感が強い時に助けられたのがVICKSという医薬品ののど飴。普通の飴と変わらないような味で、のど飴っぽくないけど効果は確かで効き目を実感するのが早かった。

トローチの一例

・龍角散 ダイレクト

トローチ系も色々試したけど、効果に即効性があったのが龍角散ダイレクトというトローチ。のどの違和感が強い時に喉を楽にしてくれた。個包装で持ち運びしやすいのもオススメポイント。

のど飴(食品)の一例

食品としてスーパーなどの飴コーナーで売られているカテゴリーの商品だと、龍角散の喉飴が頭一つ上だった。ただし、医薬品カテゴリーのVICKSより薬っぽい味がする。

医薬品カテゴリーの喉飴と違って、舐める回数が特に決められていないのと、低価格なのが特徴。イガイガ感が特に強い時は効き目はあまりないので、イガイガが小程度の場合にオススメ。

VICKSにも食品カテゴリーの喉飴もある。イガイガ感が小さい場合はオススメ。

蜂蜜が喉に良いという話を聞いて、蜂蜜だけで作られた飴や、マヌカハニー(という蜂蜜の一種?)の喉飴も試したけど、可もなく不可もなくという感じだったものの、一応紹介。

うがい薬、塩水うがい

耳鼻咽喉科や内科で診察を受けるのがベストだけど、ある耳鼻咽喉科のクリニックで言われたのは痰が多くて喉がイガイガする時は「水(個人的にはぬるま湯がよかった)を多く飲む」のが重要であり、うがいは喉の表面(?)しか効果がないから、特にうがいを多くすれということは言われなかった。

クリニックでは特にうがいをするようには言われなかったけど、ポピドンヨードのうがい薬の場合は薄めに使ってうがいをするのは良いように思う。たまたま家にあったから使っていたが、特にイガイガ感が使い時は濃くすると刺激が強いから避けるようにしていた。

うがい薬の例

・新コルゲンコーワうがいぐすり

ポピドンヨードではなくて、セチルピリジニウム塩化物水和物が主成分のうがい薬。個人的にはポピドンヨードより喉に優しくて、適度にスッキリさせる効果があるように思う。

塩水でうがい

なんてことはない、500mlの空きペットボトルに半分くらい水道水を入れて塩を3ツマミくらい薄く入れて作る。

海外の医者や色々なところで塩水うがいは推奨されているし、実際に喉が楽になるような気がした。気軽に低コストで行えるのもオススメポイント。出かけるときに持参すると安心感が増す。

のどスプレー系(アズレン、ポピドンヨード)

のどスプレー系の商品はドラッグストアでよく見かけるけど、のどのイガイガ感が特に強い時は刺激が強すぎて逆効果になるように感じた。中~小程度のイガイガ感の時には使えるものの、特にポピドンヨードののどスプレーは刺激が強いように感じるので、個人的にはあまり好まない。

のどスプレーは大きく分けると主要成分の違いで、アズレンスルホン酸ナトリウム(この記事ではアズレンと表記する)を使ったものと、うがい薬でもよく見かけるポピドンヨードを使ったものがある。前者の方が値段が高く刺激がマイルド。イガイガ感が中以上の場合は、使うならアズレン系が良いと思う。

刺激と味の違いはわかるが、効果の違いは特に実感できなかった。

トローチや飲み薬と成分が被る場合もあるが、個人的にはスプレー系で劇的にのどが楽になった気はしないけど、体質や症状によっては効果があるのかもしれない。病気の治療というより、カラオケとかで声を出しすぎたとか、そういう時に使うイメージがある。

アズレンスルホン酸ナトリウム系

比較的、価格が高い商品が多い。喉への刺激がポピドンヨード系よりマイルドな気がする。

ポピドンヨード系

比較的、低価格な商品が多いが、喉への刺激は強め。イガイガ感が強い場合は悪化させる気がする。

鼻うがい

鼻うがいは喉の違和感やめまいなど、特にコロナ後遺症の症状がある場合に有効とされているらしい。

なぜなら、コロナや風邪のウイルスは鼻の奥の方にある「上咽頭」という場所に感染して炎症を起こすという認識で、鼻うがいによって炎症部分を改善することが期待できるからである。ちなみにガラガラ~っとする「口うがい」は日本ではよく行われているものの、世界的にはあまり行われていないらしい。

喉というのは体の中でも微妙な部分であり、本当は「上咽頭」のあたりが炎症を起こしているのに、脳が錯覚して喉の下の方(口の奥あたり)に違和感を感じる場合があるということを鼻うがいを勧める本に書いてあった。

筆者も騙されたと思ってやってみたが、耳鼻咽喉科で出された薬を2か月飲んでも改善されなかった喉のイガイガ感が1週間くらい鼻うがいするだけで、かなり軽減されるというくらい効果があった(あくまで個人的経験)。

今まで鼻うがいなどやったことがなかったが、ドラッグストアなどで売られている鼻うがいのキット商品を使うと、手軽かつ確実に鼻うがいすることができる。

鼻の中に水を入れるというと「痛い+怖い」イメージがあると思うが、それは風呂とかの水道水の場合。人間の体液と同じ0.9%の塩分濃度であれば、ほとんど痛みはなく、むしろこんなに気持ちのいいスッキリするものが世の中にあったのか・・・と思えるくらい楽しんで鼻うがいをやっている。

自分で0.9%の塩水を作ったり、ドレッシングのボトルとかで代用品があれば専用商品を必ずしも買わなくてもよいが、最初は専用商品を使うのが安心で手っ取り早いと思う。

鼻うがいの回数は風邪などの予防目的だと1日2回が標準とされるが、治療目的だと1日6回くらいでも支障ないらしい。自分で塩水を作ってやる場合は1%~2%くらいの間で少し濃いめの塩分濃度の方が効果的らしい。

市販品だと筆者も使っているオススメ商品は下記の鼻うがいキット。

NeilMed サイナスリンス

専用のボトルにぬるま湯を入れて、1回ごとに分けられた洗浄液の粉末を入れるだけで鼻うがいがすぐにできる。

ボトルが付属したスターターキットと、補充用の洗浄液の粉末(サイナスリフィル)だけの商品がある。ドラッグストアにも売っていることがあるが、大抵はネットで買う方が安い。

ミサトール リノローション

喉のイガイガ感に直接効くかは自分ではまだ検証できていないけど、医者が書いた上咽頭関係の書籍やブログで効果があると紹介されていた。特に後遺症の場合に効果がありそう。

梅のエキスのようなものを鼻に数滴垂らすようなやつで、不思議と鼻うがいよりもツーンとしない。鼻うがいと組み合わせるとより効果的らしい。

医薬品カテゴリではないので病院で処方されたりしないし、そのへんのドラッグストアでも見かけたことはない。

ネットだとYahoo!ショッピングと楽天市場で売ってるのを見かけた(記事執筆時点)。専用の注入キットと梅エキスの洗浄液を別々に買う必要がある。

飲み物系で喉に良いもの、悪いもの

ネットの情報や巷で言われている喉に良いとされるものを色々試したけど、個人的には良いものと悪いものがあった。

しょうが湯

イガイガ感が特に強い時は刺激が強くて逆効果に感じて飲むのを辞めたというか、飲むことができなかった。イガイガ感が中~小程度の場合は効果的だと思う。

スポーツドリンク系

体液の成分に近いからか喉のイガイガが強かったり、味覚が微妙な時でも安心して飲むことができた。

常温とか温めて飲んでも美味しい。粉のタイプならお湯で割ったりもできてオススメ。

レモン味のスポーツドリンクは大抵はビタミンCが多めに入っていて、喉が炎症しているような時には特に良い。

喉がイガイガする時にオススメの食品

イガイガの度合いにもよるが、特にイガイガ感が強い場合は水分も一緒にとれるような流動食に近いものが食べやすかった。

粉っぽいもの全般や、カレーなどスパイスが効いたもの全般は喉が刺激されて悪化することが多かったので避けることが重要。お粥が好きな人はお粥でもいいけど、自分はあまり好きではないので以下のようなものを好んだ。

お茶漬け

白いご飯は別途炊いておく。喉がイガイガする時や体の状態が悪い時でも、安定の味で食べることができた。

鶏飯(けいはん、奄美大島の地元料理)

奄美大島グルメでレトルトでも雰囲気を楽しむことができる。本物とは少し違う(?)けど、お茶漬けライクで楽しめる。

カロリーメイト系

ごはんを食べる気力、体力がない時でも食べやすい。喉に詰まらないように水やぬるま湯と一緒に食べるとよい。

ゼリー系食品

こちらも食べる気力がない時用。栄養分と水分を補給できる。

喉がイガイガする時のサプリメント

一般的に言われているのは風邪や喉の痛みに効果があるのはビタミンCで、海外の医者が言うには喉が痛む時は大量にとると良いということ。

普通の食品でビタミンCを大量にとるのは現実的ではないが、サプリメントや錠剤だと低価格で大量にとれる。大抵は1,000mgが目安となっているが取りすぎるとビタミンCは取りすぎると下痢をするので注意。

ちなみに、多くの生き物はビタミンCを自分で生成できるが、我々人類(というか霊長類)は生きていくのにビタミンCが必須なのに、自己生成できないために外部からとる必要がある。

あくまでサプリメントは栄養分なので、飲んだからと言って急激に症状が良くなるのを実感したりすることはないものの、気持ちの問題(?)の方が大きい気がする。

亜鉛や鉄、マルチビタミン系も皮膚や粘膜の健康に関わるとされる。

喉がイガイガする時の飲み薬(市販薬、漢方薬など)

なぜ最後の方に飲み薬の項目を持ってきたかというと、個人的には耳鼻咽喉科で喉のイガイガを訴えても喉の痛み止め系の薬を処方されなかったからというのがある。

クリニックや先生の考え方にもよると思うけど、喉の痛みやイガイガの原因になっているウイルスか何かが解消されない限り、本質的には喉のイガイガも治らないのではないかと思っている。

ただ、喉の痛みに効くとされる市販薬は沢山売られているので紹介。

ぺラックT錠

トラネキサム酸が主成分でカンゾウ乾燥エキス、ビタミンなどが配合されている市販薬。

トラネキサム酸は病院で喉の痛みを訴えると処方される定番(?)の薬の成分なので、処方薬に近い効果が得られるような気がする。喉が特に辛い時に飲んだら1時間くらいで辛さが和らいだ。

なぜトラネキサム酸が処方されなかったか謎だが、処方薬の方が市販薬より成分が多くて保険が使えて安いので、ズバリ病院で「トラネキサム酸の薬を出してくれ」と言える人は言うと良いのかもしれない。ただし、前述のようにコロナやコロナ後遺症のような場合は原因が治らないと喉のイガイガも解消されない気がする。

クラシエ 銀翹散(ぎんぎょうさん、漢方薬)

割と売っている店が多い漢方薬で1千円くらいと安価。

喉の痛みをはじめ、風邪っぽい諸症状全般に効果がある。漢方薬は西洋の薬と違って飲んですぐ効くというより、じわじわ時間をかけて効いてくるイメージ。大抵の市販の漢方薬は成分というか量が控えめなので、すぐに効き目が実感できない場合が多い気もする。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう、漢方薬)

クラシエやツムラから市販薬と処方薬が存在する漢方薬。イガイガというか、「梅干しの種が詰まったような」とか「何かが張り付いたような」と形容される喉のつかえ感の解消や、ストレス低減などに効果があるとされる。最近だとコロナ後遺症で処方されることがある漢方薬の一つ。

処方薬の方が量が多くて保険が使えるから安いけど、漢方薬を出してくれる医者と出会う必要がある。処方箋も出して貰っても置いている調剤薬局が少なかったりするので注意。

市販薬は大きいドラッグストアなどで普通に売っていたり、ネットが買うことができる。

痰が絡む場合の飲み薬(処方薬、市販薬)

コロナのオミクロン株の後遺症で多いのが痰が絡むという症状。

痰が絡む場合は内科や耳鼻咽喉科などで出される処方薬のカルボシステインやアンブロキソールという去痰薬が有効。定番の薬なので痰が絡む場合は大抵出される。カルボシステインは体質のためか、時々、副作用でお腹がキリキリ痛くなる場合があった。ジェネリックで安いので1か月分でも1千円弱程度(3割負担の場合)。

去痰の市販薬の例

病院にかかれない場合は若干割高にはなるが、市販薬でも同じような成分の薬が売られている。

ただ、明らかに痰がイガイガの原因の気がする場合はともかく、喉のイガイガの原因がはっきりわからない場合や、長期間に渡って痰が続く場合は診察を受けた方が良いように思う。

と言っても、痰とイガイガ感が辛くて、ある耳鼻咽喉科にかかった時は「よくある普通の風邪」「薬なんて必要ないくらい」「気持ちの問題(えっ? 気持ちの問題で痰が出るのですか?)」みたいな対応だったので、病院にかかるのもむつかしい・・・。

お断りと免責事項、メッセージ

冒頭の記述の通り、当ページの情報は個人的な経験と考察によるものであり、医療情報や治療方法の提供ではないことに留意。当ページの情報を利用しての一切の不都合に責任は負わない。

本当はどう考えても信頼できる医者にかかるのが一番だけど、世の中には診察拒否はもちろんのこと、「コロナはただの風邪」とか「気持ちの問題」と言い切る医者もいるので、誰かの参考になればという思いで記述した。

ただ、筆者自身がコロナやコロナ後遺症を自分で経験しているので、コロナや後遺症にかかった経験がない「コロナ診察拒否」をする医者などよりも、個人的には詳しいような気がしないでもない(?)。

今現在、闘病中で苦しんでいる方には、きっと良くなる、止まない雨はないと言ってあげたい。自分もそんな気持ちで闘病している。